混迷する現代社会に今こそ“NO”ではなく“YES! GO!”を
既存の概念を破壊する大胆不敵な試みを音魂と共に次々投下する
ロックバンドFoZZtoneが放つ大いなる『LOVE』!
ユーストリームで実施された公開生インタビューを掲載
(3/3)
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もう俺たち酒を飲んだら嘘がつけない(笑)
渡會「次は“
『LOVE』のPVで、最初にキャプテンが登場してから、次に映るときの場所が不思議なんですが”」
キャノン「よく気付いた!!」
渡會「アレはね、すっごい映像技術を駆使してるんです、ホントに」
キャノン「映像技術…(笑)」
渡會「最初は僕と僕の後ろの大男が太鼓を叩きながら歩いてるんですけど、途中でドラムを叩いてるキャプテンがフレームインするんですね。そこからまたちょっとフレームアウトする。で、次に全く別のところに歩いていったときに、またキャプテンがいるという。あれはね、走ってます(笑)」
キャノン「しかも1回コケて血だらけになった(笑)」
渡會「そうそう(笑)。すっごい頑張って走ってますね」
――何食わぬ顔してスッと。あんなスタイリッシュなPVなのに(笑)。
渡會「陰ではね。竹尾もキャノンもすっごい走って」
竹尾「ちょっと息上がってんねんけど、カメラにフレームインするときにはちゃんと落ち着いて」
――プロですね(笑)。あのPVカッコいいですよね~。じゃあサクサクいきましょうか。
渡會「“今さらですが、前作『NEW WORLD』の『Strike the sun~fanfare』の最後辺りに鳴っているギターが、鯨の鳴き声のように聴こえるのですが、鯨をイメージしているんですか?”」
――なかなかマニアック質問ですね。どうでしょうコレは?
竹尾「何やったっけ、それ?」
――あんたが弾いてるんじゃないの?(笑)
竹尾「基本的に鯨とかイルカの鳴き声っぽい音をギターで出すのは好きですね」
渡會「ジェフ・ベックとかに割とそういうのが多いのと…あとアレだ! クラプトンの『いとしのレイラ』の“レイラ~♪”っていうパートの後の」
竹尾「デュアン・オールマンのスライドギターね。アレはホントに最高だよ」
渡會「“キュ~ンキュ~ン”っていい感じに鳴いてるんですよ。俺もことあるごとに竹尾にオーダーした気がする。“鯨を入れてくれ”と」
竹尾「意識するとかしないというより、もう俺の体の中に入ってるんですよね。僕は鯨なんです」
――はい、次の質問(笑)。
渡會「“今一番対バンしてみたいのはどのバンドですか?”。いいね~! コレは公開ラブコールだね」
――じゃあそれぞれ言いましょうか。各人1組ずつで。
渡會「え~僕はBIGMAMAさん。今まで1回も対バンしたことないし、FoZZtoneって組曲という括りでリリースしたりもするんで、単純にメンバーにバイオリンがいるのに憧れるんですよ。そのことで音に対するアプローチがかなり変わると思うし。そういうバンドさんがどういうライブをするのか単純に気になりますね。今度観に行ってみます」
――じゃあ、キャノンさんは誰でしょう?
キャノン「俺はTRICERATOPSさんです。高校んときに大好きでめちゃくちゃコピーして。今なら自信を持って対バン出来る気がするっす(笑)」
――いいバンドですよね。実力もプレイヤーとしての華もあるし、曲もいいし。やっぱ生き残ってますからね、そういうバンドは。竹尾さんはどうでしょう?
竹尾「そりゃメタリカですね」
キャノン「アハハハハ(笑)」
渡會「したい!」
竹尾「いや、けどね、俺らみたいなバンドが本気で世界を目指してもいいんじゃないかって思うんですよね。もうバカみたいなことばっか言って、バカみたいなことばっかやって。そんなバンドが1組ぐらいいてもいいじゃないかって。ホント、メタリカと対バンしたいですよ」
渡會「次は“今年のFoZZtoneは企画も多くて、新曲もたくさんあるけど、録りためた曲はまだ残ってたりしますか? 今年前半だけでもこんなに楽しくて、後半どうなってしまうのか気になります”。いや~すごく答えづらい…」
竹尾「確かレコーディング期間が3ヵ月ぐらい?」
渡會「11月から3月半ばぐらいまでやってまして、23曲ぐらい録りましたと」
キャノン「じゃあ今何曲出てるのかって」
渡會「逆算してもらって、余ってるのか余ってないのかは、考えてください」
――じゃあその曲はどうなるんだろう。何でそんなにいっぱい録ったのかな?
(一同笑)
渡會「カワイイ!」
竹尾「酔っ払った勢いで言いたくなるぐらいの質問ですね(笑)。まぁけどそれはどういうことかということですよ」
キャノン「おっ」
竹尾「含んじゃった」
渡會「もう俺たち酒を飲んだら嘘がつけない(笑)」
――おおっ! ここでファジーロジックの西田くんが到着しました~!
マジで仕込みじゃないからね、コレ!
渡會「えー紹介します。FoZZtoneとは何度か対バンもしてくれている、ファジーロジックの西田圭稀くんです」
竹尾「て言うかファジーロジックって、メンバー全員学生なん?」
西田「全員学生です。21です」
竹尾「じゃあお前らでええわ、もう!」
(一同笑)
渡會「マジで来たね(笑)」
西田「電車の中で、音消してUST観ながら来ました」
――画面の向こうのみんなもこうやって行動すれば…ここにいるって分かってるんだから、来たらね、会える。
竹尾「コレは大きく差をつけましたよ。1億ポイントぐらい」
――アハハハハ(笑)。
渡會「今日来たっていうのはアツい」
――皆さん結構ね、音楽業界、こういうことで決まります。
(一同笑)
渡會「意外とね。だってこのUST自体、昨日ノリで決めたから(笑)」
――それに巻き込まれる俺(笑)。
(一同笑)
渡會「ちなみに新譜が出たんだよね?」
キャノン「持ってる?」
西田「持ってます」
竹尾「それをしに来たんちゃうか、お前?」
渡會「アハハハハ(笑)」
西田「ファジーロジック、4月4日にミニアルバム『Tid』を全国リリースをしまして、絶賛発売中です。デンマーク語で“時間”っていう意味なんです。僕らは学生なんですけど、学生の時間も残り僅かなんで」
竹尾「めっちゃキュンと来た今」
渡會「そういうのに竹尾はすぐ反応しちゃうからね(笑)」
竹尾「フライヤーに僕も渡會もコメントを書かせて頂いてます」
――FoZZtoneにこんなことお願いしてもして無理じゃないかとか、遠い存在だと思ってる人も多いと思いますけど、例えばライブに行ってね、“僕らバンドやってるんで音聴いて欲しいっす”って音源渡したら、案外そういうところからつながったりもしますからね。
竹尾「基本的に音楽をやってる同業者は、同じようにしのぎを削ってる仲間やと思ってるんで。な!」
西田「はい!」
(一同笑)
渡會「とりあえずこのUSTやってて、ホントに誰か来るのかなってハラハラしてたウチのファンの人たちは、お前のことをめちゃくちゃ好印象で見てる。FoZZtoneの企画を何とか成立させてくれて」
(一同笑)
竹尾「いやけどマジで仕込みじゃないからね、コレ!」
とにかくめんどくさいけれども、やったら絶対に面白いだろうなということを
愚直にやっていきたい
――ここまでね、公開生インタビューをUSTでやってきましたけども、皆さん楽しんで頂けたんでしょうかねコレ。
渡會「どうなんでしょうね? でも、西田くんが来てくれたおかげで、俺らはメンツが保てた(笑)」
――2作目のオーダーメイドアルバムのその先の話はまた、後日のインタビューで詳しく聞かせ頂きたいなと。ちなみに今日の公開生インタビューは、ぴあ関西版WEBにて掲載しますんで。前回もね、『NEW WORLD』の感動的なインタビューが(笑)。
渡會「アハハハハ(笑)」
――載ってましたけども、それに引き続き掲載させて頂きます。
渡會「ぜひ見てください、はい」
――で、載ってない内容は、言ってはいけない内容なんで(笑)。
(一同笑)
――記憶から抹消することをお約束して頂きたいということで。じゃあ最後に、皆さんから一言ずつもらって終わろうかと。『LOVE』を出して、『REC OK! TOUR』もあって、2012年後半戦に向けてどうしていきましょうか。
竹尾「全力で怒られていこうと思います。自分らが新しいことをどんどんやっていくエネルギーが、皆さんを勇気付けられたらなと。怒られます。そして、怒ります」
キャノン「逆ギレかい!」
(一同笑)
キャノン「え~『REC OK! TOUR』とかオーダーメイドアルバムとか、ホントにお客さんありきの企画を僕らはいろいろ考えてるので、まずは参加してもらわないと成り立たない。みんなで楽しい企画を実行していければと思ってますので、よろしくお願いします」
渡會「真面目か!」
竹尾「何でちゃんといいこと言えてんねん!」
渡會「そういうなんか大人みたいな感じじゃなくて、もっと変態っぽいのが欲しかった」
キャノン「変態っぽいの…」
渡會「お前のベースラインはいつも無難過ぎる!」
(一同笑)
――公開ダメ出し(笑)。
渡會「もっとクレイジーであって欲しい」
キャノン「そうやんね、はいはいはい」
渡會「流された!(笑) まぁ我々FoZZtoneは、とにかくめんどくさいけれども、やったら絶対に面白いだろうなということを、愚直にやっていきたいと思っております。我々も含めて、現状に関して何か面白くないと思ってる人は多いと思うんです。でも、ただ面白くないって言ってるだけじゃダサいんで、FoZZtoneがちょっと面白くします。チェックしといてください、ホントに。だって、今日は西田くんが来たからね」
――よっぽど嬉しいんだね(笑)。
渡會「何か行動を起こせばちゃんと人に響くんだっていう…小さな例をお伝え出来たと思うので。俺たちに限らず、俺たちの仲のいいバンド、俺たちの知らないロックバンドが、今すげぇ面白いことを考えて頑張ってるから。コレを観てる人は、バンドにあんまり興味がない友達とかをぜひ誘って欲しい。巻き込んでくれたら損はさせないだけの素晴らしいモノを必ずお届けするので。ぜひお誘い合わせの上、ライブに遊びに来てください。お待ちしております」
――素晴らしい! 締まりましたね~。しかし長々とやってきましたがコレ…1時間45分!
竹尾「映画1本観れてまうから(笑)」
渡會「でも、ちゃんとドラマがあったね」
――普段は聞けない話とか、インタビューではこういう話をしてるんだなみたいなことが、少しでも伝わってくれたのではないかなと。と言うわけで、お相手はぴあ関西版WEBの音楽担当、奥“ボウイ”昌史が務めさせて頂きました。ありがとうございました~!
渡會&竹尾&キャノン「バイバ~イ」
Text by 奥“ボウイ”昌史
(2012年7月 4日更新)
Check
Release
強烈なエネルギーと光を放つ
生命力溢れる全5曲!
Mini Album
『LOVE』
発売中 1600円
TIME'S MARK
XQKN-1003
<収録曲>
01. LOVE
02. TOUGH!!!
03. GAME
04. Tomorrow Never Knows
05. blow by blow
※7月11日(水)発売の次回作『INNER KINGDOM(内なる王国)』のインタビューも近日掲載予定。乞うご期待!
Profile
フォズトーン…‘01年、ジェフ・ベックやジミー・ペイジ、スラッシュなどのギターヒーローに憧れた竹尾典明(g)と、ビートルズやサイモン&ガーファンクルに幼少の頃より親しんだ渡會将士が(vo&g)が出会い、FoZZtoneの前身となるバンドがスタート。’03年、邦楽ロックをルーツとし、レッド・ホット・チリペッパーズ、ベン・フォールズ・ファイヴなどを好む菅野信昭(b)が加入。’07年にミニアルバム『景色の都市』でメジャーデビュー。’10年、購入者が曲順を選べる業界初のオーダーメイド・アルバム『from the NEW WORLD』企画を実施し話題に。同年9月にドラム越川慎介が脱退。’11年7月に2枚組の最新アルバム『NEW WORLD』を発表。
・渡會将士(vo&g)
「僕は天才です。音楽、美術、文学、およそ芸術でくくる事が出来るものには万能とも言える黄金の右脳を持った天才なのです。以後お見知りおきを」
(11.4.23 赤坂BLITZワンマンの自己紹介にて)
※作詞、作曲、アートワーク、
ライナーノーツ、他を手掛ける。
・竹尾典明(g)
「彼は子供です。この2011年の現代に、80's HR / HMの様なギターヒーローになる事を真剣に追求している化石のような子供です」
(同日、渡會談)
※作曲を手掛ける。マーシャル三段積み。
メインギターはレスポール。
無類の酒好き、釣り好き。
・菅野信昭(b)
「彼は凡人です。髭の濃い凡人です」
(同日、渡會談)
※一部作曲を手掛ける。
FoZZtone オフィシャルサイト
http://www.fozztone.com/
Live
録音&撮影オールOK!
前代未聞のツアーも後半戦へ突入
『REC OK! TOUR』
【大阪公演】
チケット発売中 Pコード168-335
▼7月6日(金)19:00
心斎橋DROP
オールスタンディング2800円
[共演]ecosystem
[オープニングアクト]
BURNOUT SYNDROMES
夢番地■06(6341)3525
チケットの購入はコチラ!
【徳島公演】チケット発売中 Pコード169-217
▼7月7日(土) 19:00
徳島club GRINDHOUSE
スタンディング3150円
[共演]a flood of circle
デューク高松■087(822)2520
【福岡公演】チケット発売中 Pコード167-165
▼7月8日(日)17:00
福岡DRUM SON
スタンディング2800円
[共演]竹内電気
[オープニングアクト]
幻想殺(イマジンブレイカー)
キョードー西日本■092(714)0159
※6歳未満入場不可。FoZZtoneの出演時のみ録音・録画OK。
【福島公演】チケット発売中 Pコード166-056
▼7月18日(水)19:00
福島OUT LINE
スタンディング2800円
[共演]セカイイチ
[オープニングアクト]ザ・童貞ズ
U-ONE MUSIC■024(597)7202
【仙台公演】チケット発売中 Pコード165-599
▼7月19日(木)19:00
仙台LIVE HOUSE enn 2nd
オールスタンディング2800円
[共演]セカイイチ
[オープニングアクト]SNUFF FILMS
G・I・P■022(222)9999
次回作に伴う
秋のツアーが早くも発表!
『INNER KINGDOM TOUR』
【大阪公演】
一般発売8月11日(土)
Pコード174-434
▼10月7日(日)18:00
梅田Shangri-La
オールスタンディング3300円
夢番地■06(6341)3525
チケットの購入はコチラ!
Column
革新的なオーダーメイドアルバム
に至ったバンドの危機と再生を語る
前作にして驚異の傑作
『NEW WORLD』インタビュー!