インタビュー&レポート

ホーム > インタビュー&レポート > 日本語新曲に『カントリーロード』、スミスにザッパの洋楽カバー クールな視野と情熱とプライドまでを詰め込んだ 都会をテーマに繰り広げる素晴らしき音楽的冒険『El Urbano』! Kidori Kidoriインタビュー&動画コメント


日本語新曲に『カントリーロード』、スミスにザッパの洋楽カバー
クールな視野と情熱とプライドまでを詰め込んだ
都会をテーマに繰り広げる素晴らしき音楽的冒険『El Urbano』!
Kidori Kidoriインタビュー&動画コメント

 イギリスからの帰国子女であるマッシュ(vo&g)と、川元直樹(ds)による大阪・堺市出身のロックバンド、Kidori Kidori。活動の拠点を東京に移した’14年は、オリジナルメンバーの脱退といった窮地を経験しながらも、『SUMMER SONIC 2014』『RUSH BALL 2014』『COUNTDOWN JAPAN 14/15』などといった大型フェスに出演し、急成長を遂げた1年にもなった。そして’15年。彼らは早速、2月に日本語新曲3曲に洋楽カバー3曲、というコンセプトEP『El Urbano(エル・ウルバーノ)』をリリースした。昨年から引き続き、サポートベーシストに藤原寛(ex. andymori)を迎えて完成させた今作では、初の日本語リードトラック、初のカバーと、「音楽を作る上で、より進化させるのが最低限のマナーだと思ってるんで。ずっとやってきたような技は使わない」(マッシュ)と話すように、バンドとして新たな境地に挑んでいる。Urbano=都会をテーマとした想いや、その裏にある上京のこと、そして「ぐいぐいやったんで」(マッシュ)という’15年について。聞けば聞くほど、さらなる飛躍が楽しみで仕方がない。

 
 
パッケージになるときに、“自分の今の感じ”が
作品になってる方がいいんじゃないかと
 
 
――今作は、“Urbano=都会”をテーマにしたとのことですが、それには昨年上京したことも関係していますか?
 
マッシュ(vo&g)「そうですね。パッケージになるときに、“自分の今の感じ”が作品になってる方がいいんじゃないかというのがあるんですね。故に、東京に出ていって、実際に生活して、見えてきたもの、感じたことが作品になるといいなって。そういう作品が出来ていった、という方が正しいですね」
 
――実際、東京生活はどうですか?
 
マッシュ「生活圏が渋谷辺りなんですね。(堺と)すごいギャップはあれど、思ったより静かなところは多い。人が冷たい、というのはありますけど(笑)」
 
川元(ds)「よく“コンビニの店員さんが冷たい”とか言うじゃないですか。でも、昔からやってるような八百屋の人とかも、どうも冷たいらしくて。“えっ? 人情で続いてるんじゃないの?”って(笑)」
 
――そういった東京生活が、音楽に直接的に反映されましたか?
 
マッシュ「『ホームパーティ』(M-1)は都会の生活、『記号の街』(M-2)が都会で見えてきたもの、実際に見えるもの、『PJ状態』(M-3)がその心情、今の心持ち、というか。そういうものを歌っているんですね」

――日本語による新曲3曲それぞれで、“都会”との距離感が違ってるんですね。
 
マッシュ「昔から1人のときによく“適切なBGMを探すゲーム”みたいなものをやるんですけど、渋谷に全然ハマるのないなーと思ったときに、岡村(靖幸)ちゃんとか『空洞です』(‘07)の頃のゆら帝(=ゆらゆら帝国)とか、ふわっと浮ついてる感じが合うなって気付いて。そういうところから『記号の街』が出来ていった感じです。田舎者が都会に行ってる自覚があるので、ちょっとフォーキーな感じのメロディにして、それを黒人っぽいファンキーな音楽に乗せて。それってまさに今の自分のような曲になるなと。僕の中でちょうどディスコブームだったんで、そういうところも影響されたのかな? 『ホームパーティ』は、もっと東京に馴染もうとしてる感じだけど、『記号の街』はそれを客観視してるような」
 
――『記号の街』は“Kidori Kidori流シティポップ”ということですが、シティポップってそういう“都会を客観視する”感覚がありますよね。
 
マッシュ「そうですね。少し冷めているようで、妙に浮ついてるようで」
 
 
文脈とかシーンとかって、括りでしかないんで
YouTube全盛の自体に何をそんなと思うところもある
 
 
――シティポップで言うと、ceroやシャムキャッツ、ミツメ、森は生きている、などといった東京インディーシーンの流れもありますが、そこへの意識というかは、ありますか?
 
マッシュ「好きですけど、全く接点ないですね。シャムキャッツだけ弾き語りで一緒になったことがあるくらい。でもまあ、似たようなものを好きなんやろうなって思いますけどね。文脈とかシーンとかって、括りでしかないんで。YouTube全盛の自体に何をそんなと思うところもあるんですけど。本質的には同じようなものなのかなって」
 
――それって2015年的な…。
 
マッシュ「感性なのかもしれないですね。アップデートされちゃったよ(笑)」
 
――そういう意味では、『ホームパーティ』は新境地だなと感じました。軽快なリズムでありつつメロディも立っていて、Kidori Kidoriにありそうでなかった曲調だなと。肩の力も抜けていて、キャッチーだけどグッとくる。
 



マッシュ「ありがとうございます。メロディがちゃんと立っているところと、リズムの遊ぶところの切り替えがある曲で。確かに今までと違うアプローチなのかもしれない。ノリノリのビートで、ちょっと物悲しさのある歌詞が乗っかっている。サンバのリズムを取り入れたんですけど、ブラジル音楽は次のフルアルバムへの伏線的に使いたいなと思っているところで」
 
川元「最初はもうちょっと複雑なフレーズも入ってたんですけど、結局、簡単なフレーズで軽快に、って。メロディとリズムを大事にした曲になってるな、というのは出来上がって感じましたね」
 
マッシュ「今回はスミスのカバーもしてるんですけど、曲の歌い出しが“連れ出してくれよ”という意味の歌詞なんですね。“今日出かけるねん”じゃない、まだ馴染めてない感じ。その感情と近いものがここにはある」
 
――“物悲しさのある歌詞”。なるほど。確かに、そうでもありますね。
 
マッシュ「普通に歌詞を読んだら、単に“ホームパーティしようぜ”って言ってるだけの曲なんですが、深読み出来るように作ったつもり。『ホームパーティ』って実は和製英語なんですよね。(向こうでは)普通に“パーティ”です。映画の『さらば青春の光』(‘79)とかでも“パーティや!”って言ってるけど、普通にツレん家に行くだけ(笑)。僕らが住んでた堺の田舎だと、それが“寄り合い”になる(笑)。東京に行ったが故に、『ホームパーティ』になったというか。そういう風に、何とかうまいこと都会に混じろうとしてる感はある」
 
 
言葉が強過ぎるとどうしても歌詞にばっかり気が取られるし
でもそれはちょっと違うから。みんなが岡林(信康)じゃないんやから
 
 
――日本語詞のリード曲はKidori Kidoriとしては初めてとなります。この試みはどういったところから?
 
マッシュ「“売れたかったん?”とかいろいろ言われるんですけど、日本語にしたからって売れるか! そんな甘ないわ、って。元々1stアルバム『El Primero』('11)にも日本語の曲は入っていて、ずっとやってきてはいるんですよ。たまたま今回は、そこに焦点が当たった。今まで作った曲を更新していくだけの作業は音楽的じゃないと思うから、このタイミングで新しい挑戦をしようということで、日本語でリードトラックを作ってみた。音楽を作る上では、より進化させるのが最低限のマナーだと思ってるんで。ずっとやってきたような技は使わない」
 
――この『ホームパーティ』には、“フレイクのレコードも 素敵な君を待ってるよ”というフレーズが出てきます。これは、南堀江のレコードショップFLAKE RECORDSのことですよね。歌詞に使われているのは、(FLAKE RECORDS の)DAWAさんは知っているんですか?
 
川元「直接的には言ってないですね。でも、音源を渡すときに“1曲目の歌詞は聴いてください”って念は押しておいて。何か恥ずかしいじゃないですか、“歌詞にフレイクって入ってるんで!”って言うの(笑)」
 
マッシュ「お世話になってる、とかもあるんですけど、『記号の街』の“記号”につながるところでもあって。大阪の音楽的なシンボルとして、1つの象徴になるんじゃないかなっていう部分でも使っていて。いろんな仕掛けになるようには作ってあるんですよ。曲単品で見てどう、というんじゃないんですけど、(今作は)次にリリース予定のフルアルバムの伏線になっている。歌詞の解釈についての話は、何て言ったらいいんかな。(リスナーに対して)“任すわ”っていうのも無責任やし…」
 
――あるインタビューで「社会的、政治的なことを歌った曲が多いんで、日本語でやるとどうしてもちょっと堅い感じになってしまう」と話していましたが、今回は日本語で書く際にどういったことを意識しましたか?
 
マッシュ「ありのままを歌うんじゃなく、表面上は違うけど、気付いて“ああそういうことか”となるものにしたい。英語は直接的であってもいけると思うけど、日本語だと生々し過ぎるところが出てくるから。言葉が強過ぎるとどうしても歌詞にばっかり気が取られるし、でもそれはちょっと違うから。みんなが岡林(信康)じゃないんやから、って。レゲエとかならいけるかもしれないですけどね」
 
――プロテストソングのような。
 
マッシュ「そうです。元々レベル・ミュージックは好きで、音楽をディグるときもそっち基準が多かったくらいで。(Kidori Kidoriでも)英語詞ではそっちの曲が多いですからね。でも、ヘンな争いを起こしたくてやってるわけじゃないから。何かを訴えたい部分と、素直に音楽が楽しいっていう部分と。お気楽なモノを作ることにも抵抗はない。基本、田舎で育った人間なのでぼけーっとしてるし。ミュージシャンとしても技は多い方がいいから」
 
――あと、サポートベースには、昨年発売のミニアルバム『El Blanco 2』に続いて藤原寛(ex. andymori)さんが参加していますね。
 
マッシュ「“兄貴”っていう感じのする人なので、ミュージシャンシップとかも含めて、いろいろと教えてもらいながら。刺激的な時間を過ごさせてもらっているところですね」
 
 
むっずー! むずいやんこの質問
 
 
――カバー曲の話も聞ければと思うんですが、今回カバーした3曲は、ジョン・デンバーの『Take Me Home, Country Roads』(M-4)、ザ・スミスの『There is a light that never goes out』(M-5)、フランク・ザッパの『Why Does It Hurt When I Pee?』(M-6)です。
 
マッシュ「今までカバーはちゃんとやったことがなくて。コイツ(=川元)がバンドの結成と同時にドラムを始めたんで、コピーとかカバーとかは出来ないんですよ。簡単に叩けるように、いきなり自分らの曲を作るしかなかった」
 
川元「(始めた頃は)ドラムのこと、あんまり分かってなかったから」
 
マッシュ「今回、カバーをすることになって、原曲に対して尊敬がないようなことはしたくなかったんで。“めちゃくちゃにしてしまえ!”っていうのは簡単だと思っていて、そうじゃなくて、ちゃんと原曲のいいところ、自分がいいと思ったところは、壊さずにやりたくて」
 
――まずは『Take Me Home, Country Roads』から。
 
マッシュ「この曲はメロディが最高やから、“歌”が残るようなものにしたかった。かつ、1曲くらいパンクっぽいアレンジもしたいなと思ってやった感じ。でも“ニューウェイヴを感じる”って言われたりするんですよね。僕らがパンクを目指すと、いつもニューウェイヴな出来になるみたいで」
 
――『There is a light that never goes out』のアレンジもいいですね。BPMをグッと落として、少しダウナーで、ノスタルジックさもあって。
 
マッシュ「ダウナーな仕上がりやなぁ確かに。この曲に関しては“好き”という気持ちが強過ぎて。ホンマに好きやったから、昔からマネして口ずさんでたんでしょうね。故に、歌い方もちょっとマネっぽくなってるらしくて(笑)。歌詞もメロディもすごい好き。それが立つようなものにしたいなと思ったら、バラードになっちまった、って感じなんですけど。ジョニー・マーみたいに弾きながら歌う、まんまコピーやん、っていうくらいのものも最初は考えたんですけど、それってやる意味ないよなって。コピーはコピーで、おもしろいんですけど」
 
――自分たちのバージョンと原曲と、共通しているのはどういった部分だと思いますか?
 
マッシュ「むっずー! むずいやんこの質問。共通点は…どっちも物悲しさがあるというか。でも、スミスは眩しい感じもあって、僕らは眩しくはないアレンジ。こういった青年がいたとして、多分スミス側はちょっとだけ開けてる」
 
川元「ちょっと外を知ってる感じね」
 
マッシュ「僕ら側は、もうちょい暗い」
 
川元「うん、あんまり外出られへん」
 
マッシュ「そんなニュアンスですね(笑)」
 
 
結局、メロディがいい曲は、どんな状態であれいい
曲自体に力があると、何をやってもすごい
 
 
――そして、フランク・ザッパ。そもそも、なぜこの曲を選んだんですか?
 
マッシュ「『ジョーのガレージ』(‘79)っていうコンセプトアルバムに入ってるんですけど、ジョーが都会に出て、何やするってアルバムです(笑)。その中でジョーが、都会で調子に乗って売春婦を買って病気をもらって、おしっこしたらめっちゃ痛い、って歌詞なんです(笑)。ザッパは“冗談音楽”に影響を受けていて、笑かしにかかってくるんですよね。ハードロックから合唱になって壮大に終わるっていう曲なんですけど、結局“何でおしっこしたら痛いんやろう?“って歌ってるだけ(笑)。アホで壮大、ってうザッパに対して、タイトなアレンジにしてみました。歌詞を知らんと聴いたらカッコいい曲やな、って思えるようなものに留めておきたくて。ちなみに、“都会に出て”っていうのが共通点としてあるんです」
 
――なるほど! そこにも共通点があるんですね(笑)。
 
マッシュ「カバーをした3曲が、曲順で初級・中級・上級みたいな知名度というか。最近の若い子って、あんまり洋楽聴かないんですよね。僕らは日本のバンドやけど英語詞でやっていて、あんまり垣根がないというか、別に“洋楽やから”とか、線引きはいらないと思っていて。そういうバンド故に、“洋楽もええで”って自分らのお客さんにアピールするんですけど。ツイキャスでオススメ盤を紹介したり、弾き語りでカバーしたり」
 
――弾き語りのときはどの辺りをカバーするんですか?
 
マッシュ「カバーをやる上で、ええ曲をええ感じに演奏しても、分かってもらえないような気がしていて。参加させたいと思ったんです、一緒に歌えるようにね。めっちゃ考えたときに、ヴェルヴェッツ(=ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)の『サンデー・モーニング』(‘67)を思い付いて。コール&レスポンスみたいに歌ってもらう、っていうのが定番になっていますね。で、“洋楽を聴いて欲しい”上級編として、ザッパ。世の中にはいろんなヤツがおるんやなっていうところと、なお且つ今回のテーマにも沿っていたというところで、ザッパ先生に君臨していただいたと。“ザッパのアルバム全部聴きました”ってなったら、もう卒業でよくないですか?」
 
――(笑)。ザッパをコンプリートって、相当ですよね。 作品数も膨大ですし。
 
マッシュ「もう、向こう20年は音楽聴かんでええぞと(笑)」
 
――カバーをすることで、Kidori Kidoriとして新たな発見はありましたか?
 
マッシュ「うーん、何かある? カバーやで、コピーじゃなく」
 
川元「やっぱ原曲の雰囲気を壊してはいけない中でのアレンジとか…何か、あった?」
 
マッシュ「あれ? 投げた? 投げたのを返された?」
 
川元「難しい話は、投げ返すようにしとかないと(笑)」
 
マッシュ「スミスのカバーのときに発見やなと思ったのは、この曲、早いバージョンとかも試してみたんですよ。でも結局、メロディがいい曲は、どんな状態であれいい。曲自体に力があると、何をやってもすごい。アレンジに凝ってカッコいい風には出来るけど、曲のよさをないがしろにしてはいけないっていうのは、改めて痛感しましたね」
 
――それって、『ホームパーティ』にもつながりますよね。複雑だったアレンジが、シンプルな方向へと落ち着いていったわけですもんね。
 
マッシュ「今までの僕らの曲って、ギターのリフが前に出てて“ソリッドな”、“バキバキな”って表現されるような音楽が多かったんですけど、『ホームパーティ』はそういう型とは違うところの話やと思ってて。作った当初は“どういう風に映るんかな?”って思ってましたね。Kidori Kidoriが、という先入観もあるやろうし。自信はあったんですけど、実際にライブでしっかり反応もあったんで、ちゃんと伝わったのかなって」
 
――2015年の活動テーマは“飛躍・変身・挑戦”とのこと。6月には東名阪ワンマンツアーもありますが、今年の展望を教えてください。
 
マッシュ「ブラック企業の企業理念みたいになってますけど(笑)。でも、気持ち的にはそんな感じで、いろいろと新しい試みをして、飛躍しよう、ひと皮むけたい、っていう年なんで。どんどんいろんな人に聴いて欲しいし、音楽的な挑戦だったり、バンド的な挑戦もしていきたい。楽しくしたいのはもちろんあって、それは周りの人たちも楽しいと思っている状態でありたくて。“共有”というと安っぽいけど、関わってくれる人たちも、見に来てくれる人も、楽しい1年にしたい。めっちゃ簡単に言うと、“ぐいぐいやったんで”っていう感じか」
 
川元「そうやな」
 
マッシュ「目標は立てたんで、しっかり達成したい。達成に向かっていくのは楽しいし、その姿を見てる方も楽しいだろうから」
 
 
Text by 中谷琢弥



(2015年3月30日更新)


Check

Movie Comment

動画ではインタビューでノータッチの
『PJ状態』(M-3)についても語る!

動画を再生するには、videoタグを
サポートしたブラウザが必要です。


Release

飛躍・変身・挑戦を体現した最新作は
溢れる才気とバンドの勢いがビッシリ

Mini Album
『El Urbano』
発売中 1500円(税別)
HIP LAND MUSIC / Polka Dot records
RDCA-1038

<収録曲>
01. ホームパーティ
02. 記号の街
03. PJ状態
04. Take Me Home, Country Roads
(John Denver)
05. There is a light that never goes out
(THE SMITHS)
06. Why Does It Hurt When I Pee?
(Frank Zappa)

Profile

キドリキドリ…写真左より、マッシュ(vo&g)、川元直樹(ds)。08年、地元大阪は堺の幼なじみであった、マッシュ、川元直樹、ンヌゥ(b)の3人によって、キドリキドリを結成。‘11年7月に満を持して初の全国流通盤『El Primero』を自主レーベルPolka Dot recordsよりリリース。’12年8月には2ndフルアルバム『La Primera』をリリース。 リリース後に行われたレコ発が各地でソールドアウトとなる。また、関西では屈指の大型野外イベント『RUSH BALL 2012』に初出演。初見のオーディエンスが多い中、大きなコール&レスポンスが起こる。’13年4月、全国流通後初めての会場限定e.pとなる『Perdedor e.p』のリリースと同時に、自主企画『キドリキドリのまともなイベント』を、地元・あべのROCKTOWNにて立ち上げる。続けて7月にはキャリア初となるミニアルバム『El Blanco』をリリースし、バンド名の表記をキドリキドリからKidori Kidoriへ変更することを発表。リリース後は全国約15本の本格的なツアーを実施。8月末には『RUSH BALL 2013』に出演。新人としては異例の2年連続の出演となり、周囲を驚かせる。当日は凄まじい荒天に見舞われ、バンド史上最も過酷なステージでありながら、観客を大いに沸かせる。’14年1月に開催した『Kidori Kidoriのまともなイベント vol.3』にて、活動の拠点を東京に移すことを発表。3月上旬、オリジナルメンバーであったンヌゥが失踪の末、精神疾患を患っていることが発覚し、療養のため脱退。急遽、サポートに藤原寛(ex.andymori)を迎え、脱退後約3週間という短期間にも関わらず3月21日、新木場STUDIO COASTでのイベントでスリーピース編成でのライブを成功させる。また、同ライブ中に会場限定e.p『El Negro』のリリースを発表し、即販売を開始。物販スペースからはみ出すほどの長蛇の列が出来る。さらには、マッシュがディレクターを務め、メンバーの共同生活の部屋で撮影された『Mass Murder』のMVをYouTubeにアップし、周囲を驚かせる。翌22日には、藤原寛に加え、THE ORAL CIGARETTESあきらかにあきら(b)の協力のもと、地元大阪Pangeaにて『引っ越し記念☆大阪けじめのワンマン』を開催し、ソールドアウトさせる。たくさんの地元のファンに見送られ東京へ拠点を移す。4月~6月には『引っ越し記念☆東京よろしくね企画』と称し、3ヵ月連続企画を敢行。各日限定の7inchのアナログレコードを販売し、その一部を大阪・南堀江のFLAKE RECORDSでも販売、“Single of the week”を獲得。同年8月に初の連作となる『El Blanco 2』をリリース。 年末には『COUNTDOWN JAPAN 14/15』にて、初出演ながら12月31日のMOON STAGEのトリという大役を果たす。そして、’15年2月18日には、エッジのある英語詞ロックという今までのバンドイメージを覆す、日本語新曲と洋楽カバーで構成されたEP『El Urbano』をリリース。

Kidori Kidori オフィシャルサイト
http://kidorikidori.jp/

Live

関西は4月のイベント2連チャンに続き
6月にレコ発ワンマンでカムバック!

 
【大阪公演】
『Pangea 4th Anniversary
『agartha20150403』』
チケット発売中 Pコード257-192
▼4月3日(金)18:30
LIVE HOUSE Pangea
オールスタンディング2500円
[共演]QOOLAND/HOLIDAYS OF SEVENTEEN/ココロオークション
LIVE HOUSE Pangea■06(4708)0061

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【大阪公演】
『HighApps SPECIAL!!
~SPRING ROCK PARTY 2015~』
チケット発売中 Pコード250-839
〈HighApps Vol.23 大阪公演〉
▼4月5日(日) 12:00
大阪城音楽堂
前方自由席3500円
前方自由席/ペアチケット6000円
後方フリーエリア3500円
後方フリーエリア/ペアチケット6000円
[出演]avengers in sci-fi/The Flickers/GOOD ON THE REEL/Kidori Kidori/
THE ORAL CIGARETTES/LAMP IN TERREN
[ゲスト]BLUE ENCOUNT/
Czecho No Republic
GREENS■06(6882)1224
※エリア指定。ペアチケットは2名同時入場。雨天決行、荒天中止。小学生以上は有料。出演者の変更・キャンセルに伴う払戻しは不可。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 

Pick Up!!

【大阪公演】

『Kidori Kidoriと
 雨やどりワンマンツアー』
一般発売4月25日(土)
Pコード255-585
▼6月20日(土)18:30
Shangri-La
オールスタンディング2800円
GREENS■06(6882)1224
※小学生以上は有料。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【名古屋公演】
一般発売4月25日(土)
Pコード255-898
▼6月21日(日)18:00
池下CLUB UPSET
前売2800円
ジェイルハウス■052(936)6041

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【東京公演】
一般発売4月25日(土)
Pコード255-563
▼6月28日(日)18:00
UNIT
スタンディング2800円
エイティーフィールド■03(5712)5227