今年は全国5ヵ所で開催
ベルギービールウィークエンド2013、名古屋から開幕!!

そもそも「ベルギービールウィークエンド」とはベルギーで9月第1週に行われるベルギー最大のビールの祭典。それが2010年に東京でも開催されたところ、毎年規模を拡大するほどの人気を博すイベントに成長した。昨年は東京、大阪、名古屋の３ヵ所で開催され延べ6万人以上の参加者を数えたが、今年は横浜と福岡を加えた５ヵ所での開催が決定。名古屋を皮切りに、いよいよ2013年のイベントは幕を開けた。

「ベルギービールウィークエンド2013」開幕の地となった名古屋は前年の5日間から倍増の11日間に渡って開催。その理由はオープニングイベントに参加したリュック・リーバウト駐日ベルギー王国大使が教えてくれた。
「去年も同じ時期に名古屋は開催しましたが、5日間で雨の日が1日あったにも関わらず。18000人もの方が参加してくれました。そうなれば我々の考えはひとつしかありませんでした。映画の台詞ではありませんが、『I'll be back』です(笑)。そして約束通り、このイベントは名古屋に帰ってきました。それだけでなく、開催期間を11日間にして、ビールの種類も63種類に増やして、料理にも工夫を加えました。ベルギーから3組のアーティストも呼びました」

さて、堅苦しい話はここまでにして、このイベントについての紹介を進めよう。まずこのベルギービールウィークエンドは入場は無料のイベントだ。会場となるスペースには立食用のテーブルが置かれ、周囲にビールや飲食の店舗が並ぶ。ビールを飲んだり食事をしたい時は、前売券か当日チケット売り場でオリジナルグラスと飲食用コイン12枚がセットになった「スターターセット」を購入する。ビールは3枚から4枚、フードは2枚から5枚の間で引き換えることができるので、おおよそ12枚でビール3杯とフード1品分くらいと考えておけばいいだろう。もちろんコインは会場で追加購入できる。用意されたベルギービールは10タイプ63種類というから、1日ではとても飲みきれない。スターターセットに付属されるポケットガイドを参考にするか、お店の人に相談して決めるといいだろう。

ビールの一例。こちらは「セーフ ビール(SEEF BEER)」。19世紀にはポピュラーだったが一時消滅、昨年80年ぶりに復活したものだとか。日本初上陸のビールのひとつだ。

ビールをゲットしたらやっぱりベルギーフードも楽しみたい。3つの店舗ではそれぞれベルギー名物といえるグルメが提供されている。ミートボールにムール貝といった有名なものから、ベルジアン･フリッツつまりフライド･ポテトやサラミ、ソーセージなどビールのベストパートナーたちもズラリ。気分と空腹具合に合わせて色々なフードを楽しめるのが嬉しい。
 

こちらは「ハムサラミの盛り合わせ」。右に見えるのは飲食用のコインだ。プレス用なのでゴールドだが、一般用はピンクのコインになっている。

他にも会場内には各種ビールやグラスが売られているショップもあり、その場で飲みきれなかったビールを買って家で楽しむのもいいだろう。持ち帰ったオリジナルグラスで飲めば気分も上がること間違いなしだ。期間中にはベルギーのトップアーティストによるライブステージもあるので、音楽が好きな方はそれを目当てに訪れるのもこのイベントの楽しみ方のひとつ。ソフトドリンクも販売し、家族連れにもしっかり対応。リーバウト大使が「ビールのイベントだけど、これはファミリーイベントです。一度来てみて楽しいと思えたら、ぜひ家族や友達を連れて来てください！」と言うのもうなずける。奇しくも名古屋はゴールデンウィーク真っ只中の開催となったが、オープンエアーの会場の開放感と非日常感は実に乙なもの。イベントは21時まで開催しているので、会社帰りに寄る事だって十分可能だ。アナタのライフスタイルに合わせて、ぜひぜひ参加してほしい。

イベントは名古屋の後、横浜(5/15～19)、大阪(6/5～9)と続き、福岡(7/24～28)を経て最終の東京(9/6～16)と展開される。

（2013年4月30日更新）