ホーム > インタビュー&レポート > 「俺自身が面白いと思うもの、 自分を楽しませてくれるアイデアを探してる」 吉田恵輔監督が磯村勇斗×末澤誠也×綾野剛競演で 歪な三角関係をオリジナル脚本で描く 映画『mentor』吉田恵輔監督インタビュー
──タイトルになっているメンターは指導者、精神的な支柱という意味ですが、なぜ、『mentor』というタイトルになったのでしょうか。
メンターって、ここ5年ぐらいで聞くようになった言葉ですよね。俺には塚本晋也監督と、『愛しのアイリーン』の原作者である新井英樹さんというふたりの師匠がいて。映画の神様と作家の神様と10年来の繋がりがあって、ふたりの影響を受けて、背中を追いかけてきて。しかも、テレビの向こう側の人じゃなくて、普通に会える関係性で。そういう人と出会えた俺ってすごく運がいいなと思って、じゃあ、今度は俺が誰かのメンターになるのかな?と、メンターについて考えていたんです。
──メンターについて考えたことが始まりだったんですね。メンターを題材にすることを決めてから、3人の関係性を作っていかれたのでしょうか。
子どもの頃の龍之介と拓海が起こした火事の事件は、自分が20代の時に見た事件なんです。死人は出てないですが、近所の子どもたちの花火の面倒を見ていて、花火が終わって片づけて帰ろうとしてたら煙が出てて。見に行ったら、アパートが火事になっていて、あっという間に2階まで火がまわって、屋根が落ちたぐらいに消防車がやっと来て。そうしたら、子どもたちが「僕たちの花火が...」って言ってて。場所が離れてるから絶対に違うし、たまたまなんだけど、子どもには距離感がわからないから。
──監督が実際に体験されたことだったんですね、火事の場面は。
もし本当に子どもたちのせいで火事が起きて、しかも死人が出たらどうなっちゃうんだろう?という考えが、監督デビューする前からずっと頭の中にあったんだけど、自主映画でできる内容ではない。それでも、彼らが再会するところまでセットで考えてました。そのネタを書いてみようと思った時が、ちょうどメンターブームで。メンターになるところまでは今と同じですが、最初の企画では3人で鳥人間コンテストに出る話だったんです。エンディングは、逆方向に飛んで歴代最高記録を出すというもの。でも、冷静に考えたら誰が喜ぶんだろうと思って、紆余曲折して今の形になりました(笑)。
──最初はそんな展開だったんですね(笑)。鳥人間コンテストを撮影するのは難しそうですが...。
最初は漫画の原作の依頼だったから。火事のシーンは面倒くさそうだけど、描くのは俺じゃないし、鳥人間コンテストも漫画だったらと思って書こうとしてたら、朝ドラの「舞いあがれ!」で鳥人間をやられちゃって、鳥人間取られた!と思ってたら、漫画の企画もなくなったから、映画としてちゃんと考えようと。映画で自分がやるなら地に足付けたものにしようと思ったのが始まりでした。
──綾野剛さん演じる埜本の佇まいにとにかく驚きました。本音を言ってるのかどうかわからない埜本役に綾野さんをキャスティングした理由を教えてください。
前々から綾野さんとやりたかったというのもありました。綾野さんってよくわからないじゃないですか。すごいイケメンにも見えるけど、こわくも見えるし、善人にも悪人にも見える。ある意味、胡散臭いというか、イメージがつきづらいんですよね。映画の見方に振り幅を作れる人なので、この映画にちょうどいいと思いました。
──拓海と埜本が初めて対面するシーンは殴りかかるぐらいの勢いでした。あそこから、この人絶対ヤバい気がすると思ったんですが、監督は、あのシーンはどのように見ていたのでしょうか?
台本では抱きつくみたいな感じだったけど、綾野さんのアイデアで、抱きつく前に歩きながら鞄を捨てたんです。捨てるんだ!?と思って(笑)。普通、誰かを抱きしめる時に鞄を放り投げたりしないでしょ(笑)。そういうちょっとしたことをちょこちょこやってくれたので、面白いなと思って見てました。

──埜本をメンターとして慕うようになる拓海を演じた末澤誠也さんは『映画 おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』の印象だったので、本作を観て、想像を絶する化け方をしたように見えました。末澤さんはどのような流れで拓海役に決まったのでしょうか。
拓海役にいい人が思い浮かばないなと思ってた時にエイベックス・ピクチャーズさんとキャスティングの話になって。拓海がちょっとぼやっとしてて、なんとなくイケメンのイメージなんだけど...って言ってたら、末澤さんと主演ドラマをやっていたプロデューサーから「イメージに合うと思います」と末澤さんを提案されて。その時はまだ末澤さんのことを知らなかったけど、主演されたドラマをみて、ピッタリだなと。Aぇ! groupとしてCDデビュー前だったけど、きっとこれから彼が上がっていく時だろうから、ちょうどいいなと思って。まだ演技経験も多くなかったので、俺は初々しさがある人も好きだから。
──まだ色がついていないのもいいですよね。
観る人の中にまだイメージがないので。それに、彼が良かったら、この人を真ん中に持ってくる俺のセンス!みたいに思ってくれるじゃないですか(笑)。別に俺が見つけたわけでもないけど、まるで俺が見つけてきたかのような褒められ方をするだろうなと思って。だから、俺はイメージがまだついていない人をよく起用するんですよね。それに、後のふたりがあまりにもベテランすぎるから。
──磯村勇斗さんと綾野剛さんですもんね。
ここにベテランをもってきちゃうとまとまりすぎちゃうと思って。映画を作っててもドキドキ感がないというか。ここに普段は別の分野で活動している異物みたいな人が入ってくると、このふたりも普通の芝居じゃなくなっていくし、このふたりを壊せるのは異物の人しかいないので。そういう不協和音というか、アンバランスさを現場で楽しみたいなと思って。
──真ん中にベテランの俳優さんがいたら、異質な感じはしないですもんね。
そうなったら、俺はただ見てるだけで「OK」って言うだけのOK製造マシンになっちゃうんで(笑)。さすがにそれは現場のやりがいがないというか。
──確かにそうですね。ドキドキ感は欲しいですね。
だから、末澤さんのことを好きになっちゃいましたもん。可愛いなと思っちゃって。可愛い犬が「お手」を覚えたみたいな感覚でした。
──監督にとっては、初々しさがある方をメインにするのは久しぶりだったんじゃないでしょうか。
ここ最近で言うと、ベテランだけど、ほぼそれに近かったのは石原さとみさんでしたけどね。『ミッシング』の石原さとみさんは初めて演技します、ぐらいの勢いで、肩をブンブン振り回してやってきたから(笑)。肩を振り回して、裏拳が俺に何回も当たってたので(笑)。今回は、綾野さんが肩ブンブン振り回して裏拳が何回も俺に当たってました(笑)。やる気満々だったから。

──綾野さんも監督と一緒にやりたかったから、気合が入ってたんですね。
石原さとみさんも『ミッシング』をやる時に、今までやったことのない役で、しかも初の吉田組だったから、綾野さんに電話でお芝居について相談したらしいんです。石原さんが綾野さんのことを頼りにしてることを知ってたから、俺も綾野さんとやりたいという気持ちもあって。石原さんと綾野さんって、すごく似てるもん。100回でも200回でもやりますよっていう感じが。でも、俺は帰りたいから(笑)。
──石原さんというと、本作も『ミッシング』と同じ沼津で撮影されたからだと思いますが、『ミッシング』の「娘を探しています」という看板が背景に入ってました。
気づきました?あれから2年経ったけど、まだ見つかってないんだなっていうね。
──まだ彼女は探してるんだな、と思って、『ミッシング』を観返して気づきましたが、『ミッシング』でチラシを配っていた駅前と、本作に登場する駅前のシーンの場所は同じですよね?
全く同じ場所だし、俺らが泊まってるホテルも行ってたスナックも一緒です(笑)。
──連続して同じ場所で映画を撮影するのは珍しいことではないでしょうか。
『四月の余白』と『空白』は蒲郡で撮影したから、全く同じロケ地が何か所もあります。『ミッシング』も蒲郡に行くシーンがあるから、蒲郡では3作品撮ってます。沼津で2回撮影したから、沼津三部作でもう1回沼津でやりたいですね。
──撮影しやすいポイントが沼津にはあるのでしょうか?それとも風景に惹かれるものがあるのでしょうか。
町の風景もそうだし、海もあって、昭和のノスタルジーな感じもあるんですよね。後は東京から近いんです。新幹線で1時間ぐらいで着いちゃうから。かといって、もっと近いと日帰りになっちゃうから、それは嫌なんですよ。毎晩、飲みたいんで。だから、合宿になる本ばっかり書いてるんです。
──確かに、監督の作品で都内が舞台のものは、最近は特に少ない気がします。
『神は見返りを求める』は都内だったけど、それからは地方にして泊まれるようにしてます。台本に駅名を書いちゃうんです。沼津駅とか。その方が集中できるんです。家から新宿に行って、新宿から車に乗って現場へ行くという作業だけで疲れるじゃないですか。しかも、帰りもあるので。ホテルに泊まってると、大体、ホテルから15分ぐらいの距離でいい場所がいっぱいあるので、5分前に起きても間に合う。そうすると起きてから30分も経たないうちに現場へ着くから、めちゃくちゃ体力もあるし、集中力も持続できるんです。

──集中力というと、磯村さん演じる龍之介が集中力の必要なアーチェリーをしていることが、本作の軸になっていたように感じました。すごく精神状態が出る競技で、点数で評価されるので、わかりやすさもあって。アーチェリーはどのように閃かれたんでしょうか。
アーチェリーを思いつくまで、めちゃくちゃ時間がかかりましたね。最初の頃の龍之介は、ベンチャー企業の社長だったんです。いい暮らしをしてるけど寄付もしてるから、拓海に対して、お前は引きこもってるけど、俺はめちゃくちゃ寄付してる、みたいなマウントをとるイメージだったんだけど、調子が悪いとか、精神的に追い込まれてる時のベンチャー企業の社長の表現が難しくて。部下に強く当たって訴えられるとか考えたんだけど、スリルがないな、と。
──なるほど。
じゃあ、スポーツ選手はどうだろうと考えて、ボクシング選手だと、トレーナーが「今日は調子悪いぞ」って言ったところで、何が調子悪いのかよくわからないですよね。でも、アーチェリーは点数が出るので。誰が見ても、調子がいいのか悪いのかわかる。すごいの見つけた!これだ!と思って。しかも、映画の終盤に出てくるフィールドアーチェリーをやったことがあったので。
──フィールドアーチェリーはすごく面白そうだと思いました。
フィールドアーチェリーを映画に出したいってネタ帳に書いてたから、それと連動して、アーチェリーの選手にするなら、フィールドアーチェリーも映画に入れて、3人でやるシーンをクライマックスに持っていきたいって、同時にぱっと思いついて、やっと糸口を見つけたと思いました。
──アーチェリーが本作の肝だったんですね。
そうですね。1回、本を壊してもいいから、アーチェリーを入れて書き直そうと思うぐらいでした。アーチェリーを思いついた時に、これで全部がバチっとハマるな、と。これがどう終わっていくかは、どんなパターンでも成立すると思いました。
──終わり方も衝撃でした。
基本的に、人が生きていく上で、何かに縋って限度を超えてしまうと、皆おかしくなるんですよね。適度なのはいいんですよ。俺は推し活はしませんが、俺の推しはずっと大谷翔平だったんです。でも、今年辞めたんですよ。
──どうしてですか?
去年、本を書かなきゃいけないのに、大谷翔平の試合時間によって俺の生活がぐちゃぐちゃになって。起きる時間を大谷翔平に振り回された結果、本が書けなくなって。目覚ましで起きて試合を観て、終わってから本を書こうと思ってるのに、もう体力が残ってなくて。大谷翔平を追いすぎて仕事がおかしくなったので。だから、何かに夢中になりすぎて楽しむ範囲を超えちゃうと人は破綻していくと思ったんです。
──監督自身が大谷翔平に生活を狂わされて、気づいたんですね。
周りが見えなくなってる人に辞めた方がいいと言っても聞かないですから、行き着く先は、とんでもないことになっちゃう。最近は特に、盲目的になっちゃう人に対して危険だなと感じていて。大昔からそうだったと思いますが、最近は種類が変わってきてるので。
──推し活を推奨するような空気は感じますよね。
推しにのめり込みすぎた結果、感情が暴走して事件にまで発展するケースもあるじゃないですか。そういう風に狂気に走る可能性もあるから。自分の中では、それがこの物語に近いなと思いました。推しに梯子を外された時に、人は狂気に走るというか。
──狂気に走るというと、終盤の展開は、どのように思いつかれたのでしょうか。
自分が結局、面白いと思えないからベタを避けちゃうんです。だから、お客さんのことを考えているというよりは、俺自身が面白いと思うもの、自分を楽しませてくれるアイデアを探してるんです。それが、お客さんも喜ぶアイデアに近いから、今も仕事ができてるんだろうと思ってます。お客さんを驚かせるぞ!みたいな気持ちはないですね。
──そうなんですね。今回も、本作のあらすじを読んだ時点で、監督の作品だから、絶対に何か裏切られるところはあるだろうと思っていましたが、まさかああいう裏切りだとは全く思いませんでした。
俺も、これを想像できる人はこの世の中にいないだろうなと思ってます(笑)。途中まで見て、絶対このまま終わらないことはわかるけど。
──私たちは監督の作品だとわかって観てますから。
だから、嫌な予感しかしない。これは絶対にタダでは済まないぞって思いますよね。
──絶対、そう思いますよ。
ただ、違うアプローチをしてきますけどね。
──監督の脚本には毎回驚かされますが、オリジナルの脚本を手がけながら、コンスタントに作品を作ってらっしゃるのは、もう吉田監督しかいないんじゃないかと思います。
やっぱり、続かないんじゃないかな。最近の子たちは大体、オリジナルで監督デビューするじゃないですか。それが評価されると、原作やドラマの方に行って、戻ってこれなくなってますよね。
──監督は、戻ってこれなくなりそうな時はあったんでしょうか。
ないですね。逆に言うと、軒並み原作の企画がポシャったから。『mentor』にしても、自分が書いたものの著作権は自分のものだから、ポシャっても何社も回るだけなので。『四月の余白』も映画を撮るまでに4年間かかりました。
──そういうパワーが必要なんですね。
オリジナルをやり続けるには作家性も必要だけど、どちらかというとプロデュース能力というか営業能力が大きく関わってくると思います。後は情報収集ですよ。調子が良さそうな会社とか、会社のカラーとか。それと、自分が書いてる映画がどのぐらいの予算規模かを把握してないと、見当違いの会社に持っていっても企画は通らないですから。
──監督の作品には、今回の綾野剛さんや磯村勇斗さんしかり、名のある俳優さんがたくさん出てらっしゃいますが、同じ俳優さんを起用されることはあまりないと思います。監督が毎回違う人とやりたいと思ってらっしゃるのでしょうか。
そういうわけではないんですが、綾野さんも終わった瞬間から、昨日会った時も「次、何やります?」って言ってくるんだけど、俺の中で綾野さんともう一度やるなら、埜本を超えないと嫌なんですよ。せっかく俺が撮るなら。だから、自分でハードルを上げちゃった気がして。
──今回の埜本のインパクトが強すぎるが故ですね。
これと違う感じの綾野さんと言われても、なかなかアイデアが出ない。磯村さんは今回、受ける役だったから、もうちょっと暴れる役だったらと思うけど、綾野さんの受けって、絶対大人しくしてないじゃん。スエだったら、わかりやすいイケメンのお医者さんも似合いそうなので、使いようがあるんですけど、俺はついつい使い込んじゃうんですよね。俺は、麻生久美子ちゃんが大好きで、相思相愛だと思ってるんだけど、好きが故に、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』を超える役が思い浮かばずに会えなくなってる(苦笑)。もはや、連絡もできなくなってて。いつかやりたいなと思ってます。
──そんな状態になってるんですね(笑)。
そういう理由で、同じ人を使えなくなっちゃってますね。もうひとつは、期待されちゃうと思ってて。綾野さんが埜本役をやった後で俺のところに来たら、これを超える何かがあるはずだと思ってるのに、ごめん、ちょっと薄味でした、と期待に応えられないのも嫌なので、満足して帰ってもらうようなものを書かないと呼べないな、と。
──監督自身が意図せずにハードル上げてしまってるんですね。
時間が経てば違ってくるんだけど。例えば、田畑智子ちゃんは『さんかく』の後、『空白』に出てもらったけど、恋愛気質の田畑智子から母・田畑智子に変わって、背負ってるものが全然違うと、キャラクターが全く違うから、久しぶりの田畑智子いいなと思うんですよね。
──少し間を置いて、俳優さんのフィールドが変わると違ってくるんですね。
10年経つと俳優さんもフィールドが変わるじゃないですか。そうすると、全然違う人をキャスティングしてるみたいな気持ちになりますから。
──先ほど、磯村さんが受ける役だったというお話がありましたが、拓海と埜本の関係に違和感を覚えながら見ている龍之介は、観客の目線に近いキャラクターだと思いました。改めて、磯村さんは受ける芝居が本当に上手いと感じました。
上手いですよね。受けの芝居ってすごく難しいけど、目立ちはしないじゃないですか。ぎゃーって言ってる人の方に目がいっちゃうので。彼の静かなツッコミの上手さがあるから拓海はボケられるんですよね。実は、彼が成立させてくれてるんです。ただ、玄人しか分からない役回りではありますよね。
──磯村さん自身は、嬉々としてやってらっしゃったように感じました。
細かい芝居をいろいろぶち込んでくるから、見てるとめちゃめちゃ面白かったです。
──磯村さんだったら、龍之介は大丈夫だと思ってらっしゃったんでしょうか。
今までの作品を観ていて、日本のこの年齢の中ではナンバーワンの受けだと思ってるし、磯村さんは安心材料ですよ。まず、磯村さんがいたら大丈夫だと思ってました。
取材・文/華崎陽子
(2026年10月20日更新)
▼TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中
出演:磯村勇斗 末澤誠也
木南晴夏 / 酒井若菜 川上麻衣子 二村仁弥
黒沢あすか 田村泰二郎
綾野剛
脚本・監督:吉田恵輔
【公式サイト】
https://www.mentor-movie.jp/
【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/450008/index.html
よしだ・けいすけ●1975年、埼玉県出身。東京ビジュアルアーツ在学中から自主映画を制作する傍ら、塚本晋也監督作品の照明を担当。自主制作映画『なま夏』(06)で注目を集め、同年、『机のなかみ』 で長編映画監督デビュー。『さんかく』 (10)、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』 (13)、『麦子さんと』 (13)、『ヒメアノ〜ル』 (16)、『犬猿』(18)、『愛しのアイリーン』(18)、『BLUE/ブルー』(21)など話題作を次々と発表。『空白』(21)で、第76回毎日映画コンクール・脚本賞、第43回ヨコハマ映画祭で作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞と4冠を獲得。その後も、『神は見返りを求める』(22)、『ミッシング』(24)、『四月の余白』(26)などオリジナル脚本の作品を手掛け続ける数少ない映画作家。