「その年齢にしか書けない言葉が絶対にある」 メジャー復帰後初のフルアルバム『マスト』で冴え渡る リアルな30代のロックミュージックを語る ザ・マスミサイル高木芳基(vo)インタビュー&動画コメント
’12年にミニアルバム『HOPE#』で5年ぶりの再デビュー。度重なるメンバーの脱退をはじめ、荒波打ち寄せる音楽シーンで幾度となく危機を乗り越えてきたこの船は、昨年は結成13年目にしてシングル『グッド・バイ』が初のドラマ主題歌に抜擢(テレビ朝日系ナイトドラマ『警部補 矢部謙三2』)。旅の新たな経験値と消えない灯を手に、いまだに航海を続けている。そんなザ・マスミサイルの5人の乗組員から遂に届けられたメジャー復帰後初となるアルバム『マスト』は、そのタイトルが象徴するように、このバンドのブレない進路とまなざしをしっかりと焼き付けた渾身の1枚だ。そして、今作における高木芳基(vo)の胸を揺さぶる言葉の数々たるや…! ストレートなバンドサウンドに込められたその熱い言霊は、生きるヒントとなってあなたの胸に抜けない碇を降ろすだろう。音楽を諦めなかったタフな航海士としての強さと優しさ、そして儚さ。この船は、多くの傷を負いながらここまでやってきたのだ。
伝えたいことがはち切れそうなんですよね
――取材が始まる前に、紙資料で歌詞を確認してましたけど、珍しいですね。
「リアルな話なんですけど、ライブでやっていかなきゃいけないんで。伝える瞬間には本当に自分のものにしておかないと、“間違ったらダメ”レベルでは伝わらない。身体に叩き込むのに時間がかかるんですよね。楽器陣は取材中の今も練習してるんですけど。だから、今覚えてます(笑)」
――だったら『アサリ』(M-8)なんか作ったらダメでしょ(笑)。マスミサイルは詞の言葉数が多いですよね。
「アハハハハ(笑)。歌で噛むっていう(笑)。伝えたいことがはち切れそうなんですよね。そうなんやってお客さんは思うかもしれませんけど、例えばライブでも、ツアーやってるバンドならみんなそうやと思うけど、ファイナルになって初めて完成する。やっぱりだんだんと伸びていきますよね」
――うんうん。それこそ一昨年はメジャーに返り咲いただけでも激動の1年だったと思うんですけど、それを受けての去年はどんな1年でした?
「慣れると思いきや、初のドラマの主題歌になったシングル『グッド・バイ』(M-3)があってからの、バンドマンにとって一番大切なアイテムであるフルアルバム『マスト』のリリースだったんで。ミニとシングルとフルで、制作もやっぱり全然違うんですよね。13~14年目にしてまだまだ手探りっていうのは、新鮮でよかったですけどね。どの作品を作るときも、常に慣れがなかった。どれも新鮮な気持ちで臨めましたね」
「これからの時代どっちが本当に正しいのかは分からないですけど、シンプルにはなりましたよね。それこそ言い訳がどこにも出来ないので。やっぱり自主でやってるときはレーベルの社長としてのみたいなところで、良くも悪くも逃げ道があったんですよね。今回は逃げ道もなかったからプレッシャーも強かったですけど、味方もたくさん出来たんで。みんなで作った感があって、非常に満足していますね」
面白いことより苦しいことの方が圧倒的に多いと思ってて
年に1~2回本当に幸せな瞬間がある
その代わりその幸せとか喜びはハンパじゃない
――さっき話しに出た『グッド・バイ』に関しては、『警部補 矢部謙三2』のドラマ主題歌というのも、新たな試みとしては分かりやすいですよね。
「1つのチャレンジであり、チャンスであり。完全に寄せてるわけじゃないですけど、ドラマあっての曲だったので。元々ドラマのこともよく知ってて、それをイメージしながらね」
――作曲を他人に委ねることも含めて、トライしてみてどうでした?
「初めての経験だったので、ものすごくしんどかったですね。慣れない作業っていうのもありましたし、本当に一文字一文字の点と点が線になって文章になると思うんですけど、ずーっと歌詞のことを、伝える方法を寝ても覚めても考えてましたね。ちょっと吐き気してましたもん(笑)。どっちかって言うと、僕の歌詞は情景よりは感情なんですけど、『グッド・バイ』は自分がそこにいるような気分というか、共感というよりは、そっちに重きを置いたところはありますね。素晴らしい楽曲をもらったので、それを超えるくらいの言葉が乗らなければいけないと何度も何度も書き直しただけに、ちゃんと言いたいことが伝えられたなと」
――そもそも曲を人に書いてもらおうとなったのは?
「アレンジャーが決まって、その人の曲にちょっと光るものがあって。一斉に全部の曲をテーブルに並べたときに、“これだ!”みたいな感じになったんですよね。“じゃあ俺が詞を書く!”みたいな。本当にこのドラマのためのチームワークに徹したというか」
――自分の曲にこだわるより、到達点をみんなで高めると。作編曲の木村篤史さんのキャリアを見たら、ももクロとかJUJUにジャニーズもやったりで、マスミサイルをこの人にお願いしようって、真っ先に浮かぶようなアレンジャーではない感じがしますもんね。
「こういう偶然の奇跡もあるんですよね(笑)」
――それによって今回、アルバム全体にもガッツリ関わってもらってるんですよね。
「そうですね。木村さんはロック畑じゃないんですけど、言葉で聞いてもピンとこなかったものを音に出したとき、“こういうのもあるんだ!”みたいなことが、ちょこちょこいろんな曲に加わって。小さいチャレンジの積み重ねで、サウンドの1つ1つがより洗練されたような気はしてますね。新しいエッセンスが入ってきた気分というか」
――ただ、今までの話を聞いてたら、一筋縄ではいかなかった感じもありますよね。
「今まではとにかくリハスタでアレンジをガッツリ詰めて、ちょっとした言い回しとかは本番で変えていってたんですけど、今回は決め込まない代わりにレコーディングの期間を長めにとって、そこで弾いてみて検証しようみたいな。だからものすごい不安でした。この曲まだ出来てないのにレコーディングが始まった、みたいな(笑)。ただ、この世界は面白いことより苦しいことの方が圧倒的に多いと思ってて、年に1~2回本当に幸せな瞬間がある。その代わりその幸せとか喜びはハンパじゃない。だから、日々曲を作るにあたって、レコーディングに関して、ライブに関して、苦しいのはへっちゃらになってきましたね。ドMですね。この世界の人、みんなドMやと思います(笑)」
――内容的にも『グッド・バイ』の抑制されたドラマ感のように、ただ燃えたぎるんじゃなくて、内に秘めた熱さみたいなもの。現状をシビアに見ているところもあると思いますし、それこそがリアルな30代のロックミュージックだなって感じがしましたね。
「等身大っていう言葉は使い古されてるとは思うんですけど、その年齢にしか書けない言葉って絶対にあると思うので。僕らの作った歌に15歳が共感してくれることはあり得ると思うんですけど、15歳に響くために作るのはロックではない。今しか書けないもの、例えば40歳じゃないと書けないものが今後出てくるんやろなって、期待しながら」
――40代でまだ現役のバンドって、めっちゃいいですもんね。
「そうですよね。そして、昔より増えたのが僕らとしてはすごく勇気になりますね。やっぱり長くやってると、人生の積み重ねが音楽になるっていうのは、すごいですよね」
忘れられないフレーズとか言葉には、やっぱり痛みも伴う
――曲自体はいつ頃から作っていったんですか?
「ライブ活動を休止して制作に集中しようっていう時期に再デビューが決まった、あのタイミングですね」
――じゃあ『HOPE#』を作る前に、30~40曲書いたっていうあの時期に。
「そこから最終的には倍くらいになりましたけどね(笑)。レコーディングだけだと1ヵ月、制作期間で言うと丸2年的な感じですかね。ただこれは“バンドあるある”かもしれないですけど、時間が経てば経つほど、自分の中で色褪せていくんですよ。ちゃんとリリースしたらそういう感覚はあんまり起こらないんですけど、バンド全員がその曲を愛さないと、曲自体のモチベーションが低下するんですかね。結果的に今回の12曲は、ここ1年以内の曲が多くなりましたね。『HOPE#』を作るときに、“この曲はいずれ絶対にアルバムに入れよう!”って言ってた曲のほとんどが外れてますからね(笑)。あのときの固い約束は何やったんやみたいな(笑)」
――ブログをさかのぼって読んでいたら、昨年7月の『お秘密』というエントリー に、“新曲群の中で、油断してると、唄いながら涙声になってしまう曲がある”とありましたけど、この曲は今回のアルバムに入りました?
「入ってますね~。『ありがとう~そういうだけ~』(M-4)っていう曲なんですけど。実家に帰ったときに、箸を取ってもらって“ありがとう”、電気をつけてくれて“ありがとう”くらいは言いますけど、“産んでくれてありがとう”みたいなことって、世の中の人って言ってるんですかね? 親から最初に習った言葉は、きっと“ありがとう”やと思うんです。それを自分の親にすら言えてない苛立ちと、歌で伝えようとする気持ちを書いたんですけど、スタジオで急にグズつきだすとみんなにナメられるんで(笑)」
――アハハハハ(笑)。歳を取れば取るほど、親の偉大さとありがたみが分かってきますよね。まだ何にも親孝行出来てないじゃないか!みたいな。
「ホンマですよ~。お礼より申し訳なさが強くなっていくんですよね。偉そうにステージから言っておいてね(笑)」
――『つらいトゥナイト』(M-2)における涙の視点も素晴らしいですね。“人に見せる涙じゃなくて 自分だけが知り得る涙は 自分が自分に教える 気付かせるサイン”、“あなたが人知れず 流すサイン”。
「今回のアルバムには、人によってはちょっと苛立ちを覚える歌詞もあるかもしれないけど、そういう人はきっと僕たちに共感しないし、僕らの音をこれからも耳にしないかもしれない。けど、それでもいいかなと。言葉には絶対力が必要やし、忘れられないフレーズとか言葉には、やっぱり痛みも伴うっていうのは絶対にあるから。特にアルバムとなると、誰からも愛される表現ではなく、これ誤解されるかもな~っていう曲が入っててもいいと思うし。そういう表現はすごく大事にしてますね」
――『最後の人生』(M-1)でもそうですけど、発想ってすごく大事だなと。“自分の向いた方が前なのだ”とか、“生まれて初めて生まれて 生まれて初めて生きてる 生まれて初めて死に行く これが最初で最後の人生”って…そう言われて初めて気付くことがある。いや~いいこと書いてますね(笑)。
「お褒め頂き、ありがとうございます(笑)」
――そして、冒頭にも出ました膨大なリリック量で噛むほどの『アサリ』ですが(笑)。
「作り方としては大学ノートにワーッとポエムを書いて、何となくメロディはつけてて。あと10分でリハスタの時間が終わるっていうときに、“ちょっと頭に留めといて”くらいのつもりでアコギで弾き語ったんですけど、簡単なコードだったんでメンバーも合わせてきて、5分前に片付けて出なあかんのに6~7分ひたすら続いて、最後には歌詞がなくなったんですよ(笑)。“ハイ、終わり終わり、片付け! お疲れさまでした~”って出来たのが、ほぼこれですね。幸いずっと録音してたんで。そういう意味では、バンドサウンドの中で歌詞が出来ていった感じですかね。熱くなって、言いたいことが変わってしまった感じがそのまま出ちゃいました(笑)」
――最後に“いったい何が言いたいんだか もうようわからんようになってきた…”言うてもーてますからね(笑)。アルバムの最後を飾る『Hold me tight』(M-12)も、アウトロの歌詞カードに載ってない言葉がめちゃくちゃエモい!
「ここはこだわりたかったところですね。(福島県)南相馬に個人的に行ったときに、ゴーストタウンにも寄ったんですよ。見た感じは普通なんですけど、車から出るとものすごい静かなんです。喋り声もしないし、人の鼻唄も聴こえないし、街灯のスピーカーからももちろん音が出てないので、車の外に出た瞬間にすごく寂しく感じた。ここに音楽を鳴らしに来たいなと思いました。この曲を作ってる途中でそれを味わったので、どうしてもこの曲でそれを伝えたくて。アウトロが長くなっちゃいましたけど、叫びというところで追加していきましたね」
船にとってのマストって一番重要なところで
ここがブレたら進むことすら出来なくなる
船で言うマスト的な要素が、このアルバムにはあったなって
――アルバムが出来上がったときってどう思いました?
「相変わらずですけど出来た瞬間は、これで辞められるわくらいの気持ちで。反省はもちろん出てはきますけど、ちゃんとやり切れたと思います。この2年で環境が変わってちょっとギクシャクしたところもあったんですけど、しっかり話し合いもしてこれて、次に繋がる2年間だったと思いますね」
――言うても、いろいろあったんですね。
「ありましたね~やっぱり。メンバー各々感じたことは違ったと思うんですけど、何より一番は作り方かな。自主レーベルでやってたときは、いい曲が出来たからライブでやる→その反応を見る→それが10曲になったからアルバムを出す、みたいな。非常に健全でシンプルなやり方だったんですけど、まずそこが大きく変わりましたね。もちろん以前メジャーにいた時代もあったんで分かってはいたんですけど、やっぱり4~5年もインディーズで命懸けでやってたら、そのやり方が身体に沁みついてたんでしょうね。どう感じるかな、どう伝わるかなっていうのを試さずして曲を選択しなければならない。よりイメージを働かせて、聴いてくれる人の顔を想像して作るっていうのを、久しぶりにやって。なかなかしんどくもあり、楽しかったですね」
――そう考えたらいろんなものが入ってますね、このアルバムには…。あと、タイトルを『マスト』にした由来を、改めて聞かせてください。
「再デビューのフルアルバムって、今までのイメージを払拭して変わるチャンスでもあり、同時にこの後また来るかどうか分からないチャンスでもある。なので、いろんなことにチャレンジしました。で、フタを開けて客観的に自分たちで聴いてみたら、“わー変わってへんな~”って思ったんですよ。それは決して悔しいとかじゃなくて、苦笑というか、笑ってしまうみたいな。自分らで感じてしまったんですよね、ブレてないものを。船にとってのマストって一番重要なところで、ここがブレたら進むことすら出来なくなる。船で言うマスト的な要素が、このアルバムにはあったなって。マスミサイルという船ですから、乗組員がブレてはいけなかったんで」
――そう考えたらまさにのジャケットですね。これだけやってきても、改めて分からされることがあるもんですね。
「だんだんいろんなことがマヒしますからね。作品を作るたびに、自分たちのことを見つめ直すことになる。いいですね、物を作るっていうのは」
――そして、ライブはどうなるんでしょう。
「メンバーとも軽口を叩き合ったんですけど、ライブでやりがいのある曲ばっかりなんですよ。あとはモチベーションと伝え方をしっかり身体に叩きこめば、響く曲ばかりなので」
――あとは歌詞を覚えるだけですね(笑)。
「ですね(笑)。覚えるというのはカッコ悪いです。身体に馴染ませる(笑)」
――いや~観る方もやる方も楽しみですね。
「ぜひ! ライブに来て欲しいですね。後悔はさせませんよ」
Text by 奥“ボウイ”昌史
(2014年2月14日更新)
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よっくんこと高木芳基(vo)からの 大人の落ち着き動画コメント
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Release
目から鱗の熱い言霊に鼓舞される 3年ぶりとなる6thアルバム!
Album 『マスト』 発売中 3000円 CROWN STONES CRCP-40351 <収録曲> 01. 最後の人生 02. つらいトゥナイト 03. グッド・バイ 04. ありがとう~そういうだけ~ 05. T・O・M・A・R・A・N・A・I 06. いっせぇのーで! 07. はなせない 08. アサリ 09. 何度も君に恋をする 10. 天国の丘 11. いいよ 12. Hold me tight
Profile
ザ・マスミサイル…写真左より、中野誠一(ds)、前川真吾(g)、高木芳基(vo)、新田洋輔(b)、白石安広(key)。’00年、高木が貼ったたった2枚のメンバー募集で結成された5人組ロックバンド。’04年、人気アニメ『NARUTO』エンディングテーマとなったシングル『今まで何度も』でメジャーデビュー。’07年 、ギター、キーボード、ドラムの3人が脱退。高木、新田でザ・マスミサイル続行を表明。同年12月、菅野康治(g)、中野、高橋康宏(key)を新メンバーに迎え再始動。自主レーベルMASS RECORDS を設立。精力的なリリースとライブを重ねるも、’09年には菅野が脱退。’10年6月、サポートギタリストであった前川が正式加入。同年8月、地球一周アースマラソン・間寛平氏からの直々オファーにより、応援歌『夢と現実のハザマに完璧は必要ない』を書き下ろしリリース。MV に間寛平本人を起用し話題となる。同年10月には10年来の付き合いである戦友・太陽族とミニアルバムを同時リリース、11月には5thアルバム『あいたいあいて』をリリース。全国40ヵ所以上のツアーを決行。’11年3月、高橋が脱退。11月には絶盤となっていた1stアルバムと1stミニアルバムを全曲リアレンジ・再録した『教科書と仲間のうた』をリリース。’12年、年始からライブ活動を休止し充電期間に突入、同時にキーボードに白石を迎える。4月には『ARABAKI ROCK FEST.12』に出演、新生ザ・マスミサイルを始動。同年9月にメジャー再デビュー作となるミニアルバム『HOPE#』をリリース。’13年8月には、結成13年目にして初のドラマ(テレビ朝日系ナイトドラマ『警部補 矢部謙三2』)主題歌となるシングル『グッド・バイ』を発表。同年10月23日にはメジャー復帰後初のフルアルバム『マスト』をリリース。
ザ・マスミサイル オフィシャルサイト
http://www.massmissile.com/
Live
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Column
自ら掴んだ『HOPE#』と共に 不死身の男たちがメジャーシーンに カムバック! ザ・マスミサイルの 人生劇場第二幕に迫る 前回インタビュー&動画コメント