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Yogee New Wavesの角舘健悟(vo&g)インタビュー&動画コメント
春風のような『SPRING CAVE e.p.』でメジャーデビュー! Yogee New Wavesの角舘健悟(vo&g)インタビュー&動画コメント
Yogee New Wavesがメジャーデビューした。2013年の活動開始以降、Suchmosやnever young beachなど、同世代のバンドと共に、時代に残るシーンを作り上げてきたと言える彼ら。2017年1 月 、矢澤直紀(b)が脱退し、サポートメンバーだった竹村郁哉(g)と上野恒星(b)が正式メンバーとして加入して約1年。濃厚な音楽時間を過ごしたであろう前作『WAVES』を経て、3月14日にリリースされた『SPRING CAVE e.p.』は、新しいスタートを切る彼らにふさわしく、新たな決意や前に進む意思を感じる作品だ。春風のようにやわらかく、しかし確実に大人びた一面を覗かせる今作は、一体どんな1枚になったのか、なぜ今メジャーという道を選んだのか、ボーカルの角舘健悟に話を聞いた。意外にも、ぴあ関西版WEBでのインタビューは今回が初めて。3月からはアジア3カ国を含む全国ツアーが行われる。大阪公演は4月12日(木)、心斎橋BIGCAT。Yogee New Wavesが連れてくる音楽の風に、身を委ねに行こう。
俺らは4人兄弟みたいな感じ。家族みたいなもんです。
――メジャーデビューおめでとうございます。昨年12月1日にLIQUIDROOMで行われた『Dreaming Night TOUR 2017』の追加公演でメジャーデビューを発表されましたが、その時のお気持ちはいかがでしたか?
「話すとちょっと長いんですけど、松田はもともと仕事の関係でヨギーをやめたんです。俺らも快く“行ってこい!”って見送ったんですけど、気づいたらその仕事辞めてビクター受けてるって聞いて。最初から面接で“僕はYogee New Wavesをやりたい”って豪語してたらしくて、“じゃあもう、やろう”って(笑)」
「そうですね。お家芸といったら変ですけど、俺はそこを信じているというか。アメリカ人が音楽を作った時にアメリカ人の音楽になるのと同じで、Yogee New Wavesが音楽を作るとYogee New Wavesの音になると俺は信じていて。『SPRING CAVE e.p.』で俺はどういう状況にいるのか。座って考えこんでいるのか、それとも立って踊っているのか。『intro』では、俺は考えこんでいると思っていて。考えこんでいる姿勢というんですか。(椅子を引いて座り、手を組んで膝に置き、少し前屈みになる)。これは考えこんでるポーズだと思うんですけど、このまま録るんです(指を鳴らす)」
「この新作のおかげもあって、最近Yogee New Wavesがまたグルーヴィになってるんです。ちょっとファンク寄りになったというか、昔みたいにパワーで攻めるというのじゃなくて、柔軟さで技をかけられるようになった。良い感じなんです、今。俺も『PRISM HEART』でこれだけセクシーな歌詞書いたから、あんまり子供っぽくガシガシ声出していこうっていうのはちょっと減ってるけど、それもひとつの良さとして見てもらえたらなと思います。それこそ春一番というか、スプリングなライブにできたらいいですよね」
《CD収録曲》 01. intro 02. Bluemin’ Days 03. Boyish 04. PRISM HEART 05. Summer of Love(Sinking time ver.) 06. Ride on Wave [Sweet William Remix]
《DVD収録曲》 01. Documentary『YOG of Bros.』 02. World is Mine(Music Video) 03. SAYONARAMATA(Music Video) 04. HOW DO YOU FEEL?(Music Video)
Profile
2013年に活動開始。2014年4月にデビューEP『CLIMAX NIGHT e.p.』を全国流通でリリース。その後『FUJI ROCK FESTIVAL』《Rookie A GoGo》に出演。 9月には1stアルバム『PARAISO』をリリースし、年間ベストディスクとして各メディアで多く取り上げられる。 2015年2月に初のアナログ7inchとして新曲『Fantasic Show』を発表。12月には2nd EP『SUNSET TOWN e.p.』をリリース。2017年1月に矢澤(b)が脱退し、竹村(g)、上野(b)が正式メンバーとして加入し再び4人編成となり始動。5月17日に2ndアルバム『WAVES』をリリースし、CDショップ大賞 2018前期のノミネート作品に選出。リリースツアーは全国8都市でワンマンを決行し各地ソールドアウト。夏には、『FUJI ROCK FESTIVAL』、『ROCK IN JAPAN』、『頂FES』、『CIRCLE』、『森道市場』、『SWEET LOVE SHOWER』、『WILD BUNCH』など、全国の大型野外フェスに多数出演。11月から全国公開の映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の主題歌に『SAYONARAMATA』が起用される。2018年 3月14日にはメジャーデビューとなる新作『SPRING CAVE e.p.』がリリース。3月からはアジア3ヶ国(台湾、香港、タイ)を含めた全11箇所のリリースツアーの開催が決定。