ホーム > インタビュー&レポート > このプログラムを弾く体験が、私の精神を 高みに連れて行ってくれる感じがします-川本嘉子 “ブラームスが最期に遺したもの”
大阪市中央区、中之島の南にある、大阪を代表する大正建築・大阪倶楽部。その4階ホールで定期的に行われている室内楽演奏会が、コジマ・コンサートマネジメントの「大阪倶楽部シリーズ」だ。2003年以来、サロン風の瀟洒な雰囲気の中で数々の聴き応えのある演奏を送り出してきたこのシリーズが、2月20日(土)、100回を迎える。この日、大阪倶楽部に登場するのはヴィオラの川本嘉子とピアノの三舩優子。2曲のヴィオラ・ソナタを中心に、川本が近年取り組むブラームスの最晩年の作品を演奏する。ブラームスのこの時期の作品には、バッハの『マタイ受難曲』からの引用が数多く散りばめられているという。孤高の作曲家が最期に遺したものとは?現在、名実ともに日本を代表するヴィオリストとなった川本に聞いた。
(2016年1月14日更新)
川本嘉子(ヴィオラ)&三舩優子(ピアノ)
~J.S.バッハ:マタイ受難曲からの引用と変容による~
●2016年2月20日(土)14:00
大阪倶楽部4Fホール 一般券-5000円
チケット発売中 Pコード 270-892
【プログラム】
ブラームス:
四つの厳粛なる歌 op.121(ヴィオラ版)
・第1曲  獣にきたるがごとく
人にもきたるものなれば
・第2曲  我は振り返りそして見たり
・第3曲  おお死よ、なんと汝は苦きことか
・第4曲  たとえわれが人間の、
また天使の言葉で語ろうとも
ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調 op.120-1
ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 op.120-2
11のコラールプレリュード
(ヴィオラ版=川本嘉子編)より
・第4番  心より喜びに満ちて
・第5番  装え おお 愛する魂よ
・第8番  一輪の薔薇が咲いて
・第9番  心からの願い(1)
・第10番 心からの願い(2)
◆川本嘉子(かわもとよしこ)公式ブログ YOSHIKO KAWAMOTO BLOG
◆Pianist Yuko Mifune Official HP 三舩優子 オフィシャルホームページ
【問い合わせ】
KCMチケットサービス■0570-00-8255