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舞花 is Back!!
苦難を乗り越え遂にたどり着いた1年半ぶりのシングル『やだよ…』
LGYankeesの全国ツアー帯同中の舞花の現在に迫る
インタビュー&動画コメントが到着!

 ’10年4月にシングル『never cry』で僅か19歳でメジャーデビュー。聴く者の胸を揺さぶるセンセーショナルな鋼の歌声が支持され、いきなりオリコンチャート初登場14位となるスマッシュヒット。シーンに久々に登場した本格派女性ロックボーカリストとして一躍注目を集めたシンガーソングライター、舞花。ここ最近はLGYankeesをはじめとしたクラブミュージックシーンのアーティストとのフィーチャリングで、新境地を切り開いていた彼女が、約1年半ぶりとなるシングル『やだよ…』をリリースした。10代から20代へと人生の節目を迎えたこの1年半は、同時に自身の作品をリリース出来ないジレンマ、アーティストとしての挫折と葛藤と戦った、破壊と創造の1年半でもあった。そこで、現在はLGYankeesの全国ツアーに帯同し、全国各地で久々にその生の歌声を聴かせてくれている彼女に、最新シングル『やだよ…』にたどり着くまでの苦難のストーリーをインタビュー。1つ1つ言葉を選び話してくれた彼女のピュアな眼差しに宿る光には、思わず嬉しくなってしまった。舞花の第二章が、遂に始まった!

舞花ちんからのハツラツ動画コメント!

――先日、SO-TAさんの取材をしたんですけど、フィーチャリングで舞花さんが参加していたのが意外で。ここ最近は、LGYankees界隈のクラブミュージック勢と、1曲どころじゃなくコラボしていますよね。デビュー時のロックなイメージが鮮烈だったのもありますし、今まで聴いてくれていた人たちにとっても、この1年半の動きは驚きだったかもしれないですね。

 
「この1年半でありがたいことに、いろんなアーティストの方からお声掛け頂いてフィーチャリングが続いて…それは私も予期せぬ展開でしたね。自分的にも迷いはあったんですけど、自分で自分の限界を決めてしまわずに、引き出しや新しい経験を増やしていけたらいいなって思ったんです。方向転換したというよりも、新しいことにチャレンジをして幅を広げている途中だと、成長の過程を楽しんで聴いてもらえたら嬉しいですね。実際、フィーチャリングで出会った皆さんとはお仕事だけじゃなくてホントに仲良くさせて頂いて」
 
――今回の取材にあたって、さかのぼって舞花さんの歌を改めて聴いたんです。やっぱりすごいボーカリストだと思ったし、誰にも似てないし、声に独自の波動みたいなモノがある。でも、この業界で1年半一切リリースがないと、フィーチャリングに幾ら参加しようが、膨大な数ライブをしてようが、見た目的には止まったようにも見える。‘10年4月に、それこそデビューシングル『never cry』でいきなり認知されたのもあって、ものすごいスピードで半年間は過ぎ…実際にブログでも“デビュー2周年だけど1年半ぶりの音源”みたいなことも書いてありましたけど、この1年半は舞花さんにとってどんな時間だったんですか?
 
「19歳から21歳になる間に、人とのつながりは広がったし、フィーチャリングの仕事を通してもう1度自分を再発見して…もう全てが学びというか、幅が広がった時期だったんですけど、やっぱり思い悩んだり葛藤していた部分もありましたね。本当にやりたいことをやるためにはまだまだ経験も知識も力も足りない。デビューしてから怒濤のリリース、ライブ、制作が続いて、立ち止まって考える時間がなくて、今自分がやってることが分からなくなるというか…。今まではホントに好きだった音楽が“仕事”になってくると、“好き”だけでは通用しない部分も出てくる。もちろんいいこともあったけど、それにぶつかって大きく悩んだ時期でもありましたね。今回の『誓い』(M-3)なんかは、そのときの気持ちをそのまま書いてますね」
 
――若いのもあるし、デビューしてから一連の流れを経験するのが当然初めてですもんね。考える間もなくその前にやることがあるみたいな。
 
「まさにそう! 自分が何が出来ていないのか、何をしなければならないかも分からない状態で。フィーチャリングのお仕事と同時に自分の制作も進めてはいたんですけど、とても複雑な気持ちで過ごしていたのは事実ですね」
 
――傍から見ると順風満帆に見えたのに…。
 
「正直、もうずっと迷いながら進んでいましたね。でもそんな中でふと考えることがあって、“破壊”と“創造”ってシバ神という神様が1人で担ってるらしいんですけど、何で破壊の神様と創造の神様がそれぞれいないんだろう?って。そのときに破壊と創造って同じことなのかもって思ったんです。今まで自分が苦しんできたこと、作り上げていた概念を見返して、壊して、もう1度新しい自分を作り出してみようって。そのきっかけになったのがまさにフィーチャリングだったんです。例えば今まで自分では作らなかったような歌詞やメロディを歌わせて頂くのもなかなかない機会なので。それがいい刺激になって自分でも幅が広がっていくのを感じたし、もっと柔軟でもいいんだって思うのと同時に、もっとオリジナリティを強化していこうとも思ったし」
 
――普通はデビューして3年くらい経って、アーティスト色をひと通り出し切ったときに悩むのが定番のパターンというか。メジャーで続けられるかどうかの真価を問われるのもそれくらいの時期だと思うし。だからこれまで舞花さんの話を聞いてきて“早いな”って思ったんです。デビューしてすぐに自分を顧みてるというか、それこそ破壊と創造の時期が来るのが早かった。もうちょっと何も考えずにというか、怒涛の勢いに巻き込まれながら、メジャーとは? 音楽を仕事にすることは? を考える時期があっても然るべきというか。
 
「自分は…リリースしたかったんです。ストックはあったし、出したい曲はいっぱいあった。でも、メジャーの制作チームはやっぱり売れる曲を望んでいて、私も一応そこを意識して作ってはいるんだけど、メジャーにいる以上、目の前のスタッフを納得させられなければダメだし、そこをまずクリアしないと世に作品は出せない。何だろうなぁ…だから楽曲を形にすることも出来ず、そこで自分がやってきた音楽が間違ってたのかな?って何かこう思い悩んじゃって…。デビュー当時はもっとロックな音楽を、声も含めて舞花色を出していきたいとハッキリ思ってたんだけど、早い段階で壁にぶつかっちゃって」
 
――そんなことがあったんですね。
 
「実はシングル2作目から作家さんが書いた曲でいかないかっていう話も出てたんですよね。それもすごく悔しいというか、うーん!!みたいになって(笑)。多分どっちが間違いでどっちが正しいっていうのはないと思うんですけど、やっぱり不安になるというか。例えばここは諦めないで粘り続けるべきなのか? ここは一歩引いてやり方を考えたり、もっと違う何かを暗に言われてれるのかな? とかが、全然分からなかったんですよ」
 
――“絶対にこうなんだ!”っていうアーティストとしての芯が自分の中でまだ出来てない段階だから、言われてることが合ってるのか間違ってるのかも何も、経験がまだないから当然分からない。“あれもやった、これもやった、だから違うと思います。これはリスクあるけどやってみましょう”みたいなさじ加減が。
 
「単純に何も知らないお陰で自信みたいなものというか、やりたいことは自分の中であったんだけど、それで周りを納得させることが出来なかったし、理解してもらうのが難しかった。でもそんな中で改めて、フィーチャリングっていう一見路線が違うけれども新しい経験させてもらうことによって、私も含め、スタッフの方にもいい刺激になるじゃないけど…」
 
――舞花の新しい可能性を知るわけやもんね。例えば今回の『やだよ…』(M-1)の歌詞も然り、こういった失恋の歌、女性としてのかよわい部分が、強い声だからこそ余計に切なく聴こえたりとか。真っ当に活動していてもいずれはその部分を描いていたのかもしれないけど、この早いタイミングでこういう引き出しが自分にあることには気付かないというか。だからこそ今回、この1枚が出せてようやく始まる感じがしますね。
 
「いやもうホントに。私にとってのこの1年半はすごく長かったですね」
 
 
舞花らしさ以前に曲をどこまで表現出来るのか
伝える力を上げたいんですよね
 
 
――今作はフィーチャリングの縁もあってこういう作品になったわけですけど、フューチャリングをすることで気付いたこと、フィーチャリングの良さって何だと思います?
 
「やっぱり世界が広がったのは大きかったです。自分では引き出せなかった引き出しも開けて頂けるし。あとはやっぱりその経験値が自信にもつながるし」
 
――逆に言うとフィーチャリングの難しさとか、心掛けてることってありますか?
 
「自分のオリジナルでは、いい意味でちゃんと“我”というか自分から湧き出て来るもの、自分の直感とかを大事にしているんですけど、フィーチャリングでは逆にどこまで“無”になれるのか、どこまで対応出来るのかっていう。そこは徹底しましたね」
 
――舞花というアーティストは、“声”と“曲”じゃないですか。どちらも舞花を構成する要素ですけど、フィーチャリングは声だけでどれだけのことが出来るのかを問われるという意味では、自分の持っている2つの柱の声の方を磨いていく作業というか、可能性を追求する時間ではありますね。
 
「あぁ~確かに。今そうおっしゃって頂いて気付きました。強化する時期でもあったのかも」
 
――己の歌を磨くという意味では、すごくいい時期でしたよね。しかもそれがこんなに早く出来たというのは。
 
「確かに…わぁ~!! 何かそう言って頂くと。今までこの1年半は足止めを食らってる感覚があったんですね。フィーチャリング自体は輪も広がるし楽しかったんですけど、オリジナルはせっかく前作の3rdシングル『心』(‘10)を映画主題歌にもして頂いたのに、そこから1年半空いちゃうのはちょっともったいないなって。自分の曲は曲で作り続けていたから、提出する度に、これもダメ!? またダメなの!? みたいな悔しさもあったけど、そう言って頂いて俯瞰して見ると、結構順調かもって今思いました(笑)」
 
――アハハハハ(笑)。今後もっともっと大きなプロジェクトをいざ任されたときに、舞花じゃ物足りないって言われる方がよっぽど怖いというか。アーティストとしてまだ凝り固まっていない早い段階で、トライしてみようと思える年齢で、いろんなアーティストとそういった経験が出来て良かったなって思える活動に、むしろしていかなきゃいけない感じじゃないですか。
 
「そうですね。あぁ~でもホントに今おっしゃってくださったこと、何かキました。本当にその通りだと思います」
 
――自分の持っている武器である歌の強さをちゃんと自分で把握して、それを今度はオリジナル曲でどう活かすかのかがやっぱりキーポイントで。今回のシングルはLGYankeesが書いているという意味では、フィーチャリングではなく“舞花の作品として”、他人の曲を歌ってモノにする作業はどうでした?
 
「自分らしさ、舞花らしさをどこまで出せるのかというのと同時に、舞花らしさ以前に曲をどこまで表現出来るのかはやっぱり意識しましたね。いろんな方にボーカル褒めて頂くのはすごく嬉しいんですけど、何だかすごくもどかしいというか。自分でもホントは理解してるんですよね、自分の表現の幅がまだまだ狭いっていうことを。最終目標としてはどんな曲でも歌えるアーティストになりたいので、自分のボーカルはまだまだだなぁとか、それにイライラしたりするっていうことは“足りてない”ってことなので。こういうチャレンジが出来たことは、本当にありがたかったですね。伝える力を上げたいんですよね。どんなにいい曲でもボーカルが未熟だと曲の良さを体現出来ないし伝えることも出来ないと思うと、とても恐ろしいしもったいないなぁと思うので。やっぱりそこのパラメーターをグッと上げていきたいなって思ってるんです」
 
 
 “泣く”って大事だなぁって
 
 
――今回の表題曲『やだよ…』、カップリングの『Molly feat. LGYankees』(M-2)はLGYankeesのDJ No.2(DJ)が舞花さんが歌うことを想定して書いてくれたわけですが、LGYankeesのお2人の第一印象ってどうでした? 2人とも割とパンチのある見た目ですけども(笑)。
 
「No.2さんは最初私のこと嫌いなのかなぁ?って思ったんですよ、あまりに寡黙過ぎて(笑)。HIRO(MC)さんはすごく熱くてとてもピュアな部分を持ってらっしゃる。コンビネーションもすごく良くて、オモシロかったですね~」
 
――最初に曲をもらったときどう思いました?
 
「意外でした。No.2さんは私がこんな女子だって思ってるのかな?みたいな(笑)。やっぱりね~っていう感じじゃなかったんですよ。えー!? みたいな(笑)」
 
――『やだよ…』ってすごくインパクトのあるタイトルですよね。でも、あの風貌で『やだよ…』って女の子の気持ちを切々と書いてると思うと…すごい絵面かもしれない(笑)。
 
「確かに〜!!(爆笑)」
 
――でも、その詞で自分の内面に気付くというか、自分の中にある確かな一面みたいなものもあったみたいですね。
 
「今回の『やだよ…』をまず歌わせて頂くことによって、自分で書いた3曲目の『誓い』みたいな葛藤もそのまま書ける、書いてもいいんだっていう気持ちになれましたね。今までは曲に対して答えを出そうとしてたんですよ。例えば“今は苦しい。でも、これを乗り越えてまた立ち上がればいいさ”とか、物語に起承転結を付けてたんだけど、今回は“今は感情がごちゃごちゃしていて自分と葛藤してる、苦しい悔しい焦ってる”みたいに、敢えて気持ちに答えを出さず、それをそのまま書いたところはありますね」
 
――人が書いてくれた歌を歌うことで、自分の詞曲の幅も広がったわけですよね。やっぱり人間ってそう簡単には答えが出ないじゃないですか? そういう意味ではすごくリアルで素直ですよね。きっかけをくれた『やだよ…』の歌詞なんかは、切ないというかしおらしいというか、失恋でダメージ受けた弱さを素直に歌うっていう。
 
「この歌詞の、回りくどくなくストレートに感情に訴えるところが、すごくいいなぁって。なので私も上手にとかキレイに歌うよりも、感情を前に出して歌おうって。あと、“泣く”って大事だなぁって思いました。世の女の子でも男の子でも、誰かに当たる必要はないけど、自分が今思うことがあるなら、それを出す=発散する。苦しいときには“苦しい!”って言う、行って欲しくないんだったらカッコ付けずに“行かないで!”って言う」
 
――やっぱり泣きたいから聴く曲とかってありますもんね。映画とかもそうですけど。
 
「泣きたい=励まして欲しいとは限らないですもんね。さらに落ちたいときもありますから(笑)」
 
――思い切り泣くことで逆にスッキリ出来るみたいな。映画とかは特にそうですけど、アートを摂取するときの動機ってそういう面もありますからね。
 
「私、めっちゃポジティブなくせにカンヌ映画とか、落ちまくる映画がすごく好きで(笑)。私の今までの応援ソングも、絶対にネガティブから生まれてるんですよ」
 
――弱さから抜け出すためとか、怒りとかネガティブな感情から曲が生まれると。
 
「ネガティブ=悪いモノとは捉えてなくて、さっきの破壊と創造じゃないけど、ネガティブもポジティブも元来同じもので、お互いを感じるきっかけになってるというか。私は、人間って最終的にハッピーエンドになるというか、ネガティブな経験をしていてもそれには意味があるんじゃないかな?って考えるタイプなので。何かそういうヒントだったり普遍的なメッセージを1stアルバムの『Possible』(‘10)には詰め込んだんですけど、今は自分の中にある毒、落ちたら落ちっ放しだったり、別に何ていう答えもないし壮大でもない普段の日常とか、そういう何気ない欠片を少しずつ出していけたらいいなぁと思います」
 
――これからの舞花もすごくオモシロそうですよね。
 
「ホントに今自分でも成長段階だと思うし。どこまで自分が広がるのか自分でも分からないですね」
 
――そして、2曲目の『Molly feat.LGYankees』は『やだよ…』のエピローグというか、物語としてはつながっていますよね。
 
「そうですね。同じ失恋でも『やだよ…』が感情的なのに対して、こっちは一旦落ち着いたまた違った視点で。そういうところもこの曲の好きなところで、同じ失恋ソングでもどれだけあたたかさを出せるかみたいなことは、歌いながら考えましたね」
 
――だからこその抜けた感じというか、いい意味での軽やかさがあるというか。ちょっと遠い思い出を歌っているような声のトーンから、エンディングに向けて段々と感情が浮かび上がってくる。声でストーリーを表現出来ている感じがすごくしました。
 
「フィーチャリングとか楽曲を書き下ろして頂くことの良い点は、そこに自分のエゴがないので曲ありきなんですよ。曲が一番いい形で表現される方法を自然と選べる。No.2さんからのリクエストがあればそれに応えながら、何もなければ着のみ着のまま自然に歌ってみた感じですね」
 
――ちなみにタイトルの『Molly』は、まさかの意味ナシという(笑)。
 
「そうなんですよ、まさかの(笑)」
 
――『Molly』って何ですか?って聞こうと思ってたら、“特に意味はない”ってどこかに書いてて(笑)。
 
「気になるわ~!! みたいなね(笑)」
 
――ないって言われたら、もう話続かないですから(笑)。バンド名の由来とかを聞いたとき、“いや、何となく響きで”って言われるのが一番辛い(笑)。
 
(一同笑)
 
――何となく決めたとしても意味あるっぽいやんこの名前!! みたいな(笑)。せめて辞書めくって目に入った言葉を…ぐらいあればいいんやけど、“響きで決めました”とか言われたら、“お、おぉ…じゃあ次の質問”みたいな(笑)。
 
 
一歩一歩、舞花というアーティストに自分が近付いていきたい
 
 
――最後に3曲目の『誓い』を。やっぱり自分の曲を入れたかったのもあります?
 
「『誓い』はデビュー当時からすごく好きで聴いてくださって、“自分が番組を持ったら舞花ちゃんにテーマ曲を歌ってもらうと決めてました!”っていう熱い媒体の方がいて。それがすごく嬉しくて、この曲はストックの中から選んで頂いたんです。自分が出したい曲とかじゃなくて、私がもうダルダルに心を緩くして、“どうぞ選んでください! お任せします!!”っていう状態が、この『誓い』でありシングル『やだよ…』なんです。1年半前には絶対に出来なかったことですね。自分の人生を任せるなんてとても無理!!っていう(笑)。ある意味1年半経ったことによって開き直ったじゃないけどれど、スタッフももう一度舞花を信じ、私ももう一度スタッフを信じ、ある意味お任せしましたね」
 
――LGYankees作の前2曲聴いてからこれを聴くことで、舞花の武器、良さの再確認にもなる感じがすごくしましたね。たまたまテーマに合った内容なのかもしれないですけど、この1年半を経て何を感じ、今どうしたいのかっていう想いにすごくマッチしてる歌詞だとも思うし。今作が出来上がったとき、どう思いました?
 
「やっぱり嬉しいっていうのが一番ですよね。デビューしたときはもっと早く成長しよう!って焦ってたんですよね。十代の内に何でもかんでも出さないと!!みたいに思ってた(笑)。でも今は、つながりを大事にしながら、一歩一歩、舞花というアーティストに自分が近付いていきたい。もっと成長した、舞花っていうジャンルを極めた舞花に、今の自分がちゃんと近付けるように。1年半は長かったし、もちろんこれから積極的に活動していくつもりだけど、焦らずに、本当に届くモノを、その成長の過程を自分でも楽しみながら聴いて頂けたらベストだなって思います」
 
――僕が21歳のときは、そんなこと一切考えてなかったなぁ(笑)。だから舞花さんはちゃんとしてますよ。ターニングポイントが早いもん。
 
「今のボイストレーナーの先生にも、最初に出会ったときに言われました。“舞花はものすごく悩んでるみたいだけど、とても速いスピードで今必要な問題に出会えてるから”って。私はもう1年半ずっと凹んでたから、“えぇ~! そうなんですか!?”みたいな感じだったんだけど。今は自分で自分の今後を見てみたいって思える」
 
――そう。舞花の今後はどうなるんだろうなって。リリースがまた1年半後じゃ寂しいなぁとも思いますし。
 
「いや、そんな空けたくないです!!(笑) 空かないようにします!!(笑) 人脈もこういう出会いもホントにご縁があってのことだし、そういうつながりを大事にしながら、自分のオリジナリティも深めながら活動していくのが漠然とした今の目標ですね。もちろん2ndアルバムは1stアルバム『Possible』を超えたいし、もっと深く広くしていけたらいいなって思います」
 
――9月にはNO DOUBT TRACKSの全国ツアーに同行するんですよね。
 
「はい、全公演参加させて頂きます。ファミリーで大きいバスで回るらしいんで、すごく楽しみですね」
 
――いいですね~。そして、大阪では久々のライブですね。
 
「今回はホントに、シングルを出しましたというご報告がみんなに出来て、大阪にも来れるので嬉しいんですよね」
 
――今回のライブでは『やだよ…』のみならず、『Molly feat.LGYankees』も再現可能ですね。9月17日(月・祝)梅田クラブクアトロでの久々の大阪ライブ、楽しみにしていますよ。本日はありがとうございました~!
 
「ありがとうございました~!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 



(2012年9月14日更新)


Check

Release

フィーチャリングで得た経験を
フィードバックした涙腺崩壊シングル

Single
『やだよ…』
発売中 1260円
ユニバーサルJ
UPCH-5748

<収録曲>
1. やだよ…
2. Molly feat.LGYankees
3. 誓い
(NHK総合テレビ“情報LIVE ただイマ!”テーマソング)

Profile

まいか…’90年8月31日生まれ、熊本県出身。中学1年の誕生日に親からギターをプレゼントされ、高校に入り地元熊本のアーケードで路上ライブを始める。高校2年の際にヤマハが主催する『The 1st Music Revolution』九州AREA FINALにてグランプリを受賞、九州代表としてJAPAN FINALに出場。高校卒業の日にインディーズシングル『never cry』を九州地区限定で販売(完売)、卒業と共に上京する。’10年4月にはシングル『never cry』でメジャーデビュー。この曲を偶然耳にした映画監督の廣木隆一氏に見初められ、蒼井優・岡田将生主演の映画『雷桜』の主題歌に3rdシングル『心』が抜擢。主役2人が出演し、廣木隆一監督が手がけたPVも話題に。また、様々なアーティスト・プロデューサーからもその歌声を高く評価され、これまでにmiCKun(miyake/mihimaru GT)、NERDHEAD(GIORGIO 13 CANCEMI)、LGYankees、SO-TAの作品に参加している。

舞花 オフィシャルサイト
http://maika.asia/


Live

LGYankeesのツアーも折り返し地点
舞花の久々の大阪ライブが間もなく!

『LGYankees
「GO! GO! NO DOUBT
 TOUR 2012」』

【大阪公演】
チケット発売中 Pコード167-680
▼9月17日(月・祝)18:30
梅田クラブクアトロ
オールスタンディング4500円
[出演]LGYankees/Noa/SO-TA/GIO/PURPLE REVEL/LGMonkees
[ゲスト]吉見一星/舞花/jyA-Me/ Yoonji/NO DOUBT FLASH
夢番地■06(6341)3525

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【名古屋公演】
チケット発売中 Pコード168-882
▼9月19日(水)19:00
名古屋 ダイヤモンドホール
オールスタンディング4500円
サンデーフォークプロモーション■052(320)9100

【新潟公演】
チケット発売中 Pコード172-346
▼9月21日(金)18:30
新潟 LOTS
オールスタンディング4500円
キョードー北陸チケットセンター■025(245)5100
小学生以上有料。未就学児童無料。

【東京公演】
チケット発売中 Pコード167-963
▼9月27日(木)19:00
東京 SHIBUYA-AX
1Fスタンディング4800円
ソーゴー東京■03(3405)9999

【仙台公演】
チケット発売中 Pコード168-014
▼9月30日(日)18:00
仙台 サンプラザホール
指定4800円
G・I・P■022(222)9999

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