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5/13(日)心斎橋Pangea、ツアーファイナル間もなく開催!
大阪から笑顔と感動をぶっ放す3ピースバンドSABOTENが
新作『This is a pen!』から主催フェス『マスターコロシアム』まで
胸の奥で消えない炎を語る、ぶっちゃけインタビュー&動画コメント

 メロディックかつスピーディーなバンドサウンドに、時に能天気に、時に胸を熱くする言魂を抜群のコーラスワークで聴かせ、フロム大阪から全国のオーディエンスを鼓舞するライブを繰り広げる3ピースバンド、SABOTEN。’06年より同郷の盟友・PANと、大阪城音楽堂にて野外イベント『MASTER COLISEUM』を開催し、その主宰としても知られる彼らは、2012年はミニアルバム2部作のリリースを掲げ、まずはその第1弾となる『This is a pen!』を1月にリリース。現在はそれに伴う全国ツアーを展開中だ。そこで、現在は廃盤となった幻の名盤1st アルバム『HI ROCK HI』からライブの鉄板曲も新録し、“心機一転”をテーマに今作の制作を挑んだ彼らに、新作にまつわるエトセトラから、音楽と仕事の関係、そして今年は初の2日間開催に挑む『MASTER COLISEUM(マスターコロシアム)』についてまでインタビュー。5月13日(日)心斎橋Pangeaでのツアーファイナルを前に、自らのスピリットを再確認することになった愛すべき3人の素直な言葉を、爆笑動画コメントと共にお届けします!

SABOTENの3人の出口のないワイワイ動画はコチラ!(笑)

――今回のアルバムの話を聞かせてもらう前にですね、結構ブログさかのぼって見たりしたんですけど、2011年に入るときは2010年振り返ってましたよね。そこでは、機材車が廃車になったりアルバムのデータが2週間消えたり、ヤッソー(b)の腱鞘炎が再発、仲間が引退、みたいことまで書いてましたけど、2012年に入るときは2011年を振り返るのかと思いきや全く振り返ってなかったんで(笑)、ここでまず聞いておこうかなと。

 
キヨシ(vo&g)「事件あったかな~車廃車になったんって去年ちゃう? 2010年なん?」
 
――ちなみに何で廃車になったんですか?
 
キヨシ「分っかんない、もういきなり。地獄でしたね。止まった場所が神戸の海沿いみたいなところで。ライブの帰りに道間違って、高速乗らんと海の方に行ってたんですよ。真冬やからとにかく寒くて。とりあえずアンプやら何やらを大量に降ろして、JAFに車だけ持って行かれて。その後、大阪のバンドマンの友達に迎えに来てもらったんですけど何せ神戸なんで時間がかかって、周りにコンビニも何もないところでホンマに2時間ぐらい待ったよな?」
 
ヤッソー(b)「自動販売機が1台あるぐらい」
 
キヨシ「その明かりだけを頼りに(笑)。もう海と工場しかない。あれはホンマ凍え死ぬかと思ったな」
 
ヤッソー「あれはキツかった」
 
――すごいな~でもそれ2010年やから。
 
(一同笑)
 
キヨシ「何でここまで話広がったんやろ(笑)。2011年は、バンドとしては環境が変わったのもあって。レーベルのPINE FIELDSの代表の松原(※神戸のライブハウス:太陽と虎の店長にして巨大チャリティフェス『COMIN’KOBE』実行委員長)が僕らと同い年で、もうホンマ十何年の付き合いなんですよ。それを経て一緒に何かを制作するのは楽しかったですね。でも、会った当時はまぁ仲は悪かったよな(笑)」
 
――アハハハハ!(笑)
 
キヨシ「ああいうヤツなんで、まぁ勘違いされるじゃないですか、僕も見事にいけ好かねえヤツと勘違いして(笑)。でも時間が経つにつれて、“こいつホンマに音楽好きやな~”って感じ出して。僕らが自主レーベルをやったり、他のレーベルと一緒にやったりする中で、“次どうしよっかな~”っていう話をしてたんですよ。そしたら松っちゃんが“やろや”って。そのノリがめっちゃ軽かったんで、“また出た。もうええて”みたいな感じやったんですけど、松っちゃん的にはマジだったみたいで(笑)」
 
――その新しい環境で、しかも旧知の仲の人間のレーベルでやることで、何かいい風に転がったことはありました?
 
キヨシ「PINE FIELDSの仲間のことはみんな知ってるし、今のあそこの勢いはすごい。雑なんですけど(笑)。細かい部分でいろんな人に怒られてると思うんですけど(笑)。僕らが思ってる以上にいろんな面でサポートしてくれてて、とりあえずそこに追い付かななというのが正直なところですね。負けてられへんなぁみたいな」
 
 
いい意味で未完成に仕上がった
 
 
――2011年はSABOTEN的にはPANとのスプリットシングル『TROPICAL PARK』を出したのみで、デカいアクションがある年ではなかったですけど、話を聞いていると2012年に向けての地固め的な1年だったみたいですね。今回は2部作と銘打ってますけど、何かテーマはあったんですか?
 
キヨシ「今回はデザイナーからエンジニアから全て、今までと違う環境でやってみたんです。心機一転じゃないですけど、13年目にして新人のつもりでみたいな(笑)」
 
――ここで心機一転しようと思ったのには何かあるんですか?
 
キヨシ「いやもうそれは、その方が松っちゃんが売りやすいから(笑)。ホント、実際にそうなんですよ(笑)」
 
――だからライブでやる定番曲は入れとけよみたいな(笑)。
 
キヨシ「ハイ、そうです(笑)。まぁ言うたら1stアルバムの『HI ROCK HI』(‘02)も廃盤になってるんで。再録しても僕らが原盤権を持ってるんで、権利的にも楽チンやな~みたいな(笑)」
 
――ビジネス的な思惑もあるけど、逆にそれもいい機会やと。2部作に関してはどうですか? そして、この1作目の役割は何なのかっていうとこなんですけど。
 
キヨシ「今って何でもそうやと思うんですけど、情報が早いじゃないですか。今までの僕らって19曲入りとかが好きでやってたんですけど、ちょっと小分けにしてみようかなと。ひとつひとつの作品を、別にダウンロードでも何でもいいのでちゃんと聴いて欲しいので。そしたら今回の曲を聴いて、次のアルバムも聴いてみようと思う可能性はあると思うし。まぁ僕らなりにちょっと考えてみてはいるんですけど」
 
――19曲やとある種インタールード的な役割の曲もいるし、曲順や見せ方も練らないと最後まで聴けない中で、ミニアルバムやとある意味一気に駆け抜けられるから、いつもより濃いものを見せられるところはありますよね。さっきの話に出た1st『HI ROCK HI』からも『Hi Rock Hi'2011』(M-6)『アバンチュール'2011』(M-7)の2曲が新録で入ってますけど、今の解釈で改めてレコーディングし直してみてどうでした?
 
キヨシ「まぁぶっちゃけ言うたら、もうほとんど新曲で埋める予定で元々の曲のリストには入ってなくて、松っちゃんが“やろうや”って言ったからやったみたいな(笑)。初めはタワーレコードかどっかの特典用やったんで」
 
――そうなんですね(笑)。
 
キヨシ「特典用やったけど録っていく内に松っちゃんが、“なんか仕上がりええなぁ”みたいに言い出して。“やっぱ本編に入れよう”“じゃあそうしよう”みたいな感じで(笑)」
 
サケ(ds)「僕もヤッソーもまだ1st頃にはいなかったから、この2曲は当時レコーディングしてないんですよね」
 
キヨシ「オリジナルメンバーはもう僕しかいないんでね」
 
サケ「だから、ライブではやっているけど、すごく新鮮で。今回収録するためにちょっと変えたところもあるし」
 
ヤッソー「やってみたら、意外に難しかったですね。コーラスは普段ライブでも散々やってるけど、いざ本番で録るとなると、“あれ?”みたいな(笑)」
 
――ライブでは別に苦もなくやっていたはずなのに、この曲の奥深さみたいなものを感じますね。
 
キヨシ「21歳のときに書いた…ガキンチョが書いた曲なのにね(笑)」
 
――言ったら詞は変わってないわけじゃないですか。でも歌う人間は日々いろんなことがあって成長してる。当時は等身大だと思っていたことも、やっぱり“若いな~俺”と思うかもしれないし、逆に“今の自分にはないもんや”と感じられるかもしれない。
 
キヨシ「リニューアルしてる感じは出したかったので、1stとは全然違う仕上がりにはしようと思ってたんですけど、もうホントに十何年やってる曲なんで、歌詞とか一周回って逆に意味分かんなくなってきて(笑)」
 
――当時何でコレで出来たんやろ?って(笑)。
 
キヨシ「うん。“何でこんなん書いたん?”って自分に(笑)。その辺はムズいっちゃムズかった」
 
――ある意味、共感出来ひんという(笑)。
 
キヨシ「何なんこのギター? 何でベンチャーズみたいなんやってんの?とか(笑)。そのときはアイデアを振り絞ってたんやと思うんですけど」
 
――それはおもろいですね~。自分の曲やのに他人の曲みたいな。でもライブではずっとやってるのにね(笑)。そもそもアルバム自体のコンセプトやテーマは何かあったんですか?
 
キヨシ「“心機一転”っていう部分に関して言えば、まぁ後付けですけどリンクしてて。今はもう2作目の制作に取り掛かってるんですけど、そういった面では次にどういうことをやるべきか、やりたいのかが今回でだいぶ見えたんで。コレはコレで納得はしてるんですけど、いい意味で未完成に仕上がったなって」
 
 
ちょっとした休憩なり、睡眠時間を削って練習するほど
好きなことがあって良かった
 
 
――SABOTENが元々持ってるものやとは思いますけど、今回のアルバムって新曲やねんけどパッと合唱出来たり共有出来る…出してる音はゴツくても、みんなのうたとか校歌とかに近い身近さがめっちゃありますよね。楽曲自体はいつ頃出来た曲なんですか?
 
キヨシ「去年ぐらいから作り始めてるのがほとんどですね。『鳥の人』(M-3)だけすっげえ前からあって」
 
ヤッソー「元々去年のPANとのスプリットに入れようと思ってたんで、結構前なんですよ」
 
――『鳥の人』が生まれたエピソードとかってあるんですか?
 
キヨシ「作曲者としては、シンプルに聴こえるけど絶対に耳コピ出来ひん進行で作ったろっていう(笑)、個人的な裏テーマはありましたね。転調をめちゃめちゃしてるんです。コードのテンションをまぁこういうバンドでは普通使わんやろっていう感じにして、キーが定まらないような曲にしてみました」
 
――また10年後に再録することになったら、“俺何でこんな曲作ってん!”って(笑)。
 
キヨシ「なりますね~。めんどくさいねん!って言うてると思います(笑)。今までは複雑に聴こえるようにどんどん転調をするとかは、ずっとやりたかったけど敢えてしなかったのもあったんで。今回はやるチャンスやなと」
 
――SABOTENみたいなジャンルのバンドって、“心機一転”っていうチャンスって案外ないかもしれんから、いいきっかけやったかもしれないですね。レコーディング自体はスムーズにいった感じですか?
 
キヨシ「新しいエンジニアの方とはすごく相性が良くて」
 
ヤッソー「人に恵まれましたね」
 
キヨシ「でもしんどいこともあって。今回は僕が音楽専門学校の職員をしてるんで、言うたらその職場で結構録ったんですよ。だから僕は日中仕事をして、定時になったら録音スタジオに行くとか、仕事を休み取って参加とか。心機一転は心機一転やったんですけど、もうしんどくて(笑)」
 
――仕事との線引きがどこかよく分からんと。
 
キヨシ「休日に学校に行って録音してるんですけど、呼ばれたら下に行って仕事するっていう。もう、ずっと学校にいましたね」
 
――でもその環境って、そこで働いてるからこそ自由に使えるっていう意味では、ありがたい話ですよね。
 
キヨシ「そうなんです。しかもウチのスタッフが、めっちゃウェルカムに2人を受け入れてくれたんで」
 
――それで言うと皆さん、働きながら音楽をやってるんですよね? やっぱり音楽だけで食えてるヤツっていうのは、メジャーを見渡しても今はなかなか少なくて。でも、働きながら音楽と付き合うからこその良さというか、アーティストとしてのマインドに何か関係してるところってあります?
 
キヨシ「正直に、ですよね?」
 
――ハイ(笑)。
 
キヨシ「精神的にはもうデメリットしかない(笑)」
 
(一同爆笑)
 
キヨシ「僕の性格上1つに集中してやりたいんで。まぁ今は正直、二重人格にしてやってるような感じです(笑)」
 
ヤッソー「仕事は…もう最低限しかしないですね。仕事は嫌です(笑)」
 
サケ「僕は生きてくために、稼ぐのに、一番時間を使っちゃうのが仕事なのは嫌なんですけど、そのちょっとした休憩なり、睡眠時間を削って練習するほど、好きなことがあって良かったなっていうのはすごく感じます。普通にバイトだけやってる学生の子とかを見てても、自分は音楽やれてて良かったなって思いますね」
 
――なかなかね、本当に夢中になれるものって見つけられへんと思いますもん。現状にそこまで満足もしてないけど、かと言ってコレが好きっていうモノがない人は結構多いと思いますね。だからそれで成功しようがしまいが、コレや!っていうモノを見つけられたことは、すごく幸福なことだと思います。でも、労働しながら音楽をやる今の世代のならではの面白さみたいなものがあるんかと思ったら、SABOTENは案外純バンドマンですね(笑)。
 
キヨシ「そうですね~まだ何とかしたろ思って(笑)。まだ巻き返せるやろっていう感覚が。やっぱりバンドマン同士の付き合いってすごく深くて、特にこういうジャンルやと、ツアーも下道走って一緒に何日も廻ったり、ご飯食べたり、打ち上げしたりとかなので。そこでしか感じられないものがもちろんあるし、いろんなものを得てるというか」
 
――ちょっと虎視眈々じゃないけど。ブログでも“夢は叶わなくても育て続けていいものなのだ”とか、“生きるしんどさを越える唯一のものは、感動することなのかも”って、ツアーのこととかを書いていて。でもやっぱりそういうのって、ただ音楽だけをやっていて、感じることではないのかなって思うんです。
 
 
やりたいことがまだまだあり過ぎるぐらいあるんですよ
 
 
――今回の『This is a pen!』が、とりあえずは2012年の幕開けとして出たわけですけど、そもそもこの“久々に聞いたけど全員知ってる”みたいなタイトルはどこから来たんですか?(笑)
 
キヨシ「候補はいっぱいあったんです。それこそマスタリングも終わってから、もう今日中にタイトルを決めなあかんっていうときに、みんなでタイトル案を言い合ったんですけど、ホンマにもうナンセンスな…例えばニューアルバム『ドイツ』とか(笑)」
 
――ドイツ色ゼロやん(笑)。
 
(一同爆笑)
 
キヨシ「確かに全くない(笑)。あと『トマト』とか、そんなんもあったやんな?(笑) 北海道でラーメン屋に行って、ビールが出て来て、“あ、『CLASSIC』!”とか(笑)。これなんか“ジョークで昔言ってたでしょ? 『This is a pen!』”とか言って、その候補を松原に丸投げしたんですよ。“もう無理や。こっちじゃ決められへん。お前やったらどれや?”と。そしたら松原が、“俺やったら、何か文がいいからコレかな~”みたいな」
 
――アハハハハ!(笑) じゃあ深い意味はないパターンですね(笑)。
 
キヨシ「全くない。しいて言うなら、“初めて覚えた言葉”なぐらいかな。=初心、改めましてみたいな」
 
――でも面白いのが、それこそアルバムの最後を飾るのが『Yes凸凸凸、No凹凹凹…』(M-9)っていうのも…今までの流れと脈絡なくいきなりメタルやん(笑)。
 
キヨシ「この曲が一番、何テイクも歌いましたもん(笑)。そういう声が出なくて(笑)。何回も何回も歌い直して」
 
――この曲を歌い直してる画がもう面白い。空耳アワーに出てくる曲やんコレ(笑)。
 
(一同笑)
 
――十何年やってきたキャリアの長いバンドでありながら、こうやって遊び続けられてるのはいいですね。
 
キヨシ「逆に、結構やりたいことがまだまだあり過ぎるぐらいあるんですよ。そこから何をチョイスするかの方が大変。ジャンルにもこだわってないですし、もうホンマに未完成なものばっかなんですけど」
 
――何か10年後に会っても、ホンマ人として変わらなさそうな揺るぎなさがあるなぁ(笑)。
 
キヨシ「ヤバいっすね~まだ仕事嫌やー!とか言ってたら。40なってもそんなん言いたくないな~(笑)」
 
 
今年はちょっとアクション起こします。宣言しときます
 
 
――コレが出てツアーもあって、5月13日(日)心斎橋Pangeaのワンマンでファイナルと。あと、PANと一緒にやってる『MASTER COLISEUM』もずっと続いてて、今や関西の名物イベントの1つとして認知されるようになって。
 
キヨシ「あれも思い付きというか、“俺らフェス呼ばれへんよな~じゃあフェス出られへんけど、俺らでやってみてアッと言わしたろうぜ!”っていうのがきっかけやったんで。そういう意味では、“もうええか”って今思いました(笑)」
 
――アハハハハ!(笑)
 
キヨシ「何を必死に守ろうとしてんねやろと、今思いましたわ。“続けるために”とか考えてたんですけど。ちゃいますね」
 
――今年はブッ壊すときですかね~じゃあ。
 
キヨシ「1回やめてもええかな?(笑) でもそういう、また違う新しい案を、どんどんどんどんチャレンジしたいというか。“やめとけ”って言われることをやりたい」
 
――“やめとけ”って、フリなんかな?って時々思うことありますもんね(笑)。
 
キヨシ「“やめとけ”言われることやったら、みんな喜びますもんね~」
 
――さっきね、フェスに呼ばれへんからとマスコロを始めたわけですけど、SABOTENとPANは言うても大阪で絶大な地位を築いたトップバンドとかじゃなかったわけじゃないですか。
 
キヨシ「全然そんなわけない」
 
――そんなバンドでも“何かやったろうぜ”と思って始めたイベントが大きくなっていったのは痛快やし、やれば出来んねんでっていう勇気にもなる。今関西で活動してるバンドたちにとってもね。
 
キヨシ「最終的にそういうわがままをまとめてくれたのが、清水音泉の田口くんとか、JANUSの岸本さんとかなんですよ。恵まれてるなと思います。でもまぁもうちょっと、新しいわがままをそろそろ発案していかないと(笑)」
 
――関西のシーンでSABOTENが安パイになってもね、面白くないから。
 
キヨシ「ね~! どうしよっかな~。何かちょっと考えますわ」
 
――今度は2013年冒頭のブログで、2012年を振り返って何と言うのか。
 
キヨシ「“解散しました”って(笑)」
 
(一同爆笑)
 
――今いろいろ考えたときに、解散が一番おもろいわ!ってなりましたって(笑)。そういう意味ではちょっとね、ここんとこと安定してたかもしれない。
 
キヨシ「そうですね、ダメっすね。でも今年はちょっとアクション起こします。宣言しときます」
 
――コレは絶対載せますよ(笑)。
 
キヨシ「載せといてください。ちょっとアクション起こします」
 
――SABOTENは今年いくぞと。いいね~!
 
キヨシ「そう言えばそのためにバンド始めたんやって、今思いました。危ない危ない」
 
――じゃあちょっと喝入れて、やっていきましょうよ。これからのSABOTEN、楽しみにしてますよ!
 
キヨシ&サケ&ヤッソー「ありがとうございました~!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2012年5月10日更新)


Check

Release

幻の名盤からライブ定番曲も新録!
遊び心溢れるミニアルバム2部作第1弾

Mini Album
『This is a pen!』
発売中 1890円
PINE FIELDS RECORDINGS
PINE-0020

<収録曲>
1. SabotenRock歌斉唱
2. I am the World!
3. 鳥の人
4. カゾエウタ~HARDCORE CITY 門真編~
5. Your Song
6. Hi Rock Hi'2011
7. アバンチュール'2011
8. 旅人は戻らない
9. Yes凸凸凸、No凹凹凹…

Profile

サボテン…写真左より、ヤッソー(b)、サケ(ds)、キヨシ(vo&g)。’99年、大阪府門真市にて結成。’02年に現編成に。’04年にシングル『おくりもの』でメジャーデビュー。メロディックなパンクサウンド、オリジナリティ溢れるストレートで感情豊かな詞で、オーディエンスを感動と爆笑の渦に巻き込む、ハイテンション3ピースバンド。現在は再びインディーシーンに身を置き、大阪を拠点に全国でライブを展開。’06年より毎年9月に大阪城音楽堂にて、PANとの共同主催フェス『MASTER COLISEUM』を開催。今年は初の2日間開催に挑む。

SABOTEN オフィシャルサイト
http://sabotenrock.com/


Live

ツアーファイナルは地元大阪ワンマン
続いて6月にはBIGCATで強力イベント

『This is a pen!
 This is a tour 2012!!
 ONE MAN SHOW』
チケット発売中 Pコード159-011
▼5月13日(日)18:30
心斎橋LIVE HOUSE Pangea
スタンディング2500円
清水音泉■06(6357)3666
※小学生以上は有料、未就学児童は入場不可。

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『ジャングル☆ライブ』
チケット発売中 Pコード169-503
▼6月9日(土)18:00
心斎橋BIGCAT
スタンディング2000円
[出演]後藤まりこ/SABOTEN/四星球/PAN
[オープニングアクト]UNUBORE
清水音泉■06(6357)3666
※小学生以上は有料、未就学児童は入場不可。

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Special!

PANとの主催イベント
『MASETER COLISEUM'12』
オフィシャルHP先行受付中!!