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ヒロイン・大野いとのキュートさが光る恋がしたくなるラブコメディ
『高校デビュー』

 河原和音原作の同名大ヒットコミックを映画化した、部活一筋だった中学時代から一転、“恋で高校デビュー”に燃える熱血女子高生の奮闘を描くハツラツ青春ラブ・コメディ『高校デビュー』が4月1日(金)より梅田ブルク7ほかにて公開される。「Seventeen」専属モデルの大野いとが、映画初出演にしてヒロインを務め、溝端淳平と繰り広げるかけあいのキュートさも見どころだ。公開に先立ち大野いとと、ワンシーンながらも強烈なインパクトを残す、“みつこ”でお馴染みのお笑い芸人・響の長友が来阪した。

 

 まずは、元々原作を読んでいて大ファンだったと語る大野と、原作の存在も知らなかったという長友に出演が決まった時のことを聞いてみるとー

 

大野:信じられなくて、嘘でしょって思ってたんです。でも、撮影現場に行って本当かな、って思いました。すごく嬉しかったです。ワクワクしました。でも、初日はものすごく緊張してしまったんですが、共演者の方やスタッフさんも監督さんも優しくて、楽しく撮影できました。

 

長友:マネージャーから台本を渡されて、「どこに出てるんだろう?」ってパラパラ見たんですが、見つけられなくて。やっと見つけて、一行だけだったので、よしOKと。心の準備はもうできた、と(笑)。僕は、原作を知らなかったんですが、知り合いの女の子に聞いたら「すごい売れてるよ。どれぐらい出てんの?」って言われたんで「けっこう出てるよ」って言っときました(笑)。でも、すぐばれるでしょうね(笑)。今回、みつことして呼ばれたことにびっくりしたんですが、楽しみだな、と思いました。監督さんがすごくいい方で、楽しくやりやすくしてくれて、僕のシーンが1個増えたぐらいですから。誉めて伸ばすタイプの監督さんでした。

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 そして、ワンシーンのみの共演で撮影時間は7時間という短さながらも、今回の取材で長友いわく“親友”のようになったというふたりの第1印象はー

 

長友:会う前から、いとちゃんが俺のファンだと吹き込まれていて、すごい喜んでますよとか聞かされてて。だけど、会ったらそんなそぶりが一切なくて(笑)。これはもう“がせ”だな、と。結局、お母さんがファンだったそうなんですけど、それを聞いた時に、この子悪い子じゃないなと思いましたね(笑)。それと、僕は待ち時間がすごく長かったんですが、控え室ではなく撮影してる河川敷にずっといたんですね。それで撮影を見ていて、いとちゃんは、すごく真面目な子だし、頑張りやさんだなと思いました。

 

大野:話してないというか、人見知りなので話しかけられなかったんです。でも、撮影の最後にふたりで写真を撮ったんですよ、お母さんが大好きなので。お母さんが「でかいね」って言ってめちゃくちゃ喜んでました(笑)。

 

 本作の『高校デビュー』を地でいくように、大野は今年の4月から高校生に。そんな彼女の、高校生になったらしたいこととは、ずばり“恋がしたい”そうだ。「遊園地に一緒に行きたい」と夢を語る大野に、長友のアドバイスはー

 

長友:一番楽しいのが高校時代だと思うんですよ。一番恋愛したい年だし、思いっきりやった方がいいと思うんですよ。それが20代30代になったら笑い話になるんです。女子高だから出会いがないかもしれないけど(笑)。

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 共演もワンシーンで、今回の取材で仲良くなったとは思えないほど、仲むつまじい掛け合いをかわすふたり。そんなふたりは、大野はモデルで長友はお笑い芸人と、本業は俳優ではないが、今後の活動についてどのように考えているのだろうか。

 

大野:私は、今回の高校デビューがすごく楽しかったので、今後は、もっと色々な役を演じてみたいなと思います。

 

長友:僕は9対1で俳優の方をやっていきたいですね、オファーさえあればですが(笑)。でも、塚地さんという、僕と同じ体型で役者さんがいらっしゃるんでね…。僕が生き残っていくには塚地さんラインだと思うんですが、僕がそっちにいっちゃうと相方が休みがちになっちゃいますからね。相方は今日も休んでますし(笑)。色々と難しいんですよね、そこが。ほんとに役者業って楽しいですよね。普段できないことができるので。また今度一緒にやりたいよね、いとちゃん。いとちゃんが絶対言うだろうな、長友さんと一緒がいいですって(笑)。

 

 取材中もずっと笑いの絶えない掛け合いをかわすふたりに、最後に、本作『高校デビュー』への思いを聞いてみるとー

 

大野:私も、この映画を観て恋がしたいとすごく思うようになりました。学校生活にワクワクする気持ちが絶対に生まれてくるので、同世代の方にぜひ楽しんで観てもらいたいし、大人の方も学生時代を思い出したという感想をすごく聞いたので、色んな人に観てもらいたいです。

 

長友:恋に臆病な学生さん多いですもんね。この映画を観て、ぶつかっていく勇気を持ってもらいたいですね。高校生の男なんて特に単純ですから(笑)。

 

 最後は、長友がみつこお得意のガールズトークで占めてくれた。ふたりが楽しく語ってくれたように、恋がしたくなること間違いなしの、痛快ラブコメディだ。




(2011年4月 1日更新)


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Movie Data

(C)2011『高校デビュー』製作委員会 (C)河原和音/集英社

『高校デビュー』

●4月1日(金)より、梅田ブルク7ほかにて公開

【公式サイト】
http://koigashitai.com/

【ぴあ映画生活サイト】
http://pia-eigaseikatsu.jp/title/155927/