超難産を乗り越えて完成した メジャーデビューミニアルバム『get up』リリース! 彼女 IN THE DISPLAYのRYOSUKE(vo) インタビュー&動画コメント
福岡を拠点に活動する5人組バンド、彼女 IN THE DISPLAY 。昨年リリースした『GOLD EXPERIENCE REQUIEM』が第10回CDショップ大賞2018地方賞・九州賞を受賞、収録曲『アカネ』がNetflixドラマ『僕だけがいない街』の EDテーマに選ばれるなど、注目度を上げてきた彼らが、 結成8年目にしてメジャーのフィールドに歩を進める。5月30日にリリースされたメジャーデビュー作品となる『get up』に収録された6曲は、彼らのルーツでもあるラウドロックを基盤に、ポップパンク、メタルなど、ジャンルを限定しない楽曲が収録され、且つ、メロディアスで聴きやすい。彼らのポテンシャルの高さと振り幅の広さを示した1枚となった。インタビュー中、何度もRYOSUKE(vo)が口にしていた“初志を大事にする”ということ。今作の制作を通してそこに気づき、初期衝動に戻ることができたが、制作過程は厳しいものだったという。超難産を乗り越えて生み出された今作について、RYOSUKEが赤裸々に語ってくれた。
自分たちが大事にしていたことが
最初から何も変わってないことにようやく気付けた
――メジャーデビューおめでとうございます。満を持してという感じですか?
「ありがとうございます。そうですね、バンド組んだ当初は3年目ぐらいにはデビューしてる予定だったんで、やっと感の方が強いですね」
――今、初期衝動感が強まっていると他のインタビュー記事で拝見しました。
「まわりまわって、結局自分たちが最初から大事にしていたことが、何も変わってないことにようやく気付けたというか。いろいろ考えて動くのが向いてる人もいると思うんですけど、僕らは自然体でいた方が向いてるタイプの人間だったので、もうそれでやろうということで、初期衝動の方に戻してます」
――ここまでの道のりは長かった?
「どちらかというと紆余曲折が多かったバンドなので、自分たちで“これがいいかな”と試してきたことが、時代なり何なりにハマらないことの方が多かったんですよね。でも結果的にいろんなことが知れたので、良かったなとは思ってますけど」
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――リード曲にもなっている『STAY KID』(M-1) の“振り返らなければわからないこともある”“見渡さなければ見つからないものもある”という歌詞に、バンドの道程を感じました。
「そうですね。自分たちの通ってきた道のことを言ってるかもしれないです」
――“新しい過去”というリリックがありますが、これまでを振り返って、見つかったものがあったと。
「それはもちろんあります。それが先ほど話した初期衝動だったり、何かをするにあたって、最初に思いつくキッカケが1番純粋で核なんだ、ということはたぶん、僕自身振り返らなければわからなかったので、そういう意味合いも込めて書いたところはありますね」
――今作を作るために、改めて過去を振り返ろうと思ったんでしょうか。
「というよりも、基本的に振り返ってばっかですね。うまくいかなかった場合、どこが悪かったのか探しちゃうじゃないですか。何を変えていたら成功につながっていたのか、僕は結構そういうのを考えてしまうタイプで、それがルーチンだったので、今までもずっと振り返ってばっかりでしたね」
――“今は今なんだ”という歌詞が1つの答えのように感じられました。
「そうなんですよ。目の前にある瞬間というのは、今自分が選べる唯一のチャンスだと思うので、振り返ることも大事だけれど、それよりかは“今”というものに着目して、その中でしっかり“これだ”と思う選択を100%の気持ちで選ぶことが大事だなと今は思います」
お互い自分の中の憶測でメンバーのことを見てたなと思うことが多かった
――アルバムの制作はいつ頃から始められたんですか?
「前作『GOLD EXPERIENCE REQUIEM』のツアーの時ぐらいから制作には取り組み出しました。リード曲ができあがらないと、大まかな全体像のバランスが見えないねという話になったので、最初に『STAY KID』から取り掛かりましたね」
――初期衝動に戻ろうと決めてから作り始めた?
「いや、この作品が出来上がってからそういうことに気付いた感じですね。制作中はメンバー間もギクシャクしてたし、割とピリピリしてたんで」
――それはなぜ……?
「入れ違いや、お互いが“こうあってほしい”っていう像が違ったりとか、持ってるビジョンが少しずつズレてたせいですね。制作が進んで、できあがりますよ~っていう段階に近づくにつれて、だんだんギクシャクしていってました」
――それが『STAY KID』が完成したことで解消された?
「うーん、それ自体が解消されたかどうかはわからないし、経験を今後の制作で活かすしかないんですけど、でもこの作品ができあがって、細かなことよりも初志を大事にして、もっと自分の気持ちでしっかり話し合うことがすごく大事だなと思いましたね。“俺がここで折れてあげたらこいつにとっていい選択になる”とか、お互い自分の中の憶測で相手のことを見てたなと思うことが多かったので」
――なるほど。
「8年間ずっと一緒にいるもんで、“大体こういう奴”、みたいに思っちゃうんですよね。でもみんな日々変化するじゃないですか。だから直接話せばいいのに、そこを省いてたのが結局よくなかった。今はちゃんと話す時間を設けて、仲良くなった分、重い話とかも前より軽いテンションで言えるし」
――バンドとしても良い状態ですか。
「めちゃくちゃ良くなりましたね。峠は越えたって感じです(笑)」
江口さんは同じ目線で物事を考えられるし
僕らが持ってない目線も持ってる
――今作はメジャーを意識して作られたんですか?
「一応メジャーということも踏まえて、テーマ作りだけしっかりしようということで作っていきました」
――『get up』の意味は?
「タイトル自体は楽曲ができた後に決まったんです。最初『DOG』になりかけたんですよ」
――DOG?
「“DOG”ってアメリカの方でいろんなスラングがあって、“この犬野郎”とか、“メジャーにいっても犬みたいなやつには成り下がらず噛みついていく”みたいな意味があったけど、意味合いが強すぎるからやめようかとなって。ミッシェルガンエレファントの『Get Up Lucy』という曲があるんですけど、ドラムがミッシェル好きなので、“get upってシンプルでいいと思うんだけどどう?”と言われて、“オッケー、それでいこう”となって決めましたね」
――個人的には『Anthem for my friends』 (M-6)と『Kick』 (M-4) が好きです。
「ありがとうございます。『Anthem for my friends』は割と評判いいっすね。これはプロデューサーとセッションしながら作った曲なんです」
――江口亮さんと。
「そうです。僕とメンバー全員で作ったものをベースに江口さんのところに持っていって、それを一緒に広げていきました」
――江口さんは前作『GOLD EXPERIENCE REQUIEM』から引き続き参加されていますが、今回もお願いしようとなった理由は?
「めっちゃ仲良いからです」
――なるほど(笑)。
「江口さんも元々バンドマンですし、バンドの気持ちをわかってくれるんで、同じ目線でも物事を考えられるし、僕らが持ってない目線も持ってる。1番頼りになるから」
――“for my friends”というのは、ファンの方のことを言っていたりするのかな?と思ったりしたんですけど。
「そこも含みますかね。僕自身、友達のことを考えては書きましたけど、ファンの方も支えてもらってる人たちには変わりないので、そこも含めて大きな意味で書かせてもらいました」
――後半、バンドの音が止んでRYOSUKEさんの声だけになるところからの流れは壮大ですね。
「これはアリーナとか大きなハコで鳴ってるようなサウンドを目指して作った曲なんです。だから2番も1番の疾走感というか、広がる壮大な雰囲気を残したんですけど、この曲のテーマを“ロッキーにしてくれ”って江口さんに言われて」
――ロッキー? 映画のですか?
「そうです。1人の男のサクセスストーリーみたいな曲展開ですね。1番うまくいきます、2番挫折します、で、徐々に徐々に頑張っていって、Cメロがエイドリアーン!なんですよ」
――(笑)。
「そこからタイトルマッチに行くみたいな」
――なるほど。
「演奏がね。俺は全然『ロッキー』をテーマにしてないですけど」
――(笑)。彼女 IN THE DISPLAYは、これまでもアニメや漫画から受けるイマジネーションを作品の中に落とし込んでおられましたが、映画のストーリーも参考にされるんですね。
「今回『ロッキー』という例えは江口さんがたまたま出してきたんですけど、基本的に映像作品なり書籍なり、“この作品のこういうシーン”と言ったら、ある程度、全員の頭の中でイメージを共有できるキーポイントになるんです。そうするとお互いあんまり逸れたイメージのものを出さなくなるんで、制作がスムーズになるんですよ」
――なるほど。今作の中で他にイメージを共有したものはありますか?
「あるかなー。あ、でもそれを久しぶりにやったのが、『Anthem for my friends』かもしれないですね」
龍角散をオブラートに包むと“Brand New World”だったんです
――『DORAGON HORN SHOTGUN』 (M-3) の“Brand New World!”というシャウトは、メジャーという新しい環境にいく覚悟を感じて印象的でした。
「3曲目は正直“作れ”って言われて作ったんですけど」
――あ、正直(笑)。
「間口を広げるために、明るい曲が欲しいって言われて。僕あんまり明るい曲好きじゃないんです」
――そうなんですか。
「はい、あまり明るい人間じゃないんで」
――言っちゃうんですね(笑)。
「自然体でいる方が自分らしいということで、そこも正直に言おうっていうふうになって。怒られたらやめますけどね(笑)」
――(笑)。
「でも結果的に作品に入って良い味は出してるなと思います。明るい曲といっても、ギターロックみたいなことは別にしたくなかったので、自分たちのルーツを通っていて明るいのは何だって話になった時に、“ポップパンクじゃね?”となって」
――なるほど。
「めっちゃ抗議したんですけどね。ポップパンクカッコ良いけど、日本語でやるとすげえダセエって」
――では結構悩まれながら作られたんですか?
「そうなんですよね。“まあここが及第点でしょう!”と思って出しました」
――なるほど(笑)。
「だからシャウトの部分は最初はもっと尖った内容で書いてたんですよ。けどその表現はメジャー的にやめてくれと言われて」
――ああ。
「ストレスとか抱えて、“クッソ!”みたいな言ってしまう気持ちの奴らを、“俺もわかるぜ、やっちゃおうよ!”みたいな曲にしたかったんですけど、ちょっとそれはやりすぎかなということで、仕方ねえな、ってオブラートに包んだ曲です」
――でも純粋にこの曲で元気づけられる方もいらっしゃると思いますよ。
「多分その人は心がすごい優しい人だと思います。俺なら“クソ!”って言うと思うんですけど、その人は“ああもう!”って言うタイプの人だと思うんですよね」
――もう少し尖った想いが込められているということですね。
「最初、“Brand New World!”の部分なんて、“龍角散”だったんですよ」
――龍角散?
「曲名が『DORAGON HORN SHOTGUN』なんですけど、曲名とテーマ決めの時に、ずっと俺が龍角散のど飴を食べてたもんで、ドラムが龍角散を英語訳して、ずっと耳元でふざけて言ってたんです。俺も全然気づいてなくて、“あ、それ響きええやん、使おうぜ”となって」
――この曲の日本語訳は“龍角散”なんですね。
「そう、“りゅう かく さん!”って最初ふざけて録ったんですけど、“商標の件があるのでやめてください”と言われたので。龍角散をオブラートに包むと“Brand New World”だったんです」
――龍角散の影も形も感じないですね(笑)。
「だから多分1番企業タイアップとか苦手なバンドかもっす(笑)」
――でもこれからタイアップ、取っていきたいですよね。
「いやー、しないでくださいって言われるとしたくなるし(笑)。でも、よろしくお願いします」
“6つ子、全員”超難産だった
――『Kick』も前向きですが、大人っぽい雰囲気ですね。“時間を割かなきゃ花は咲かない”という歌詞は特に素敵だなと思いました。“割く”と“咲く”をかけてるんですね。
「これすごいっすよね。めっちゃ手伝ってもらいましたもん。で、メンバーが“このリリック良いね”って言うのも、インタビュアーさんが良いっていうリリックも、全部人が書いて僕にくれたやつだから」
――顔が(笑)。
「しゃーないんです。俺が書いた内容、全部ってくらい却下されて」
――この曲は歌詞に苦労されたんですか?
「そうですね、いろんな人と頑張った歌詞です(笑)」
――もともと、どういうテーマで書こうと思われていたんですか?
「これもめちゃめちゃ尖ったテーマで書こうと思ってたんですよ。言い訳とか、“かもしれない”みたいな“Maybe”の話ばっかりして、結局物事が先に進まない人が多いと思うんですよね。それをすごいdisって書いたんです。そしたらダメと言われたんで、それをテーマにやわらかく言っていただいたんですよ」
――今までは歌詞はRYOSUKEさんお1人で書かれてたんですか?
「そうですね、今まで1人で、たまにドラムとかに相談しながら書いて。この制作の時、正直頭バグってたんで、やられてましたほんともう。震えがずっと止まらなくて」
――言葉が出てこなかった?
「“何書いたらいいと?”みたいな。書きたいものを作るより、オーダーのために書いてるような気になっちゃって」
――ああ、なるほど。
「“じゃあ何のために作るの?”っていう。で、そこに対しての気持ちもメンバーには全然伝わらないし、期限のこと言われるし、もう孤独になっちゃって、バグってましたね。それでバグりすぎて書いたのが2曲目です(笑)」
――『CHAOS』(M-2)ですね。
「これはもう歌詞が書けなかったんで、ただ書けない時系列を書いただけです(笑)」
――というと?
「“脈打つ鼓動は 落ち着かない様子で”は、締め切りが近づくにつれてマジどんどん心拍数上がってくんですよ。“judgement time”は、“もう締め切りですよ、それでいいですか、悪いですか?はい、君が書けなかったんで別の人が出てきます”みたいな時間ですよね。で、“囚われた思考回路”は、こういうテーマがいいんじゃないか、こうした方がいいんじゃないかっていうのを考えすぎてわかんない、“出口のないラビリンス”は脳内の状態。“薄れゆく意識”は、もう眠くてどんどん意識飛んでいく、“罪”は期限に間に合わんっていう」
――“発狂寸前”って言ってますもんね……。生みの苦しみをだいぶ味わわれたと。
「いやーもう難産でした(笑)。“6つ子、全員!”みたいな」
――(笑)。超難産だったんですね。歌詞を共作することに抵抗はあったんですか?
「人に頼むとねじ曲げられるんじゃないかっていうプライドがずっと邪魔してたんですけど、たとえばドラムは音を整えてくれるドラムテックがいるじゃないですか。“だからお前は歌詞テックでいいんじゃね?”ってドラムに言われて、180度考えが変わりました。その考えならアリだなって」
――確かにそう考えると意味合いが変わってきますし、気持ち的にもだいぶ楽ですよね。
「いやーもうだいぶ楽です。もう正直、歌詞書くのどちらかと言うとなんで」
――そうなんですか!? 今までずっと書いていたけれども、実は?
「僕、歌が好きでバンド始めたんです。で、始めたら歌詞書かなくちゃいけなくて。活字が苦手なので、歌詞が書けないんですよ。あまり文字で想像を読み取れないから、漫画やアニメが好きなんです」
――なるほど。
「“佗しい気持ちがどうのこうの”とか書いてあっても“?”みたいな。僕と似たような人も多いと思うんで、ちょっとでも気持ちをわかっていただけるように、こういう人間の普及活動をしていこうと思います」
――確かにボーカルが歌詞を書くことは、基本的なバンドの要素としてイメージされがちかもしれないですね。
「俺も書きたいのは書きたいんですよ。やっぱり自分の気持ちで歌った方が気持ちいいから。けど書く術が足りない」
――別の人が作詞した曲は、歌いにくいものですか?
「最初は先入観もありましたけど、今はそんなにないです。ただ自分で書いてないからライブで覚えられないっていう(笑)」
――それもわかる気がしますね(笑)。
スタッフ 「覚えて」
「すいません(小声)。今怒られたんで覚えます(笑)」
――(笑)。今作はライブまでひっくるめてのパッケージだとか。
「いろいろギクシャクもあったし、全てを表現できたかと言われたらどうかなって思っちゃう部分もメンバーそれぞれあるかと思うんです。出来上がったものを聴いて、ライブまで含めて全力でやったら100%になるんじゃねっていうのがメンバーの考え方なので。現に新曲って公表せずに3ヶ月くらいこのアルバムの曲たちをライブでやってきたんですけど、既存の曲よりウケも良いし、ちゃんと前に進んでるなっていう感触もあるので、ライブまで含めてパッケージというのは言わせてもらってます」
――今まではそういう考え方はしていなかった?
「そうですね。作品は作品、ライブはライブみたいな感じで、何でも決め込みすぎちゃってました。今は全くそういうのないですね」
――今はどういう考えを?
「もちろんトータルはカッコ良くありたいですけど、僕はこういう人間なんで、あんまりカッコつけるとかしないんです。でもライブは全く別個で考えてるので、自分が1番カッコ良いと思うものをひたすらバンッと出す。だから1曲目からケツまで駆け抜けますし、MCもあまりしないですし」
――そうなんですね。
「昔は“はいどうも~!”みたいな芸人さんのスタイルになってたと思うんです。でもそれって結局ロックじゃないよなって話になって、それからはMCもしない。まあ煽ったりはしますけど、ケツまで駆け抜けて終わりますね」
――全速力ですね。
「ほんときついっす。でもまだその形態になって1時間を超えるロングセットはやってないんで、それぐらいの規模になるとお客さんも疲れちゃうと思うので、そこは何かしら考えようとは思ってますけど」
――ツアーはワンマンが東京と福岡で、対バンが3公演です。『GETUP!!ROCKERS!!TOUR』、良いタイトルですね。
「これもドラムの“このタイトルでいきたい!”っていう熱を感じたんで。あともう1つの理由で、ドラムが“今のバンドマンにはてなマークを感じることが多い”っていうことをぼやいてて。ロックってどちらかというと不良文化で、カッコ良いと思うものをそれぞれが突き詰めていくみたいなのがロックだったのに、今は良い子ちゃんが多い気がする。お客さんにも好かれようとするスタンスに、“そうじゃないだろ、ロッカーたち”みたいな意味合いでつけたらしいです」
――なるほど。どんなツアーになりそうですか?
「僕らはすごくライブの熱さを大事にしているので、そこを大事にしつつ、僕ら自身、ライブを始めた時のライブハウスの感じ……やっぱりちょっと入るのが怖かったりしたし、独自の文化がそこにあったと思うんですよね。そういったものを改めて発信していけるようなバンドになれたらと思うので、その先駆けとして、演出とか考えてやれたらいいなとは思ってます。究極は、最前列に女子高生がいたり、サラリーマンがいたり、その横にタトゥーまみれのお兄ちゃんがいっぱいいたり、ギャルもいて、後ろに子供もいて、そういう場所であったらいいなと思います」
――今後のビジョンなどはありますか?
「今後も何かしらリリースしていくでしょうし、今は多分、キッカケを掴んだ原石の状態なので、それをよりエッジなものに磨いていけたらいいかなと思ってます。で、信じることの対価として何かしらがついてくると思うので、売れなかったとしたら、自分が信じたものがきっと響かなかったというだけ。とにかく絶対響くと信じる気持ちでやることが大事だなと思って、そこをこのアルバムで追求していければと思ってます」
text by ERI KUBOTA
(2018年7月13日更新)
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