路上デビューから5年目の2016年!
”VICTORY YEAR”のスローガンのもと
5公演で5万人を動員するアニバーサリーライブを開催中!!
10/28(金)大阪・なんばHatch公演を前に
チームしゃちほこの咲良菜緒単独インタビュー&動画コメント
今年、路上デビューから5周年を迎えた6人組女性アイドルグループ、チームしゃちほこ。この1年を“VICTORY YEAR”と銘打ち、全5公演で5万人を動員する単独ライブを開催。幕張メッセ、日本武道館での公演を見事成功させ、10/28(金)には「LIVE HOUSE TOUR 2016 ~紅葉しに行こうYO!行脚だぎゃぁ~」の大阪・なんばHatch公演を控える。メンバーのマリッジブルー・咲良菜緒に意気込みを聞いた。
━━━路上デビュー5周年、おめでとうございます。
ありがとうございます!
━━路上デビューということは、路上ライブが最初なんですよね?
はい。“しゃちほこ”なので名古屋城の敷地内でライブをしたのがスタートです。
━━━これまでを振り返っていただいて、どのような5年間でしたか?
私は、中学2、3年生の頃からチームしゃちほこの活動を始めて、今、大学1年生なんです。だから高校生の時は、まるまるこの活動をしていて。学生とアイドルを両立するのは、すごく不思議な感じでした。周りの人も応援してくれたり、学生だから出来ることもいっぱいありましたね。すごく早かったけど楽しい5年間でした。
━━━学生だからこそ出来ることって例えばどういったこと?
1人のメンバー以外、同い年なんですよ。だから、JK卒業式っていうライブや、年齢が同じだからこそ出来るイベントがあったりとか。そういうことが出来たのもすごく嬉しかったんです。
━━━学業とアイドルの両立は、やはり大変そうなイメージがありますが。
いえいえ。ちゃんと文化祭や体育祭にも出させてもらって、本当に両方充実していましたよ。お友達が私たちのライブに来てくれたりとか、そういうことが叶ったのも学生生活とチームしゃちほこ活動のふたつともが充実してたからかなと思っています。
━━楽しい時間だったんだなというのがよく伝わってきます。そんな5年間を経て、今年のVICTORY YEARを迎えられましたが、5公演で5万人を集客するという目標を掲げられるのは、率直にすごいと思いました。
これも挑戦なんですよ。今までは、春にライブをしたら「次、夏にここでやります!」って発表の仕方だったんですけど、2月のライブの時に一年間のスケジュールがバーっと発表されちゃって。
━━今年の2月にですか?
はい。1年後の3月の日本ガイシホール公演までのスケジュールをバーッと発表されて、「VICTORY YEARでーす」っていきなり言われたんです(笑)。メンバーみんなが「なになになに~!?」みたいな感じになって。いきなりめちゃくちゃ大きい壁を立てられたって感じでビックリしたんですよ。
━━じゃあかなりプレッシャーもありますよね。
そうです。「大丈夫かな~」って感じでした。
━━しかしながら、幕張も武道館公演も見事に成功されていますね。サプライズありで、盛り上がりもすごかったようですが、大きい会場でされる時に気をつけられていることはありますか?
私たちはお客さんとの距離感をすごく大事にしていて。お客さんが喜んでくださるように、ステージを降りたりや、客席の近くに行ったりというのを大きな会場でもなるべく出来るようにと心がけていて。2階席とかだと遠くなっちゃうから、リフターでお客さんの近くまで行けるようにというのを、なるべく大きな会場では活用するようにしています。
━━なるほど。360°のステージを作ったりというのもそういう意味合いがあってなんですね。
そうですね。なるべくみなさん平等に近くなるようにと心がけています。
━━そして現在開催されているライブハウスツアーですが、長崎からスタートされて、すでに残り1公演。
今までホールツアーばっかりでしたから、ライブハウスツアーは今回が初めてで。やっぱりライブハウスだとお客さんとの距離がすごく近いですし、熱気がすごいですね。ホールとは全然違います。
━━このライブハウスツアーでは計5ヵ所回られますが、ライブ以外に楽しみにされている事とかはありますか?
実は私たちには暗黙のルールがあって。地方に行くときには、絶対にどんなにハードなスケジュールでもご当地の名物を食べるっていう約束があるんですよ(笑)。
━━嬉しいルールですね(笑)。
はい。どんなに忙しくても、どんなにハードでもそのために時間を割いて、ご飯を食べるというルールがあって。メンバーみんなが、「それは当たり前だよね」っていう前提でいます(笑)。札幌もライブ当日の朝一番早いので現地入りしたんです。それからライブを2公演して、翌日の朝一では帰らなきゃいけなかったんですけど、ご飯をちゃんと食べに行きました(笑)。
━━今回もその暗黙のルールは守られている?
はい。今のところ。
━━次の大阪・なんばHatch公演も楽しみですね。
「何食べようかな~」って考えています(笑)。
━━そのなんばHatchの公演でも披露してくださるだろう楽曲について質問します。8月にリリースされた最新シングル『ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL』を含め、しゃちほこさんの楽曲は、みんなで楽しめるようなポップな曲やアッパーチューンと呼ばれるナンバーが多いですが、要所要所にロックやメタルの要素もありますね。
私自身、ロックが大好きで、しゃちほこの楽曲はロックサウンドが多いですね。この新曲は特にその要素が一番強くてゴリゴリな感じです。だから私たちがフェスに出演する時は、ロックフェスが多いんですよ。もちろん影響も受けますしね。
━━お客さんのノリ方もそうですよね。
はい。バンドさんと違うところは、私たちには振り付けがついてるというところで、お客さんも一緒に踊ってくれるんですよね。だから、ヘドバンや手のフリがある曲は一緒にやったり。基本的に、お客さんと一緒に同じことをして同じ時間を共有するというライブですね。
━━一緒に楽しめる楽曲が多いですからね。それに、こんなに可愛らしいのに、パフォーマンスの一生懸命さや全力で楽しませようとされている姿にすごく共感もできるというか。
本当ですか!? それはすごく嬉しいですね。
━━楽曲を聴いているだけでイメージできる部分もありますが、ライブに行ったらたとえ楽曲を知らなかったとしてもノレるのではって思わせてくれる感じ。一般的な可愛らしいアイドル像を払拭できる部分も持ち合わされていますよね。
ありがとうございます! ファンの方は男性が多いですが、家族連れの方も多いんです。握手会に赤ちゃんを連れて来てくださったり、ライブでは家族で楽しめるようにファミリーエリアを設けていますので、家族で来てくださる方は多いです。
━━振り付けがあることや、1曲1曲にポーズやキメどころがあるのも、誰にでも分かりやすくて楽しめるポイントかもしれないですね。
それを一番のポイントとしてライブを行っていますので、そう思ってくださると嬉しいです。特にフェスとかは、私たちのことを知らない人でもなるべく参加できるようにというのを心がけていますので。
━━今までのお話しもふまえてあらためてお聞きしますが、咲良さんがイメージされる、チームしゃちほこの魅力ってズバリなんだと思われます?
う~ん、なんだろう? やっぱり、みんなで楽しむところを一番の魅力にしたいと思っています。もちろん“魅せる”ことも大事だと思うんですが、みんなで楽しい空間を作るっていうのをね、意識しているところかな。ライブ本編はもちろんですが、物販とかのおもてなしも大事にしたいんです。お客さんって会場に入った瞬間からその空間を満喫したいと思われるわけじゃないですか!? だからそういうところも、エンタテインメントとしてお客さんに喜んでもらう事を第一に考えたい。今回のツアーもね、「こんなことをしたらお客さんは面白いんじゃないかな」という思いから、メンバーそれぞれがセットリストを組んだりしています。5年やってきたことで、メンバー自身がそういうことを考えられるようになってきましたので、これからのライブも心がけていきたい。メンバーがやっぱりお客さんと一番近い距離にいるから、そういう気持ちを大事にしていることが、ライブで一番の魅力になればいいなと思います。
━━なるほど。ちなみに物販にもアイデアを出されている?
候補を出してくださるので、メンバーが「これがいい、これじゃなくてこれがいいかな」っていう意見を出し合って、その結果を通してくださいますね。「ここにもうちょっとこういうのがあれば」とかワイワイ言っていますね。
━━メンバーのみなさんが考えてくれてるんだと思うと…。
嬉しいですよね!? よかったです。
━━公演毎に各メンバーのみなさんが考えられたセットリストを披露されているということですが、10月28日(金)のなんばHatch公演は咲良さんが担当されますね。
ライブハウスツアーの最後の日ですので、やっぱり締めくくりという部分と、横浜アリーナ公演前のライブでもある大事なポイントですので、ガッツリやろうと思っています。そして会場が大阪なので、ちょっとおもしろい要素みたいなのは入れたいなっと思っていて。テーマを、“茶番”にしようかなって。
━━茶番!
はい(笑)。それぞれ公演毎にテーマを決めていますが、今回私は“茶番”というのをテーマにしようと。“お笑い”だとちょっとハードルが高いかなと思って“茶番”にしたんです(笑)。面白おかしくしつつ、“楽しい!”というのを大阪の人にも魅せられたらいいなと思いますし、やっぱりファイナルだからいい締めくくりなるように、そして次に繋げられるようにというのを今頑張って考えています。
━━より楽しそうですね(笑)。
あと、歴代の衣装の中から懐かしい衣装を着ようかなと思っていて。大きい会場だと新衣装になっちゃいますから、お客さんは昔の衣装も見たいかなと思って。
━━新旧問わずの楽曲披露があって、その合間に“茶番”要素を盛り込んでというイメージですか?
そうです。それと大阪にちなんで歌詞を変えたりだとかね。そういうのが出来たら、地元の人も大阪に来てくれた人にとっても嬉しいかなって。MCもそうですけど、一曲目とか大事だと思っています。
━━あ、なるほど。じゃあ頭から行かないと。
そうそうそうそう!
━━仕事で遅れたとかダメだって話ですよね(笑)。
そうそう! 全然ダメですよ~(笑)。
━━(笑)。これまで何度も大阪に来てくださっていますが、大阪のお客さんのイメージは?
どうだろう!? 握手会でしゃべってくれるんですけど、比較的早口な方が多いなというイメージですね。
━━そうかもですね。
それで関西弁だから「何言っているんだろう?」って思っちゃうことが(笑)。でもやっぱりノリが良いので、私が「何言ってるか分かんないよ~」とか言っても全然へこまずにいてくれるところが好きです。
━━(笑)。
なんかね、コロコロコロコロってどんどん話が進んじゃう。だから「あれあれあれ~!?」ってよくなるんです(笑)。でも、ノリが良いというのはライブに繋がるポイントだから、やっぱり大阪でのライブはやりやすいですし、こっちもノリノリになれるから大好きですね。
━━ではそんな大阪のファンの皆さんに一言メッセージをお願いします。
大阪は普通に好きな場所で。メンバーの坂本遥奈というキミドリの子と「プライベートで来よう」という話をしているぐらいに。名古屋から新幹線で1時間で行けるじゃないですか!? だから友達とかもプチ旅行みたいな感じで行く場所なんですよ。やっぱり好きだからたくさん行きたいですし、そういう好きな場所でファンが増えてくださるというのも嬉しいですしね。「仲良くなろうよ~」って感じですね(笑)。
━━もっと色んな人と話をしたり繋がりを広げたりしたいってことですね(笑)。
そうそう(笑)。全然仲が悪いわけじゃないんですけどね、もっと大阪で繋がりを広げたいなと思いますね。
━━最後に、このツアーを終えられた後、横浜アリーナ、日本ガイシホールでの公演もありますが、今後しゃちほこさんが目指していきたい目標や希望を教えてください。
はい。VICTORY YEARも5公演中3公演が終わり折り返し地点にきました。今、最後に向けて走っているところですが、横浜アリーナはみんなで楽しくエンタテインメントして、フェスティバルみたいな感じを表現したいと思っています。そして日本ガイシホールは、結成からの目標にしていたことですので、節目になりますし、大事なイベントになると思いますので全力で頑張ります。でもとにかく、ライブハウスツアーを成功させないと次に行けないと思っていますので、3月のガイシホールまでのVICTORY YEARをひとつのストーリーと考えて、ちゃんと物語をバトンタッチしていき最後に繋げることが今の一番の目標です。
━━3月の公演まで無事に成し遂げてくださいね。楽しみにしてます!
ありがとうございます!
text by 小西麻美
★はみだし★
チームしゃちほこ・咲良ちゃん♪
取材後、咲良さんとのこぼれ話の一部をご紹介♪
Q1.大阪で食べてみたいものや、行ってみたい場所は?
大阪は行きすぎててホーム感がすごく強い(笑)。だから結構行ってるけど、道頓堀とかで500円とかでされてるお笑い芸人さんのライブはぜひ観に行きたいですね! 食べ物とかは結構買ってきてなんとかなるけど、ライブって行かなきゃいけないし時間もあるからなかなか行けないんですよ。遊びに行く時に行こうかって話してたぐらい行ってみたいです。
━━めちゃくちゃ早口ですよ。
やっぱりそうなんですか。聞き取れないかもしれないな(笑)。でも、前ノリしてでも行きたいぐらいです。
Q2.咲良さんはチームしゃちほこのメンバーの中ではどんな立ち位置ですか?
私は、クールな立ち位置らしいです。
━━らしいということは…?
ツンツン系。クールな冷めてる系です。
━━でも本当は?
…ちゃんとハッキリ言うタイプだと思いますよ。
━━しっかりしているって感じですよね。
そういう感じみたいです。愛嬌とか苦手なタイプなんですよ、青だし。イメージカラーこのまんまでーす、みたいな (笑)。
━━ちなみに衣装もかわいいですね。
(当日着ていた衣装のスカート部分のデザインを指さし)これ、実際に燃やしたんですよ。だから、灰の燃えカスみたいなのが…。今も触るとついちゃうのが難点なんです(笑)。
(2016年10月20日更新)
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