湘南乃風、モンパチ、氣志團、U-ROYにT.O.K etc...
国内外のアーティストが入り乱れる極上サマーチューン!!
アーティスト／プロデューサー／セレクターとして活躍する
The BK Soundのインタビュー&動画コメントが到着

――まず、昨年9月に1stアルバム『One』をリリースして、何かしらの反響だったり自分なりの手応えを感じたと思いますが、振り返ってみてどうでしたか？
 

「自分の作品を作るまでは、市販の曲やダブプレートを現場でかけるのが主流のスタイルで。自分の楽曲を現場に持って行ってその場でかけられるのは、ひとつの武器になったなと思います。そこでオーディエンスの盛り上がりを体感すると興奮しましたし、コレだ！という手応えはすごく感じましたね。オリジナルなアーティストに、オリジナルなサウンドを届ける人間になりたいという気持ちが強くなっています」
 

――今までにいろんなアーティストにトラックを提供してきたと思いますけど、やっぱり自分が表に立って、責任も取らなきゃいけないけど評価も自分に返ってくるっていうのは、すごくやり甲斐がありますよね。だからこそ、10ヵ月という短いタームでの2作目という感じなんですか？
 

「自分はまず“歌い手ではない”前提があるので、出来る限りどんどん曲を量産したい気持ちがあって。気持ちはもう3rdに向かってるんですけど(笑)、自分の中に表現を貯めずに出していこうっていう感じですね」
 

――1作目を出してから、創作意欲にもエンジンがかかる部分はあったんじゃないですか？
 

「曲を作ってるときの方がクリエイティブになるし、ポジティブにもなるというか…その工程で大変なことや面倒くさいことはもちろんあるんですけど、逆に前向きにも考えられる時間になっているので、どんどんやりたいですね。何と言っても面白いから、やめられないです(笑)」
 

――創作に関わる時間に生まれる苦しみなら、むしろ自分の充実につながる感じですね。そう考えると1年足らずの短いタームで2枚目を出しましょうという話は嬉しいですよね。
 

「まぁ自分で決めたっていうのもあるんですけどね(笑)」
 

――え？　そうなんですか(笑)。
 

「はい(笑)。去年は9月リリースで夏に間に合わなかったのがちょっとした反省点で。なので今回は夏を目がけたいのがあったんですよね」
 

――ある種、今作『Two』のひとつのコンセプトはそこっていうことですよね？
 

「そうですね。あとは“アイランド(＝島)”っていう…島国ヴァイブス。日本も島だし、沖縄も島だし、もちろんジャマイカも島だし。島国の熱いヴァイブス、気持ちいいヴァイブス、そういうものを表現したいなと」
 

――逆に1枚目の『One』のコンセプトは何だったんですか？
 

「1枚目は“今までの自分の音楽ライフ”みたいな。それをひとつに凝縮するという意味を込めて『One』っていう」
 

――なるほど。今作のコンセプトは先ほど言った“夏”であり“アイランド”ということでしたが、それはどこから来たんですか？
 

「まず夏が大好きということと、いろんな現場を踏ませてもらってる中で、自分が一番気持ちいいと思えるのはやっぱり野外だったというか。例えば石垣島とか宮古島の海辺でやるイベントって最高に気持ちいいし、お客さんもきっとそうで笑顔がすごく見える。そういう現場に落とし込む曲を作っていきたいっていうのがあったんですよね」
 

――自分の活動の中で、音楽に最もフィットするテーマを見つけ出した感じですね。今作にもフィーチャリングで錚々たるアーティストたちが参加していますが、このメンツとのつながりを聞かせてもらいたいんですけど、湘南(乃風)のメンバーやキヨサク(from MONGOL800,The No PROBLEM’s)さんは、前作に引き続き参加して。
 

「基本的に自分のファミリーといっしょに曲を作っていきたいっていうのはありつつ、キヨサクとかは同い年なんですけど飲み仲間だったり。あと、綾小路 翔(from 氣志團)さんとかは、隣の中学校の先輩だったりとか(笑)、何気にみんなリンクしてる人たちで。U-ROYやRICHIE LOOP、FAMBO、T.O.Kといったジャマイカのアーティストに関しては、現地に行ったときに、自分がいっしょにやりたいと思う方にお声がけさせてもらいました」
 

――例えば(綾小路)翔さんとかは、別に中学時代から今までずっとつながりがあったわけではなく、たまたま地元がいっしょだったとかですか？
 

「いや、ホントに高校生くらいから知ってて。まぁ歳が4つ離れてるんで、先輩の先輩っていう感じで。もう、“押忍”っていう感じですよ(笑)」
 

――そうなんですね(笑)。じゃあ自分もトラックメーカーとして活動していく中で、翔さんが先にデビューして。
 

「地元の大スターですからね。1枚目が出来てから、何度か現場をごいっしょさせてもらって、そのときに“自分でアルバム作ったんで聴いてください！”って持って行ったんですよ。そしたら“あれ？　お前何で俺誘ってねえんだ？”って言われて(笑)。まさかいっしょに出来るとは思ってなかったんで、2枚目を作ろうと動き出したときに、すぐ翔さんに電話して。ふたつ返事で、“いいよ、やろう”って答えもらって実現したんです」
 

――それもすごく面白い縁ですよね。出会いはもう何年も前なのに。
 

「そうですね。15年前とかですからね」
 

――音楽の世界で生きていくとかいう状況じゃないときに出会っているのに、お互いに自分の道を歩んで、いっしょににモノを作るようになるのは感慨深いですね。
 

「僕は湘南乃風のセレクターとして今も活動させてもらっていて、そのせいか湘南出身っていうイメージを持たれることがほとんどなんですが、実は千葉出身で。氣志團は地元・木更津を全面に押し出してるじゃないですか。だから、翔さんにたまに会うと“お前は海を渡った男だ”なんていつもイジられるんですけど(笑)、The BK Soundとしての地元はやっぱり千葉なんで。9月に地元でリリースパーティーを企画したりして、ちょっと凱旋もしつつ、地元を盛り上げたいなと思ってます」
 

――先ほど“ファミリー”という言葉も出てきましたけど、それこそ湘南乃風とかキヨサクさんとか、まぁ勝手知ったる仲間たちとさらに音を煮詰めていく作業はどうでした？　前作よりより良いものをっていうのは、もちろんあったと思うんですけど。
 

「前作では湘南乃風として1曲お願いしてたんですけども、今回は4人のメンバーそれぞれソロで、なおかつ全員違うアーティストと組んでもらって、コンビでやってもらうコンセプトで。やっぱり湘南乃風って4人それぞれ色も違うし、絶妙なバランスだと思うんですよ。僕は湘南(乃風)のセレクターをやりながら、同時にマネージャーもやらせてもらっていたので、僕だけにしか分からないメンバーの顔を出来るだけ引き出したいと今回の制作に臨んだんですけど、いつもとは違うかたちでの制作は刺激的で面白かったです」
 

――どういう部分が刺激的だったというか、狙い通りみたいなところはありました？
 

「『琉球乃風 feat.若旦那 & キヨサク(from MONGOL800,The No PROBLEM’s)』(M-3)に関しては、若旦那のクリエイティブな部分が滲み出る楽曲になりました。旦那って美大で油絵とか描いてたんで結構芸術的というか、言葉の選び方も自分が予測してないところからポンッと出てくるワードが多くて、そういうのはガツッとくらいましたね。いっしょにやらせてもらって、改めて天才だと思いました」
 

――最近、湘南乃風のインタビューでも話していたのは、ソロとしての自分とやっぱり湘南乃風というひとつの人格の中の自分で、アウトプットの仕方は変わってくると。僕もそのときに会って、外的なイメージとは違うナイーヴな一面だったり、ちゃんと先を見据えたビジョンがあったりとか、そういうところも含めてすごく面白いグループだなと思ったんですよね。今回の曲はメンバーの曲の配置といい、“ならでは”の関係性だからこそ生まれた曲ですよね。
 

「そう言ってもらえると嬉しいですね。湘南乃風プラス、やっぱり自分の色をしっかり出したいのもあったんで。出来上がった作品を聴いても自分ぽいなと思うし、それぞれのメンバーっぽいなとも思うし。すごくいいバランスになったなと思います」
 

――あとEMI MARIAとのコラボ曲『マーメード feat.EMI MARIA』(M-10)がめちゃめちゃハマってるなと思ったんですが。
 

「これ、自分の中でもホントに傑作だなって実は思っていて(照笑)。この曲はトラック先行で作ったんですけど、トラックを渡したら即行このサビを返してきてくれて。バースとかはちょこちょこいっしょに煮詰めたりしたんですけど、声を録り終わったその夜とか、俺50回くらいリピートして聴きましたから(笑)。それくらい何度も聴ける曲ってやっぱりいい曲だと思うんで、聴いてもらいたいですね～ホントに。自分でも“あ、これ化学反応起きてるかも”っていう手応えを感じた曲ですね」
 

――EMI MARIAとの接点はあったんですか？
 

「EMIちゃんだけ唯一なかったんですよ。ただ、2年前くらいに現場でいっしょになったことがあってライブを観たんですけど、すっごく歌上手いなって驚いて。いずれタイミングがあればいっしょにやりたいとずっと思ってたんですけど、2枚目のブッキングを進めていく中で、“女性シンガーを1人入れたい、誰にしよう？”というときに、無理を承知でトラックを送ったら、いい返事をもらって。嬉しかったですね」
 

――ラブコールが実って、しかもこんないい出来になったんならね。この曲はEMI MARIAの代表曲になり得る曲だなって思いましたもん。
 

「本人も気に入ってると言ってくれて、嬉しかったですね」
 

――つながりがあるからこその曲もあり、今作を機にひとつの化学反応が起きるパターンもありと、得るモノも多いレコーディングですね。
 

「やっぱり1曲1曲、全員スタイルが違うじゃないですか？　あと、歌い手さんと多分違うのは、僕はあんまり煮詰まらないんです。ブッキングをしてからその人に向けたトラックを作るんですけど、自分がイメージしていたものにアーティストさんが乗ることによって、グッと上のレベルにいけた感じがしましたね」
 

――1組のアーティストにセレクターとして曲を捧げて、じっくりいっしょにモノを作る面白さもありますけど、全曲違うパートナーと作るのも、労力はもちろんあるでしょうけど、ならではのやり甲斐がありますもんね。
 

「ホントに面白いですね。The BK Soundを始めたときから、音楽＝音を楽しむ…そのルーツを心掛けるというか、楽しく音楽をやろう、それをかたちにしようとずっと思っているので。今作はより体現出来たかなと思いますね。1枚目に関しては、今までのキャリアを凝縮しようとか、カッコいいものを作ろうとか、ちょっと気負ってた部分も実際あったんですけど、今作に関しては力も抜けて、純粋に楽しめてるのはありますね。まぁふざけた曲もあったり、真っ直ぐなメッセージも込められたし」
 

――割と順調にレコーディングは進んだ印象ですけど、実際のところ苦労した点はあったりしたんですか？
 

「『SAKE・YO feat.RED RICE(from 湘南乃風) & 綾小路 翔(from 氣志團)』(M-7)は、元々カバーをやろうと思っていて、『ザッツ・ザ・ウェイ』(‘75)を日本語に直してRED(RICE)さんが歌うということで、実際に作業も進めていて。ほぼ出来上がりだったんですけど、土壇場で海外の作家さんからNGが出まして(笑)。それが結構レコーディング期間ギリギリのタイミングだったんですよ。そこで、急遽新たに作り変えたのが『SAKE・YO』で。メッセージとしては変わってないんですけど、そのときはちょっとビビりましたね(笑)。まぁ結果オーライで、すごくいい感じにアッパーになったなっていうのはありましたね」
 

――なるほど(笑)。他に印象深いエピソードはありますか？
 

「『No Problem feat.HAN-KUN(from 湘南乃風) & U-ROY』(M-1)はジャマイカに行って録ったんですけど、HAN-KUNにサビだけ先に作ってもらって、仮歌を録って、それを持ってU-ROYのところに行ったんです。U-ROYはジャマイカのオリジネーターと呼ばれていて今のDeejayスタイルを作った張本人でもあるし、すごく憧れていたというか、いつかいっしょにやりたいとずっと思っていた人なんで、会いに行って話をして“やろうやろう”みたいなことを言ってくれて、まず実現出来たことでかなりアガって。“もう今からやっちゃうか？”みたいな雰囲気も若干あったんですが、U-ROYが“いや、俺は明日の朝から衣装を着てやるから”って」
 

――すごいですね、それ(笑)。
 

「で、次の日の朝、バチッとシャツを着てスタジオに来たんですよね。それが超カッコよかったですね」
 

――今まで積み重ねてきたキャリアがいい塩梅で実になったというか、作品に残せた感じはありますね。
 

「これは本当にね、一生モンですから。そういう作品をこれからもどんどん作っていきたいですね」
 

――先ほど次回作の構想もある程度考えているとありましたが、前作の『One』があって、今作の『Two』があってというところで言うと、まぁタイトルはもう…。
 

「『Three』ですよね、やっぱり(笑)。でもね、俺的には『Eleven』くらいまでやりたいと思って(笑)」
 

――マジで!?(笑)　 こっちが思うより長期計画だ(笑)。
 

「もう突っ走ろうと思ってるんで(笑)。やりたいことは結構見えてます。あとはそれをどう組み合わせていくかで。今年31歳になるんですけど、30歳のときに『One』を出して、40歳までと考えたらあと10枚なんですけど、まぁ1枚くらい＋αな勢いでやりたいなって。最低でも『Eleven』までは作りたいと思ってます(笑)」
 

――そのプロジェクトを終えてアルバムを並べたとき、その10年がどういう人生だったかが分かる感じがします。
 

「それが自分の、本当の足跡ですもんね。せっかく音楽を表現出来る立場に立てたので1年1年確実に足跡を残していきたいし、ヴァイブスを吐き出していきたいと思いますね」
 

――BKさんは今までのキャリアも異色ですよね。アーティストから裏方に回ってマネージャーになる人はいますけど、マネージャーをやりながらセレクターをして、最後はアーティストになっちゃうって、なかなか珍しいですよ。
 

「それはやっぱり湘南(乃風)を見てたからですね。8年くらいマネージャーをやってたんですけど、あの人たちは本当に好き放題やってるし、ソロでもそれぞれが自分の道を突き通してるのを横目で見て、ずっと勉強させてもらってたんで、“いずれは自分も”と思っていたところはあります。湘南の曲にもあるんですけど、“やれば出来る”というか、湘南といっしょにやれて、いろんなメッセージをもらっていたと思いますね。あと、いざこういう風に1人のアーティストとして活動するようになって、逆に湘南のスゴさを知ったというか。やっぱりマネージメントとして見ている湘南は、もうそれが当たり前だったわけで。いざちょっと距離を置いてアーティストとして湘南を見ると、やっぱりすごくパンチがあるし、人を惹きつけるパワーが特化してるなと思いますね」
 

――そう考えると、負けてられないと言ったらヘンですけど、アーティストとして作品を作るときに、まぁヘタなことは出来ないですよね。
 

「ホントに泥は塗れないんで。まぁでも自分のやりたいことをやるのが湘南乃風へのリスペクトだと思うんで、そこはもうまっすぐ、純粋に、音楽をやりたいなって感じですね」
 

――今作『Two』が出来上がったときはどう思いました？
 

「“あ、出来た”くらいですよ(笑)」
 

――まぁ『Eleven』までいくことを考えたらね(笑)。
 

「(笑)。ぶっちゃけゴールはないじゃないですか？　だから本当はもうちょっとこうすれば良かったみたいなところもあります。でも、自分はそれを次につなげていくタイプだと思うんで。アーティストさんによっては、何年もじっくり時間をかけて作った1枚もあるだろうけど、俺はどんどん新しいことを、今の温度感を、冷めない内にバンッて出したい」
 

――曲作りでスランプとかはないんですか？
 

「それはあんまりないんですよね。曲を書くときって、多分歌詞が一番大変だと思うんですよ。『Homerun feat.MY HORMY』(M-12)は地元の友達へのメッセージソングなんですけど、何人かが詞を書いた中から言葉をピックして全部作ったんですけど、それは自分にとっても初挑戦でした」
 

――今の話だとやっぱり歌詞は難しいというか、大変な作業でした？
 

「いや～難しいですね。すごく悩んだし、HAN-KUNとかにも相談したし(笑)。でも周りにはもうスゴい先生がいっぱいいるんで、そういう意味では環境には恵まれてますよね。勉強しつつ、いろんな挑戦をし続けたいと思います」
 

――今作が出た後は、関西では8月27日(土)・28日(日)に『FREEDOM 2011 in 淡路島 “青空”』もあって。両日参加されますけど、それに関してはどうです？
 

「楽しみでしょうがないですね。イベントの立ち上げからずっと参加させてもらってるし、今作は『FREEDOM』をイメージしたところも実際にあるので。それを現場に落としに行けるのは楽しみですね。やっぱり(若)旦那とRED(RICE)さんが主体となって、ファミリーでやってるんですごく楽しいし、お互いに刺激し合っているので。最高に面白いですよね」
 

――そう考えたら、『FREEDOM』の終わった後にCDを出すより、やっぱり先に出したいですもんね(笑)。
 

「やっぱりそこですよね(笑)。ある程度曲が浸透してる中でかけたいですよね。去年はそれが間に合わなかったんで…。湘南(乃風)のMIX CDとかを並行して作ってて、割と器用に出来ないというか目の前のことに集中しちゃうんで、ちょっと遅れちゃいました(笑)。でも今回も、湘南乃風のベスト盤のMIXも同時期にやらせてもらってたんですけど、去年の教訓を活かして間に合わせました(笑)」
 

――今までやってきたMIX CDの作業で得た経験が、自分名義のアルバムを作るときに活きてきたり、心構えが変わったりとかはありますか？
 

「すごく活きてると思いますね。MIX CDはいかに曲をつなぐかだと思ってたんですけど、これから作りたいなと思うのは、自分がその音に対してどう手を加えたり抜いたりするのか…もうREMIXに近いかたちですよね。そういうクリエイティブな部分を、自分の色をしっかり押し出せるようなものを、MIX CDに関しても作っていきたいなと。今回の湘南(乃風)のベスト盤は半分くらいREMIXし直したというか、オケからいじって作った曲も結構多いので」
 

――自分の持っている両面のスタイルを循環させるというか、磨き上げていくことがこれからは出来ていきそうですね。じゃあまた来年7月には『Three』が出るということで(笑)。
 

「出したらまたインタビューお願いします(笑)。それくらいの勢いは持っていたいなと思ってます」
 

――それでは、そのときにまたお会いしましょう(笑)。
 

「ぜひ！(笑)　ありがとうございました！」
 

 Text by 奥“ボウイ”昌史

（2011年8月24日更新）