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「ドラえもんとコラボしてるのが本当に夢のよう」
映画『ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』
35周年を彩る主題歌『360°』を手掛けたmiwaが
溢れるドラえもん愛を語る撮り下ろしインタビュー&動画コメント

 映画ドラえもん35周年! ‘80年に名作『のび太の恐竜』でその輝ける歴史をスタートさせて以来、’13年には累計観客動員数が1億人を突破し、『ゴジラ』を破り邦画シリーズ作品最高記録を樹立。世代を超えて愛されるファミリー映画の金字塔として、日本の春を彩ってきた。昨年は原作の藤子・F・不二雄の生誕80周年を記念して製作された初の3DCG映画『STAND BY ME ドラえもん』も大ヒットするなど、国民的キャラクターとして愛されてきたドラえもんの映画最新作が、3月7日(土)公開の『ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』だ。レギュラー声優陣に加え、市村正親、観月ありさ、田中裕二(爆笑問題)をゲストに迎えた同作は、ひょんなことからヒーローと間違われ、宇宙海賊からとある惑星を守るべく活躍する冒険活劇。そして、そのエンディングを飾るのは、最近では映画『マエストロ!』で演技初挑戦も果たしたシンガーソングライター、miwaが書き下ろした主題歌『360°』だ。テレビシリーズでもオンエア中の同曲に込めた想いについてはもちろん、溢れるドラえもん愛、約2年ぶりとなる4thアルバム『ONENESS』(ワンネス)の先取り情報など、元気いっぱいに語ってくれた撮り下ろしインタビュー。

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この機会にとても特別な曲を作りたいなと思いました
 
 
――ニューシングル『360°』は映画『ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』の主題歌ということで。実際に“ドラえもんの主題歌をやりませんか?”という話が来たときはどう思いました?
 
「ドラえもんは毎週テレビで観ていたので、もう当たり前にいる存在なので、このお話をいただいたときは“えー‼”ってビックリして、本当に嬉しかったですね。そうそういただけるお話じゃないので、もう、すごく気合が入りまして。この機会にとても特別な曲を作りたいなと思いました。ドラえもんの世界にも寄り添いたいですし、今回の映画が“スペースヒーローズ”というテーマで宇宙を題材にしているので、無限に広がる宇宙の世界と曲がリンクして、夢が広がったらいいなって」
 
――この主題歌を多くの子供たちが聴くことになることが想像出来るので、それもまた役割というか、心意気もちょっと違いますよね。
 



「そうですね。この曲を聴いて子供たちがギターを身近に感じてくれたり、エアギターをしながら楽しんで踊ってもらえるようなサウンドにしたいねって、話し合いながら作りましたね。今回のMVを作るときも、私にそっくりな“ミニ☆ミワズ”という双子ちゃんに登場してもらって、小さい子たちが見ても一緒に踊って楽しめる振り付けで踊ってもらって。もちろん大人の方だったり、私と同世代の人たちにもライブで踊って欲しい想いもあるんですけど、特に小さいお子さんが観て楽しんで、ドラえもんの思い出の1つとして、この曲がドラえもんの歴史に少しでも寄り添えたらいいなという想いで作りました」
 
――絵に歌が乗ったところを初めて観たとき、どうでした?
 
「今は毎週テレビアニメでも流れてるんですけど、それで観たファースト・インパクトは、“何てすごいことが起きてるんだろう!”っていう(笑)。ドラえもんとコラボしてるのが本当に夢のようで、結構衝撃でしたね(笑)」
 
――あまりにも国民的な存在過ぎて、まさか自分がその作品に関わることになるとはと。ヘンな話、音楽を始めた頃にはなかなか思い浮かばない発想ですよね。
 
「想像が追いつかないですよね。しかもテレビアニメ版のエンディングでは、ドラえもんをはじめ、のび太くん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、みんなが歌ってくれたので、その共演も本当に信じられないほど嬉しかったですし、“ワーミーちゃん”っていうキャラクターで初めて声優にも挑戦させていただいて、本当に感無量です」

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映画が劇場で公開される瞬間
そこにお客さんがいる光景に立ち会えたことは、すごく大きな経験でした
 
 
――miwaさんは映画『マエストロ!』で演技にも初挑戦されてましたけど、今回は本職の歌で映画に関わるという意味では、自分と映画との距離感は何か変わりました?
 
「この前、初めて舞台挨拶というものを経験させていただいて、映画が劇場で公開される瞬間、そこにお客さんがいる光景に立ち会えたことは、すごく大きな経験でしたね。実際に映画を観てくれる方たちの顔を思い浮かべることが出来るようになったのは、曲を書く上ではすごくよかったなぁと思います」
 
――音楽だけをやっていたら、立ち会うことがなかった光景ですよね。映画の完成版を観たときはどうでした?
 
「私はどうしてものび太くんに気持ちが傾倒してしまうというか、何か思い入れを持って観ちゃうんですけど(笑)。上手く自分の特技を見付けられないところはのび太くんらしいなと思うんですけど、実はまだ自分でも気付いていない特技をみんなそれぞれ持っているんだ、人にないものを持ってるんだっていうところが、すごくドラえもんらしいというか、夢があるなぁって。そこがすごく好きですね」
 
――若い頃って自分の夢が見付からない、何がやりたいのか分からないって思いがちで不安にもなりますけど、実はみんなそうなんですよね。それがドラえもんみたいに愛される作品から押し付けがましくなく伝わると、ちょっと元気が出ますよね。
 
「そうですよね。みんなそれぞれ違うからよかったり、違うからこそ助け合える。今回の映画を観ていても、それがすごく美しいなって思いました」

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ジャイアンが踊ってる姿とかはもう、胸がキュンとなっちゃって(笑)
 
 
――あと、昨年公開された3DCG映画『STAND BY ME ドラえもん』では、秦 基博さんが手掛けた主題歌『ひまわりの約束』も皆さんに愛された曲になりましたけど、それを受けてのプレッシャーとかはなかったですか?
 
「プレッシャーというよりは、それがすごく話題になって、ドラえもんが改めて大人の方にもたくさん見ていただいた機会にもなったと思うので、すごくありがたいタイミングというか。改めてドラえもんのよさを感じたり、映画ドラえもんを劇場に観に行こうかなって思うきっかけになっている時期なんじゃないかと思うので」
 
――しかも今回は、“映画ドラえもん35周年”という、メモリアルなタイミングで関われたのも嬉しいですよね。
 
「すごいですよね~! あと、今回『ミュージック・ステーション』に出させてもらったときに、初めてジャイアンとかスネ夫くんに会えて、みんな一生懸命ダンスを覚えてくれていて、ジャイアンが踊ってる姿とかはもう、胸がキュンとなっちゃって(笑)」
 
(一同笑)
 
「その直前に私のアコギとドラえもんの歌声で発声練習もしたんですけど(笑)、“ドラえもんと生セッションしちゃった!”って、本当に大興奮でした」
 
――主題歌に携わったことで、いろんな経験をさせてもらえてますね。
 
「一緒に『ミュージック・ステーション』に出演したeji(key)さんから、“友達からこんな画像が来たよ”って送られてきた写真に、“ドラえもんだぁ~!”ってテレビの前にかぶりついてる子供が写っていて。こういうことは今までになかったので何か世界が広がったというか、子供が喜んでくれている姿が本当に純粋で、すごく嬉しかったですね」
 
――miwaさんがいずれ母親になって、“お母さんがドラえもんの主題歌を歌ったんだよ”って言ったら、子供からしたらめちゃくちゃインパクトありますもんね(笑)。
 
(一同笑)
 
「そう!(笑) 絶対に映画を観せたいですもん」
 
――ね。そんなすごいおかん、そうそういないですからね(笑)。

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ずっと変わらない存在でい続けることに関しては、ドラえもんは超一流
 
 
――そして、miwaさんも今年でデビュー5周年で。映画ドラえもんはだいぶ先輩ですけど(笑)。いい目標ですね。
 
「はい(笑)。ドラえもんはきっと私が親になってもドラえもんだし、多分孫の世代でもドラえもんだし、ずーっとドラえもんがドラえもんとして愛され続けていく。もちろん私の母の世代でもそうですし。そういった意味でも、ずっと変わらない存在でい続けることに関しては、ドラえもんは超一流じゃないですか。それはもう見習うべきところがたくさんありますね」
 
――今後の予定としては、弾き語りでの日本武道館2DAYSを経て、全国ツアーに2年ぶりのアルバム『ONENESS』のリリースもあってと大忙しですね。
 
「もうドラえもんに助けに来てもらいたいですね(笑)」
 
(一同爆笑)
 
――どんな作品になったのか、いち早くお話いただけけたらなと。
 
「初めての試みとしては、デビューからずっと念願だった海外レコーディングが実現出来て。LAでレコーディングやミックスをしたんですけど、中でもオリアンティにギターを弾いていただけたのが、すごく嬉しかったです!」
 
――ドラえもんとコラボしたかと思ったら、今度はマイケル・ジャクソンの作品にも関わったギタリストと!
 
「アハハ!(笑) しかも持って来てくださったギターが、マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT!』でも弾いていたポール・リード・スミスで! すごくいい方で、メル友になりました(笑)」
 
(一同爆笑)
 
――国境を越えて(笑)。
 
「はい(笑)。新鮮なサウンドが入ってると思うので、それも楽しんでいただけると思います」
 
――最後に読者の方々に向けてメッセージをもらえれば!
 
「『ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』は、映画ドラえもん35周年記念作品なので、ぜひ劇場で観ていただきたいなぁと思うし、エンディングの『360°』も聴いてもらえれば嬉しいです!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
Photo by 渡邉一生(SLOT PHOTOGRAPHIC)

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(2015年3月10日更新)


Check

Movie Comment

映画&主題歌への想いを語る
miwaからのキュートな動画コメント!

Release

映画ドラえもん最新作の主題歌は
思わず身体が動き出す華やかな1曲!

Single
『360°』
【初回生産限定盤】
発売中 1500円(税別)
Sony Records
SRCL-8775~6

<収録曲>
01. 360°
02. LOVE LOVE LOVE
03. Delight~ライブバージョン~
(miwa -39 live ARENA tour-
“miwanissimo 2014”横浜アリーナより)
04. 360°~instrumental~

<DVD収録内容>
360°ビデオクリップ+メイキング

【通常盤】
発売中 1200円(税別)
SRCL-8777

<収録曲>
同上

【期間限定盤】
発売中 1204円(税別)
SRCL-8778~9

<収録曲>
01. 360°~映画ドラえもん35周年記念
スペシャルバージョン~
02. 360°
03. 360°~TVエンディングバージョン~
(70秒サイズ)
04. 360°~映画ドラえもん35周年記念
スペシャルバージョン~オリジナルカラオケ

<DVD収録内容>
360°~TVアニメエンディング映像~
+振付ガイドビデオ

『360°』他シングル曲も多数収録
2年ぶりのアルバムの詳細が発表!

Album
『ONENESS』New!
4月8日(水)発売
【初回生産限定盤DVD付】
3611円(税別)
Sony Records
SRCL-8803~4
※三方背ケース入り/全32ページブックレット。シングル『360°』初回生産限定盤とのW購入応募施策応募ハガキ封入。

【通常盤】
2913円(税別)
SRCL-8805

<収録曲>
01. ONENESS
02. Faith
03. fighting -Φ- girls
04. フィロソフィー
05. 月食 ~winter moon~
06. キットカナウ
07. 君に出会えたから
08. ストレスフリー
09. Faraway 
10. 恋の予感
11. It's you!
12. 360°
13. super heroine
14. 希望の環(WA)

<DVD収録内容(1時間24分)>
『miwa -39 live ARENA tour-
“miwanissimo 2014”』より
 横浜アリーナライブダイジェスト映像

ありえない!!/-MC-/君に出会えたから/-MC-/Faith /Let me go/-MC-/クリスマスソング メドレー ダイジェスト/月食~winter moon~/Delight/DJ~HiKARiE/-MC-/ミラクル/-MC-/希望の環(WA)

Profile

ミワ…’90年6月15日、葉山生まれ東京育ち。15歳の頃にシェリル・クロウやキャロル・キング等の女性シンガーソングライターの影響を受けオリジナル曲を作り始める。自宅で弾き語りしたデモテープを手にライブハウスへ飛び込みで出演をブッキング、ライブ活動をスタートさせる。下北沢のライブハウスでの演奏する姿が関係者の目にとまり、デビューに向けて本格的な楽曲制作に入る。’10年、大学1年の3月にシングル『don't cry anymore』でデビュー、順調にリリースを重ね、’11年4月に震災を挟み発売延期となっていた1stアルバム『guitarissimo』をリリース、オリコンアルバムチャート1位を獲得する(平成生まれのシンガーソングライターとして初)。’12年にはシングル『ヒカリヘ』が大ヒット、大学卒業と同時に初の日本武道館公演を開催する。’13年には第64回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし、’14年3月には渋谷eggmanから紅白でのNHKホールを経て、渋谷公園通り界隈のホールを制覇することとなる代々木第一体育館ワンマン2DAYSを『渋谷物語~完~』と名付け開催、大成功を収める。同年8月には自身2度目のアルバムチャート1位を記録した3rdアルバム『Delight』が、第4回『ミュージック・ジャケット大賞2014』大賞を受賞。加山雄三、徳永英明、槇原敬之、松任谷由実、アルフィー等シンガーソングライターの大先輩とのセッション経験も豊富で、片や高校サッカー選手権のテーマソングや部活をテーマにしたCMやイベント、東日本大震災被災地の中高生からのイベントテーマソングオファーと、十代からリクエストを募ると必ず上位に名前が上がる、時代を繋ぐ女性シンガーソングライター。

miwa オフィシャルサイト
http://www.miwa-web.com/


Live

バンドと廻る約2年ぶりの全国ツアー
関西方面は6月の大阪城ホールに登場!

 
『miwa concert tour 2015“ONENESS”』

【宮城公演】
▼3月28日(土)・29日(日)
仙台サンプラザホール
【北海道公演】
▼4月4日(土)・5日(日)ニトリ文化ホール
【愛媛公演】
▼4月11日(土)松山市民会館 大ホール
【香川公演】
▼4月12日(日)
アルファあなぶきホール 大ホール
【広島公演】
▼4月18日(土)・19日(日)
広島文化学園HBGホール
【石川公演】
▼4月24日(金)北陸電力会館 本多の森ホール
【長野公演】
▼4月26日(日)ホクト文化ホール 大ホール
【静岡公演】
▼4月29日(水・祝)静岡市民文化会館 大ホール
【長崎公演】
▼5月2日(土)長崎ブリックホール 大ホール
【福岡公演】
▼5月4日(月・祝)・5日(火・祝)福岡サンパレス
【岡山公演】
▼5月8日(金)倉敷市民会館
【愛知公演】
▼5月14日(木)・15日(金)
名古屋国際会議場 センチュリーホール

Pick Up!!

【大阪公演】

一般発売5月9日(土)
※発売初日は店頭での直接販売および特別電話■0570(02)9540(10:00~18:00)、通常電話■0570(02)9999にて予約受付。
Pコード258-082
▼6月10日(水)19:00
大阪城ホール
全席指定6800円
キョードーインフォメーション■06(7732)8888
※4歳以上はチケット必要。3歳以下でも席が必要な場合はチケット必要。

4月14日(火)11:00~20日(月)11:00
先行予約受付!

チケット情報はこちら

 
【神奈川公演】
▼6月15日(月)横浜アリーナ

Movie Data

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・
 ADK 2015

『ドラえもん のび太の宇宙英雄記
 (スペースヒーローズ)』

●全国東宝系にて公開中

Story…ヒーローに憧れるドラえもんたち5人は、ひみつ道具“バーガー監督”とヒーロー映画を撮っていた。すると、地球に不時着していたポックル星人のアロンに本物のヒーローと間違われて宇宙へと連れて行かれる。到着したポックル星は一見、発展した豊かな星のようだったが、その陰では宇宙海賊のある恐ろしい計画が進行していた…。このままではポックル星は滅んでしまう。ポックル星を救え! ドラえもんたち“銀河防衛隊”!!

【公式サイト】
http://doraeiga.com/2015/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/165740/