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BOØWYのデビュー30周年を飾る究極のリクエストベスト
『THE BEST “STORY”』リリース記念!
高橋まこと&元ディレクターがBOØWYの逸話を語り尽くす
裏話満載のプレミアム・トークイベントに潜入レポート!! (2/2)

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 こうして第1部が終了。想像を超える当時のハードスケジュールさ、そしてそれを見事にこなし、非常にクオリティの高いサウンドを構築していったメンバーの底力、さらに彼らをサポートするディレクターたちスタッフの裏の攻防など、次々に明かされるリアルなエピソードにファンも聞き入るばかり。実質的なバンドの活動歴自体は確かに限られた時間だったかもしれないが、想像以上の濃密さであったことを再確認。第2部は、ファン・ミーティングと題して、ファンからの質問に高橋まこと、そして子安次郎氏が答えるという流れで進行する。

boowytalklive_q&a.jpg

――解散が決まったときの心境は?
 
高橋「解散の話が出たのは'85年。長野のステージが終わってメンバー4人だけで集まって、一番になったら辞めようと。解散宣言したのは'87年12月24日だけど、そういう意味ではじわじわ解散を迎えていった感じだね」
 
――当時のプロモーションは?
 
子安「当時のロックは、一部音楽専門誌があるくらいで出て行ける場がなかった。だからとにかくライブをやって、ファンの人にダイレクトにアピールしようとしていましたね。ツアーパンフを大きくして、必然的にそれを入れる袋も大きくなって、それが結果的にプロモーション代わりになる(笑)。金を使わずいかに頭を使うかでしたね」
 
――チャリティライブは今後も続ける?
 
高橋「もちろん」
 
――BOØWYに参加したときの印象は?
 
高橋「パンクってこういうバンド?(笑)」
 
――BOØWYの再結成は?
 
高橋「多くの方からそういう希望を聞いている。オレはOK。来年還暦だから、やるなら早くしてくれって感じ(笑)」
 
子安「個人的には、後ろを振り返らないのがBOØWYのかっこよさだと思っているので。再結成について考えることはちょっとあります」
 
――これからの夢は?
 
高橋「そろそろ人生も終わりに近づいているので(笑)、現役で叩ける内はドラムを叩きたい」
 
――ディレクターだった子安さんにとって、BOØWYとはどんなバンド?
 
子安「ハードな日々の中、これだけ神懸かり的な作品を残したバンドはもう出てこないと思う。解散して時間が経っても色褪せず、多くの方に聴いてもらえるすばらしいバンド。その一言に尽きます」
 

…などなど。第2部も和やかなまま、高橋まこともジョークを織り交ぜながら饒舌に、そしてご機嫌のままファンと接する姿が印象的だった。最後には、集まったファンと共に、プレミアムな景品(直筆サイン入りB版ポスター、高橋まことモデルのドラムスティック、スネアヘッド、高橋まこととの2ショットポラロイド写真etc)を巡っての、ジャンケン大会も開催。大いに盛り上がった。

boowytalklive_present.jpg
「解散して25年以上も経つのに、こうしてCDを出せたりするのは、本当に皆さんのおかげ。これからも世代を超えたバンドになっていければと思うし、皆さんの子供たち世代もBOØWYってかっこいいよねって言ってもらえたらすばらしいこと。やはりBOØWYは永遠。これからもよろしく!!」
 
 最後にそう語った高橋まことの言葉に頷くファン。まさしく、BOØWYというバンドは永遠である。そのことを再認識出来たイベントとなったのではないだろうか。
 
 
Text by 金本真一
Photo by 河上良(bit Direction lab.)

boowytalklive_ending.jpg



(2013年5月14日更新)


Check
会場は大阪・心斎橋アメリカ村にあるdigmeout ART&DINER。入口の看板から高ぶります!
会場には当時の貴重な写真群をパネルにしたフォトギャラリーも設置。メイクがかなり濃い時代もあったんですね~。
当日はBOØWYにちなんだ限定メニューも。布袋寅泰(g)在住のロンドンの定番、フィッシュ&チップス(写真左)。そして、その名も“NO. NEW YORKドッグ”(同右)。
極めつけはBOØWYの楽曲をイメージしたオリジナルカクテル4種。まことさんはウォッカ×ビールの“ON MY BEER”(『ON MY BEAT』)がお気に入りの模様(笑)。
サービス精神旺盛なまことさんによるモノマネ3連発! 特徴捉えてますね~(笑)。

Release

4/1付オリコン週間チャートで
15年ぶりの首位に! 30周年ベスト

Best Album
『BOØWY THE BEST“STORY”』
発売中 3000円(2枚組)
EMI MUSIC JAPAN
TOCT-98027
※高音質Blu-spec CD2
※初回限定仕様:ダブル紙ジャケット
+PETケース仕様

<DISC1収録曲>
01.IMAGE DOWN
02.NO.NEW YORK
03.ON MY BEAT
04.DAKARA
05.FUNNY-BOY
06.DREAMIN'
07.BABY ACTION
08.ホンキー・トンキー・クレイジー
09.BAD FEELING
10.CHU- RU- LU
11.ハイウェイに乗る前に
12.CLOUDY HEART
13."16"
14.わがままジュリエット
15.JUSTY
16.ミス・ミステリー・レディ(VISUAL VISION) 
17.LIKE A CHILD

※01~04 1st『MORAL』より
※05 2nd『INSTANT LOVE』より
※06~12 3rd『BOØWY』より
※14~17 4th『JUST A HERO』より

<DISC2収録曲>
01.B-BLUE
02.ONLY YOU
03.WORKING MAN
04.RAIN IN MY HEART
05.DRAMATIC?DRASTIC!
06.SENSITIVE LOVE
07.LIAR GIRL
08.LONGER THAN FOREVER
09.MARIONETTE
10.PLASTIC BOMB
11.FANTASTIC STORY
12.MEMORY
13.季節が君だけを変える
BONUS TRACK
14.NO.NEW YORK(12インチversion)
15.CLOUDY HEART(Single Version)

※01~06 5th『BEAT EMOTION』より
※07~13 6th『PSYCHOPATH』より

Profile

ボウイ…氷室京介(vo)、布袋寅泰(g)、松井常松(b)、高橋まこと(ds)。'81年に母体となるバンドを結成。'82年にBOØWYと改名の後、アルバム『MORAL』でメジャーデビュー。'85年に東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)に移籍し、『ホンキー・トンキー・クレイジー』('85)『わがままジュリエット』('86)『ONLY YOU』『MARIONETTE』('87)と次々とヒットを連発。卓抜した演奏テクニックを下地に、精力的に行っていたライブのクオリティの高さと相まって一気にブレイクを果たした。人気が上昇しカリスマ的存在となった'87年12月24日、渋谷公会堂でのツアー最終日に突然の解散宣言。メンバーは現在それぞれソロ活動を行っており、デビュー30周年を迎えた今、最も“再結成して欲しい”とファンの熱望を浴びているバンドでもある。

BOØWY オフィシャルサイト
http://www.boowy30th.com/

高橋まこと オフィシャルサイト
http://takahashimakoto.com/


Live

布袋寅泰が4年ぶりのアルバムを
引っ提げ大阪2DAYS!

『TOMOYASU HOTEI
 Rock'n Roll Revolution Tour 2013』
チケット発売中 Pコード187-625
▼5月18日(土)18:00/19日(日)17:00
フェスティバルホール
全席指定7350円
キョードーインフォメーション■06(7732)8888
※3歳未満は入場不可。3歳以上は有料。お子様の会場における安全責任は、同行保護者に負って頂きます。

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Column

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