「こんなに痩せた監督からパワーを与えてもらえるとは」
高畑充希にも心配されたほど疲労で激やせ?
満島真之介が神山健治監督が登壇した
映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』大阪舞台挨拶レポート
アニメーション映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』の特別試写会が7日(火)、大阪市内で行われ、同作で声優を務める満島真之介が神山健治監督と共に登壇し舞台挨拶を行った。
『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は、『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズや『東のエデン』の神山健治監督のオリジナル脚本による長編アニメーション。2020年の東京オリンピックを目前にした岡山を舞台に、どこでも昼寝をしてしまうヒロインのココネと、自動車整備工を営む父モモタローの感動のドラマが“夢”をモチーフに描かれる。
満島は「今日は神山さんと二人で、ちょっと男くさいかもしれませんが、(主人公ココネの声を担当する)高畑充希ちゃんのかわりに(劇中ココネが肌身離さず持ち歩く柴犬のぬいぐるみ)ジョイくんを連れてきたので、ぼくらの顔が見たくなかったらジョイくん見ててください!」と笑顔で挨拶し、会場は一気に和やかなムードに。
実は本作、完成したのが先々週とのことで、完成作をつい1週間前ころに観たという満島は「本当にこの作品に参加できて良かったと思いました。これから歳を重ねても何度も観られる作品だし、ぼくの宝物になるなと。自分が持っていたアニメのイメージの枠を超えてきました」と大絶賛しつつ、「こんなに痩せた監督からこんなにもパワーを与えてもらえるとは」とコメント。しかも続けて「映画が完成する前はガイコツでしたもんね。痩せきっちゃって。会うたびにどんどん痩せて、もうギリギリなんじゃないかなと思ってましたもん。でも人間に戻ってきて良かったですね」と満島が話すと、神山監督も「充希ちゃんにも心配されたしね…」と、制作の過酷さがヒシヒシと伝わる裏話を披露した。
神山監督は今回の作品について「ほんわかした話かと思わせつつ、ちょっと油断はさせないぞという作品になっていると思います」と自信たっぷり。最初に台本を読み、「今までの神山作品とはちょっとテイストが違うなと感じた」という満島は「新しい挑戦をしようとしてると思ったので、神山監督に会って直接お話しないとと思い立ち、制作現場に行って、忙しい時期に邪魔してしまいました」と、声優として参加することが決まった当初を振り返った。
〆の挨拶として、満島はジョイくんのぬいぐるみを動かしながら、声色を変えて「ジョイもがんばってま~す!」とまずは可愛くPR。
最後は「世界に誇れる素晴らしい日本のアニメがたくさん生まれていますが、また新たな金字塔となる作品が出来たような気がしております。エンドロールが終わって電気がつくまで堪能してください。そこにもうひとつのドラマが待っておりますので。どうぞよろしくお願いします!」(満島)、「SF作家アーサー・C・クラークの“充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない”という言葉を念頭において本作を作りました。女子高生の日常から始まって、いつの間にかスペクタクルに発展するけど、チャーミングなラブストーリーでもあるという、結構ジェットコースターな映画になってるんじゃないかと思います。映画の流れに身を委ねて、楽しんでいただければと思います」(神山監督)と語り、舞台挨拶を終えた。
映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は、3月18日(土)より大阪ステーションシティシネマほかにて公開される。
(2017年3月 7日更新)