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Keishi Tanakaが思う自分の居場所
シングル『One Love』リリース
『BREATH』ツアーが教えてくれたこと

今年5月、4枚目のアルバム『BREATH』をリリースし、現在『BREATH RELEASE TOUR』を全国15箇所で開催中のKeishi Tanaka。ツアー前半戦の対バンライブが終わったところで、新曲『One Love』が届いた。ピアノと歌声のみで奏でられる、“居場所”を歌った感謝と愛の歌。9月25日、ストリーミング配信でリリースされ、10月5日から始まっているツアー後半戦のライブ会場では、『One Love』を含む3曲入り(3曲全てに“Love”がつくという粋な盤)のCD盤、曲への想いを綴ったブックレット、ミニポスター、ステッカーとともに『A SONG FOR YOU vol.1』という形で会場限定で販売される。なぜツアー真っ只中のタイミングで新曲をリリースするのか、そこにはどんな想いが込められているのか、今のKeishi Tanakaはどんなモードなのか、質問をぶつけてみた。

想いを込めた曲を、丁寧に、スピード感をもって届けたい
 
 
――まずリリース形態のお話をお聞きしたいのですが、2018年3月にリリースされたシングル『This Feelin’ Only Knows』以降、先に配信してからCDやアナログでリリース、という方法が多いですよね。
 
「最近はシングルではそうですね」
 
――『This Feelin’ Only Knows』の時、“シングルで意思表示できたのは良かった”とインタビューでおっしゃっていたのを目にしましたが、今回の『One Love』もその流れを継いだものですか?
 

 
「『This Feelin’ Only Knows』の時と、大きく言うと一緒です。想いをすぐ皆に聴いてもらえるのが、配信の良いところ。『This Feelin’ Only Knows』の時も環境を変えて、新しい挑戦をする決意表明を歌ってるので、その時期に聴けるのが1番説得力がある。今回に関してはまだ『BREATH』のリリース中なんですけど、『One Love』はツアー前半で思ったことを歌にしてるんですよ。だからツアー中に、この夏を思い出して聴いてほしいと思ったんで、配信という手段を使いました」
 
――CDでのリリースは?
 
「CDはライブ会場のグッズというレベルで面白いことできないかなと思って、『One Love』の他にライブ音源が2曲入ったCDと、少し大きめの歌詞カード、歌詞の他に思いが綴られたテキスト、ミニポスター、ステッカーがついたパッケージです。今までよりもグッズとしての感覚が強いかもしれないですね」
 
――なぜその形をとったんですか?
 
「もともと配信限定と言ってもいいぐらいの想いで作ってたんですけど、CDで聴く人たちを置いていかないためには、やっぱりCDも作った方がいいなというのと、ライブ会場限定ならグッズっぽい方がいいかなって単純な理由です」
 
――配信リリースしてからフィジカルを出すパターンは、Keishiさんには合っていた?
 
「そうですね。シングルは当分それでいこうかなと。企画自体に『A SONG FOR YOU』ってタイトルをつけて、シリーズ化していこうと思ってます。1曲出す時にCDを作って、おまけの音源をつけて、パッケージする新しい企画ですね」
 
――なるほど。
 
「今回は今までよりもさらに丁寧に想いを届けようとしているかもしれないです。いろんな想いを行ったり来たりしてるうち、1曲ずつシングルで出すなら、その想いや意図をしっかり丁寧に伝えていきたいモードになりました」
 
 
 
音楽を作ってライブができることが全て
 
 
――ここ最近は、レーベルを通さず自分で出すという形を取られてますね。
 
「まあ事務所はあるので、全部自分でやってる感じではないんですけど。戦略的にレーベルを通さないわけではなくて、わからないんですよね。CDがどうとか、ストリーミングがどうとか、今後どうなっていくとか、ほんとは色々調べてやるのがいいんだろうけど、そこまでの余裕がないし、ほんとに早いペースで変わっていくものだから、あんまり気にしてもしょうがないかなというのが正直なところで。その時々に思った感覚で出していきたいし、今はスピード感に重きを置いているので、作ったものをすぐそのまま出せる形が良い。だからあまり人を介さずやるのがシンプルでいいかなと思ってるだけで、今後もそうしようと決めてるわけでもないし、レーベルを通さないことに、深い意味はないですね」
 
――“自分にとってレーベルのどの部分が必要か知りたかった”、とも以前おっしゃっていましたが、答えは出ましたか?
 
「その辺はまだよくわかってないですね。レーベルが必要ないと思っているわけではなくで、あるにこしたことはないんだろうけど、契約すればいいってもんではないと思ってるので、良いタイミングでピッタリきたところと契約すればいいかなと」
 
――直感に任せてベストなやり方を探しているんですね。
 
「音楽を作ってライブができることが全てなので、それができれば問題はないかなと。それでももちろん広く伝えたいので、色んな人の応援や助けを借りているのも事実ですし。誤解してほしくないのは、活動や届ける先を限定していきたいわけではないんです。あくまで今の直感がたまたまそうだっただけで、今後大きなレーベルから出すこともないとは思わないし。これから1枚目を出す20歳のタイミングだったらもうちょっと色々考えるだろうけど、今のこの状況で戦略などを考えることの方が、時間がもったいないかなって。それを誰かが考えて、僕にバレないようにうまく導いてくれないかな(笑)」 
 

 
 『One Love』は原石みたいなもの

 
――『One Love』は“居場所”がテーマだそうですね。
 
「はい。会場限定CDのブックレットにも書いたんですけど、これまでのように自分の居場所を自分で作るやり方で、『BREATH』を出して、ツアーを仕掛けて。ただ、いざツアーが始まってみると、自分で居場所を作ってるつもりでも、“作ってもらっている”とステージ上で感じることがあって。それはお客さん、メンバー、スタッフ含め。自分で居場所を作ることは大事だけど、作ってもらうことも一方で必要なことだなと。その優しさや温もりがあるから、またやっていこうと思えるんですよね」
 
――うんうん。
 
「で、自分がそう思うってことは、僕が作った居場所が、誰かにとっての“作ってもらった居場所”になる。僕も自分の居場所を作りながら、皆の居場所も作りたい。そういうふうに回っていけたらいいなと思ったのがこの歌のテーマです」
 
――具体的なキッカケはあったんですか?
 
「“これ”ということではないんですけど、漠然とした、ステージに立った時の空間の印象ですかね」
 
――空間の印象。
 
「誰かに何かを言われたとかじゃなく、ライブハウスに漂ってる空気感に自分の居場所を感じた。それって言葉にするのが結構難しい。だからこそ曲にして。もちろん歌詞は書きましたけど、こういう想いで夏に作った曲が9月に出せたことも含めて、感じてほしいですね」
 
――制作で意識されたことはありますか?
 
「想いが明確にあったから、含みを持たせるアレンジじゃなくて、シンプルな構造でやりたかったので、アコギ1本で歌うのも考えたんですけど、『BREATH』のツアー中というのもあって、ちょっとゴスペルの雰囲気に感じられるようにしたり、『BREATH』のアルバムにも馴染むよう意識しました」
 
――ピアノと歌だけなのは、“より想いを届けたい”という気持ちから?
 
「言葉を伝えたいがためにアレンジをシンプルにしたというよりは、『One Love』はまだ、原石みたいなものなんですよ」
 
――原石。
 
「ここから変わっていく可能性を含ませたというか。よく“曲を育てていく”みたいな話もありますけど、それのもっと初期段階。自分が作った状態にほぼ近い。ピアノのアレンジとかはあるけど、ここからこの曲をどうしようかって想いもあるし、それは『BREATH』のリリースツアー中だからこそ思ったことですね。今までツアー中に新曲を出すことをやっていなかったのは、前の音源、今回で言うと『BREATH』がちょっと可哀想という感覚があるからなんです。それを、『BREATH』もないがしろにせず、自分の中で納得できるアレンジが、ピアノと歌だったんですよね」
 
――なるほど!!
 
「まだ『BREATH』に気持ちはあるので、気持ちを切り替えて新しいものを作った感覚は全くないですね。どちらかというと『BREATH』の11曲目みたいな感じです」
 
――『BREATH』から続いているものがあるんですね。購入特典冊子のメンバー座談会も印象的で、Keishiさんは周りの人を大事にするとメンバーの方がおっしゃっていて、テーマとの繋がりを感じました。
 
「それは多分お互い様なんですよね。大事にされていると思ってるから大事にできるし、逆もそうでありたいですよね」
 
――その気持ちが曲になった。
 
「メンバーに対してもだし、この曲は『BREATH』に対しての感謝もありますね。『BREATH』が完成して、ツアーができたことで感じられた喜びを歌っている部分もある。こうして喋ってると、やっぱり繋がってるなとすごく思いますね」
 

 
 運命と言われると、ちょっと他人事の感じがある
 
 
――『One Love』の歌詞を書く時に気をつけたことはありますか?
 
「この夏を意識して書きましたけど、特別何か手法を変えてはいないかな。サビの頭に出てくる言葉にはリズムや語呂が重要で、カチッとハマる瞬間があるんですけど、今回は“One Love”というワードに行き着くまで、結構時間がかかったかな。音だけがハマってもダメだし、想いだけがあって、曲にハマらなくてもダメだし、その両方を色んなところから手繰り寄せてくる作業があって、短い言葉ですけどそこにすごく時間をかけたかな」
 
――歌い出しで“運命にはない”という言葉がありますが、Keishiさんにとって運命とは何でしょうか。
 
「うーん……あんまり運命を感じてないんですよね。決まったことはないと思っているので、その想いで1行目を書いたんですけど。“こうなるだろう”と思ってたのが起こらないことはよくあるじゃないですか。良いことも悪いことも含めて、自分が思ってたのと違うこともあるし」
 
――起こる出来事に対しては?
 
「全部が偶然だとは思っていなくて、必然はあると思うんですけど、その必然をあまり運命と呼びたくない、っていう感じですかね。運命と言われると、他力というか、自分が決めてない感じがちょっとある。神様が決めたことではない、必然をやっている感じですかね」
 
――カッコ良いですね。
 
「今完全に引き出されてしゃべってる感じはありますけどね(笑)」
 
――Keishiさんの言葉の選び方は詩的だと思いますが、最近影響を受けた映画や本は、何かありますか?
 
「昔はトルーマン・カポーティが好きで、Riddim Saunterの2ndくらいからの歌詞は、今読み返しても結構影響受けてるなと思うんですけど、今は日本語で歌ってるんで、あんまりそこを考えてやれないというか。もうちょっと素直に書いてる気はします。でも映画や本で影響受けていることは、身近にはあると思います」
 
――たとえば最近だと?
 
「『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は面白かったし、『長いお別れ』、『グリーンブック』も良かったですね」
 
――映画はよく見られるんですか?
 
「映画館に行くのが趣味というか、“オフ何します?”って言ったら、映画が1番多いです」
 
――へえー!
 
「映画館が好きなんですよね。2時間半、真っ暗な、携帯を出せない状況に自分を持っていくのが。そうでもしない限りメールとか見ちゃうから。“今はすいません、メール返せません”っていう言い訳を作る(笑)」
 
――ジャンルは幅広く観られるんですか?
 
「『グリーンブック』もそうですけど、実話と聞くと面白さが増すところがあって。歴史的事件を知りたい欲もあるし、あとはここ数年で邦画の良さがわかってきたし。Netflixにもお世話になってます」
 
――邦画は何が良かったですか?
 
「最近観たのは『新聞記者』。その前が『長いお別れ』ですかね。本は最近あんまりバチッときたのがないんだよな〜」
 
――結構色々読まれているイメージです。
 
「読むんですけど、オススメがない。1番最近買った、北海道の歴史を読み解くみたいなやつは、途中で終わっちゃいましたね(笑)。歌詞にも影響はない(笑)」
 
――(笑)。これだけアウトプットされていたら、インプットを心がけてらっしゃったりするんですか?
 
「作品のためにインプットしようと思って調べたり読んだり、見たりすることは正直しないですね。むしろ逆に、リラックスするために映画を観たり、キャンプに行ったりします。それが制作に影響を及ぼすことはあると思うんですよ。ツアー自体もそうで、制作のために行ってるわけじゃないじゃないですか。ただ行った結果、ステージで感じたことが曲になったりしてる。僕が制作期間を設けないでやってるのはそういうことで、ツアー中、誰かと話すことにヒントがあると思ってるんで。久々に行く街のお客さん、お店の人、各地の友達のDJが新しい曲を教えてくれたりとか。家にこもってるだけでは曲ができないタイプの人間ですね」
 
――2019年のKeishi Tanakaを客観的に見るとどんな感じですか?
 
「ちょっと前よりフレッシュではあります。環境を色々変えたのもあるし。もちろん初めてシングルを出した人の持ってるフレッシュさと意味は違いますけど。“安全圏から出る”っていう言い方をして、Niw! Recordsを辞めることを決めた時の想いは、自分が安心しきってしまう場所に留まりたくなかったのがデカいので、そういう意味では結構フレッシュな感じはします」
 
――ちなみに今後ライブを一緒にやりたい人はいますか?
 
「そこにポスターが貼ってあるTENDOUJIとかやりたいですね。あとは少し前にKan Sanoくんと対談したんですけど、いつかライブもしたいな。単純にファンなのは中村佳穂さん。話したことはないけど魅力的な人だなと思うし、久々に食らった感じもあるので。あと誰だろう。こないだ中島ヒロトさんのイベント(『第1回! Happy and Fun Music Festival』)で一緒だったNakamuraEmiちゃんとも、がっつりツーマンをやってみたいと思ってます」
 
――同世代のツーマンいいですね。
 
「今言ってて思ったけど、ソロ名義でバンドっぽい音でやってる人が気になってるのかもしれないですね。“あの人とライブしたい”って、結構変わってくものだと思うし、自分のモードにもよるだろうし」
 
――今はそういうモードなんですね。
 
「1年前は多分その時のモードで、向井太一くんとTENDREを誘ったり。そこから繋がってる関係もあるし、思えば1回で終わることがあんまりないですね。対バンをして、打ち上げ含め、人を知る時に良いところを探してるんで。誰でも絶対にあるじゃないですか。それを意識することで、関係が続くような気はしてます」
 
――素晴らしい。後半戦のワンマンツアーが始まりますが、『One Love』のリリースを挟むことで、変わることはありますか?
 
「『One Love』はやるし、ツアー前半とは違う曲順でやりたいと思ってます。今回たまたま夏の2カ月間、土日が埋まってたのもあって、前半・後半のスタイルになったけど、これぐらいじっくり時間をかけてツアーをするのも良かった。『BREATH』が長く浸透していく感覚があります。やっぱり長く聴けるものをと思って音源は作ってるんで。その分待たせたなっていう感じもあるから、皆が待った甲斐あったなと思えるライブができたらいいなと思います」

text by ERI KUBOTA



(2019年10月16日更新)


Check

Release

ツアーで感じた想いを閉じ込めた
シングル

『One Love』
発売中 1500円(税別)
KCR-005

《収録曲》
01. One Love
02. 雨上がりの恋 –Live ver.-
03. Just A Side Of Love –Live ver.-

Profile

ケイシ・タナカ…Riddim Saunterを解散後、2012年よりソロ活動をスタート。続けざまにリリースされた『Fill』と『Alley』という2つのアルバムで、シンガーソングライターとしてバンド時代とは違う一面を見せる。"Floatin' Groove"が、FM802をはじめ全国のラジオ局で多数パワープレイに選ばれるなど、細部にこだわりをみせる高い音楽性を持ちながら、幅広い層に受け入れられる音楽であることを証明した。2016年には3rdアルバム『What's A Trunk?』を発表。Tokyo Recordings、fox capture plan、LEARNERS、Ropesなど、さまざまなミュージシャンとレコーディングをして話題となる。アルバムの他にも、詩と写真で構成された6曲入りソングブック『夜の終わり』や、絵本『秘密の森』など、自身の世界観を表現する多様な作品をリリースしている。2018年にはストリーミングとレコードのみでシングルリリースを重ね、2019年に4thアルバム『BREATH』を完成させた。ライブハウスや野外フェスでのバンドセットから、ホールやBillboardでの11人編成ビッグバンド、さらには小さなカフェでの弾き語りなど、場所や聴く人を限定しないスタイルで年間100本前後のライブを続けている。自主企画として、バンド編成の[NEW KICKS]と、アコースティックの[ROOMS]を不定期に開催中。また、2017年4月に詩集『真夜中の魚』(シンコーミュージック・エンタテインメント)を発売し、文章にも注目が集まる。『ランドネ』(エイ出版)での連載は4年目に突入。

Keishi Tanaka オフィシャルサイト
https://keishitanaka.com/


Live

Keishi Tanaka
「BREATH RELEASE TOUR」

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:153-756
▼10月17日(木) 19:00
梅田クラブクアトロ
オールスタンディング-4000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※小学生以上は有料。
[問]GREENS■06-6882-1224

【北海道公演】
▼10月19日(土)帯広 STUDIO REST
▼10月21日(月)札幌 cube garden
▼10月22日(火)旭川 CASINO DRIVE
【東京公演】
▼10月25日(金)渋谷CLUB QUATTRO


the band apart
チケット発売中 Pコード:160-424
▼10月19日(土) 18:00
帯広Rest
▼10月21日(月) 19:00
cube garden
▼10月22日(火・祝) 17:30
CASINO DRIVE
オールスタンディング-4000円(ドリンク代別途必要)
[共演]Keishi Tanaka
※チケットは1人4枚まで。
[問]WESS■011-614-9999


『FEVER OF SHIZUOKA 2019』
チケット発売中 Pコード:158-922
▼11月3日(日・祝) 11:00
テトラリゾート静岡やいづ
前売-4000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
駐車券-1000円
[出演]サイプレス上野とロベルト吉野/でぶコーネリアスEX/Enya’Callers/五味岳久/GORO GOLO/imai/JAPPERS/Keishi Tanaka/LEARNERS/マヒトゥ・ザ・ピーポー/OLEDICKFOGGY/曽我部恵一/and more/荒井清弥/camisole/herpiano/イカスタンジャケット/isagen/MaCWORRY HILLBILLIES/TENDER ABUSE/THE WARPS
※20歳未満は入場無料。駐車場利用可能時間は11:00~22:00。
【お問合せ】
メール:info@feverofshizuoka.com
【公式ホームページ】http://feverofshizuoka.com/

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