WHITE ASHは、裏切らない――
ロックシーンに突き立てる決意表明たる『Ciao, Fake Kings』
を引っ提げ、怒涛の全国ワンマンツアーがいよいよ開幕!!
のび太(vo&g)がそのイズムを語るインタビュー&動画コメント
どうだろう、のび太(vo&g)のこの頼もしい言葉の数々は。WHITE ASHのメジャー移籍後初となるアルバム『Ciao, Fake Kings』は、既発の2枚のシングルを含まず全曲新曲で挑んだ、WHITE ASHの決意表明でありWHITE ASHたる所以を徹底的に磨き上げた鋼のようなロックアルバムだ。全編日本語詞や、Superflyやエレファントカシマシを手掛ける蔦谷好位置をプロデュースに迎えた楽曲と、大いなる意欲と様々な挑戦を内包しつつもそこで貫かれているのは、“シンプルかつカッコいい”という美学にも似たポリシーと、再生ボタンを押した瞬間に始まる、40分間にわたり脳内麻薬が分泌される問答無用のロックミュージック! リリースに伴う全国ワンマンツアー『WHITE ASH One Man Tour “Lilium”』をいよいよスタートさせるWHITE ASHの司令塔であるのび太の、ぶれないスタンスと鉄の意志が隅々にまで感じられるインタビュー。頼もしいったらありゃしない。
自分がちゃんと強い意思を持って物事を動かしていく方が
結果的に自分のためにもみんなのためにもなる
――メジャーに移籍後初にして濃厚なアルバムが出来たと思いますけど、今の率直な気持ちはどうです?
「“シンプルかつカッコいい”というコンセプトで1曲ずつ丁寧に作っていって、本当に今自分たちがやれることを全て出し切った充実感があって。制作もそうですし、ライブも去年は夏フェスとかにいっぱい出させて頂いて。ずっとやることがある=楽しみにしてくれている人がたくさんいるということだし、そういう意味では去年はいろんなことに感謝した1年でしたね。だからこそ、よりバンドとしての意思をハッキリさせることが大事になったなと」
――ハッキリさせる意思というのは、今の時点では何なんでしょう?
「今までは曲に対して重点的に意識をしていたんですけど、もっとバンド全体としてコンセプトを打ち出して、そこに向けて動いていくというか。だからこそ、今回の『Ciao,Fake Kings』のリリースタイミングのアーティスト写真でも、正々堂々と自分たちの顔を出していくというか。そういうところも気持ちとしては強くなってきたなと」
――活動していく中でいろんなノイズも入ってくるし、それに揺らぐのも人間だと思うんですけど、今までにそれはなかった?
「そのときにやれるベストを常に尽くすことに関しては、ずっとやってきたことなので。今考えるともうちょっと出来たなと思うことがあっても、その当時の僕が出来るベストの選択をしたのは間違いないし、後であれこれ出来たなって思うことは、次に活かせるということだから。全然揺らいだりとかはないですね。いつでも自分がベストな選択をしてきたという自信はあります」
――そのときそのときのタイミングで、ちゃんと苦しんで答えを出しているから、自分を認められるのはあるでしょうね。何かを回避するために出した答えなら後悔になるでしょうけど。
「そうそうそう。やっぱり後悔したくないのもありますし、責任の所在をハッキリさせたいというのが自分の中に強くあるんですよ。みんなで何か物事を決めてそれがダメだった場合って、誰も悪くないけど状況は良くないってことになって、どうしたらいいんだろうっていう感じになっちゃうから。どちらかと言うと僕は、自分がああしたいこうしたいって言って結果が良かったらそれでいいし、ダメだったらそこに対してちゃんと責任を取るというか。何事もちゃんと言うのは、すごい大事にしていますね」
――それは活動していく中でそういうメンタルになっていったのか、そもそものパーソナリティとしてそうなのか。
「メジャーに移籍して以降、すごく強くなったところはありますね。元々WHITE ASHは僕がみんなを誘ってバンドを始めた中で、あまりにもいろんなことを僕が決め過ぎて。途中でバンド感を大事にした方がいいのかなと思って、みんなで何かを決定する時期もあったんですけど、それが意外と長く続かなかった(笑)。というのもあって、基本的に僕が“これやりたいんだけど、みんなどう?”って発信したことに対して、みんなが良ければそれでOKだし、“もうちょっとこうした方がいいんじゃない?”ってなったらそのときに考える方が話が分かりやすいなと。メジャーに移籍して関わってくれる人数が増えたことによって、何かを伝えるにも伝達するスピードと正確さが問われるというか、自分から距離が離れれば離れるほど、それがちゃんと伝わってるかどうかが分かりづらくなってしまう。だからこそ、自分たちの意思を分かりやすくハッキリと提示する=WHITE ASHがどういう方向に向かいたいのかが分かる。自分がちゃんと強い意思を持って物事を動かしていく方が、結果的に自分のためにもみんなのためにもなるという」
――うんうん。状況も含めて自分がちゃんと責任を、WHITE ASHを背負うぞという。
「その感覚はすごくありますね」
シーンとか流行がコロコロ変わっていく中で
変わらないものをちゃんとやり続けるところに
WHITE ASHがWHITE ASHとして存在する意味がある
――アルバムとしてはどういったものを作ろうというのは最初にありました?
「シングルもアルバムも同じくらいのこだわりを持って1つの作品として作るという意味では、1曲ずつ丁寧に、シンプルかつカッコいい曲を作る。その曲数を増やしていって、頭からお尻まで繰り返し聴けるように、最終的にバランスを取ることだけに気を遣って」
――曲はスランプなく書けたんですか?
「スランプは基本的にないですね。そこに関しては、自分自身が聴きたい曲を作るという感覚なので。すでに自分が聴きたい音楽が頭の中にあって、それを形にしていくという感じ。自分で音楽を生み出しているというより、自分がそれを発見した第一発見者というか。ただ、頭の中に溜まり過ぎちゃうと、逆に出てこなくなるんですよ。だから、基本的には出し切って頭の中を空っぽにしたいんですよ。だって、常に頭の中で鳴っている音楽があると、新しいものが入ってくるスペースがなくなっちゃうので。形に出来たら、また新しい音楽が作れる」
――それこそ今作では、『Number Ninty Nine』(M-2)『Xmas Present For My Sweetheart』(M-11)で蔦谷好位置さんをプロデュースに向かえたりと、新しい挑戦もあって。
「蔦谷さんと一緒にやりたいと思ったのは、より広く、より多くの人に聴いてもらえる曲を作りたいのがまず第一にあったのと、『Xmas Present For My Sweetheart』が特にそうなんですけど、すごく大きな可能性を持った曲が出来て、メロディもいいし、日本語詞という意味でも、これを一緒に作ったらどうなるんだろうなと。今までの僕らは、シンプル=ライブで演奏出来る=4人で完結出来ることだと思ってたんですけど、この曲はギター2本とベースとドラムと歌で100%じゃないのが目に見えて分かっていた。蔦谷さんと一緒にやって分かったのは、その曲における必要最低限の音で構成されているもの=シンプルなんじゃないかというところで。2本のギターとベースとドラム以外に足されている音は、何でその場所にその音が入るかにちゃんと意味があって、その音がないとこの雰囲気が出ないというか、必要不可欠なものであって。4人で鳴らせる音がシンプルなんじゃなくて、必要最低限の音で鳴らされているものがシンプルだということに気付けたからこそ、ライブでどう表現するかは一旦度外視して、その曲におけるベストな状態にブラッシュアップ出来たので。すごい自由になれたなと」
――目から鱗じゃないですけど、シンプルの価値観自体が変化したというか。そもそも今時クリスマスソング自体が珍しいですよね。言わば、賞味期限というかシーズンも限られている。ドラマチックだけどなかなかトライしない題材のような気もしたんですけど。ロマンチストだなと思いました(笑)。新しい魅力が出た曲ですよね。
「それは去年の2月にバレンタインをコンセプトにしたシングル『Would You Be My Valentine?』(‘13)をリリースしたときも思いましたね。でも、そういうことに対して真っ向勝負しようというか(笑)。あと、2ndミニアルバム『WALTZ WITH VALKYRIE』(‘11)の最後の『I’m Fine Too Thank you』で試しに日本語で弾き語ってみたら、それもWHITE ASHの曲としてちゃんと成立して。例えラブソングを歌っても、“シンプルかつカッコいい”を守ればWHITE ASHになる確信があったからこそ、クリスマスの曲も胸を張って出来た。かつこういう曲にトライすることによって、WHITE ASHが次に何をするのか、常に気になる存在でいたいというのはありますね。全曲新曲でアルバムを出したのもそうですし、常に何か引っかかりを提供する。他のバンドとWHITE ASHは違うんじゃないかって気にさせたいのはあります」
――言えば、どんどんタブーがなくなっていくというか。これは昔からそうですけど、自分たちが代えの利かない存在であるかというところに、すごく意識がありますよね。
「活動を続けていく中で、新たな刺激とか試したいことはあるんですけど、そこに対しても“シンプルかつカッコいい”をちゃんと守り続けたいというか、こだわり続けたい。シーンとか流行がコロコロ変わっていく中で、変わらないものをちゃんとやり続けるところに、WHITE ASHがWHITE ASHとして存在する意味がある。最終的に僕は、“シンプルかつカッコいい”=WHITE ASHらしさ、というところに持っていきたいので。例えば、シンプルでカッコいいものを見たとき…“このコップ、WHITE ASHっぽいな”って思うような、そういうことが出来たら大成功かなと」
より多くの人に聴いてもらいたいとき
より多くの人が求めている音楽は逆にやらずに
ちゃんと自分たちはこれがやりたいんですっていう音楽を
どんな状況になっても守り続ける
――他誌のインタビューでも話してましたけど、今のシーンでサビで四つ打って踊れるようなものが流行ってるのは僕らも如実に感じるし、それを追っかけたところでもうじき終わることは目に見えている。それこそフェスとかでもすごく感じるでしょうし、そういうムードをちゃんと自覚したスタンスも面白いなって思ったんですよ。
「例えば、アークティック・モンキーズは自分たちがカッコいいと思うことをやり続けることで、結果的に他のバンドとは別物になっていると思うし、ダフトパンク以降バッキバキのEDMが溢れていく中で、彼らの新作が全くEDMじゃなく人肌だけどノレる音っていうのも、すごくカウンターというか。シーンを意識していないことはないけど、そのシーンの主流に対して自分たちがどういうアプローチをしていくかをちゃんと考えて、そこを攻めている。ライバルに勝つんじゃなくて、ライバルがいない=比較対象がいないところに行くというか。それが、僕がさっき言った代えが利かないってことだと思うんですよね」
――バンドは今作でより自由になったけど、よりストイックになっている気がしますね。メジャー移籍後1枚目のアルバムでそこまで考えが及んでいるのは、何なんだろうなと。
「多分時代もあると思います。ビートルズが今でも定番になっているのもそうですけど、僕らは今の時代を生きるミュージシャンたちだけじゃなくて、YouTubeだとか昔からあっていまだに存在している名盤だとかと勝負しなきゃいけないわけですから。例えば、ビートルズがロックバンドとしてやれることを7~8割方やっちゃってるとしたら、あとの2~3割にものすごい数のバンドがいる。そこに対して、他のバンドがやれることをうちらがやる必要はなくて。WHITE ASHだからこそ出来ること、4人だからこそ作れるものをちゃんと突き詰めていかないと、僕らが存在してもしなくても良くなっちゃうから。それこそ流行っているものだけ、求められているものだけを作るんであれば、みんな同じになっちゃう。より多くの人に聴いてもらいたいときに、より多くの人が求めている音楽は逆にやらずに、ちゃんと自分たちはこれです、これがやりたいんですっていう音楽を、どんな状況になっても守り続けることが、生き残るための、勝ち続けるための鍵なんじゃないかなって思ってます」
――それこそ、例えばフェスで盛り上がるという枠のなかにWHITE ASHが放り込まれたときに、いかに異物感があるかというか。
「音楽=盛りあがったらいいのかとかって、評価がすごい難しいじゃないですか。曲作りの時点からみんなを楽しませようとか、一体感を意識して作った曲をやるバンドと、自分たちがカッコいいと思う曲をやったバンドがいたときに、盛り上がるであろう要素をふんだんに取り入れた方がそうなるのは当たり前の話で。ただ、みんなを盛り上げようと思っているバンドなんて星の数ほどいる中で、自分のバンドが選ばれるために何が出来るのか。結局、そのバンドでしか観れないもの聴けないものを持っているかどうかだから。数ある音楽の中でその1つが選ばれる確率で言うと、僕らは自分たちが信じた音楽を、ちゃんとやり続けた方がいいなと思ってるんです」
パッと出てきた言葉って今までの経験の中から出てきたものだから
当てずっぽうで出てきたというよりは
フィルターを通した上で出てきた言葉のような気がしていて
――アルバムの楽曲に触れていくと、個人的には『Number Ninty Nine』『Delayed』(M-7)『Under The Lightless』(M-9)は特に好みでしたね~。『Xmas Present For My Sweetheart』もやっぱりいいし。
「『Number Ninty Nine』は今のシーンが求めているものも入れつつ、自分たちがやりたいことをやりますっていう。『Delayed』は逆にアンチメインストリームというか(笑)。どれだけテンポを遅くしてノレるかが裏テーマ。ものすごく早いBPMで何か分からないけど身体が動いちゃうじゃなくて、自然発生的なノリ方みたいなものをね」
――曲順もガツッとくるゾーンとメロウなゾーン、洋楽的なゾーン、日本的なゾーンと、2曲単位くらいの場面展開で引っ張っていくところも楽しめるというか、聴きやすさにも繋がってるなと。
「頭は基本的に“ザ・WHITE ASH”みたいなところを意識して、中盤はお父さんお母さんゾーンっていう(笑)」
――アハハハハ!(笑) そんなゾーンあるんや(笑)。『Vain Promises』(M-4)『Long Time No See』(M-5)辺り?
「そう! それに『Bacardi Avenue』(M-6)を加えたあたりまでは、10代の子が居間とかでCDを流してるときに、“これ誰? いいじゃん!”ってお父さんお母さんが言うみたいなイメージ(笑)。幅広いところに届くみたいな」
――まさかリスナーのみんなもWHITE ASHがお父さんお母さんのゾーンを狙っているとは思わない(笑)。
「ファミリーゾーンです(笑)」
――確かに『Long Time No See』はフォーキーというか、弾き語りとかでも合いそうな。
「聴きやすさというところを意識して。『Under The Lightless』は途方もなくダウナーに落ちる歌モノというか」
――この辺はジャケもそうですけど、僕らグランジ世代の大好物ゾーンかなって(笑)。
「そうそう(笑)。それで10曲目の『(Y)our Song』に関しては、今の邦楽ロックシーンに対して、みんなが求めているものというか、自分たちがやりたいことをやり通す中にも、置いてきぼりにはしたくないという感覚はあって。だからこそ『Number Ninty Nine』だったり『(Y)our Song』だったりを用意してはいるんですけど。最後の『Xmas Present For My Sweetheart』はある意味賛否を巻き起こす曲だと思うんですけど、この1枚でWHITE ASHがよく分かりつつ、逆にもっと分からなくなるというか。今までWHITE ASHが好きだった人を安心させられる1枚でもあるし、初めて聴く人たちに対してもWHITE ASHはこういうバンドなんだって思ってもらえるんだけど、最終的にWHITE ASHが次に何をするのかは全く分からないという(笑)。存在はよく分かったけど、この先が気になるというところに行きつくような形になっている」
――あと、今回の『Ciao,Fake Kings』のタイトルとかもそうなんですけど、まず単語が降りてくるんですよね。頭文字というか。
「本当にそこに関しては感覚なので。アルバムのデモを作っている時点で、頭文字の“C”が降りてきた。何で“C”なのかは分からないし、何でそこで“Ciao”っていう言葉が浮かんだのかも分からない。でも、そういうパッと出てきた言葉って今までの経験の中から出てきたものだから、当てずっぽうで出てきたというよりは、フィルターを通した上で出てきた言葉のような気がしていて。だからこそ、ポンと出てきた言葉も大切にしたい。そこから発展させて、理屈を当てはめていくという」
――自分が生きてきた人生からこぼれ落ちた“C”だから、多分違う生き方をしていたら“A”だったかもしれないし、“F”だったかもしれない。そこが人間の面白いところな気がしますね。
「結果的に感覚で決めてきたことも、後でちゃんと意味が通ったり理由が生まれたりする。そこに関しては、自分に対しての信頼感が強くありますね。自分がやってることは間違ってないというか」
――日本語詞、英語詞共々、シーンだけじゃなく今の時代に対する憂いみたいなものも感じつつ、同時に大きな愛も詰まったアルバムだなと。長く戦っていく上での宣言みたいなアルバムですね。
「そうですね。やっぱり最終的に行きつくところって、ちゃんといいものを作って、それを聴いた人がいいなと思ってくれる、そういう関係性をすごく大事にしたいなと思います」
全部リンクしてる。全部後付けですけど(笑)
――今作に伴う『WHITE ASH One Man Tour “Lilium”(リリウム)』もあって。“Lilium”はユリの学名だそうですが、ユリってそんなに歌詞に頻繁に出てくる言葉じゃないというか。でも、今作では『Long Time No See』『Casablanca』(M-1)もそうですけど、ちょくちょく出てきますね。
「カサブランカも花の名前なんですけど、別名が“ユリの女王”で。あと、『Lilium』の響きが…」
――ニルヴァーナの『リチウム』的な(笑)。
「そうそう! アルバムタイトルの『Ciao, Fake Kings』自体が実はそこに関係していて。“チャオ”っていう挨拶から始まるフレーズを思い付いたとき、ニルヴァーナの『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』の“ハロー、ハウロウ”を“チャオ”に置き換えたら、チャオがチャウオーになって、チャウ=違う、オー=王で、違う王様→偽物の王様で『Ciao, Fake Kings』っていうフレーズが生まれて(笑)。あと、ユリの花言葉って“純潔”とか“偽りのない”っていう意味があるんですよ。だから『Ciao, Fake Kings』で偽物の王様にサヨナラを告げて、向かうツアーは“偽りのない女王”って、すごいストーリーがあるなって。実際にカサブランカの花って贈り物の花束とかウェディングのブーケとかにも使われるんですけど、『Xmas Present For My Sweetheart』は大切な人に向けてこれからもずっと一緒にいようっていう曲でもあるので、そこでカサブランカの花が一番最後の曲のワンアイテムとしても役に立つというところで、全部リンクしてる。全部後付けですけど(笑)」
――すごい、ダジャレから始まってるのに(笑)。
「例えば『Would You Be My Valentine?』のツアーは、『Honey Shower』っていうタイトルだったんですけど、バレンタインと言えばマイ・ブラッディ・ヴァレンタインで、『ハニー・パワー』っていう曲があるんですよ。のび太にとってのハニーはしずかちゃん→しずかちゃんと言えばお風呂→ということは、シャワー(笑)。みたいに、ワンマンツアーのタイトルはダブルミーニングを意識してるんです。だから今回のタイトルもこれはピッタリだなと」
――話を聞いていて、今回のアルバムはこれからのWHITE ASHの起点となるべきものであるのは間違いないなと。これからどうなっていくかが楽しみですね。
「ハイ。ぜひ気にしていてください(笑)」
――代えが利かないもんね(笑)。本日ありがとうございました!
「ありがとうございました~!」
Text by 奥“ボウイ”昌史
(2014年2月 7日更新)
Check