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人気の深夜アクションドラマ『牙狼〈GARO〉~MAKAISENKI~』の
劇場公開を記念し、6年間にわたって
主人公・冴島鋼牙を演じた小西遼生が来阪!

 2005年10月より深夜TVドラマとして放送され、クオリティの高いVFXと派手なアクションシーンが話題を呼び、映画化や人気キャラクターのスピンオフなど、どんどん広がりを見せている『牙狼〈GARO〉』シリーズの最新作『牙狼〈GARO〉~MAKAISENKI~』が、TV放映に先駆け、シネ・リーブル梅田でレイトショー上映されている。小西遼生演じる主人公・冴島鋼牙が、最強の騎士である黄金騎士となった牙狼〈GARO〉として、仲間の騎士たちと力を合わせて魔獣ホラーと闘う様が描かれる。劇場での上映に伴い、第1作目から6年間にわたって主人公・冴島鋼牙を演じる小西遼生が来阪した。

 

 『牙狼〈GARO〉~MAKAISENKI~』劇中での、滅多に笑わず、気持ちを押し殺しているような冴島鋼牙のイメージとは正反対のような、満面の笑みで迎えてくれた小西遼生に、思わずその感想をぶつけてしまうとー

 

小西:普段は、ほとんど笑ってるんですよ(笑)。『牙狼〈GARO〉』の衣装を着ている時は笑わないのが自然なので、撮影中はいいんですが、取材や舞台挨拶の時は笑わずにいられないんですよね(笑)。お客さんも半分がっかりするんじゃないかと思いながら、いつも舞台挨拶に立っているんです。声のトーンも、特に下げているつもりはないんですが、『牙狼〈GARO〉』は、言い切る台詞が多いですし、普段だと絶対言わないような台詞が多いので、『牙狼〈GARO〉』をやっている内に鋼牙の話し方が確立されたんだと思います。最初は、すごくしゃべりづらかったですし、ああいう話し方だと自然と声も低くなるんですよ(笑)。

 

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 そのように、『牙狼〈GARO〉』のキャラクターを徐々に確立していった6年間だったようだが、6年間もの長い間、『牙狼〈GARO〉』というひとつのシリーズに携われたことは、小西にどのような影響を与えたのだろうか。

 

小西:まず、そんなに長い間同じ作品で同じ役を、しかも主役をやらせてもらえることって、なかなかないことだと思うんですよ。だから、役者としてはすごく嬉しいですし、これだけやっていても作品のことを知り尽くすことはないと思うし、知識はどんどん深くなっていくので、そういう意味では、やればやる程面白くなって、居心地も良くなっていきましたね。言わば、僕にとって『牙狼〈GARO〉』はライフワーク的な存在になっています。

 

 『牙狼〈GARO〉』はライフワーク的な存在だと話す小西だが、例えば『牙狼〈GARO〉』のTVシーズンの撮影中や映画の撮影中に他の舞台や映画の仕事が入ることも多々あったはず。そんなライフワーク的な『牙狼〈GARO〉』と、他の仕事とのバランスはどのようにとっていたのだろう。

 

小西:『牙狼〈GARO〉』で覚えたことを他の場所で使うこともできますし、他の場所で感じたことを『牙狼〈GARO〉』に活かすこともできるんですよね。作品がこのように続くことも意図していたものではなくて、『牙狼〈GARO〉』をやっている時も、すごく自然体で、毎回これでこの役は最後だというつもりなんです。長くやり続けようとか、これをずっと手放したくないという訳ではなくて、もっと儚いものだと思ってるんです。だけど、応援してくださる方がたくさんいて、そういう人たちが見たいと言ってくれて新しいシリーズが生まれているので、それは単純にすごく嬉しいです。毎回毎回、体力的にもすごく大変な現場で、それは僕なんかよりスタッフさんたちの方がはるかに大変だと思うんですが、そんな風にみんなが全力投球で作ったものに対してまた見たいと言ってくれる人がいて、また新しいシリーズが生まれているという事実がすごく嬉しいです。

 

 「毎回これでこの役は最後だというつもりで演じている」という刹那的な『牙狼〈GARO〉』への思いを熱く語ってくれた小西。さらに『牙狼〈GARO〉』がこのように長く続く理由を聞いてみると、そのひとつは“挑戦し続ける姿勢”にあるとの答えが返ってきた。

 

小西:本当に作りたいから作っている作品で、このシリーズを一番最初に作った時も、ただ作りたいものを作るんだという熱で作っていましたし。今もそれはあまり変わってないと思います。だから、続けることを前提で作っていないし、ある種刹那的なものであってもいいと思いながら作ってきた結果、ここまで続いていることがすごく幸せだと思います。後は、『牙狼〈GARO〉』ってやったことのないことに挑戦するという意欲が強いんです。ただやるだけだと誰でもできるので、やることにプラスアルファの付加価値をつける、やるからにはやったことのないことに果敢にチャレンジしていく姿勢というのが『牙狼〈GARO〉』らしいんだと思います。

 

 そんな小西が語る『牙狼〈GARO〉』らしさの代表的な要素が、CGではない生身の人間同士による激しいアクションシーンだろう。そのアクションシーンにも、6年間冴島鋼牙を演じた小西ならではのこだわりがあるそうだ。

 

小西:『牙狼〈GARO〉』はアクションがないと始まらないですからね(笑)。アクションシーンは、全て役をひと回りもふた回りもかっこよく見せるためや、作品を面白くするために存在しているんですが、僕は作品が進むにつれて、シーンに合ったアクションが必要になってくることに気づいたんです。例えば、自分が出来れば剣を抜きたくない人と対戦しなければならない時って、剣を抜かざるを得ない時でも、すぐに戻しますよね。そういうシーンや心情に合ったアクションが必要になってくるんです。でも、それは撮影が進まないとわからないことなので、ある程度のことに最低限対応できるように、普段から鍛えています。例えば、闘いの最中にゆっくり戻している時間はないので、早く剣を戻す技術が必要だったり。そういう技術はあればある程役にとっても作品にとってもクオリティを上げる要素になるので、できる限り取り入れていこうと思っています。さらに、僕は6年もやっているので、ある程度出来なきゃいけないという責任と要求があるので、大きな技を練習するのではなくて、手の動きを早くするとか、受けた瞬間に手を出すとか足を出すとか、そういう細かいところを練習するようにしていました。

 

 アクションシーンのそんなに細かいところまで気にしながら演じていたことを小西から聞いたうえでアクションシーンを見てみると、また印象が変わってみえるのではないだろうか。では、最後にミニアルバム『NOSTALOGIC』を発売するなど、俳優だけでなく、歌手としても活動の場を広げる小西にそれぞれへの思いを聞いてみるとー

 

小西:『牙狼〈GARO〉』と小西遼生としてのライブも完璧に別物ですね。たくさん人が来ていることを目の当たりにすれば嬉しいし、たくさんの人に観てもらえている緊張感もあるし、それはどちらも変わらないんですが、やはり小西遼生としての活動と『牙狼〈GARO〉』は違いますね。『牙狼〈GARO〉』は、作品や役を背負っていますし、スタッフさんや応援してくれているお客さんの思いもあるので、あまり揺らぐことがないんですよね。緊張感はあっても、自信もあるし、衣装も着てるし(笑)。ライブは、その場で生まれるものが大きいので、見えない怖さもあれば、見えない楽しさもあるし、やった後には反省も待っているし、もっと複雑かもしれないですね。自分自身の責任であり、自分自身の喜びになんだと思います。でも、『牙狼〈GARO〉』でも、役者をやっていても、歌を歌っていても大切にしたいと思っているのが、自分の作品への強い思いなんです。情熱があるからこそ、見えないものが見えてきたり、今まで知らなかった自分を見つけたりすることができるので、作品への思いをさらに強くしていきたいと思っています。

 

  と、最後は『牙狼〈GARO〉』だけではない、歌や役者に留まらない小西自身の活動への強い思いを語ってくれ、インタビューは終了した。『牙狼〈GARO〉』の冴島鋼牙としての活躍への期待はもちろんだが、今後どのような活躍を見せてくれるのか、小西遼生から目が離せそうにない。まだ今後の展開は明かされていないので、本作が最後になるかもしれない『牙狼〈GARO〉~MAKAISENKI~』の冴島鋼牙を、映画館の大スクリーン&大音響で満喫して!




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(2012年2月14日更新)


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Data


(C)2011 雨宮慶太/東北新社

『牙狼〈GARO〉~MAKAISENKI~』

●シネ・リーブル梅田でレイトショーにて上映中
19話~21話:2月17日(金)まで
22話~24話:2月18日(土)より3月2日(金)まで

●テレビ大阪にて毎週火曜日深夜1時30分より放送中

【公式サイト】
http://garo-makaisenki.jp/