森本アリ(三田村管打団?)×片岡シン(片想い)
“両想い”な2人による初のスペシャル対談!
「三田村管打団?」と「片想い」。この、ちょっと不思議な名前を持つ、神戸と東京の2つのバンドには数多くの共通点がある。彼らはともに結成から約10年、インディーで活動を続けながら、熱狂的なファンを確実に増やし続けているバンドだ。管楽器を含む大所帯編成(三田村は流動的だが最大で18人、片想いは8人)であることはもちろん、メンバーがそれぞれ様々な音楽活動を行っていること、泣き笑いとともにフロア全体を巻き込むような演奏の多幸感…。必然的に惹かれあったこの2つのバンドは、「両想い管打団!」なるスペシャルユニットでも過去に数回ライブを行っている。そして今夏、三田村管打団?は3rdアルバム『!!!』を、片想いは待望の1stアルバム『片想インダハウス』をリリースした。それぞれのフロントマン的存在である三田村管打団?の森本アリ(tp)と片想いの片岡シン(vo/三線/g)、初の対談企画が実現。意外にも2人きりでじっくり話す機会はこれが始めてとのこと。たっぷりお楽しみください!
ーーまず、最初に、お互いのバンドを知ったのはいつごろ、どういうきっかけだったのか教えてください。
森本アリ(以下アリ)「2010年に旧グッゲンハイム邸でやった“ホープ軒”というイベント(※1)に片想いが出演して、僕はそこではじめて片想いのライブを観たんです。で、まあ、こんな言い方したら失礼かもしれへんけど……三田村みたいなバンドをはじめて観たと思った」
片岡シン(以下シン)「おお…」
アリ「なんか、地に足が着いてるというか、格好つけることなく、その時その場所のことだけを考えて演奏してるっていうか。そういうライブの空気にすごく共感して好きになって、翌朝みんなが帰るときに三田村の1stと2ndのCDを渡したんです。まあ、メンバーのみんなはきょとんとしてたけど」
シン「その時はね、旧グッゲンハイム邸の管理人であるアリさんが“三田村管打団?”というバンドをやっているとは全然知らなかったんです。まずCDを見て、わっ、片想いよりも人数の多いバンドだあ……って」
アリ「(笑)」
シン「僕、『風ヲ切ッテ進メ!』(三田村管打団?の前身となるブラスバンドLIVE! LAUGH!のアルバム)のCD持ってたんです。ソウル・フラワー・ユニオンが好きでそのへんの繋がりもあって。で、これに参加してた人たちなんや、凄いなって。帰りの車の中で三田村のCDを聴いて、大所帯のあの圧倒される感じにグっとくるものがありました」
アリ「その後、旧グッゲンハイム邸には、アナホールクラブバンド(※2)がライブで来たり、うつくしきひかり(※3)がライブやレコーディングをしたり、片想いの個々のメンバーとは徐々に交流するようになって」
シン「最初の出会いはそんな感じでしたけど、その後は片想いとしては神戸に行く機会がなくて、その次に会ったのはもう“両想い管打団!”でしたね」
出会いから約1年を経て、2012年1月に両バンドが合体したスペシャルユニット“両想い管打団!”が初披露される。残念ながら音源化はされていないが、その断片を記録した素晴らしいライブ映像があるので、まずはこちらをぜひ!(ちなみに映像は翌2013年1月@元・立誠小学校でのもの)
ーーお互いを知ってから“両想い管打団!”として一緒に演奏するまではどういう流れだったんですか?
アリ「片想いはちゃんとした音源がほとんどなかったので、シンくんが自身の誕生日にやったライブDVD(『片想いのハッピーバースデイ』09年・円盤)を観たんですけど、僕も誕生日にいつも自分でライブ企画してて、しかも僕とシンくんの誕生日が2日違いなんです。だったら、これでイベントやろう!って。で、僕の誕生日である1月21日に片想いを呼んだんですよ。それが2012年かな」
シン「その時点で単純に対バンするってだけでなく、一緒に演奏すること前提で進めてましたよね。お互いの曲を交換して、三田村の曲には歌詞をつけたりして」
アリ「両想いのいいところは、完全にお互いのいいとこ取りをしてるっていうか、それぞれの代表曲を出し惜しみせず一緒にやっちゃうっていう」
シン「そうすね。あと僕が一番ワクワクしたのは、やっぱ人数なんですよね。総勢20数人名がステージにいるって、それだけでもう壮観じゃないですか。それを想像しただけでもこれはやりたい!って思ってました」
アリ「それと、僕らは人数がいつも固定じゃないないから、今まで一緒にやったときもウチらは9人だったり12人だったり15人だったり…。片想いにしてみれば毎回知らない人が増えてるみたいな感じちゃうかな。それもきっと新鮮なんだと思う」
シン「そうなんですよ。一番人数が多かったのが立誠小学校のときかな、あれはホントよかった! 三田村は子供を抱いたまま演奏する人もいるし、実際のところ何人ステージにいたのかっていう(笑)」
アリ「ああいうのは、生活の延長線上でライブをやってる感じが出てると思う」
シン「生活と音楽が地続きな感じね」
ーー三田村も片想いも、ライブを観ているとまるで自分もバンドの一員になったよう錯覚があるんです。ステージ/フロアという境界線がどんどん曖昧になっていくような。それはまさに“生活と音楽が地続き”であることを示してるんじゃないかなと。
シン「ああ、なるほど。実際、三田村のライブを観てても境界がないというか、練り歩きながら演奏したり、ステージで演奏するとは限らない、空間を壊して作りあげていくあの感じは凄く素敵だなと思います」
アリ「僕らはいつも決まった音楽をやるのではなく、その場で起こる“現象”を作ってるんだと思ってて。片想いのライブだって毎回違ってるし、そういう違いや変化って、やっぱり普段の生活と繋がっているからやと思う」
シン「いや…どちらかというと片想いは比較的同じことをやってる感じなんですが…(笑)。アリさんにしたら「こいつらまた同じことやっとんなあ」と思ってんちゃうかと…」
アリ「そんなことないよ。いつもフレッシュ。逆に僕らのいい加減な感じとか気にならへん?」
シン「ならないですね。というか両想い管打団!では、そのへんがうまく合わさってるんだと思う」
アリ「特に最初とか、構成も結構めちゃくちゃやけど、とりあえず勢いでうわあぁ~ってやってしまう感じとかね。「管によせて」(※4)の両想いで録音したやつなんて聞いたら、もう、雑さが凄い(笑)。でもすっごいパワフル」
シン「僕の声なんてなんにも聞こえてないですからね。最初のリハもライブの2時間前にはじめて一緒にやって。その時点で初対面の人もいっぱいいるし」
アリ「僕はずっと“片想いに片想い”やったから片想いの曲を聴き込んでたけど、メンバーの中にはほぼ初めてみたいな状態でリハに臨んだ人もいて。でも一緒にやったら一発で決まったよね」
シン「最初に、全員で「管によせて」の冒頭の音をわ~って出した瞬間に、これはイケる!って感じでした。とにかくもう、圧が凄かった」
アリ「僕はそのときにやっと両想いになれたな、と」
ーー誕生日も近く共通点もあるおふたりですが(実はふたりが同じ病院で産まれたこともこの日に判明!)、お互いに親近感を覚える点などはありますか。
アリ「そもそも基本的に音楽で生きていこうと思ってないよね」
シン「ああ、それは大きいですね」
アリ「音楽以外にも仕事や日常があって、ライブで遠征もなかなかできない。それは三田村も片想いも同じやんね。集まれないから僕らはここ数年はリハとか練習もしないし。ほとんどその場でやっちゃう。ウチでは譜面を見て初見で演奏できないのって実は僕くらいやねん。今でもカタカナで譜面にドレミを書いてるし」
シン「ウチはメンバーがそれぞれ他にもバンドをやっているので、なかなか集まれないってのはありますね。まあ、きっちりやりたいタイプのメンバーもいるのは確かなんですけど、僕はさっきアリさんが言ってたような“現象”が作れればいいのかなって思ってるところはあります」
アリ「人間のごった煮感も両バンドともにあるよね。仕事が変わったり子供が産まれたり。三田村は数年前にベビーブーム状態になってメンバーの出産が連続して。その時は、もうしばらく全員揃って出来ないし、年に1~2回集まって演奏するようなバンドになるのかなって思ってた。でも実際はステージで子供を抱いたまま演奏したり、それこそ授乳しながらライブもやりそうな勢いで(笑)。それを自然に気負いなく出来てるのがいいと思うんよね」
シン「そういうところ、ホント大好きです」
ーー三田村にはそんなベビーブームを反映して「子供が生まれた」(サド・ジョーンズのカバー)という曲もやってますし、片想いはスティーヴィー・ワンダーの「可愛いアイシャ」の日本語カバーもやってますよね。またアリさんは障害者との音楽ワークショップ「音遊びの会」(※5)にも長年参加していて、片想いも、シンさんやsirafuさんが障害者の施設で働いていた経験から出来た「ひかりの中からこんにちわ」という曲があるなど、音楽でもシンクロしている気がします。
シン「実は“音遊びの会”には誘ってもらったりもしてたんですけど、なかなか機会がなくて参加できてないんです。ちなみに僕が施設の仕事に関わってきて思ったのは、彼らがちょっとおかしなことをやっても、素直に笑っていいんだよなってことで。彼らはホント面白くて、救われることもいっぱいあって。迷いながら成長していく姿を間近で見ていると、感動するんです。僕は20代の後半に小学校の教員免許を取ったんですけど、結局施設で働くほうが楽しくって続けていました。ただ、その経験から出来た「ひかりの中からこんにちわ」は、ほぼsirafuが書いた曲なんです」
アリ「そうなんや」
シン「あの人のほうが(施設の)仕事のキャリアが僕より長いんですよ(笑)。2人で作ろうって言ってたんですけど、たぶん思い入れが強かったんじゃないかな」
アリ「そういえば片想いの楽曲はほぼ2人の共作やんね」
シン「そうですね。メロディは僕の鼻歌からはじまることが多いんですけど、それを音楽的に仕上げてくれるのがsirafuで。なんとなくそうやっていつも作っているので、片想いの曲に関してはsirafuも絶対ひとりで作る…みたいなことはしないですね。三田村の場合はどうなんですか?」
アリ「ウチは、数人がオリジナル曲は持ち寄ったりするけど、引っ張ってるのはトランペットの平岡(新)くん。彼はブラジルに住んでた経験もあって、自称いい曲マニアなんやけど、世界中のいろんな曲を持ってきてバンドで試していくって感じかな。でもそうやって試行錯誤してリハをやるのは3~6人くらい。本番直前に全員に譜面を渡すから、はじめて全員で通して演奏するのがライブ本番になったりする」
シン「へえ~! それでも曲のイメージって全員掴めるもんなんですか?」
アリ「なんとなく説明して共有するけど、ライブ本番が最初の練習みたいな感じで。それでうまくいく場合もあるけど1回きりで抹殺される曲も…」
シン「それ、片想いでもありますね。でもウチの場合はだいたいsirafuの家で2人でデモを作るんですけど…これがまあ~ショボい!(笑) もうね、それだけでコンピ作りたいくらいショボい。でもバンドでみんなでやると、変わるんですよね」
アリ「片想いのみんなはバンドやソロもやってるけど、片想いの曲づくりは他のメンバーは加わらないの?」
シン「そうですねえ。言われるまでまったく考えたことなかったですけど、最初のデモ作りには一度も他のメンバーを呼んだことがないですね。ただ、伴瀬とかあだち(麗三郎)くんは、それぞれのパートのアレンジに作曲感があるというか…ま、『片想インダハウス』を録音してCDを聴いて初めて思ったことなんですけど(笑)。彼らの作品では本当に音楽的なことをやってますよ。僕は片想いがはじめてのバンドだし、それまではまったく音楽なんてやってなかったし」
アリ「演劇をやってたんやんね?」
シン「大学でね。日大芸術学部の演劇学科だったんで。その後、大学を辞めて石垣島に行ったんですよ。ニューヨークに住みたいと思って、そのお金を貯めるために。まあ、若気の至りなんですけど。そしたら石垣で生活することが何よりエキサイティングになってきて。そこではじめて音楽をいっぱい聴くようになったんです。東京とは違う石垣の空気の中で、今までは聞かなかったような音楽が自分の中に入ってくるようになったんです。例えば、フィッシュマンズって東京にいたころはそんなにいいと思わなかったんですけど、石垣に行ってからものすごく好きになってしまって。ちなみに石垣ではリゾートホテルで働いてたんですけど、余興でライブをやったりはしましたね。ソウル・フラワー・ユニオンのカバーとか、あとスチャダラパーの曲をかけてリフのループを延々三線で弾くとか…」
アリ「シンくんの三線って…ライブ観てていつも思うんやけど、音まったく聴こえてないよね(笑)。それが最初からずっと面白くて。あれってちゃんと弾いてんの?」
シン「弾いてますよ(笑)! まあ三線の裏側もベコベコに穴空いてるんで聞こえなていと思いますけど、ちゃんと弾いてるんです。あれは僕には聞こえてます」
ーーシンさんの石垣生活の影響もあってか、片想いの楽曲には沖縄音楽の影響も大きいですよね。実際に「国頭ジントーヨー」や「なりやまあやぐ」などの沖縄民謡がモチーフになった楽曲も多いですし、八重山の方言「オーリトーリ」(いらっしゃいませの意)を連呼する「管によせて」もあるし。沖縄音楽が自分のルーツだという意識はありますか?
シン「僕の場合、沖縄の文化や音楽への意識というよりは、自分が住んでいた21〜24歳くらいの時間への想いが強いって感じですかね。あの時間と空気が特別で、そのころに聴いた音楽が重要なんだと思います。実際、沖縄民謡を深く掘り下げようと思ったことも特にないですし、単に自分が好きな曲の良さを取り入れてる感じで。片想いの曲づくりは、まずsirafuのiTunesを開くところからはじまるんですよ。お互いに好きな曲やいい曲を聞きつつ「こういう感じがやりたいね」って言いながら」
アリ「今話を聞いてて似てるなあと思ったんやけど、僕も沖縄に住みたくて沖縄芸大を受験したんだけど失敗してベルギーに留学して、ニューヨークの前衛音楽に憧れてた。フィッシュマンズもベルギーにいたころに聴いたからグっと来た部分はあったと思うし。もし自分が日本にいたらあんまり聴かなかった気がする」
シン「あとルーツという点では、自分が牧師の子供として教会で育ったことで、賛美歌や童謡的な音楽、やわらかく優しい音楽には影響を受けていると思います」
アリ「僕もね、もともと親がキリスト教徒やったから子供のころから教会に通ってたし、そういうベースとなる部分ってお互いあると思う。奉仕の精神とか、そういうクリスチャニズムって染み付いているところはあるんちゃうかな」
シン「僕の場合は完全に親が牧師で教会に住んでたから、幼少期の刷り込みみたいなのはかなり大きいんだと思いますね。何がどう影響しているか、うまくは言えないけど。まあ、まさか教会に行かなくなるとは親も思ってなかったでしょうけど」
アリ「そういえば知ってたっけ? 僕の父親って仏教学者やねん、ベルギー人の」
シン「そうなんや! クリスチャンの仏教学者!」
アリ「さらにウチの父親の場合は、無神論者の反対の“全神論者”やねん。イスラムでもヒンドゥーでもなんでも、それが民衆の助けになるものであれば全ていいものだっていう」
シン「ああー、僕はそっちに近い感覚かもしれないです。神なんて全部でええやんって思うところはあります。子供のころ、教会で話聞いてても“神の奇跡”的なものって、あんまり惹かれなかったんです。頑張って聖書を読んでみたこともあるんですけど、旧約聖書なんてまあワケわからんですね。ただ、祈りを捧げる時間っていうのは凄く特別なものやなと思ってて。何かに祈るという行為は絶対に否定してはいけないものだと思うんです。だからさっきの全神論者って、僕にはすごくしっくり来る。それぞれが信じる神に祈ることを、別の神の信者は否定はできない。そここそ聖域だなと思うんです」
アリ「そういった否定しないことや肯定的に捉えることとか、普段の日常の小さなひとつひとつの判断にも影響はあると思うな」
シン「ただ、家族でファミリーレストランとかに行って、テーブルで揃ってこうやって(顔の前で手を組んで祈るポーズ)やるのがもうほんっっまに嫌で(笑)。ウェイトレスさんが来て「お料理お持ちしまし…あっ…」みたいな」
アリ「(笑)。やっぱ恥ずかしいよね」
シン「でもちゃんと知っておきたいなと思う部分もあります。特に子供が生まれてからは」
アリ「そういやお互いの子供も数ヶ月違いやしね。名前も(森本)オンと(片岡)サンやし」
シン「ホント、何かと共通してますよねえ」
ーー最後に、お互いにこういう機会だからこそ敢えて聞きたいこととかありますか?
シン「うーん…なんやろ…そうやな……アリさんが一番大事にしてることってなんですか?」
アリ「えっ(笑)。…うーん、やっぱり、普段の生活かなあ」
シン「ああ、ですね」
アリ「なんか僕ら、仕事もある種似てると思うねん。シンくんは今はお風呂屋さんで朝から晩までたいへんやと思うし、僕もここ(旧グッゲンハイム邸)の管理人として、いろんな人のいろんな要望に応えなアカンし、だんだん背負うものも大きくなってきてるよね?」
シン「そうですね。いろいろ面白いしたいへんでもあるけど、僕も普段の生活が大事やなあ。正直、もし音楽で莫大なお金が入ってくるようになったとしても、音楽だけで食っていこうとはきっと思わないでしょうね。そうなったときに、そこでしか見れない景色があると思うので絶対とは言い切れませんが」
アリ「僕らは、音楽をやることが好きなだけやからね。営業的な考えって持ったことないし。あと、2人が共通して尊敬する大工(哲弘)(※6)さんの存在もあるかな。大工さんのアマチュアリズムっていうか、世界的な音楽家やねんけど、沖縄で生活しながら公務員を続けてる。そういう生活に密着した音楽家への憧れもあるなあ」
シン「ホントそう思いますね。またぜひ、両想い管打団!やりましょう」
アリ「年に1回はね、やりたいよね。来年もぜひ実現させましょう」
2013年11月3日朝 旧グッゲンハム邸にて。 撮影:奥村達也
本文注釈
※1
2010年11月6日開催。出演は片想いのほか、cero、倉林哲也、オシリペンペンズ、DODDODO+稲田誠、泊、bikemondoバンド(西崎美津子/稲田誠/青野忠彦/半野田拓)、浜谷俊輔。旧グッゲンハイム邸は、神戸・塩屋に建つ築100年を超える洋館。現在はライブやイベントスペース、結婚パーティなど様々な形で利用されており、森本アリはここの管理人を努める。
※2
片想いのベーシスト伴瀬朝彦によるリーダーバンドで、サックスの遠藤里美もメンバー。片想いからはMC.sirafuや大河原明子もアルバムに参加している。
※3
MC.sirafuも所属するザ・なつやすみバンドの中川理沙がピアノ、MC.sirafuがスティールパンを担当するデュオ。アルバム「うつくしきひかり」は旧グッゲンハイム邸でのライブ後に泊り込みで録音された。
※4
アルバム『片想インダハウス』の冒頭を飾る1曲。ミュージシャンはもちろん格闘家に落語家まで、リスペクトする様々な人物の名前を連呼し「偉大なるものたちよ、どうか力を分けてくれ」と絶叫する名曲。挙げられる名前はライブごとに異なるが、音源では三田村管打団?も登場。
※5
2005年より神戸で行われている、知的障害者とその家族、音楽家や舞踏家、音楽療法家らが即興演奏を通して新しい表現を開拓するという試み。大友良英、森本アリ、稲田誠、細馬宏通らも参加している。先日ロンドン&グラスゴーでも公演を行い、NHKでも特集番組が組まれた。
※6
八重山民謡の唄者。沖縄県無形文化財(八重山古典民謡)保持者・琉球民謡音楽協会会長。世界的な評価も高く、各国の民族音楽家、ジャズやロックのミュージシャンとの共演も意欲的に行う。
(2013年11月14日更新)
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