ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅢ』

何が何でもチームのために
ゴールを意識してプレーする!

ガンぴあⅢ

←前号へ 次号へ→


プロフィール

佐々木勇人
撮影:田籠哲也

佐々木勇人(ささき・はやと)●’82年、宮城県出身。背番号8/ポジションMF。大阪学院大~モンテディオ山形(‘05~’07年)を経て、’08年よりガンバ大阪の一員に。今季は夏場に負傷離脱してしまうも、復帰後はサブ、スタメンの両方で活躍。スピードを生かした2列目からの飛び出しに加え、得点のチャンスを演出するなど、プレーの幅を広げ、チームの勝利に貢献している。

ガンバ大阪

ガンバ大阪

ガンバ大阪・オフィシャルサイト
http://www.gamba-osaka.net/

TV

ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり

試合スケジュール

ガンバ大阪

【ガンバ大阪 ホームゲーム】
Pコード592-080 発売中
『J1リーグ戦』
▼11月26日(土)14:00〈vs ベガルタ仙台〉
※ホーム最終戦
ぴあ販売分は全席種完売
万博記念競技場
ガンバ大阪[TEL]06-6875-7744

チケット購入はコチラ

【ガンバ大阪 アウェイゲーム】
『J1リーグ戦』
▼12月3日(土)15:30〈vs 清水エスパルス〉
※リーグ最終戦
アウトソーシングスタジアム日本平
※チケットの発売情報についてはコチラでご確認ください。

オフィシャルサポーターツアー

『ガンぴあ』バックナンバー

第1回(2月16日更新)はコチラ
第2回(2月25日更新)はコチラ
第3回(3月14日更新)はコチラ
第4回(3月25日更新)はコチラ
第5回(4月8日更新)はコチラ
第6回(4月22日更新)はコチラ
第7回(5月13日更新)はコチラ
第8回(5月27日更新)はコチラ
第9回(6月10日更新)はコチラ
第10回(6月27日更新)はコチラ
第11回(7月11日更新)はコチラ
第12回(7月22日更新)はコチラ
第13回(8月12日更新)はコチラ
第14回(8月26日更新)はコチラ
第15回(9月9日更新)はコチラ
第16回(9月22日更新)はコチラ
第17回(10月14日更新)はコチラ
第18回(10月28日更新)はコチラ
第19回(11月11日更新)はコチラ

『ガンぴあ SEASONⅠ』はコチラ
『ガンぴあ SEASONⅡ』はコチラ

 11月19日にアウェイで行われたアルビレックス新潟戦では、ドローに持ち込んだガンバ大阪。順位は3位に転落し、首位を走る柏レイソルが勝利したことで自力での“アレ”は消滅してしまいましたが、最後まで何が起こるのか分からないのがスポーツ。
 かすかな望みを繋ぐためにも、11月26日(土)に行われるホーム最終戦のベガルタ仙台戦の勝利は必要不可欠!! 今季最後のホームゲームの観戦に行かれる方も、TV観戦組の方も、青の戦士たちにパワーを送ってください。

 それでは、佐々木選手の後編をどうぞ!

 

――それでは、サッカー編に入りましょう。昨オフは何やら他からオファーもあったようですが……

「ふふふ(笑)、はい」

――ガンバ残留を選んだのは?

「やっぱりレベルの高いところでやりたいですし、ACLもあったので。世界、アジアですけど、色んな相手とやりたいっていうのもありましたし、残った方が自分もレベルアップすると思ったので残留を選びました」

――その中で今季はどういう目標を持ってシーズンに入ったんですか?

「スタメンで出たいっていうのがありました」


↑他クラブからオファーがあったことについて触れると、“何で知っているんですか~?”とでも言いたげに、笑っていました(笑)。

――目標を持って入ったシーズンでしたが、開幕直後に震災がありました。出身地の宮城県が被災地ということもあって、気持ちの持っていき方が難しかったのでは?

「あまりサッカーのことを考えられなかったというか……。でも、すぐにACLの試合があったので。日本にいなくなってしまったのでニュースも入ってこなくてかなり心配でしたし……。そういうのもあったので、あまり集中はできなかったです」

――集中できだしたのは4~5月あたりですか?

「そうですね。リーグを再開したくらいから、自分にはサッカーしかないと思ったのでそこは切り替えて。サッカーをするときはサッカーに集中しないと……と思って」

――その中で“地元のためにも活躍したい”という気持ちは大きくなったのでは?

「はい。地元の人に自分がサッカーをやっているのを分かってもらいたかったですし、自分が活躍すればまたみんなの励みになるかな~って思ったので。やっぱりサッカーができない子供たちもいるので、そういう子に夢を与えられるように頑張りたいなって思いました」

――新たに気持ちを引き締め、再開したシーズンに臨んだわけですが、スタメン出場はリーグ戦だと3試合。これに関しては……

「まったく納得していないですね。全然自分の力を出し切れていないです」

――夏場の負傷離脱がなければ、もうちょっとスタメン出場試合数は伸びていたかもしれません。

「そうですね。離脱期間が長かったですし、その前の調子が良かっただけに離脱は痛かったです。そこでケガをしなければ……っていうのはありました」

――震災にケガ……と、佐々木選手にとっては難しいシーズンだったと思いますが、ここまで振り返っての感想を教えてください。

「本当にまだまだですね。もったいない試合とかもあったので、そこを勝っておけば…っていうのはありますね」

――なるほど。ご自身のプレーに関してはいかがですか? 昨季は中でのプレーの幅を広げたいと言っていましたが……。

「そうですね。今年は中に入ることが多くなったのでパスも出せるようになりましたし、ミドルシュートもどんどん狙っているんでちょっとはプレーの幅が広がったかなって思います」

――アシストも増えましたよね?

「クロスだけじゃなくて、スルーパスでのアシストも増えているので、相手にとっては嫌な選手になってきたかなって思います」


↑ここまでを振り返るときは、やや真剣な表情に。

――けっこうラフィーニャ選手との相性がいいように思うのですが。

「はい(笑)。パスを出したら決めてくれるので、僕はもうパスを出すだけです(笑)」

――そこは信頼関係ですね! さて、厳しい戦いが続いていますが、チームの雰囲気はいかがですか?

「いや、もうみんな普通ですよ(笑)。マイペースです。気負うこともなくいつも通りです」

――鹿島戦の前半はみなさんポジションに張り付いていて、ガンバらしい連動性が少なかったですけどね(笑)。

「そうですね(苦笑)。プレッシャーはなくて、久しぶりのスタメンだったので絶対に勝ってやろうっていうのはありましたけど、なんというか、けっこう慎重になっていたというか(苦笑)。後半からはフォーメーションが変わったっていうのもありましたし、動かないと点は入らないですし、前に行かないとチャンスも作れないと思ったので」

――後半はアグレッシブなサッカーを取り戻したのですね~。本当に勝って良かったです。
佐々木選手は首位争いをしている今の状況っていうのはいかがですか? 

「あんまり意識はしていなくて、負けられないっていう想いの方が強いです」

――そんな負けられない状況の中で、最後にガンバがいくためには何が必要だと思いますか?

「もう勝つしかないので、こういう状況になったら内容とかは関係ないというか。勝てばいい状況なので。あとは柏がどこかで……(笑)。向こうが連勝しちゃうとダメですから」

――確かに! 同じ大阪勢であり、第33節でレイソルと対戦するセレッソに勝ってもらわないと! ガンバの残り試合の相手はどうですか?

「そこも厳しいと思うので。本当、どこが勝ってもおかしくないというか。3チームにチャンスはあると思うので」

――そのチャンスをモノにするためにも、佐々木選手の力が絶対に必要になってくるわけで。どういうプレーで勝利に導いてくれますか?

「何が何でもチームのために。途中から出ても、勝つだけだと思うので。ゴールを意識してプレーしたいと思います」

――やるしかないですもんね。

「そうですね!」

――それでは、シーズン終盤への意気込みを改めて聞かせてください。

「やっぱり向こうは思い切り来る、失うものはないと思ってくると思うので、こっちも挑戦者の気持ちでやっていかないといけないと思います」

――最後に、被災地へのメッセージを頂けますか?

「まだ大変なことが多いかもしれませんが、協力できることはしたいですし、なんでもしたいと思うので。ガンバの試合で勇気付けられたらいいなって思っています」


↑被災地の1つ、宮城県出身の佐々木選手にも被災地へ向けたメッセージを書いて頂きました。


↑そこには、『1日でも早く笑顔がもどりますように!!』と書かれていました。

 

今季ラストを飾ってくれた佐々木選手、ありがとうございました!
さて、次回は選手コメントになるのか、『ファン感謝デー』の模様になるのか――来月の更新をお待ちください。(12月9日更新予定)

 

(取材・文 金子裕希)



(11月25日更新)


←前号へ 次号へ→