東出、渾身の“情けない走り”で場内爆笑!!
東出昌大&豊島圭介監督、そして関西のご当地ヒーローも駆けつけた
『ヒーローマニア-生活-』公開直前トークイベントレポート
人気漫画家、福満しげゆきの代表作「生活【完全版】」を映画化したアクションコメディ『ヒーローマニア-生活-』が5月7日(土)より、梅田ブルク7ほか全国にて公開される。そこで、同作の公開を翌日に控えた6日(金)、あべのキューズモール3Fスカイコートにて、映画の公開直前トークイベントが行われ、主演の東出昌大が豊島圭介監督と共に参加。当日は、あいにくの雨にもかかわらず約2000人の観客が集まった。
映画は、日常でくすぶっていたフリーター中津が思わぬ出会いから自警団を結成、ヒーロー活動で人気を博していく。主演を務めた東出は本作で自身初となるコメディに挑戦。また、ほぼ吹替なしのアクションを披露するなど、さまざまなことに挑戦し、新しい魅力を開花している。
東出が演じたヘタレなフリーター中津にかけ、ヘタレなところを聞かれた二人は、「映画館で目の前に座る中学生が携帯をいじり始めたから、頑張って注意したんだけど、その後、待ち伏せされておやじ狩りみたいなことされたらどうしよう…と思って、映画に集中できなくなった」(豊島監督)、「休日前に、せっかくの休みはちゃんと朝からいろいろやろう!と思っても、昼過ぎまで寝ちゃう。計画性がないんです…」(東出)、とヘタレエピソードを披露。
しかし、豊島監督は撮影現場での東出の様子を「主演ということもあって、現場では“座長感”があって、まったくヘタレではなかった」と絶賛。東出は「映画でもドラマでも、重い作品の現場では重い空気にもなるが、今回の現場は、コメディを撮っているということもあって、カメラマンさんも監督もニヤニヤしていて、役者も監督にニヤニヤしてもらおうと思って演じていたので、とても幸せな1ヶ月でした」と振り返った。さらに、「窪田くんや小松菜奈ちゃんとか、みんな代わりばんこに自分でコンビニにアイスを買いに行って差し入れしたりとか、和気あいあいとした、なかなか珍しい現場でした。そしてその空気が作品にも生きていると思います!」と本作の出来に自信を見せた。
その後、東出が「(本作を)すでにご覧になった方はいますか?」と観客に聞くと、一人だけ、先日行われた完成ヒーロー試写会に参加したというファンが手を挙げ、東出から「どうでしたか?」と、マイクを差し出して直接質問する場面も。ファンが「楽しかった!」と答えると、「観た後に楽しかったと言ってもらえる自信があります。なんか…、すごい変な映画ですよね!」と笑いつつも満足げに話していた。
そんな本作の魅力のひとつであるアクションシーンについて、東出からは意外なエピソードが。「監督から、情けない走り方をしてほしいと言われ、情けない走りを練習しました」と話すと、監督のフリがあったこともあり、「恥ずかしい!!」と言いながらも、ステージ上で“情けない走り”を披露。今日一番の大爆笑が起こった。
イベントの終盤には、本作のタイトルにかけて、関西のご当地ヒーロー(大阪「地球戦士ゼロス」、大阪泉佐野市「イヌナキン」、京都「フドウリキ」、滋賀「忍ジャガー」)が応援に駆けつけ登場。好みのキャラを聞かれた東出は、「顔がかわいいから忍ジャガー」、豊島監督は「イヌナキンにしようと思ったけど、アピールがすごくて嫌なので、かっこいいゼロスで」とそれぞれ好みのご当地ヒーローを選んでいた。
最後に、東出は「本当に、本当にありがとうございました。この作品は、本当に明るい気持ちになれる映画だと思っています。笑いの聖地・大阪の人の前でコメディと言うのも怖いですが、映画館でゲラゲラ笑っていい気持ちになって帰って下さい!」と挨拶し、イベントは終了した。
(2016年5月 6日更新)
Check