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ホーム > インタビュー&レポート > 「“藤原竜也”という俳優はこの映画に存在していません」 藤原竜也&入江悠監督が登壇した 『22年目の告白-私が殺人犯です-』大阪舞台挨拶レポート

「“藤原竜也”という俳優はこの映画に存在していません」
藤原竜也&入江悠監督が登壇した
『22年目の告白-私が殺人犯です-』大阪舞台挨拶レポート

映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』の試写会が25日(木)に大阪市内で行われ、主演を務める俳優の藤原竜也&メガホンをとった入江悠監督が出席。上映前に舞台挨拶を実施した。

本作は、藤原演じる未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件の犯人と、伊藤英明演じる刑事の葛藤を描くノンストップサスペンス。1995年に発生した連続殺人事件の犯人が事件から22年後に自ら「私が殺人犯です」というタイトルの告白本を大々的に発表したことから新たな事件(ゲーム)が展開されていくという内容だ。原作となる韓国映画『殺人の告白』を大胆に脚色し、いい意味でまったく異なる作品に仕上げているのも見どころだろう。
 
冒頭の挨拶から藤原は「これほど宣伝しづらい映画はない」とネタバレを気にしつつ、「混乱させて、急展開させて、テンポよく真相に迫っていくと言いますか…」と言葉を丁寧に選びながら観客に説明。そして『藁の楯 わらのたて』や『デスノート』シリーズなど今までも殺人者を多く演じていることについて自ら触れ、「また殺人犯(の役)か!と思っている方もおられると思いますが……(笑)、実は今までタッチしていないような役柄」「僕が僕であって僕でない、みたいな」と今回演じた曾根崎というキャラクターについて話した。それについて入江監督は「憎まれるキャラクターなのに人を惹きつける魅力があるっていうのが一番難しいはず」とコメントした。
 
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そして入江監督も「映画に出てくる1995年って日本はいろいろあった年なんですけど、僕の青春時代でもあるので音楽チャートとか個人的な思いもあって。そういう意味でも過去と現在を描きたかったんです。これ以上は言えないですが」と情報をセーブしつつ本作を解説。
 
トーク終盤では、入江監督と藤原は過去に1度テレビドラマで会っていることについても触れ、「いつか映画でご一緒したいと思っていたので今回本当に嬉しい」と藤原が話すと、入江監督は「(藤原のことを)本当に優しいんですよ。ドラマの現場で映画が撮りたいのに撮れないことを当時僕が嘆いていたことを藤原くんは覚えてくれていて、今回一緒に映画撮れましたねって言ってくれたんです」と感慨深げに喜びを語った。
 
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最後に藤原が「“藤原竜也”という俳優はこの映画に存在していません」と話すと会場は一瞬「え?」とざわざわ。続けて「映画を観ればこの言葉の意味に“なるほど”となるはず」とMCが補足した。この言葉の真相はどういうことなのか、ぜひ劇場で確認してほしい。
 
映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』は、6月10日(土)より大阪ステーションシティシネマ、梅田ブルク7ほか全国にて公開される。



(2017年5月25日更新)


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Movie Data

©2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

『22年目の告白-私が殺人犯です-』

▼6月10日(土)より、大阪ステーションシティシネマ、梅田ブルク7ほか全国にて公開

出演:藤原竜也 伊藤英明
   夏帆 野村周平 石橋杏奈 竜星涼
   早乙女太一 平田満 岩松了
   岩城滉一 仲村トオル
監督:入江悠
脚本:平田研也 入江悠
製作幹事・共同企画:日本テレビ放送網
企画・制作プロダクション:ROBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画

Based on the film “Confession of Murder”, directed by Jung Byung-gil
Executive Producers You Jeong-hun and Billy Acumen

【公式サイト】
http://www.22-kokuhaku.jp

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/170900/