ホーム > インタビュー&レポート > 「“ソウルミュージック”というテーマは、自分の中にずっとあった」 『Floatin'Groove』のパワープレイも大反響! Keishi Tanakaが2ndアルバム『Alley』の構造と ソロとしての指針を語るインタビュー&動画コメント
僕のハモりって結構、裏声が多いんですけど
それって多分、女性の声を求めてるんだと思うんですよ
――前作『Fill』を発売されて以降、アコースティックライブ『ROOMS』を主催されたり、FRONTIER BACKYARDのTGMXさんとのライブ『TWIN SONGS』やバンドでのライブ、フェス出演など、常にライブをされていた印象があります。アルバムはライブの合間を縫って制作されたんですか?
「ライブはこの1~2年は年間100本弱ぐらいで、自分ではそんなに多いという感覚もなくて。ただレコーディング期間にしては多い方ですかね。アルバムに関しては、特に制作期間を設けずに、ライブの本数も変えずに作ろうというのがテーマで、ライブの合間にレコーディングをしていって。結果、完成までにすごく時間がかかってしまって(苦笑)。僕がレコーディングに用意した日数が少なくて、ゲストで入ってもらったメンバーのスケジュールが合わなかったこともあったり、当初の目論見では夏には録り終えられるかな?という感じだったんですけど、12月までかかりましたね」
――静かに始まって徐々にストリングスの音が高まっていく『あかり』(M-1)は、最後の“風が暖かくなったのを知った 出かけよう”の一節で“さぁ、行こうよ”と外の世界へ連れ出してもらえるような感じがあって。作品全般にわたって色鮮やかで躍動感があって、Keishiさんの新しい章のはじまりのようなものを感じました。
「僕、1曲目ってアルバムの一番最後に作るんですけど、今回は春にリリースすることが決まって、春をイメージした曲を作ってたんですよ。でも、何となく1曲目だけは僕の中でまだ冬の感じがあるんですね。1曲目はまだコートを着ていて、それで2曲目から春になるというイメージで本編がスタートする。その方が2曲目の『傘を持たない君と音楽を』(M-2)がグッと来るかなとか。それと今回初の試みで、女性のコーラスを入れていて。メインのコーラスはRopesのアチコさんにお願いしました。『Fill』のときはコーラスも自分の声だけで完結したかったんだけど、今回は当初から女性コーラスを入れようと決めていて。というのも、僕のハモりって結構、裏声が多いんですけどそれって多分、女性の声を求めてるんだと思うんですよ。前作は1stだから自分の声だけで完結したかったのもあるし、そうやって1枚作れたことで今回は違うことをやってみようと思えたのかもしれないですね」
Riddimは解散していますけど僕や他のメンバーの音楽は続いている
――シングル発売もされた『Floatin’ Groove』(M-3)についてブログで、“今の自分がやるソウルミュージックがテーマ”と書かれていましたね。
「“ソウルミュージック”というテーマは結構、自分の中にはずっとあったんですね。DJをやるときもソウルをかけることが多いし、家で聴いたりもするんですけど、1枚目を作っているときはどちらかと言うと、もっとシンガーソングライターとかソフトロックとかが自分の中ではテーマとして大きくて。それを作り終えて、1年前とか1年半ぐらい前辺りにいろいろ次の作品を考える時期があって。これまで自分が聴いてきた音楽とか、この先10年どういう音楽をやるのかって考えたときに、もうちょっとソウルっぽいものとかグルーヴィーな音楽をやりたいなと思って。とは言え、全編ソウル一色のコンセプトアルバムを作るのはまだ先でいいと思っていて、『Fill』の続編的なものでもあり、僕がやるソウルミュージックはこういうものです、という代表曲を作ろうと思ったのが『Floatin’Groove』ですね。他に『It’s Only My Rule』(M-10)もそうだし、『偶然を待っているだなんて』(M-7)も最初ソウルな曲を作ろうと思って仮タイトルも『ソウル』だったんですけど、途中でいろいろ変えたくなって、打ち込みみたいに平坦な感じのものにしようかなと思ったり。でも、元々作ったデモがソウルだったんでそっちに引っ張られる部分もあり、その辺のバランスが僕の中でいい感じになって来て、最後にチャーベ(松田岳二)さんがパーカッションを入れてくれてソウルに戻った気がする。この曲をチャーベさんが聴いたときにソウルを連想したんだなぁと思って、そういう面白い化学反応が起きた曲ですね」
――『Floatin’ Groove』はRiddim Saunterの後期にあった、ソウルをポップに昇華して聴かせてくれていた感じを思い起こさせます。同時にピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギターなど90年代の渋谷系ポップ音楽へのオマージュや、それらの音楽が持っていたグルーブを2015年にアップデートさせた感触もあって。特に『9月の甘い香り』(M-6)にはフリッパーズの『恋とマシンガン』へのオマージュを感じてニヤリとしました。
「『Floatin’ Groove』のRiddim Saunterっぽい感じはちょっとした狙いでもあったりして。今までのこととかも振り返って考えたり、これからのことも考えていく中で、1つの流れというか、Riddimは解散していますけど僕や他のメンバーの音楽は続いているわけだし、そういうことを提示したかったのもあるんですね。ソロの強みというか贅沢な話なんですけど、出来た曲に対して“この曲はこの人に演奏してもらいたいな”って選べるわけですよね。特にドラムは3人いて、前作もお願いした福田“TDC”忠章さん(FRONTIER BACKYARD)が一番多いんですけど、伊藤大地くん(SAKEROCK)に叩いて欲しい曲もあったり。でも『Floatin’ Groove』は太一(古川太一、元Riddim Saunter)かなと。太一に叩いて欲しいなと思った曲だし、別に僕的には特別なことでもないです」
――ストリングスのアレンジもご自身でされたんですよね。
「はい。それはもう、すっごく大変でした(笑)。前作では、最初はアレンジャーさんにお願いしようと思ったんですけど、スケジュールが合わなくて自分でやってみたら楽しくて。ハーモニーを考えたりするのも結構、好きな作業だったなぁっていうのがあったから、今回は最初から自分でやろうと決めて始めたんですけど…。特に『あこがれ』(M-5)は、オーケストラみたいなことをやりたくて、ストリングスとピアノだけの曲にしようと作り始めたんですけど、他の楽器が入ってない分、一番下のベースから一番上の音まで全部のハーモニーを組み立てて、それこそ何から何まで全部やらなきゃいけなくて。そうやっていくと、途中でつじつまが合わなくなってくるんですよ。例えば僕はバイオリンが弾けないから音の高さがどこまで出るか分からないし、何か1つダメだったらそこまでやってきたもの全部を最初からやり直しとか」
――うわ、それはちょっと…。
「そういうときは、一回パソコンを閉じて目をつぶって、“今日はどうしよっかな…”と思ってそのまま寝たり、“よし、もうちょっとやるか”と持ち直してみたり。全部の作業の中で、ストリングスのアレンジに使った時間が一番長かったかもしれませんね」
――その苦労の甲斐もあり、本当にとても心地良くて、贅沢な気分を味あわせてくれる音です。
「ストリングスは特別な音ですからね。最終的にアレンジが出来て弦のメンバーに聴かせて、いざリハに入ってみてから、“この音は思ったよりイケてる音じゃなかった”とか不都合が出てくることもあって。じゃあそれを直してしまうのがいいのか、イケてないかもしれないけど、敢えて直さない方がいいのか、とかの判断もいろいろで。今こうして出来上がっているものが正解なんですけど、もしかしたらそれよりも良いアレンジもあったのかもしれない。とはいえ不正解では決してなくて、自分らしさが出るのは間違いなく今回のやり方だと思ったし、ここまで自分でやれたら次作ぐらいからは人に頼んだり出来るようになるかなって。前作もそうだったんですけど、一度ちゃんと自分でやってみると余裕が出来るというか、技術的にも気持ち的にも人にお願いしやすくなるかなと」
――ドラマーのセレクトにしても、ストリングスのアレンジにしても、ソロアーティストの恍惚と不安の二つ、我にあり、という感じでしょうか(笑)。
「アハハ! そうですね。その大変さって聴く人に伝わってるのかなと思うときはありますよ(笑)。多分、他のアレンジャーさんにお願いして出来た音もいいものになるんでしょうし、聴く人の中にはアレンジとか誰が音を作ってるのかをあんまり気にしない方もいるじゃないですか? でもね、めちゃめちゃこだわってるんですよ。だから、“自分でやったんですよ!”ってところはカットせずに書いておいてください(笑)」
――そのストリングスで言えば、『It’s Only My Rule』にはスタイル・カウンシルを思わせるフレーズもあったりして。
「その曲とか、『素敵な影の結末』(M-12)のストリングスの使い方は影響されてるかもしれないですね。さっきのオマージュの話もそうですけど、音的な面に関していえば、意識して振り返ったというよりも、無意識の内にこれまで自分が聴いてきた音楽が散りばめられた形になったんじゃないかな」
信頼出来る人にしか頼まない
――『Foggy Mountain』(M-8)はデュエットですね。
「『Foggy Mountain』は実は曲の作り方が特殊で、タイトル通り山の歌なんですけど、去年山の雑誌(『ランドネ』)から詩を書いてくれってオファーをいただいて。ただ、僕は詩だけを書くタイプの人間じゃないなと改めて思って、照れ隠しみたいな感じで曲を付けたのがこの『Foggy Mountain』なんですね。取材で山登りに行ったその日のことを歌ってるんですけど、デュエットしてるのはそのとき一緒に山に行った珠里亜ちゃんという女性なんですよ」
――へぇー! Keishiさんの声とすごく合っているなと思って聴いていました。
「初対面だったんですけど、移動の車で彼女も歌を歌っているという話になって、Soundcloudにアップしている歌をその場で聴いたら、すごくいい声だったんですよ。これはいつか何かの形で一緒にやれたらと思っていたところへ詩のオファーをいただいて、一気にいろんなことがつながっていって」
――『秘密の森』(M-11)はCD付き絵本という形で、『Crybaby’s Girl』(M-4)はハンカチがジャケットになったシングルとして先に世に出ていた曲ですね。『秘密の森』はシングルで聴いたときよりも重厚に聴こえました。
「『秘密の森』はミックスをやり直してますね。楽曲単体で聴くのとアルバムの一連の流れの中で聴くのとではまた違って聴こえて、アルバムの良さってそういうところだったりしますよね。ミュージシャンは誰でもそうだと思うんですけど、僕も曲順はすごく悩むわけですよ。そういうところを感じてもらえたらとも思うし、“アルバムの流れが良い”って言ってもらえるのはすごく嬉しいんですよね」
――『Crybaby’s Girl』が発売されたときに、“この作品は、聴く人が手に取って触ることで完成する”と言われていましたね。音楽でもあり、ハンカチは贈り物でもあり、素敵だなと思いました。
「ダウンロードでももちろんいいんですけど、出来ればモノとして持っていて欲しいっていう感覚はありますね。ジャケットとか写真とかミュージックビデオもそうですけど信頼出来る人にしか頼まないし、自分も一緒に“どうする?”って言いながら作っていくのが好きなんですよね。それは作品を作る上で1つ重要なことでもあるし、こだわっている部分ではありますね」
――前作はシンガーソングライターの名盤に多い“窓ジャケ”をモチーフにしたアルバムジャケットでしたが、今作にはどんなこだわりがあったんでしょう?
「今回の『Alley』ってタイトルは路地という意味なんですけど、これは元々ジャケットからインスピレーションが湧いて付けたタイトルなんですね。今回は、“影”の部分が歌詞のテーマになっているものが結構多くて。僕の曲は明るいタッチのものが多いしパッと聴くとあんまりそういう影っぽくは聴こえないかもしれないですけど、歌詞の中にはそういう情景が結構含まれていて。光の部分を歌うための影の部分でもあるんですよね。例えば『ひみつのもり』の絵本で、男の子が森の中に秘密基地を作って、街でイヤなことがあったときは、その森に逃げ込んで行く。そこで1人で遊んでいる内に自分が普段過ごしている街の良さや友達の大切さを感じたりする。彼にとって街での生活も、森で1人で過ごすことも両方大切だと思うんですね。ただ、それを大人になってから人に教えられても、歳を取ってからではなかなか考え方を変えられないから、なるべくもっと小さいときに“そういう考え方もあるんだよ”っていうことを伝えたくて絵本にしたんです。その両極の考え方って昔からあって、Riddimの『WALTZ OF THE TWINS-双星のワルツ-』(’08)もそういうことを歌っているし、僕自身も両方を持った人でありたいというか。光と影の関係もそうなのかな。哲学というと大げさですけど、歌詞を書いているときって自分の根っこにある考え方や思っていることが自然と表れますよね。今回は特に、そういう影の部分を自分で感じることが多かったですね。最後の『素敵な影の結末』(M-12)まで曲順が決まったときに、その詞の内容を踏まえて、最初の曲を『あかり』にしようと思ったし、ジャケットは路地に細い光が差して、光の当たっている部分と影になっている部分があるんですけど、そのジャケットが出来たときに『Alley』というタイトルが決まって」
ライブ会場とか対バンも限定したくないし
求められているところには全部行きたい
――さっき話に出たスタイル・カウンシルも、一聴するとオシャレでセンスのいい音楽に思われがちですが、実は歌詞を読むとイギリスの政治を痛烈に糾弾している曲も多くて、そういう硬派なメッセージとセンスの良さで受け入れられる柔軟な面の両方があって。今の両極の話に通じるものがあるなと思ったんですが。
「どちらか一方じゃなく、どっちも見せた方がより伝わるような気がするんですよね。これは個人的な感想なんですけど、悲しい曲調で悲しいことを切々と歌っていたり、明るい曲の中で楽しいことを歌っている中にCメロで一瞬、現実的でドキッとする一節が入っている方が、聴いていて突き刺さることが多いと思うんです。そういうことをやりたいんですね。ひねくれているのかもしれないけど、そういう方が作品としておもしろい気がします」
――『偶然を待っているだなんて』の2番の冒頭で“醜い世界が広がっている”と聴こえたときは正直、ドキッとしました。
「あの曲も、暗い曲でもないし、熱くなってそれを伝える感じではないんですけど、僕の中では1つのメッセージとしてあって。歌詞も読んで欲しいんですけど、そういったことをああいう軽快な曲調に乗せることが僕はおもしろいなと思ってる。それが伝わるといいなと思います」
――音楽を聴くことで気持ちが上がって楽しくなって、誰かに伝えたくなるようなときもあれば、じっくり自分の中に潜って音楽とだけ向き合いたいときもあるんですよね。
「どっちもあればいいと思います。特にアルバムだと10数曲も作れるし、その方が作品としても色鮮やかになる。ずっと聴けるアルバムになるんじゃないかなと思うんですね。それと、最近ふとヘッドフォンで作品を聴いてみて欲しいなと思ったんですよ。一番いいのはやっぱりデカい音で聴くことだけど、部屋で小さい音で聴くならヘッドフォンで聴いてみて欲しい。いろんな音が聴こえるし、ちょっとオススメです。通勤や通学の途中にヘッドフォンで聴いたりするのもいいんじゃないかな」
――いいですね。
「自分が憧れているものと、現実にやれること。やるべきこと、やりたいこと。全部同じようなことを言ってますけど、それぞれはちょっとずつ微妙に違っていて、ただ自分の中ではそれ全部の差があまりなくなってきていて。それが心地良いし、いい状態が出来てきているのかなと思うんですね。アルバムが完成してからそう思えました。作っている最中はそんな難しいことは考えないでやってましたけどね」
――ソロやバンドといった様々な形態で、いろんな方々といろんな場所でライブを重ねてきたことも作品作りに反映されていますか?
「それは絶対にあると思います。アルバム制作中もライブを止めたくなかった理由でもあります。1stアルバムを作っている当時は弾き語りのライブが多かったんで、その曲たちをバンドアレンジにして制作するやり方で、今回は逆。最近バンドセットのライブをやる機会が多いこともあって、内容や音色は変わらないんですけど、元々はバンドをイメージして作った曲を、これから弾き語り用に変換していくという僕の個人的な楽しみが待っていて(笑)。その2つのやり方って、やっぱりちょっとアプローチが違うんですよね。それはライブをやっているからそうなるんだと思うし、ライブをしていないと、何かどっちでもいいことになっちゃうというか。僕としてはアコースティックもバンドもどっちも楽しみで、その両方を楽しんでもらえるにはどうしたらいいかなというのも考えていて。その両方を同じぐらいのウェイトで出来ている人って実はあんまりいないと思うんですよね。欲張りだなーと思います。全部やりたいんですよ(笑)」
――と言うと?
「ライブ会場とか対バンも限定したくないし、求められているところには全部行きたい。それは昔から変わらなくて、今もカジヒデキさんとライブをやった翌日にBRAHMANと対バンするし、Predawnとやった翌日にヒダカトオル(THE STARBEMS)さんと対バンするとか。弾き語りっていうくくりの中でもいろんなことがやれるし、バンドでもいろんなやり方がある。そういうやり方を続けていきたいっていうのは常に思っていますね」
――その振り幅はKeishiさん自身の音楽のレンジの広さでもあるんでしょうか?
「音楽的なところもあると思いますが、生き方とかの話になってくるかもしれないですね。派閥みたいなものじゃない方がおもしろいなと思うし、ジャンルもカテゴリーもいろいろ細かく分けたくないというか。それは人付き合いや人間関係も含めて。人間関係で言えば、普段の生活もそうだし共演者やお客さん、全ての人となるべく出会えた方がいいかなと思って生きているし、そういう気持ちで音楽もやっていますね」
――6月12日(金)Shangri-Laはフルバンド編成のライブですが、どんな感じのライブになりそうですか?
「ストリングスやホーンも連れたフルバンドセットは6月の東名阪3ヵ所だけですが、それはアルバムの再現性があるかなと思っていて。それまでに、5月からアコースティックセットで30ヵ所弱全国を廻ろうと思ってます。アルバムを作るときは、ライブで再現するものを作ろうとかは考えないでやっているからリンクしない部分もあるんですけど、作品は作品、ライブはライブで違うものを作る感覚でやってます。その辺りも含めてライブを楽しんでもらえたら」
――ソロになられて3年。最初にも言いましたが、このアルバムの先に新しい章の扉が開いているように感じられて、ここからまたどんどんKeishiさんの世界も広がっていくんだろうなというワクワク感があります。
「ライブに関しても作品に関しても、まだやりたいことや想像していることはたくさんあるから、まだまだ止まれないですね。今回『Floatin’ Groove』が全国でラジオのパワープレイに選ばれたりして、今まで届けられなかった人に曲が届けられる状況が出来てきているのも嬉しいし、そうしたことを経て自分が見える情景が変わっていけたらいいですよね。ライブをすることは僕にとって日常のことであって、それがやりたくて『ROOMS』というライブを企画したんですけど、今年はもうちょっと非日常のことを増やしていきたい。非日常のことも、何回もやっていれば日常になる。それを繰り返していけたらいいのかなって」
Text by 梶原有紀子
(2015年4月21日更新)
Album
『Alley』
4月22日(水)発売
初回版(CD+DVD) 3241円(税別)
Niw! Records
NIW106
通常盤 2300円(税別)
Niw! Records
NIW107
<収録曲>
01.あかり
02.傘を持たない君と音楽を
03.Floatin' Groove
04.Crybaby's Girl
05.あこがれ
06.9月の甘い香り
07.偶然を待っているだなんて
08.Foggy Mountain
09.時をかける君
10.It's Only My Rule
11.秘密の森
12.素敵な影の結末
<初回版DVD MUSIC VIDEO集>
01.Floatin' Groove
02.秘密の森(未公開作品)
03.Crybaby's Girl
04.あこがれ
『Alley』特設サイト
http://niwrecords.com/sp/alley/
ケイシ・タナカ…Riddim Saunter解散後、SSWとして活動をスタート。2012年4月11日、ソングブック『夜の終わり』を発売し、2013年1月23日には1stフルアルバム『Fill』、さらに2013年12月4日にはソングブック第二弾としてCD付き絵本『秘密の森』を発売。一人での弾き語りやバンドセットでのライブを中心に、様々な形態でライブを行い、場所や聴く人を限定しないスタイルで活動中。 また、ソングブックの制作や、幼稚園でのライブなど、今までになかった活動も注目を集めている。2015年3月にリリースされたシングル『Floatin' Groove』は全国でラジオ曲のパワープレイに選出された。2013年4月から、アコースティックイベント『ROOMS』を全国で開催中。また、2011年に結成されたTHE DEKITSのメンバーでもある。
Keishi Tanaka オフィシャルサイト
http://keishitanaka.com/
「Alley Release Tour -Acoustic Set-」
チケット発売中 Pコード261-481
▼5月9日(土)19:00
きんせ旅館
自由席3500円
GREENS■06(6882)1224
【福岡公演】
「Alley Release Tour -Acoustic Set-」
チケット発売中 Pコード262-269
▼5月13日(水)19:00
九州キリスト教会館
オールスタンディング3500円
ABOUT MUSIC■092(791)9992
【北海道公演】
「Alley Release Tour -Acoustic Set-」
チケット発売中 Pコード262-210
▼5月22日(金)19:00
musica hall cafe
全自由3500円
スマッシュ・イースト■011(261)5569
【宮城公演】
「Alley Release Tour -Acoustic Set-」
チケット発売中 Pコード259-908
▼5月30日(土)19:30
cafe Mozart Atelier
全自由3500円
ノースロードミュージック仙台■022(256)1000
【大阪公演】
「Alley Release Tour -Full Band Set-」
チケット発売中 Pコード256-202
▼6月12日(金)19:30
Shangri-La
オールスタンディング3500円
GREENS■06(6882)1224
【香川公演】