ジレンマも葛藤も抱えて鳴らせ――
チェコの変化の爪跡を残した『Santa Fe』を手にして
揺れ動くバンド人生と聖なる行進=ツアーは続く
Czecho No Republicの内情を語るインタビュー&動画コメント
誰もが本当の自分と社会との折り合いを、何かしらつけて生きている。それは時にバンドとて同じことで、Czecho No Republicは世間からの見られ方と本当の自分たちとの誤差みたいなものに、常に振り回されてきたバンドなのかもしれない。そんな彼らの最新作『Santa Fe』は、そんなジレンマや葛藤を軽やかに払拭し…とまでは至っていないことが(マジか)、このインタビューでは率直に語られている。そう、現実の物語はそう簡単にはうまくはいかない。それは時として夢のような職業であるバンドマンとて同じことなのだ。が、しかし。この盤は明らかに彼らの現時点での最高到達点であり、その現実が少しずつ動き出したことを確信させる珠玉の楽曲がズラリ。特に中盤の『Beautiful Days』『Fun, Fun, Fun, Fun, Fun』『エンドルフィン』(もう最高!)『クワーキーワールド』のサイケなタイムトンネルのようなゾーンは、相変わらずのポップネスに誘い込まれたが最後、彼らの音楽的視野と探究心に心地よく翻弄されるかのようなトリッピータイムを、存分に味あわせてくれる。3000人が集まったこの夏の東京・日比谷野外音楽堂での初ワンマンよりも、結成5周年のアニバーサリーよりも彼らが追い求める音楽的欲求と、揺れまくりながらも絶妙なバランス感覚で反撃の時期を伺う思いがけない言葉の数々…間違いなくあなたはこのバンドをもっと好きになる!?
純度100%の今の気持ちをどこかで出したい
――まずは前作の2ndアルバム『MANTLE』(‘14)以降の流れを聞きたいなと。
武井(vo&b&syn)「『MANTLE』以降は何やかんやで立て続けにタイアップ系のシングルの話がありまして。それってやっぱりクライアントさんの納得いくものと、自分らの“ここまでだったら出来ますけど”の擦り合わせの作業じゃないですか。言ってしまえば100%ではないというか。そういう活動をしている間に、メンバーがお互いに今やりたいものをストックしていって。曲が結構溜まって時期を見てそれを持ち寄った、っていうところがまずスタートで」
――そういったシングルを出している時点では、ある種メジャーで要望に応えていく作業をしながらいかに自分を出すか、みたいなところのバランスをずっと取っているというか。それはそれで楽しんで出来たもんですか?
武井「そういう仕事が出来てることも楽しいというか、やるべきことだと思ってるし、それに対して別にうわぁ~!とは思ってないけど、何だろうなぁ…純度100%の今の気持ちをどこかで出したいな、みたいな気持ちは沸々と」
――でも、過去のインタビューとかを読んでみても、何かやっぱりモヤモヤが常に消えないですよね? それはある規模以上の活動をしている全てのバンドに言えることなのかもしれないですけど、よりそういうジレンマが濃厚なバンドという感じがあるなぁと。
武井「多分それは、デビューした頃に“大学生のサークル”みたいな見られ方をしたジレンマが…みたいな(苦笑)」
――“リア充”とか、そういうワードに対するアンテナが過剰だなって(笑)。
八木(g&syn&vo)「あ~確かにあの頃はインタビューの半分がその話だった(笑)」
タカハシ(syn&perc&vo)「(笑)」
――やっぱりそういう見られ方を感じるわけなんですね、何かしら。
武井「いやもう、検索ワードでよく見掛けてたんで」
――Twitterとかでも“キラキラのリア充バンド”とか“読モ上がり”だとか、タイアップをやったらやったで言われ、アッパーな曲を書いたら“フェス仕様だ”と言われ(笑)。
武井「いやまあ、そういうBADな意見にすごい流されるタイプなので…はい(笑)」
楽しいとかキャッチーというイメージで入ってきた人に
冷水をぶっかけるような曲が結構あった(笑)
――そんな中でも率直に、今作は現時点での最高到達点なのかなと思いました。このモヤモヤはもしかしたら一生消えないのかもしれないけど、今作では絶対に何かしらの変革というか、もう1段ギアを入れる瞬間があったんだろうなと聴いていて思うんですけど。
武井「結構バンド内においても、俺のデモをそのままやりたいとか、メジャーだからコンパクトにまとめるとか、そういうのはもうつまらないからやりたくないみたいな反論は」
――逆に言うと、今まではやっぱりそういうことを求められてたんですか?
武井「自分でも多分どこかしらでそうすべきなんじゃないかとか、分かりやすいものがいいのかな?とか思ってたりしてたんですけど、最近のインディーとかを見てても音楽的なIQが高いバンドがいっぱい出てきてるんで、そういうものが許されるような、何か地殻変動がシーンに起きてるのを感じたんで、じゃあ俺らももうちょい大きなことを言うと、“ちょっと変わるけど着いてきてくれ!”っていう気持ちもあったり」
八木「今までは僕もコーラスを考えて入れたりして(武井の)曲をいじってたんですけど、そのままやりたいようにやるのもおもしろいのかなって。僕の曲もその感じで、今回はそれぞれの満足度は高いかなと思いますね」
――でも、その割には堕ちることが多いんですよね? やりたいことをやったはずなのにちゃんと堕ちてる(笑)。
武井「ちゃんとの使い方がおかしいですよ!(笑) でも今回はやっぱり、一番満足度は高いですね。今までは途中まで作って後は誰かに相談とかだったんですけど、今回は諦めずに、投げずに、その詰め方の度合いも余白なしで」
――普通バンドって余白を作って各パートに委ねていくのに、おもしろいですね。
武井「例えば、物事を考えて、人に伝えて、誤差が生まれて、そこからまた人に伝えて、ってどんどんリレーしていくんですけど、俺はもう突き進んで、“メンバーに伝えるのは後でいいか”ぐらいの感じでとりあえず作り続けるというか、“先に行っときまーす!”みたいな感じでやってたんです」
――バンドを信頼しているからこそ、エゴを出すみたいな。次のアルバムはどうするみたいな柱というか、共通認識はメンバー間であったってこと?
武井「シンセポップをちょっと作ってた土台が最初にあって、以降はメンバーもお互いにサイケにすごいハマってたから、展開が読めないけどちゃんと丸め込めるようなものを作っていきたいなっていう話で進んでたんですけど、ちょっと…急速に変わり過ぎて、大人の方たちに釘を刺され(笑)。“先行シングルと同居する音源を作ろうという意思をもうちょっと持って欲しい”っていう感じかな」
――変化が目的になってないか?っていうのもあるのかもしれないですね。でも、何だかんだ言って、やっぱりその辺のバランスを取っちゃう人間なんですね(笑)。
武井「最初は“何でぃ!”とは思いましたけど(笑)。故に、サイケ方向で見出した曲で本当に気に入ってた曲があったんですけど、それも入らなかったり」
――タカハシさん作の曲も次は入るよと割と公言してましたけど、入ってないのはそれか。
武井「いい曲あったんですけどねぇ~サイケにも程があったんで(笑)」
タカハシ「アハハ!(笑)」
――それぐらい大胆な変化を遂げようとしてたんですね。
武井「今までの活動を完全に無視、みたいなものになりかけてたんで。楽しいとかキャッチーというイメージで入ってきた人に、冷水をぶっかけるような曲が結構あったんで(笑)。でも、徐々にだったら着いてこれるかな?って」
曲作りにおいての突破口というか、何か1つ超えたんじゃないかなぁって
――今作で言うと、『Beautiful Days』(M-4)『Fun, Fun, Fun, Fun, Fun』(M-5)『エンドルフィン』(M-6)『クワーキーワールド』(M-7)辺りの流れが好きなんですよ。
武井「同じくっす! この辺の曲が結構よくて、そっち方向に可能性を見出したい感じにちょっとなってたんで」
――『Firework』(M-1)で変化は見せてるけど、ちゃんとポップさでみんなをアテンドして、こっちだよ~ってこのゾーンに導いてから、後ろ手で鍵をカチャッて閉める感じ(笑)。
武井「フフフ(笑)」
八木「確かに(笑)」
――でも、このゾーンを出るときはまた少し夢から醒めるような…この流れがすごくおもしろいなぁって。『エンドルフィン』とか、マジでこれ頭オカシいんじゃねぇかっていう曲展開(笑)。
(一同爆笑)
――これを1曲の中でやらなくてもいいんじゃね?っていうぐらいの構成を、ちゃんと曲として成立させ切って。今回のアルバムがおもしろいのは、常にポップじゃないですか。でも、ポップなんだけどキャッチーじゃないというか。同じようで違う意味というか。
タカハシ「フフフ(笑)」
八木「サウンドの作り方はポップだけど、展開とかメロディラインは裸にしてアコギを入れちゃったら、案外キャッチーではないですからね」
――逆に言うと、ポップにすることで聴かせられてしまう。ヘンな話、リスナーにちょっとずつ毒を入れていくじゃないけど(笑)、ポップな入口に惹かれて人は寄ってくるけど、知らずにだんだんとそれを摂取してるから、結果リスナーが育っていくというか、体質が変わっていくみたいなアルバムだなぁって。
武井「非常に嬉しいっすね、それ」
タカハシ「ね」
――『Beautiful Days』(M-1)が今作のきっかけとなった曲だったんですよね?
武井「『Oh Yeah!!!!!!!』(M-3)はタイアップなのでイントロから60秒以内にサビまでいかなきゃいけないということで、すごい根詰めてやってたんだけど出来ないなぁ~みたいなとき、休憩時間に反動で作り始めた曲で。すごいダウナーだけどキレイな曲で、もうデモの段階でほぼこれなんですよ。シンセベースとかもめちゃくちゃ凝って、完成したときはすごい手応えがあって…何か新境地にちょっと立てたという。そういう説得力がある曲がこのタイミングで生まれたのは、何か気合いが入るというか」
――この制作中もちょっと堕ちてたみたいなことを、他のインタビューでも。
武井「このときはもう憂鬱の真っ只中(笑)。でも何か、こういう曲があることが“強さ”かなぁって。口だけ野郎じゃないぞ!っていう気持ちで。成長しないと書けなかっただろうっていう感じの」
八木「この曲は確かにデモで聴いた中で一番いいと思いましたね」
タカハシ「うんうん。この壮大さは武井さんの作る曲であまりなかった気がして、曲作りにおいての突破口というか、何か1つ超えたんじゃないかなぁって、感動した覚えがあります」
――今回の制作に関して、自分の役割とかも含めて新たに感じたこととか、改めて思ったことはありました?
タカハシ「今回は特に作り込んだ曲がほとんどというか、もう全部だったから。2人ともガチガチに作り込んでたんで何か…私はすごく楽だった(笑)」
(一同爆笑)
武井「楽しいな、その活動(笑)」
タカハシ「手弾き感とかも今回は“ちょっと違うよね”っていう場面もあったけど、それはそれで作品が良くなるならって思ったし」
八木「確かに楽な部分もありましたね。あんまり弾いてないのもあるし(笑)。バンドのこれからの変化には繋がるなとは思いましたね。だから次のアルバムはもっとおもしろいかもしれない。ギターは…なくなってたりして(笑)」
ネガティブなんだけど、何か上手くいくんじゃないか
最後はハッピーなんじゃないかみたいな“楽観視”
――でも、前作の制作時にも“ちょっと変化のスピードが速過ぎる”みたいな話は出てたと思うんで、今作でまだバランスを取っているのが、逆に意外でした。もっとぶっ壊すというか、好きなことをやりました!っていうアルバムになるのかと思いきや。
武井「一生出来ないんじゃないかなぁとも…ふと思いますね。そういう話し合いもしましたもん、“諦めよう”みたいな(笑)。本当にやりたいことがあるなら、もう1つバンドを組んだ方がいいねって」
――このバンドでやることじゃないって感じがしたの?
武井「まぁ“求められてない”みたいな感じで」
――それを言っちゃうのは何だか切ない気もしてくるなぁ。
武井「アハハハハ!(笑) いや、切ないっすよ! 俺もそれで結構堕ちたことがありましたから。ただ、実際はやれるとは思うんですけど、いろんな人を巻き込んで事故ってしまう可能性を作るのが怖いというか、よくないなって」
――めっちゃしっかり者やん!
武井「いやいや!(笑) ビビリなだけなんで」
――“別にいいやん、もう全部ぶっ壊す! 好きなことだけやる!”みたいにはならないってことやもんね。
八木「いやぁ~そしたらこれがラストインタビューですよ」
(一同爆笑)
――何が今の自分を突き動かしてるんですかね?
武井「やっぱりもうこのバンドが人生の財産になってきてるじゃないですか。知り合った人も出会えたお客さんもいっぱいいるし、そういうものをウワーッ!って投げ捨てる度胸はないし。音楽面においては(突き動かされるのは)単純に探究心だと思ってますけど」
――チェコをやる前までの人生は、何かちょっとオマケっぽいって言ってましたもんね。
武井「うん、オマケ。何か本当にフワッとしてたんで」
――それぐらい自分を奮い立たせるものもあるということですよね、チェコには。
武井「それまでは趣味がなかったに等しいんで。作曲がある種の趣味になったし、それが今では仕事にもなってるし。で、こういう風に知り合いが増えるっていうのは、楽しい」
――だけど、その探究心を100%フルドライブ出来ない場面もあると堕ちると(笑)。自分のクリエイティビティとのせめぎ合いと、SNSとのせめぎ合い(笑)。
武井「SNS見過ぎて目が疲れたんでメガネ買いましたからね(笑)」
――世間の見られ方と本当の自分たちとの誤差みたいなものに常に振り回されてきたバンドだとは思いますけど、今作にはそういうものも全部抱えても尚、“何とかなるんじゃねぇか?”っていうちょっとした希望の兆しみたいなものがありますよね。
武井「そういうのは何やかんやでずっと持ってはいるんですよね。ネガティブなんだけど、何か上手くいくんじゃないか、最後はハッピーなんじゃないかみたいな“楽観視”。何がそうさせてるのかは分からないんですけど、自分が超ド級の不幸を体感したことがないのもあるかもしれないです。意外と丸く収まって生きてきてる、良くも悪くも」
――それがコンプレックスにもなり得るけど、メジャーデビューして、日比谷野音も満員に出来てっていうのは、ヘンな話、全てのバンドが体験出来る道筋じゃないもんね。
武井「そういう点においては全く天狗になれないです。すぐにいなくなると思ってる(笑)」
――アハハハハ!(笑) やっぱり厄介やなぁこの人は(笑)。
武井「アハハハハ!(笑)」
――あと、今作における『クワーキーワールド』も『For You』(M-10)もそうですけど、タカハシさんがキッチリ前に出たボーカルを聴いてたら、この人は声で全てを何とか出来る人だなぁって。ズルいなとも思いました、何か。
タカハシ「うわっ(照)。ありがとうございます!」
――神様も1人に幾つ能力を与えるねんっていう話でもありますけど(笑)。
何てSな街だと思って(笑)
――あと、今年は5周年なんですね。それに関しては何かあります?
武井「いや、本当のことを言うとないんですけど、ないって言うとあまりにも冷めてるみたいな(笑)。今年というかこれからは、ちょっと熱血になっていこうと思い始めてるんで」
――声のトーンに熱血感が全然ない(笑)。
タカハシ「アハハ!(笑)」
武井「もっと精神的にはしゃがないといけないですよね? 何でこうなっちゃったんだろうって思います、本当に」
(一同爆笑)
武井「多分、俺らは元々4人で始まって、そのときに生まれたイメージとか“チェコらしさ”みたいなものを引きずる旅が長かったんですよ。“もうそこじゃないんだけどなぁ…”っていう気持ちをずっと抱えてた。4人だった頃の亡霊にすごい悩まされてきたんです。メジャー1枚目の音源(『NEVERLAND』(‘13))は、やっぱりそれが一番辛かった」
八木「アハハ(苦笑)。確かに。“亡霊ディスク”」
タカハシ「うーん…難しいですよね。チェコではあんまりしゃしゃり出ないようにしてる、じゃないですけど、女っていう時点でもう浮いてるから。例えば次のアルバムで“私の曲が入ったらどう見られるんだろう?”みたいに、いろんなことは思いますけど…うーん。悩みどころではありますけど」
武井「波風立てないよ~に、すんごい気使ってやってますよね、だから」
(一同爆笑)
タカハシ「髪を切ったのも、長いと余計女の子っぽいし、切った方が(バンドに)馴染むからっていうのもあります。なるべく浮きたくないなって、最近は思い始めてて」
武井「すごいねぇ。カッコいいね」
――別にね、逆ギレもありじゃないですか。
武井「知らねぇよ!とか。キツめのお酒とか呑ましたら言うと思いますよ?(笑)」
タカハシ「アハハ!(笑)」
――いや、それアンタもでしょ!(笑)
武井「“呑もう呑もう”って俺が先頭切ってね(笑)」
――今作が出来上がったときに達成感はありました?
武井「何か自分の作品なんだけど、ちょっと他人事のように“いい1枚だ!って(笑)」
(一同笑)
タカハシ「私は普通にJ-POPも好きだし、まだ精神的にも若いと思うんですよ。だから、踊れる曲とか激しい曲も好きで、正直、最初はすごい大人っぽいアルバムだなぁと思って。好きなんですよ? そっちの音楽も。でも、マスタリングでそこが変わって、大人っぽかったりゆったりした曲なんだけどアガれるというか、ズッシリしたなぁと。もう自信を持ってすごくいいアルバムになったなぁって」
――そして、そのタイトルの『Santa Fe』は調べたらニューメキシコ州の場所とか、聖なる信仰とかが出てきますけど、まさかの…。
武井「宮沢りえなんですよ、本当に(笑)。去年1年ラジオの『オールナイトニッポン0』をやってたんですけど、トークテーマで“世界最強を決めよう”っていう回があって、ベジータ芸人のR藤本さんがゲストで出てたときに、“宮沢りえが最強なんじゃないか?”っていう話になって(笑)。全く脱ぐ必要のないの17歳の頃にヌード写真集を出して世間を騒がせ爆発的に売れたと聞いて、そのバックグラウンドも含めてカッコいいな~!って。そのタイトルが『Santa Fe』だと。じゃあ次の音源もそうしようって(笑)」
――そのイズムを引き継いだわけやね(笑)。まぁ衝撃やったからね。本当にある意味、文化を動かした出来事かも。
武井「あと、3枚目なんで“3”と掛かってちょうどいい言葉だと思って(笑)」
スタッフ「マジか…」
武井「マジっす!(笑) 去年1年は本当にいい年だったんですよ。ラジオとかでふざけてたら人となりを分かってくれて、逆にどんどんお客さんも増えていったし、その辺から結構自然体になれて、生まれた心の余裕とかからきた音源なのかもしれない」
――そして、リリースツアーの大阪公演は初のなんばHatchで。
武井「急にデカ過ぎますよね? その前はBIGCATで、その間がないんですよね」
――その間のキャパがないねん(笑)。800の次が1800ぐらいまでいくっていう(笑)。
武井「何てSな街だと思って(笑)」
(一同笑)
――そして、結成5周年の記念ライブも、そんな大袈裟じゃなく東京で一夜限りでやると。
武井「除霊の空間ですよ(笑)」
――アハハハハ!(笑) 亡霊ディスクのね。ただ、次は10周年までバンドが続かないと、これが最後のアニバーサリーになるから(笑)。
武井「アハハ!(笑) 恐ろしい…」
――ツアーも、いずれ来る10周年も、楽しみにしてます。本日はありがとうございました!
武井&タカハシ&八木「ありがとうございました~!」
Text by 奥“ボウイ”昌史
(2015年10月 1日更新)
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