04 Limited Sazabysの 10周年記念のアリーナツアー・ファイナル 5/11(金)大阪城ホール公演をレポート！ - インタビュー＆レポート

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04 Limited Sazabysの
10周年記念のアリーナツアー・ファイナル
5/11(金)大阪城ホール公演をレポート！

今年結成10周年を迎えた04 Limited Sazabysが、これを記念して自身初の東名阪アリーナツアー「04 Limited Sazabys 10th Anniversary Live」を開催。4月29日の横浜公演、5月5日の名古屋公演を経て、5月11日、ついに最終となる大阪城ホール公演を迎えた。アニバーサリーイヤー、そしてツアーファイナルにふさわしい感動の一夜となった、この日の模様をレポートする。

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関西を代表するアリーナ・大阪城ホールは、開演前から10周年記念のお祝いに駆け付けたファンの熱気に包まれる。そんな中、定刻過ぎ、ステージの一段高い所にメンバーが並んでキメポーズで登場すると、特効の炎が爆音と共に上がって大歓声が起こり、華々しくライブスタート！　そのままのハイテンションで『escape』、『fiction』と、初っ端からトップスピードで会場をたきつける。ステージでは火の玉がこれでもかと上がり、レーザーの光が空を切れば、楽曲のスピード感も倍増。フロアにはクラップに“Oi、Oi”の雄叫びも響く。そして「もっと遠くへ連れてってあげる」(GEN)のひと声から今度はポップに『Warp』と『Chicken race』へ。観客は彼ら真骨頂である人懐っこいメロディとビートにのせられて、手を上げダンス、そしてバウンド。巨大な人型バルーンも現れてお祝いムード一色だ。そして「10歳のバースデーパーティへようこそ！　(中略)生きててよかった、生き残っててよかった(笑)。皆さんのおかげです！」(GEN)という言葉を投げかけ、さらに最新シングルの『My HERO』や『Remember』など4曲を立て続ける。観客は、アグレッシブかつメロディアス、そして疾走感もたっぷりな強い音の流れに身を任せて、シンガロングにモッシュにジャンプと、大解放の様相。序盤にも関わらず、早くも最高潮の盛り上がりを見せる。

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と、ここで一旦、MC。GENは「月1ぐらいで大阪来てない？　俺ら、大阪来過ぎてない？　大丈夫??(笑)」と大阪のファンに問いかけ、さらに「(来阪するのに)慣れ過ぎて、つい気を抜いて替えのパンツを忘れるという……」というハプニングを報告。加えて「(パンツを買いに行った)コンビニでレジに並んでると、目の前に同じパンツを持ってるヤツが！　HIROKAZも忘れてたんだよね(笑)」と“おそろいのパンツ事件”で会場を沸かす。

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そんな和んだ時間の後は「夏も近いんで」(GEN)と、懐かしいデビュー作から少し甘酸っぱい『Standing here』と、前向きな言葉で綴る人気曲『swim』をセレクト。キャッチーな『swim』には、フロアにクロールの動きのダンスで作るサークルができる。そして「大阪城を攻め落としに来ましたよ！」(RYU-TA)、「隅々まで見えてるんですよ。なんでかって言うと、スマートなコンタクトを……」(GEN)と、絶妙なMCからコンタクトレンズのCM曲としてもおなじみの『happiness』へ。このまさにハッピームードのポップパンクチューンが鳴り出すと、会場にはたくさんのカラフルなバルーンが投下され、耳でも目でもポップワールドを満喫。ちなみにこれは「今日、風船多くない？(笑)」(GEN)と、最終日ならでは“大盛り”だったらしい。この居心地いい空気感は、どこかハミング的な気持ち良さもある『compact karma』やスイートな感触もある『midnight cruising』と続き、『midnight cruising』では、ミラーボールのキラキラとした光に包まれる幻想的な景色も作る。

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だが、ここから「今日は関西の友達が来てるんですよね」(GEN)と今ツアーの“お楽しみタイム”へ突入！　まず「来ましたよ、私が！」と姿を見せたのは、フレデリックの三原健司。「今からやる曲は健司がリクエストしてくれました」(GEN)と『Letter』へ。せつないナンバーは、GENと三原のハイトーンのツインボーカルで彩られ、さらにセンチメンタルに……。曲後には「バッチシやったな～、あの子(三原)。誰よりもしっかり覚えて来てくれた、マジメな子やで！」(GEN)と絶賛する。

そして2人目は、THE ORAL CIGARETTESの山中拓也。選ばれたナンバーは、山中のイメージど真ん中の『knife』だ。赤いライティングに照らし出される、攻撃的なアクトは当然キレッキレ。04 Limited Sazabysのダークサイドを十分に引き出す。また、「えぇ思いさせてくれてありがとう！」と、山中ががっちりメンバーと握手を交わす姿からは、2バンドの仲のよさが伝わってくる。

GENは「健司が歌えばフレデリックになるし、拓也が歌えばORALの曲みたいになる、さすがやな！」とゲストの時間を締めにかかるが、「待て待て待て！」と、そこに四星球の北島康雄が乱入！　さらにお得意の書割で作った花輪を手に、他の3人のメンバーも現れる。そして『teleport』を演奏する間には、四星球のU太、まさやん、モリスが、会場のどこかへ“テレポート”するという大活躍！　これにはGENから「やっぱ、あの人たちすごかったな(笑)」という心の声がもれる。

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こんなゲストとのハッピーな時間の後は、対照的に再び深い“フォーリミワールド”。GENは、これまでの歩みやスタッフとの出会いを振り返り、「俺たちの見る景色は変わってきたけど、一緒にいる人が(昔、大阪で出会った人たちで、今も昔も)変わらないのがうれしい」と述べ、昔から大事にしてきたという『Buster call』へ。伸びやかな歌声を聴かせると、次はスピードアップして『monolith』。さらに和メロでエロチックさもある『mahoroba』や、エッジーでエモーショナルな新曲『夕凪』で揺らし、ムードを変える。

そしてMCを挟み、終盤戦が開始！　青さのある『Grasshopper』では“明日の自分はどうだ？”の詞がモニターに映し出され、前進を止めない4人の姿勢をファンに伝える。また、ドリーミーな『milk』、さらに『soup』を連投すると、『soup』では、観客はそのリズムに合わせ頷くようにして曲に没頭する。そんなファンに対してGENは、自分たちが先輩バンドに憧れ、その背中を追って来たことを語り、「今度は俺たちが新しい道を作る番なんですよ。10年、20年、まだまだ伸びしろしか感じてないです(一部抜粋)」と話しかけ、さらに「さよならと再会の願いを込めて……」とラストスパートへ！　まずは、みずみずしいメロディがクラップを引き連れて進む『Terminal』で聴く者の胸を締め付けると、「皆さんの心に届いて、残る存在になりたい」(GEN)と、ついに最終『Give me』に！　“ラララ”のシンガロングが広がり、ステージのモニターには、ファンの笑顔も今にも泣き出しそうな顔も、どちらも次々と映される。こうして彼らの心に“一生　死ぬまで　一緒”の詞が強烈に胸に焼き付けられ、熱さも幸福感もたっぷりに全25曲のライブ本編はラストシーンを迎えた。

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しかし、会場の興奮はなかなか冷めず、“フォーリミコール”が発生！　そして4人は舞台に再登場すると、GENが再びさまざまな思いを口にする。「(これから先)どんなバンドになるか、俺たちもまだわかってないです。一緒に見届けに……(行きましょう)」、さらに「自分の好きなものや好きな人を大切にできる人が、かっこいい大人だと思います。皆さんのことを大切にしています」と、音楽にもバンドにもファンにも常に真摯に向き合う彼ららしい言葉を残し、その思いを乗せて『Squall』をアンコールにチョイス。モニターで展開する過去のライブやオフショット映像を背景に鳴り響く“フォーリミ印”のナンバーは、10年分の熱量を持って確かに観客の耳とハートに届く。そしてGENから「最高のバースデーパーティになりました！　また遊びましょう!!」といううれしいメッセージを受け取って白熱のライブは幕を下ろし、04 Limited Sazabysの歴史の1ページに刻まれた

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text by 服田昌子
photo by 瀧本JON…行秀【①、②】
photo by Viola Kam (V'z Twinkle (Photography).【メイン写真、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨】

（2018年5月17日更新）

Check

Release

Single『My HERO ／夕凪』
発売中　1000円(税込)

《収録曲》
01. My HERO
※テレビ東京系ドラマ24 第50弾特別企画「オー・マイ・ジャンプ！～少年ジャンプが地球を救う～」オープニングテーマ
02. 夕凪

Live

『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018 - METROCK』
チケット発売中　Pコード：104-810
▼5月19日(土) 11:00
METROCK大阪特設会場
1日券-10000円
[出演]打首獄門同好会／エレファントカシマシ／岡崎体育／キュウソネコカミ／9mm Parabellum Bullet／コレサワ／SHE’S／SiM／Nulbarich／back number／Fear,and Loathing in Las Vegas／04 Limited Sazabys／THE BAWDIES／MY FIRST STORY／みやかわくん／夜の本気ダンス
※雨天決行､荒天中止｡詳細は問合せ先まで｡出演者変更に伴う払戻し不可｡入場制限実施の可能性あり｡小学生以上はチケット必要｡未就学児童は保護者1名につき1名まで入場可､但しエリア制限あり｡開場・開演時間は予定のため変更の可能性あり｡無料シャトルバスあり｡公演内容に関する詳細はhttp://metrock.jp/まで｡
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018 - METROCK』
Sold Out!!
▼5月26日(土) 11:30
新木場・若洲公園
1日券-10000円
[出演]あいみょん／UVERworld／エレファントカシマシ／岡崎体育／KEYTALK／キュウソネコカミ／SiM／トリプルファイヤー／Fear,and Loathing in Las Vegas／04 Limited Sazabys／the peggies／BOYS END SWING GIRL／THE BAWDIES／MY FIRST STORY／ヤバイTシャツ屋さん／夜の本気ダンス
※雨天決行､荒天中止｡詳細は問合せ先まで｡出演者変更に伴う払戻し不可｡入場制限実施の可能性あり｡小学生以上はチケット必要｡未就学児童は保護者1名につき1名まで入場可､但しエリア制限あり｡開場・開演時間は予定のため変更の可能性あり｡無料シャトルバスあり｡
[問]ディスクガレージ■050-5533-0888

『LOVE MUSIC FESTIVAL 2018』
チケット発売中　Pコード：117-655
▼6月1日(金) 18:30
STUDIO COAST
スタンディング-5000円(ドリンク代別途必要)
[出演]あいみょん／ACIDMAN／ストレイテナー／CHAI／Dizzy Sunfist／Dragon Ash／ハルカミライ／Hump Back／BiSH／KANA-BOON／キュウソネコカミ／女王蜂／怒髪天／04 Limited Sazabys／BLUE ENCOUNT
※20歳未満は入場不可｡要身分証明書｡
※チケットは1人4枚まで｡
[問]クリエイティブマンプロダクション■03-3499-6669

『百万石音楽祭2018
～ミリオンロックフェスティバル～』
チケット発売中　Pコード：104-524(1日券)、782-976(2日通し券)
▼6月2日(土)・3日(日) 11:00
石川県産業展示館1～4号館
1日券-6800円 2日通し券-13000円
[出演]Ivy to Fraudulent Game／雨のパレード／Amelie／アルカラ／嘘とカメレオン／打首獄門同好会／おいしくるメロンパン／ORANGE RANGE／キュウソネコカミ／Creepy Nuts／クリープハイプ／Crystal Lake／Xmas Eileen／GLIM SPANKY／GRAPEVINE／Crossfaith／go!go!vanillas／coldrain／KOTORI／サイダーガール／Survive Said The Prophet／The BONEZ／Sunrise In My Attache Case／SHE’S／G-FREAK FACTORY／THE ORAL CIGARETTES／Shiggy Jr.／SiM／SUPER BEAVER／SCANDAL／ストレイテナー／Czecho No Republic／CHAI／2／Dizzy Sunfist／DISH//／teto／10-FEET／TOTALFAT／Nothing’s Carved In Stone／NAMBA69／NICO Touches the Walls／never young beach／PAELLAS／PassCode／バックドロップシンデレラ／BIGMAMA／Fear,and Loathing in Las Vegas／04 Limited Sazabys／フレデリック／フレンズ／HEY-SMITH／Base Ball Bear／POLYSICS／ポルカドットスティングレイ／マカロニえんぴつ／マキシマムザホルモン／マチカドラマ／魔法少女になり隊／MOSHIMO／ヤバイTシャツ屋さん／Yogee New Waves／yonige／夜の本気ダンス／LACCO TOWER／ReVision of Sence／ReN／ROTTENGRAFFTY／他
※出演者は､いずれか1日に出演｡
※2日通し券あり(Pコード:782-976)｡当日リストバンド引換所にてチケットとリストバンドを引換え｡注意事項､出演者等は公式サイトにてご確認の上､お申込み下さい｡小学生以上有料｡未就学児童は保護者同伴に限り無料｡未就学児童のみでの入場不可｡
[問]FOB金沢■076-232-2424

『SATANIC CARNIVAL ’18』
Sold Out!!
▼6月16日(土) 12:00
幕張メッセ国際展示場 9～11ホール
1日券-8500円
[出演]04 Limited Sazabys／ASPARAGUS／CASTAWAY／THE CHERRY COKE$／ENTH／Fear,and Loathing in Las Vegas／G-FREAK FACTORY／GOOD4NOTHING／HEY-SMITH／locofrank／MAN WITH A MISSION／NOISEMAKER／PALM／SCAFULL KING／SHADOWS／SHANK／ジャパハリネット／四星球／マキシマムザホルモン
※小学生以下は保護者同伴に限り無料｡他に2日通し券あり､Pコード:780-022参照｡入場時リストバンドと引換え｡物販待機列と販売開始およびリストバンド交換､公演詳細はhttp://satanic.jpまで｡
※チケットは1人2枚まで｡

『SiM PRESENTS DEAD POP FESTiVAL 2018』
6月2日(土)一般発売　Pコード：109-477
▼7月1日(日) 11:30
川崎市東扇島東公園特設会場
7／1入場券-8500円
[出演]SiM／THE ORAL CIGARETTES／10-FEET／東京スカパラダイスオーケストラ／04 Limited Sazabys／BLUE ENCOUNT／HEY-SMITH／COUNTRY YARD／SECRET 7 LINE／SHE’S／チリヌルヲワカ／FIVE NEW OLD／ヤバイTシャツ屋さん
※小学生以上はチケット必要｡未就学児童は保護者同伴に限り無料｡公演内容に関する詳細はhttp://deadpopfest.comまで｡他に2日通し券あり､Pコード:780-028参照｡
※チケットは1人4枚まで｡
[問]スマッシュ■03-3444-6751

『MONSTER baSH 2018』
6月9日(土)一般発売　Pコード：561-555
※発売初日は店頭での直接販売および特別電話■0570(02)9941(10:00～18:00)､通常電話■0570(02)9999にて予約受付｡販売期間中は1人1公演4枚まで｡
▼8月19日(日) 11:00
国営讃岐まんのう公園
1日券8/19-9720円
[出演]04 Limited Sazabys／あいみょん／バックドロップシンデレラ／Bentham／ベリーグッドマン／BiSH／クリープハイプ／DADARAY／エレファントカシマシ／ファンキー加藤／ゲスの極み乙女｡／ゴスペラーズ／KEYTALK／くもゆき／きゃりーぱみゅぱみゅ／LONGMAN／魔法少女になり隊／mol-74／MONGOL800／MOROHA／オメでたい頭でなにより／ポルカドットスティングレイ／サンボマスター／菅原卓郎SESSION2018／sumika／四星球／高野寛×宮沢和史×おおはた雄一／teto／THE BACK HORN／the band apart(naked)／UNISON SQUARE GARDEN／UVERworld／yonige
※雨天決行・荒天中止｡未就学児童は無料(保護者同伴条件)｡小学生1日券は､当日会場販売のみ(保護者同伴・身分証明書持参が必須)｡出演者の変更に伴う払い戻し不可｡
[問]デューク高松■087-822-2520