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独自の世界観を大阪のステージでもうすぐ初披露!
INNOSENT in FORMALインタビュー

6月5日(火)、大阪のライブハウス・CLAPPERで『not forget pleasure 8』が開催される。これは今回8回目を迎える人気イベントで、CLAPPERと関西のイベンター・夢番地が厳選したミュージシャンが登場する。そこで、その頼もしい顔ぶれのなかでも、“ナゾ”が多いINNOSENT in FORMALのぽおるすみす a.k.a. STICKY(vo)を直撃! その実態に迫ってみた。

――“映画のスクリーンから飛び出してきたロックバンド”であるINNOSENT in FORMALさんですが、バンド結成までの道のりは?
 
「最初は誰に聴かせるわけでもなく、ひとりでラップをしていて、サーカスを追い出されて路頭に迷っている時、TB(TOY BOY、ds)とCM(CANDY MAN、g)が拾ってくれてバンドを始めることに……。しばらく経ってからkuni君(Kuni the ripper、b)が入って今のメンバーになったんだけど、kuni君が入るまでにベースが6回くらい変わってる」
 
――なるほど。まだナゾは残りますが(笑)、今の“架空のカートゥーン・バンド”というスタイルに行き着いた理由は?
 
「映画から出てきたから。この事実は、最初公にしていなかったんだけど、何かのタイミングで言ったら結構ウケたんで、それからはそう(“架空のカートゥーン・バンド”と)言うようにしてる。あと、今は調べれば何でもわかる時代なんで、わからなくしたくて……。『星の王子さま』のバラになりたかったんだよね」
 
――そんなINNOSENT in FORMALさんは、1stミニアルバム『INNOSENT 0 ~The night late show~』を4月25日に発表。今作のテーマは?
 
「今回に限ったことではないですけど、一生聴いてもらえるような 1枚が作りたかった。テーマで言うと……LIVEとかLIFE……ALIVE……みたいな。音楽中心の生活なんで、その世界から見ているものを作品にしてる。まぁ、好きなように聴けばいいよ」
 

 
――今作にはジャンルにとらわれない多彩な曲を収録。この豊かな感触はどのように生まれたんでしょう? メンバーの嗜好も反映されていますか??
 
「メンバーが共通して好きなのがロックンロール。で、俺は幼少時代にいろんなジャンルの音楽を聴いていた。そのなかでHIP HOPが特に好きで、(今作の楽曲の背景となったのは)自分でいろいろと聴いてきた塩梅。ちなみに俺がロックンロールを好きになったのは、いつだったか、屋上で手を叩く回数を競って最後誰だったかが落ちて死ぬ映画を観てから。曲の制作スタイルに関しては、スタジオでセッションして作っているよ」
 
――ちなみに個人的には『I wanna...』から『Night cruising』の硬軟の変化にドキッとしました。また1枚を通して物語性も感じます。今作は曲の幅広さがゆえに曲順も悩んだのでは?
 
「感覚、その辺は。もう……感覚で成してる。好きな曲を作って、好きな順番に並べただけ。でも、俯瞰では見てる……バードアイってヤツ。ただ、制作をするにあたってタフな精神が必要だったんで、山には籠ったね」
 
――さてライブの話も……。過去のライブからは世界観がしっかりある一つのエンタテインメント性の高いステージを意識しているのでは?と感じます。細部にもこだわりがありそうです。
 
「まさに……(ライブは)ショウ! エンタテインメント!! で、俺は人生にこだわっているね! だから、よく山に籠る。あと……川沿いを歩く。俺は走らない。クールなヤツはだいたい歩いているからね。走るのは、ステージだけ」
 
――では『not forget pleasure 8』に向け、“INNOSENT in FORMALならでは”のライブの見どころを教えてください。
 
「汗だね。とにかく汗をかいている。汗を見てほしいね。1曲目から汗の量がすごいから。俺の足元に“俺湖”ができているね。それを海にするのが目標かな。それに、大阪に行ったことはあるけれど、大阪でライブをやったことがなくて……。今回が初めて。初めては、いいよな。あと、一緒にやるアーティストの音源とライブの違いも観たいね」
 
――最後に、ぴあ関西版WEBユーザーにひと言!
 
「西から吹く風が好きだよ」

text by 服田昌子



(2018年5月30日更新)


Check

Release

Album
『INNOSENT 0 ~The night late show~』
発売中 1944円(税込)
NBPC-0053

《収録曲》
01. Introduction
02. Footloose
03. I wanna...
04. Night cruising
05. One for you
06. 日向が少ないこの街で
07. Sex, Drug & Rock'n'Roll
08. Slow dance

Profile

いのせんと・いん・ふぉーまる…21XX年 In NEO TOKYO。物語は閉館前夜の古びた映画館から始まった。映画館支配人である老人が、地下室で偶然見つけた“ナゾのフィルム缶”に運命を感じ、旧式の映写機にフィルムをセットすると、映写幕にはかつて一世を風靡したサーカス小屋出身のバンドが旅をするアニメ映画が投影された。老人が初めて観るその映画に夢中になっていると突如、映画のなかから霊魂のようなものが勢いよく飛び出し、瞬く間に眩い光が館内を包み込む。光に視界を奪われた老人の目がその明るさに慣れると、映写幕の前にいるはずのない4人の怪しい男たちが立っていた。そう、彼らこそが、何を隠そうこの映画のなかのバンドであり、映画の主人公・INNOSENT in FORMALだった! 4人は久しぶりに映画が上映されたにも関わらず、観客が老人ただ一人だったことに怒りを覚え飛び出し、そして大勢の人々に自分たちを知ってもらうため、ライブをしながら全国をまわることを決意する。このINNOSENT in FORMALの物語は、今まだ始まったばかりである……。

INNOSENT in FORMAL
オフィシャルサイト

http://innosent.net/


Live

『not forget pleasure 8』

チケット発売中 Pコード:114-653
▼6月5日(火) 18:30
アメリカ村 CLAPPER
オールスタンディング-2500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]Ryu Matsuyama/MOP of HEAD/INNOSENT in FORMAL
[オープニングアクト]WOMAN
※未就学児童は入場不可。
※販売期間中は1人4枚まで。
[問]夢番地■06-6341-3525

チケット情報はこちら

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