ホーム > ガンバ大阪×ぴあ WEB連載『ガンぴあ SEASONⅢ』

もっとゴールを決めて貢献したい!
背番号16の静かに燃える想い

ガンぴあⅢ

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プロフィール

大塚翔平

大塚翔平(おおつか・しょうへい)●’90年、大阪府大阪市出身。背番号16/ポジションFW。ガンバ大阪Jrユース、'08年に『Jユースカップ』を制したガンバ大阪ユースを経て、’09年に宇佐美貴史(現バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)らと共にトップに昇格。プロ1年目の'09年3月14日対ジュビロ磐田戦にてJリーグデビューを果たす。'10年には『天皇杯 3回戦』で公式戦初得点をマークし、今季初出場となった8月24日の対柏レイソル戦でJリーグ初ゴールをあげた。「ときに味方をも欺くプレーをする」(西野監督談)ほど、狭い場所でも想像力溢れるプレーができる高い技術の持ち主。

ガンバ大阪

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ガンバ大阪・オフィシャルサイト
http://www.gamba-osaka.net/

TV

ガンバ大阪応援番組
『ガンバTV~青と黒~』
毎週月曜・深夜1:35~ MBSにて放送中
※放送時間は変更の場合あり

試合スケジュール

ガンバ大阪

【ガンバ大阪 ホームゲーム】
Pコード592-080 発売中
『J1リーグ戦』
▼9月24日(土)18:00
〈vs ヴァンフォーレ甲府〉
▼10月2日(日)17:00
〈vs 浦和レッズ〉
▼11月3日(木・祝)14:00
〈vs 鹿島アントラーズ〉
▼11月26日(土)14:00
〈vs ベガルタ仙台〉※ホーム最終戦

『ヤマザキナビスコカップ』
▼10月5日(水)19:00
〈vs ベガルタ仙台×ジュビロ磐田の勝者〉

BOX-S席-5000円 SS席-3500円
SM席(自由席)・大人-3000円
小・中学生-1500円/ほか
万博記念競技場
ガンバ大阪[TEL]06-6875-7744
チケット購入はコチラ

『第91回 天皇杯全日本サッカー選手権大会
2回戦』
Pコード819-209 発売中
▼10月12日(水)19:00
〈vs SAGAWA SHIGA FC〉
SS席3500円 S席(ゾーン指定)2500円
SA席(ゾーン指定)2000円/ほか
万博記念競技場
ハローダイヤル[TEL]03-5777-8600
チケット購入はコチラ
※チケットぴあの店頭および、サークルK・サンクス、セブン-イレブンでも購入できます。

【ガンバ大阪 アウェイゲーム】
『J1リーグ戦』
▼10月15日(土)16:00
〈vs 名古屋グランパス〉
名古屋市瑞穂公園 陸上競技場
▼10月22日(土)14:00
〈vs モンテディオ山形〉
NDソフトスタジアム山形
▼11月19日(日)14:00
〈vs アルビレックス新潟〉
東北電力ビッグスワンスタジアム
▼12月3日(土)15:30
〈vs 清水エスパルス〉※リーグ最終戦
アウトソーシングスタジアム日本平
※チケットの発売情報についてはコチラでご確認ください。

オフィシャルサポーターツアー

『ガンぴあ』バックナンバー

第1回(2月16日更新)はコチラ
第2回(2月25日更新)はコチラ
第3回(3月14日更新)はコチラ
第4回(3月25日更新)はコチラ
第5回(4月8日更新)はコチラ
第6回(4月22日更新)はコチラ
第7回(5月13日更新)はコチラ
第8回(5月27日更新)はコチラ
第9回(6月10日更新)はコチラ
第10回(6月27日更新)はコチラ
第11回(7月11日更新)はコチラ
第12回(7月22日更新)はコチラ
第13回(8月12日更新)はコチラ
第14回(8月26日更新)はコチラ
第15回(9月9日更新)はコチラ

『ガンぴあ SEASONⅠ』はコチラ
『ガンぴあ SEASONⅡ』はコチラ

 首位のガンバ大阪から4位の名古屋グランパスまでに優勝の可能性があり、一節ごとの試合結果にドキドキすることが多くなったシーズン終盤戦。追走してくる横浜F・マリノスとアウェイでの直接対決となった18日の試合は1-1のドローで終わりましたが、現在もガンバが首位を死守しています(第26節終了時点)。
 橋本選手らケガで離脱していた選手たちも戦列に復帰し、チーム一丸となって目指す頂点獲り。これから一試合たりとも見逃せません!!

 そんな負けらない試合が続く中、これからの活躍に期待したい大塚選手の後編をお届けします。

 

――大塚選手がサッカーを始めたきっかけは何だったのですか?

「始めたきっかけは、3歳年上の兄貴が始めたのと、物心がついた頃にJリーグを見て面白そうだなって思ったのがきっかけです」

――他のスポーツはされていなかったんですか?

「遊び程度で野球とか、色んなのをやりましたけどね。学校の授業とかで色々やるじゃないですか。バレーとか、バスケとか。それ全部面白かったですし。そういうのを休み時間とかにやっていました」

――その中でもサッカーをずっとやってきたのは……?

「何ででしょうね(笑)。やっぱり自分の中でいちばんハマってたからじゃないですかね」

――やっていて楽しかった?

「そうですね。全部面白かったんですけど、サッカーはその中でも真剣に取り組んでいましたね。他は遊び程度だったので」

――サッカーを始めたのは何歳くらいだったんですか?

「6歳くらいですかね」

――6歳で始めた頃はプロになるとは思っていなかったでしょうけど…

「もうそんなのは夢の世界でしたね。ユースチーム、高校に入ってからプロを意識し出しました」


↑サッカー編も多々、考え込む場面が。

――プロを意識し出したのはユースからなんですね。ジュニアユースではまだ想像できなかった?

「はい。ジュニアユースには入れましたけど、プロっていうのはそんなに想像できなかったです」

――そうなんですね。ユースでプロを意識し出して、2009年にトップ昇格。今季プロ3年目ですけど、これまでを振り返ってみていかがでしたか? 大きなケガもあって、思い描いていた通りではなかったかもしれませんが…

「覚悟はしていましたけど、サッカーを始めて一番大きなケガをプロに入ってからして……周りのレベルも高いですし……。自分の力不足というか、力のなさを痛感させられたというか。まぁ、それも覚悟はしていたんですけど……」

――それ以上の困難だった??

「いや、そんなことはないですけど、やっぱり厳しい世界だなっていうのは思いました」

――そういうのを痛感したプロ生活ですが、今季から背番号が『32』から『16』に変わりました。これはチームからの提案?

「そうです。クラブから今年は16番やからって。僕はあんまり番号にこだわらないタイプなので、別に付けられれば何番でもいいです(笑)」

――(笑)。では、16番のイメージは?

「ガンバでは大黒さん(現:横浜FM)とかが着けていて……こんな番号をもらってもいいんかな?っていう思いでした。恐縮でした」

――そういう番号を背負うことにプレッシャーとかはありました?

「それはなかったですけど、やっぱりサポーターの方たちも期待してくれていると思うので、それに応えないといけないなって思います」

――背番号も変わったことで、心機一転してシーズンに入ったと思います。今季はどんな気持ちでシーズンに臨みましたか?


↑取材前の練習での1コマ。シュート練習中でした。左に写っているのはFW川西選手。

「やっぱり去年よりもいい成績を残そうと思って入りました。今年はあんまり試合に出られずに苦しい時期もありましたけど、今は徐々に状態は上がってきているので。まだ後半戦もあるので、ここからが勝負だなって思っています」

――8月24日のレイソル戦でリーグ初ゴールを決めて気が楽になった部分もあったのでは?

「そうですね。多少はありますけど、僕が獲ったゴールでもないようなので……(苦笑)」

――相手DFに当たって入りましたしね~。

「そのまま入ればいいかなって感じでシュートしたんですけど、たまたまうまくいったというか。ああいうゴールがリーグ戦初ゴールだったので、次こそはバチっと、しっかり入れたいなっていう。次こそは…っていう気持ちはあります」

――期待していますよ! そのためには、層が厚いFWの中で出場機会を勝ち取ってもらわないと。出場機会を得るには何が必要だと思っていますか?

「やっぱりFWなのでシュートの精度をあげないといけないですし、全体的にレベルアップしないと通用しないと思います」

――その中でも大塚選手の武器は?

「点に絡むプレーだと思います。点を獲るポジショニングだとか……特別、足が速いとかじゃないのでポジショニングが大事になってくるので。やっぱりポジショニングが自分の中では生かしていかないといけないと思います」

――時に味方をも欺くプレーをすると西野監督が仰っていましたが。

「味方を欺いてもそんなに良いことはないので(苦笑)。でも、やっぱり意表を突くプレーは時に良い方向に行くときもあるので、そこは自分のアイデアというか……そういうのが言われていると思います」

――アイデアでは負けない?

「いや…ガンバにはもっと良い選手、良いプレーをしている選手はいるので、特別そこがズバ抜けているとは思わないです(苦笑)」

――そういうのも含めて、全体のプレーの質をあげていきたいということですね?

「そうですね」

――それでは、大塚選手の試合中の注目ポイントを教えてください。

「やっぱりゴールに絡んでいくプレーを見て欲しいですね。シュートもそうですし、ゴールに行くまでのプレーも見て欲しいです」

――ゴールに向かうまで、けっこう色々と動いていますしね。それでは、残り後半に向けての意気込みを聞かせてください。

「チームは首位でいい位置にいると思うので、個人的にはもっとゴールを決めてチームに貢献したいのと、このまま首位で終われるようにがんばりたいと思います」

――では、最後の質問です。大塚選手にとってサッカーとは? ……また難しい質問きたっ!て顔をしていますけど(笑)。

「(苦笑)。サッカーとは……何すかねぇ。なんやろ……? ……サッカーとは全てです。自分の人生すべてです。やっぱり小さい頃からやっているし、サッカーがないと今の自分はないと思うので」


↑東日本大震災の被災者への方へのメッセージは『1日でも早い復興を祈っています。がんばってください』でした。

 

悩みつつも色々な質問に答えてくれた大塚選手編はいかがだったでしょうか? 
取材時には聞けなかった藤春選手へのキャッチフレーズを後日改めて聞いたところ、「“左サイドのスピードスター”でお願いします」とのことでした。
残りわずかとなってきた今シーズンに伴い、『ガンぴあ』に登場して頂く選手もあと2人に。誰が登場するのか、更新を楽しみに(?)お待ちください。(次回10月7日更新予定)

 

(取材・文 金子裕希)



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(9月22日更新)


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