ホーム > インタビュー&レポート > 関根勤・麻里親子が語る『ディズニー・オン・アイス』の魅力
ミッキーマウスやミニーマウスをはじめ、多くのディズニーキャラクターが氷上に登場し、物語と音楽、スケーティングで観客を夢の世界へ誘う『ディズニー・オン・アイス』。1981年の世界初公開以来、世界中で愛され、日本では1986年の『ハッピーバースデー・ドナルド』からスタート。今年、日本公演は40周年を迎える。
アニバーサリーイヤーのテーマは「みんなでおいでよ 40 Party!」。ミッキーマウスがDJとなり、ディズニーソングをダンスリミックス。『リトル・マーメイド』『ライオン・キング』『アナと雪の女王2』などの名作の世界に加え、スティッチの登場、そして『ウィッシュ』の物語にも期待が高まる、まさに祝祭感あふれるアイスショーだ。
氷上の巨大センターステージ、音・光・映像が融合する演出、スケートショーの枠を超えたアクロバティックな動き。「40 Party」は、観客も一緒に参加しているような高揚感に包まれそうだ。

日本公演ファミリーパートナーを務めるのは、関根勤・関根麻里親子。親子での就任は今回が初めてとなる。先日、大阪で行われた取材会で勤は、『ディズニー・オン・アイス』の魅力を「スケーティングの素晴らしさとディズニーの物語が融合して、本当に夢のような世界を展開してくれる」と表現。麻里も「会場の一体感が素晴らしい。音楽に合わせたスケートだけでなく、空中技やエアリアルのパフォーマンスもあって、驚きの連続です。衣装も華やかで、セットも映像もライトもどんどん進化している」と、ライブエンタテインメントとしての迫力を語った。
なかでも勤が注目するのは『ライオン・キング』。「動物のキャラクターが勢ぞろいだし、アフリカ調の音楽が雄大な作品を思い出させます。立体的にその世界に入ってしまうような感じがあります」と期待を寄せる。麻里は、「『リトル・マーメイド』の世界を氷の上でどう表現するのか。空中を使って海の立体感や深さを表現しているのも楽しみ」と目を輝かせる。

そんな二人にとって、『ディズニー・オン・アイス』は家族の記憶そのものでもある。個別取材で麻里は「40年近く前、子どもの頃から見に行っている作品ですし、今では毎年家族で見に行っています。毎年、夏が来たなという感じで夏の風物詩というか、夏の楽しみの一つです」と話す。
麻里は10年前、30周年でもアンバサダーを務めており、その時、長女はまだお腹の中にいた。「娘たちが生まれてからずっと見に行っているので、多くの皆さんにもっともっと広められることが嬉しい。楽しいからみんな来てね!と伝えたいです」と意気込む。
今回の就任は、発表まで娘たちに秘密にしていたそう。「決まってから記者発表まで娘たちに言えなかったんです。父と話すときも娘たちに聞こえないように"決まったね"って。発表後は、記者会見の様子も娘たちが見てくれて、喜んでくれています」。ミッキーと一緒に撮影した写真には、娘たちから「いいな、いいな」と羨望の声が上がったそう。勤も「孫にも誇れますからね。"アンバサダーなんだよ"って」とうれしそうだ。

ディズニーは世代をつなぐ共通言語と勤。「趣味や好きな音楽、好きな映画は年代別に違いますが、ディズニーはどの世代も同じように楽しめます。世代を超えるんですよね」と声に力を込める。幼い頃に『白雪姫』に衝撃を受けた勤。「きれいだな~、佐久間良子さん似てるな~って思いながら見ていました」。それから続くディズニーの記憶は、人生の節目とともに残っている。
麻里も「共通の好きなものとして、一緒に作品を見たり、『ディズニー・オン・アイス』へ出かけたりして、三世代で同じ時間を共有して、思い出としてずっと残ります。家族で感動したり体験したりすることは特別だと思います」とうなずく。
勤が麻里を初めて『ディズニー・オン・アイス』に連れて行ったのは、彼女が3、4歳の頃。「子どもがすごく喜んでいる姿を見ると、親としては連れてきてよかったなと思いました。もちろん大人も楽しみます。毎年毎年バージョンアップしていくから、それを見るのも楽しみ」と振り返る。親になった麻里も、今は同じ気持ちだという。「娘たちの喜ぶ顔が見られる。それが嬉しさをさらに倍増させてくれます。また一つ、家族一緒の思い出を作ったという感じです」。

その感動は、家に帰ってからも続く。麻里の娘たちは、靴下で床を滑りながらその日の演目を再現し、姉が妹を持ち上げてリフトを表現することもあるという。さらに最近は"家の中のショー"の作り込みも本格的に。「チケットを作って、席番号も書いてあるんです。受付から始まって、"まだ開場前です"って並ばされる。休憩は15分です、トイレはその時に行ってください、撮影はOKです、という注意事項まである。ちゃんと聞いてるんだなって、成長を感じます」と麻里。ライブで受けた刺激が、子どもの表現力を豊かにしていく。『ディズニー・オン・アイス』は遊びを育てる体験でもある。
子どものショーデビューにも、麻里は「おすすめ」と太鼓判を押す。「周りにもお子さん連れがたくさんいるので一人じゃないですし、子どもたちは夢中になって食い入るように見ると思います。音楽もあるので、多少声が出ても気になりにくい。休憩もあるので、あっという間に終わっちゃう感じです」。
撮影が可能な場面では、家族で写真や動画を残し、帰宅後に見返してまた盛り上がれるのも嬉しいポイント。関根家では毎年、子どもたちがその時に好きなディズニーの服を選んで出かけるそうで、その年ごとの"好き"が写真に残っているという。
関西では、大阪城ホールで8月8日(土)から16日(日)まで全21回、神戸ワールド記念ホールで9月19日(土)から22日(火・祝)まで開催。麻里は「大阪のお客さんは熱い感じで盛り上がりそう。観光して、その街をめぐって、ショーを見るのも素敵ですね」と話し、勤も「大阪城ホールだったら、すぐ近くの大阪城にも行ってみたいです」と笑顔を見せた。

取材・文:岩本
撮影:Hiroto Yorifuji
(2026年7月 6日更新)