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『KOYABU SONIC』でしか観られないものがある…
ミュージシャン、芸人たちを突き動かす熱情が
“ナイスソニック”の伝説を作り出している…!
レイザーラモンが語る『KOYABU SONIC』!

9月15日(日)、16日(月・祝)にインテックス大阪で行われる吉本新喜劇座長、小籔千豊プロデュースの音楽と笑いの融合フェス『KOYABU SONIC 2013』。いまやすっかり大阪の地に定着し、今年もミュージシャン、芸人ともども、しっかり聴かせて、笑わせてくれる、錚々たる顔ぶれが発表されている。
2009年の初開催以来、『KOYABU SONIC』で大トリを務めるのは小籔千豊、レイザーラモンからなるラップユニット、ビッグポルノと決まっている。『KOYABU SONIC』開催のきっかけとなったのが、大勢のお客さんの前でビッグポルノの艶歌を歌いたいという“純粋なるスケベ心”があったから。この気持ちを実現するために多くのミュージシャン、芸人、スタッフの協力を得て、開催に漕ぎ着けた。そして毎年、あの手この手でフェスを盛り上げ、最後の出番でフィナーレに相応しいステージを展開し、『KOYABU SONIC』を締めくくっている。
ということで、『KOYABU SONIC』において主役であり、脇役であり、裏方でもあるビッグポルノを代表して(といっても、3人のうちの2人だが…)、レイザーラモンのふたりに今年の『KOYABU SONIC 2013』について語ってもらった。

――今年で6回目を迎える『KOYABU SONIC』ですが、ビッグポルノとして携わっていかがですか?

RG:小籔さんのお手伝いとしか思ってなくて…。あまりに小籔さんの負担がでかくて、ちょっとでも僕らのできることを。だってもう…ねぇ?

HG:『KOYABU SONIC』の日以外でも、動ける日はすべてこの日のために動いているので…。

RG:我々なんてもう、全然。

HG:ちょこちょことお手伝いさせてもらっている感じですね。

RG:HGがデザイン周辺をやり。

HG:僕が毎回、イラストを描かせてもらって。

RG:毎年、最後にビッグポルノをやらせてもらっていますが、あの時間はあっという間というか…。ライブに関しては「大勢の前で歌った!」とかじゃなくて、「ああ、終わったなぁ」みたいな感じ、ほっとする感じです。やっとここまで来たかっていう。

 

--その時の心境としては、山を登って、下りきった感じですかね。

HG:そうですね、あの時間は下山の時間ですね(笑)。

 

--去年は台風が直撃して、2日目の途中で急遽、野外ステージから体育館へと引っ越すという出来事もありました。去年はどうでしたか?

HG:小籔さんは「もう外ではやらん!」とおっしゃってましたけど、ある意味伝説になったというか、より『KOYABU SONIC』ファンのお客さんと一体感が出て。大変でしたけど、いろいろ協力していただいての大移動したので、一体感は生まれましたし、芸人、アーティストさんにもがんばってもらって、すごい盛り上がりましたね。

RG:僕はあの時は、アーティストさんもさることながら、芸人のすごさみたいなものも見て…。移動の直前、台風でびゅんびゅん風が吹き荒れる中、ダイアンがステージに立っていて。お客さんも雨カッパ着て、びっちょびちょになってるんですけど、ダイアンがどかどかウケさせてましたし、お客さんも大爆笑してて。で、(体育館に)移動して疲れているところを笑い飯がすぐに出て行って、またドカドカ笑わせていて。あれは観ていてかっこよかったですね。

 

--今年の出演者についてはいかがですか?

RG:私事で申しわけないですが、私立恵比寿中学というアイドルが大好きで、レキシの池田さんが恵比中と番組をやったりとか、恵比中の曲を書いたりとかされているので、池田さんとがっちり話し込みたいと思いました。「いつも恵比中のためにいい曲をありがとうございます」と言いたいです。あと、僕はもう「お友達」と呼んでいますが、『洋楽大喜利』などのイベントを一緒にやっているYOUR SONG IS GOOD、ユアソンは観ていただきたいです。観たらうねると思います。とんでもなくいいバンドなので観ていただきたい。あとは、サンボマスターさんが出られることでロック色も強くなりそうですね。

 

--芸人さんでは、すち子&真也さんも初登場ですね。

RG:あの口の悪い座長が、すち子&真也が『歌ネタ王決定戦2013』で優勝した時は泣いたという。新喜劇を愛しているがゆえに、新喜劇の子たちが新喜劇のネタで1位を取ったということで大変感動されていて。すっちーさんには、baseよしもとにいたころからお世話になっていて。ほんまに仲良しさん…ほんまに仲良しさんだったので…。baseちゃうわ、二丁目劇場の時からか。

HG:二丁目の後期から。

RG:それで、僕らより後に新喜劇に入られたんですけど、新喜劇で1からスタートするつらさとかもわかっていらっしゃいますし、うれしいですね、ここでまたご一緒できるのが。あとはそうですね、ロバートなんてもはやすべり知らず。すべったところなんて見たことないですね。

HG:去年、台風で中川家さんと博多華丸・大吉さんたちがこられなかったので、あの辺の安定感ある漫才も観てほしいですね。

RG:あとはやっぱりダイアン! ダイアンの台風の漫才。去年は見ていた人も多分少ない…400人ぐらいはいたと思いますけど、あれは歴史の目撃者だと思うので…。

 

--『KOYABU SONIC』で観るのと、普段の舞台で観るのとでは芸人さんもまた違いますか?

HG:やっぱり漫才をやってる人はかっこいいですね。あんだけ広いところでマイク1本だけで立っているっていうのは。僕らはわちゃわちゃ動いて、飛び道具出してってやってて。それでかっこいいなと思って最近、漫才を始めまして。

RG:そうですね。

HG:今年はネタができたらやりたいですね。去年もやる予定だったんですが、移動時間とかあってカットになったので、今年はやりたいです。いい漫才が完成してます! 

RG:ぜひここで試してみたいですね。何回も言いますけど、本当に去年のダイアンがマジでかっこよかったんですよね。袖で観てて。まあ、ウケてて。あんな悪天候でウケさせるか!?っていう。漫才を始めたのはダイアンに憧れてっていうのはありますね。ああいう伝説的なというか、あの時のアイツら凄かったなっていうような、語り継がれるような…。

HG:なかなか台風の中ではねぇ、今後はもうないかもしれないですね。

RG:なんかあるじゃないですか、“M-1のあの時のアレ”みたいな。それは普段の劇場の積み重ねとか、そういう地の力が発揮されるというか。“あの時のアレ”みたいなものは1つ、残したいですね。それで言うと、渡辺直美が出た時もみんな唸ってましたね。やっぱり。

HG:彼女のネタはライブで観るネタなので。すごいはまってましたね。まあ、やり終えたら息が上がってましたけど。広さが普段の舞台の何倍もあるので。

RG:あと、新喜劇の師匠とかが現場の空気に馴染んでいるっていうものいいですね。

HG:めだか師匠は毎年、何かチャレンジされていますし。まったく馴染みのない歌をゼロから覚えて。(宇都宮)まきちゃんに聞くと、カラオケに行って練習してたって。すごいですね。そして芸人とのコラボレーションを快く受けてくれるミュージシャンも懐深いなって思いますね。

 

--そういうミュージシャンと芸人さんのコラボレーションなど、『KOYABU SONIC』ならではだなぁと思うことはありますか?

RG:コヤソニの季節が近づくと毎回、「新曲作らなあかん」って小籔さんが言い始めて。それで「もうコヤソニの時期やな」って。それがまず夏の風物詩かなぁって感じですね。梅雨明けから始まり、高級イタリア料理をご馳走になりながら歌詞を考えて、スケジュールの合間を縫って夜中に徹夜でレコーディングをし、『サマーソニック』のブースで宣伝してコヤソニを迎えるという一連の流れができてますね。

HG:そうですね。やっぱりミュージシャン方の違う一面が見られるのが魅力じゃないですかね。芸人とのコラボもそうですし。

 

--『KOYABU SONIC』だからこそ観られるものってありますか。

RG:芸能人1デッサンのうまいHGがもちろん、絵を生かした何かをするでしょうね。

HG:はい。年に1回しか観られない“レディ画家”さんが出てくるんじゃないですかね。“レディ画家”はほかではまったくオファーがないので、年に1回、コヤソニのときだけ出てきます。去年も登場したけど、結局台風で描けなかったので。“レディ画家”はコヤソニでしか見れないですよ。

RG:あと、武将様(ミサイルマン・岩部のキャラクター)も見たいですね。武将様は歌もいいんですよね。僕、武将様が大好きでいっぱい見たいので、出してもらえるように座長に伝えておきます! 武将様とレキシのコラボもいいと思いますね。

HG:前回の打ち上げで『RGソニック』がありまして、RGが“田島さんあるある”を歌って。「眉毛が太い」っていう爆弾を落としたんですけど、それが大爆笑で。

RG:大爆笑でしたねぇ…。うれしかったなぁ。

HG:はい。それで最後は田島さんと抱き合うっていう。田島さんはすごく明るくて気さくな方で。勝手に思っていた“寡黙な人”という田島さんのイメージが変わりました。

 

--『KOYABU SONIC』でのそういう関係性を築いてゆく感じも、ならではですね。

RG:『KOYABU SONIC』はその年だけでは終わらないですね。単発で出て終わりっていうことはないです。次に絶対、何かが生まれて…。生まれたといえばカップルもね。

HG:そうですね。

RG:今年はハリセンボンと誰かとか…あるかもしれないですね! そういうふうにカップルができるとかって、コヤソニがハッピーなフェスってことじゃないですか。それだけいい打ち上げをやっているってことになるのかな? 打ち上げで歌ってるのは誰や?ってなった時に俺だなって。あのカップルをくっつけたのも俺だって気がしないでもない。

 

--今年はインテックス大阪での開催ということで、それで言うと去年のダイアンさんのような暴雨風の中での伝説というのは作りづらいでしょうけど…。

RG:いやいや、何が起こるか分からないですよ。

HG:停電とかね。

RG:そんな時でもできるのが漫才ですから!

 

--なるほど。レイザーラモンの漫才が見られるかも!?というのも、今年の『KOYABU SONIC』で期待したいところですね。

HG:いやいや、漫才はもうおまけですから。

RG:とにかくダイアンを観てほしい!

 

--ではRGさん、最後に“コヤソニあるある”で締めていただけますでしょうか。可能でしたら芸人編とアーティスト編をお願いします。

RG:分かりました。“コヤソニあるある”芸人編は、「楽屋で焼肉たむらの焼肉丼と宮田麺児のつけ麺を同時に頼みがち」。

HG:王道のセットですね。

RG:アーティスト編は、「BIKKEさん、ベロベロになる」…。

HG:ライブ中からですね。

RG:「スチャダラさん、アーティストさんと接しやすくしてくれがち」。いやもう、スチャダラパーさんがいなかったら、コヤソニも成立しないですね。あと、「ソウルセットの渡辺俊美さん、息子連れてきがち」。毎年、大きくなったなぁって(笑)。

HG:親戚の子を見ている感じです。

 

--ありがとうございました。

(取材・文/岩本和子)




小籔千豊からは動画コメントが到着!


(2013年8月13日更新)


Check
写真左からレイザーラモンHG、RG

Release

Single
『BLOOD JAPAN TEAR/AH! AUTO-CAMP』
9月11日(水)発売 1000円
よしもとアール・アンド・シー
YRCU-90504

<収録曲>
01.BLOOD JAPAN TEAR
02.AH! AUTO-CAMP
03.BLOOD JAPAN TEAR (instrumental)
04.AH! AUTO-CAMP (instrumental

Live

KOYABU SONIC 2013

発売中

Pコード:204-837

インテックス大阪 5号館

1日券[大人]-6900円(中学生以上)

1日券[子供]-2000円(小学生)

2日通し券-13000円

▼9月15日(日) 10:00

[出演]
アイドリング!!!/AFRA/AFRAに曽我部/EGO-WRAPPIN’ AND THE GOSSIP OF JAXX/サンボマスター/スモールポルノ(宇都宮まき、今別府直之、男前)/田島貴男(オリジナル・ラブ)/TOKYO No.1 SOUL SET/中村一義/野宮真貴/ビッグポルノ(小籔千豊、レイザーラモン)/PES(RIP SLYME)/ホフディラン/盆地で一位

ずん/ダイアン/千鳥/土肥ポン太/中川家/2700/博多華丸・大吉/バッファロー吾郎/フットボールアワー/野性爆弾/矢野・兵動/笑い飯/他

▼9月16日(月・祝) 10:00

[出演]
アスタラビスタ/AFRA/ET-KING/Charisma.com/カジヒデキ/サイプレス上野とロベルト吉野/サニーデイ・サービス/スチャダラパー/スモールポルノ(宇都宮まき、今別府直之、男前)/ハナレグミ/ビッグポルノ(小籔千豊、レイザーラモン)/レキシ/YOUR SONG IS GOOD

アンガールズ/COWCOW/麒麟/サバンナ/シャンプーハット/すち子&真也/天竺鼠/どぶろっく/ハリセンボン/マキタスポーツ/ロバート/他

※未就学児は入場無料。
※本公演はフェスティバルの為、出演者が変更になる場合がございます。出演者のキャンセル及び変更、出演日やステージの変更に伴う払戻しは一切致しませんので、予めご了承ください。
※詳しい情報は「koyabusonic.com」にてご確認下さい。

[問]キョードーインフォメーション
[TEL]06-7732-8888

『KOYABU SONIC』公式サイト
koyabusonic.com

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