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大好評!! FM802『MIDNIGHT GARAGE』×ぴあ関西版WEB
“SPECIAL TALK!! Vol.2”、DJ土井コマキの今回のお相手は…
Turntable Filmsの井上陽介(vo&g)! オンエアし切れなかった
対談完全版で1/18(土)地元京都・磔磔ワンマンへの想いを語る

 FM802で土井コマキがDJを務める深夜の人気ラジオ番組『MIDNIGHT GARAGE』(土曜24:00~27:00)と、 ぴあ関西版WEBがタッグを組んで、気になるアーティストの素顔やライブイベントetcの裏側を語ってもらう企画『SPECIAL TALK』。第2回目となる今回は、1月18日(土)に地元京都・磔磔でのワンマンライブも控える実力派3ピースバンド、Turntable Filmsが登場です。「話すことが好き」と語るフロントマン・井上陽介(vo&g)と土井コマキの軽妙かつ絶妙な対談の、オンエアし切れなかった完全版をたっぷりとご堪能ください♪

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土井コマキ「2014年初ゲストに、この方がスタジオに来てくださいました。あけましておめでとうございます」

 

井上陽介(Turntable Films)「あけましておめでとうございます。Turntable Filmsの井上陽介です」

 

土井「『MINAMI WHEEL 2013』以来という感じですが、あのときはすごくバタバタしてましたね」

 

井上「気持ちも踏まえてバタバタしてましたね~。本番前にスタジオに入って練習もしてたので(笑)」

 

土井「今日のこの放送なんですけど、収録は年末ですがオンエア的には2014年になっております。2013年を振り返ってみていかがでした?」

 

井上「はい。この前、自主ラジオもやってまして…」

 

土井「自主ラジオ!?」

 

井上「僕、ラジオがすごく好きなんです。聴くというよりも話すのがね。メンバー3人で自主ラジオをやっているときに2013年を振り返ってみたら、思っていたよりもいろいろあって。谷(b)がめちゃめちゃ覚えていたんですが、いろんなところでたくさんライブをしたり、ライブ盤をリリースしたりスプリット盤を出したりなどなど…なかなか動いた1年だったなと思います」

 

土井「ライブ盤がまたいいですよね」

 

井上「京都の磔磔と東京でやったものの中から選んだ17曲なんです。6月にライブ盤、8月にスプリット盤とリリースして…スプリット盤はシャムキャッツというバンドとなんですが、アルバム直売ツアーという形で全国を廻って、1年が終わっていったな~っていう感じですね」

 

土井「忙しい1年だったんですね」

 

井上「そうですね。たいしたリリースもないのに(笑)」

 

土井「(笑)。でもソロも出されてたでしょ?」

 

井上「ソロは4月ぐらいに出しました。『WHOLE LOVE KYOTO』というイベントが4月にあって、そこには人がいっぱい来るから、その時期に間に合わせたらめっちゃ売れるんじゃないかなって思って」

 

土井「めっちゃ売れた?」

 

井上「めっちゃ売れましたね。そのとき買ってくれた人、ありがとう!」

 

土井「(笑)。話題がいっぱいあった2013年だったと思いますが、2014年のタンテの最初の活動は?」

 

井上「一番初めはライブですね」

 

土井「ワンマンですかね?」

 

井上「はい。それが初めですね。しかも地元の京都で」

 

土井「京都の磔磔公演ですね。1月18日(土)に開催されますが、磔磔ワンマン公演は何回目ですか?」

 

井上「3回目ですね」

 

土井「年1回ペース?」

 

井上「去年もこの時期で、一昨年は4月だったかな。アルバムリリース前の少し前にやって。3回目なんですよ」

 

土井「私、1回目のときは行きました」

 

井上「あ、ものすごく出演者が多いときのですか?」

 

土井「ステージの上、ギュウギュウで(笑)」

 

井上「人が多過ぎて暑かったもん、あのとき(笑)」

 

土井「にぎにぎしい感じでしたよ、すごい(笑)」

 

 

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井上「人も多いのに、みんなアホみたいに機材もいっぱい持ってくるんで、余計狭くなるっちゅうねんって(笑)。そのときより2回目は人を減らしました。ゆーきゃんっていう京都のシンガーソングライターがいるんですけど、ものすごくデカい髪型してたから、“まずあいつから辞めさせよう”って」

 

土井「えっ!? カサとる人から外して?(笑) 体重重いからダメとか?」         


 

井上「(笑)。そういう順番で外していったら、8人ぐらいにシュッと納まって(笑)。まあ、これ聞いたら“次俺ちゃうか~”って思ってる人もいると思うけど(笑)」

 

土井「マジで(笑)。体重の問題で外されるって厳しいな~。そうかタンテは、スリム化が進んでいると」

 

井上「ミュージシャンやったらみんな痩せてないとね」

 

土井「違うでしょ!? (笑) 機材でしょ」

 

井上「はい、機材です(笑)」

 

土井「(笑)。いいですね~、年に1回、磔磔でワンマンって。レギュラー化してますね」

 

井上「そうなんですよ。しかも磔磔ってすごく人気のある会場なんで。歴史もありますしミュージシャンもお客さんも愛着のある場所というか。半年くらい前からしか取れへんみたいで、結構予約するのが大変なんですよ。毎年、ワンマンが終わるたびに“すいません、来年の今頃なんですけど”という風に予約してるんですよね」

 

土井「なるへそ。やっぱりタンテも磔磔好きですか?」

 

井上「そうですね。なんかちょっと違いますね。初めて出たとき、好き過ぎて壁触ってたもんな(笑)」

 

土井「おかしいおかしい(笑)。それおかしいよ」

 

井上「(笑)。自分の家の壁もそんなに触ったことないのに。何でしょうね、天然記念物的なイメージなのかな、歴史がすごくあるから。う~ん、幽霊がいる…悪い意味じゃなくて、そんな魂みたいなのが…」

 

土井「いてはるらしいね」

 

井上「そうなんですよ」

 

土井「ピアノ上手いらしいよ」

 

井上「えっ、誰が?」

 

土井「いてはる人」

 

井上「そうなんですか…。えっ、それホンマに見える人? 新年からけったいな話やな(笑)」

 

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土井「ステージの上にピアノの人がいてないのに、録音したらピアノの音が入ってたと聞いたことがある。誰が言ってたのかは忘れたけど(笑)。ピアノ上手いらしいよ」

 

井上「こわ~」

 

土井「ピアノ頼んだらいいねん」

 

井上「え、その人に?(笑) でもね、いるだけで楽器が上手くなっている気持ちになりますね」

 

土井「へ~。鳴り方が違うとか?」

 

井上「実際演奏していなくても、そこでバームクーヘン食べているだけでも“俺、楽器出来るんちゃうかな”って」

 

土井「うそ~(笑)」

 

井上「いや、ホンマに(笑)。だからお客さんとかも“ちょっと出来るんちゃうかな”って思ってるんと違うかな(笑)」

 

土井「私思ったことない(笑)。観てる側としては何が違うって上手く言えないけど、独特の湿度があるというか…」

 

井上「湿度? それは何パーセントっていう話ですか?」

 

土井「いや、暑苦しい湿度じゃなくて、歴史がある建物なのかなってね」

 

井上「あ~分かります。見えないけど、気持ちが入る何かがありますよね、磔磔には」

 

土井「1月18日(土)に公演があるわけですけれども、今回はどんなセットでどんな風なワンマンになるんですか?」

 

井上「前回は今までやった曲を全部やってしまおうというぐらいの気持ちで25曲やったんですよ。でもさすがに終わったら足腰立たないぐらいホントに疲れて、全員が」

 

土井「25曲は相当ですよ」

 

井上「そうなんですよ。それを2時間のライブ内にきっちりやったらね、最後にお客さんに“ありがとうございました”って言うときに、元気がなさ過ぎて(笑)。あんなに覇気のない終わり方はないでって思ったから、もうちょっと今年は体力を残るぐらいのボリュームにしましょうよと」

 

土井「そやな(笑)」

 

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井上「今回は8人編成なんですけど、2013年はこのメンツでいろいろと活動したので、演奏が去年より凝縮したというか。アコースティックだけでやったライブもあれば、エレキだけでやったセットもあるので、それを2部構成みたいな感じで披露出来ればなと思います。アコースティックは生楽器だけで、エレキはエレキでサワザワしく…あ、騒々しく(笑)。ザワザワする感じでやろうぜって言いたかったんですけど、間違えました(笑)」

 

土井「サワザワしく(笑)」

 

井上「そういう感じで2部構成でやろうかなと」

 

土井「そのメンバーというのは、ライブ盤のメンバー?」

 

井上「そうです。Turntable Filmsの3人とサポートの鍵盤が2人…」

 

土井「鍵盤が2人! じゃあ、3人目はいらんね(笑)」

 

井上「うん、3人目はいらん(笑)。で、スライドギターっていう座って横に置いてるギターを弾くやつとサックス。あと、パーカッションやマンドリンなどなどを駆使する方との8人編成でやりますね」

 

土井「へ~鍵盤2台って面白いですね」

 

井上「何か自分の曲は鍵盤が2台あるのが自然で。ないと全然密度が違う」

 

土井「鍵盤が2台って、ピアノとオルガンを使用するとか? 音が違うとか?」

 

井上「そうですね。音をいろいろと変えたり、片方はストリングス、片方はオルガンやピアノとか、そういう風に分けて。あと、ピアニカ吹いてるときにピアノを弾いたりとか。そうやって曲に合わせて音色を変えたりして。非常にね、重要なパートなんですよ」

 

土井「じゃあこれは、いいメンバーが揃ったということなんですよね。よかったですね。“タンテ、3人になるのか~どうなんねやろ”みたいな時期もありましたもんね」

 

井上「ありましたありました。1人辞めたときにこれからどうなんのかと思ったら、おっさんばっかり増えてね(笑)。で、増え過ぎて1回減らして(笑)。勝手な話なんですけど」

 

土井「このメンバーですでに各地を廻っているんですか?」

 

井上「廻れるところは。みんな他のバンドもやってたりするから。1人は京都のnanoっていうライブハウスの名物店長ですしね。そのおっさんがサックスを吹けるので、レコーディングとかにも参加してもらったりしつつ」

 

土井「それは参加出来ないライブも多いですよね」

 

井上「そうなんです。ちょっと暇なときに…何か賑やかしで来てもらうというか(笑)。演奏というよりは応援しに来てもらってる感じですかね。まあ、そういうパートもちょっとあった方が、ね」

 

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土井「いいね(笑)。本当にTurntable Filmsもいい1年を過ごしてきて、どんどん良くなっていってる気がします」

 

井上「ありがとうございます。すごくいい感じで進化してて、このメンツで新しい曲もレコーディングしてて。前のスプリットはその内の6人でやったりしてたので、新しい曲も今回のワンマンではやろうかなと思ってます。初披露をいきなりこの8人でバーンとやっちゃおうかなと思ってるんです」


 

土井「いや~何かね、どんな曲がタンテから生まれてくるのかなって、すごく楽しみで」

 

井上「お~そうですか。みんながいろいろ出来るので、選び放題過ぎてテンヤワンヤですけどね(笑)。曲が出来たときに、誰をメインにしたらいいのかっていう贅沢な悩みを抱えながら…」

 

土井「でもいいですよね。いろんなアレンジが出来るっていうことでしょ?」

 

井上「そうなんです。ライブをするたびに微妙に変わっていったりとかもするので」

 

土井「本当に楽しみでございます。1月18日(土)、京都・磔磔でワンマンライブです。去年よりはちょっとタイトに、腰に優しい2部編成になっているということですので(笑)、ぜひ皆さんお集まりください。そしてですね、去年の12月7日にはライブハウス限定だったシャムキャッツとのスプリットの12インチ・アナログ盤が、一般でも買えるようになっております。ワンマンでも売ってる?」

 

井上「持って行きます! 買って帰ってください」

 

土井「(笑)。ぜひぜひワンマンへ行って買ってください。シャムキャッツもいいバンドです」

 

井上「シャムキャッツもいいバンドです! ぜひよろしくお願い致しま~す」




(2014年1月 6日更新)


Check

Release

京都磔磔&東京のテイクを収録!
Turntable Films初のライブアルバム

Album
『LIVE』
発売中 2100円
BounDEE by SSNW
SECOND ROYAL RECORDS
XQGE-1038(SRCD-038)

<収録曲>
01. Bye Bye Love
02. Honey Bee's Bloom
03. Here in My Heart
04. Toy Camera
05. Uncle Tree
06. Good Bye My Friends
07. Portrait
08. Awake
09. 2steps
10. Torpor
11. Won't Let You Down
12. Music River
13. Where Is My Little Heart
14. As I do Now
15. Summer Drug
16. Evil Tongue
17. Animal's Olives

シャムキャッツ×Turntable Films
スプリット12inchアナログ盤

12inch
『シャムキャッツ / Turntable Films』
発売中 1890円
Second Royal Records/POT
EMF-048
※MP3ダウンロードコード付き

<収録曲>
SIDE シャムキャッツ
A1. FOOTLOOSE
A2. PORTRAIT
(Turntable Films Cover)

SIDE Turntable Films
AA1. ホノルル
AA2. BOYS DON’T CRY
(シャムキャッツ Cover)

Profile

土井コマキ(写真左)…FM802『MIDNIGHT GARGE』(土曜24:00~27:00)『BEAT EXPO』(水曜、木曜19:00~21:00)という2番組のDJであり、イベントの司会や自身のイベント開催など大阪で活躍するマルチDJ。

井上陽介(写真右)…谷健人(b)、田村夏季(ds)による3人組バンドTurntable Filmsの(vo&g)。'10年2月にデビューミニアルバ
ム『Parables of Fe-Fum』、'12年4月1stフルアルバム『Yellow Yesterday』をリリース。『京都大作戦』『ボロフェスタ』といった地元京都の大型フェスにも多数出演、'13年4月にはくるりとの共催イベント『WHOLE LOVE KYOTO』を京都KBSホールで開催。
 

Turntable Films オフィシャルサイト
http://turntablefilms.com/

FM802『MIDNAIGHT GARAGE』 HP
http://funky802.com/garage/


Live

2014年最初のライブは地元京都
磔磔でのワンマンライブが間もなく!

『Turntble Films ワンマンライブ』
チケット発売中 Pコード217-339
▼1月18日(土)19:00
京都磔磔
スタンディング3000円
SMASH WEST■06(6535)5569
※特典プレゼント付。

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チケット情報はこちら


Column

SPECIAL TALKの第1弾は
Niw! Recordsの10周年記念!
お相手は代表・山口氏
FRONTIER BACKYARDのTGMX
FLAKE RECORDSのDAWA
Niw!の歴史を紐解くお祝い対談!!