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関西学生アメリカンフットボールの
秋季リーグが開幕!

8月24日に開幕した日本社会人アメリカンフットボールリーグ『Xリーグ』に続き、8月30日(金)には関西学生アメリカンフットボールの秋季リーグ戦が開幕。この開幕戦を前に、Div.1に属する8チームの監督、ヘッドコーチが参加しての記者会見が行われた。
 
昨季のリーグ戦では、最終戦で関西学院大学が2連覇を目指す立命館大学を倒し、6勝1分0敗で2年ぶり56回目の優勝を達成。今季も関学、立命の2校を中心に覇権争いが繰り広げられるだろうが、大学日本一を決める『甲子園ボウル』の出場をかけた『全日本大学アメリカンフットボール選手権』の西日本代表校決定トーナメントに、今年から3位校も出場できるようになったため、3位争いも熾烈を極めそうだ。これにより、リーグ戦の日程がタイトになっているため、各チームにとって初戦は例年以上に躓けない一戦になっている。

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その初戦で、覇権奪回を目指す立命は、入替戦を制しDiv.1に残留した昨季7位の龍谷大学と対戦する。
「龍谷大学はディフェンスのフロントのところ、特にLBの宮前くんと山下くん。小柄ですけど正確な技術を持っていて、思い切って動いてくる。ランプレーがなかなか通しにくいかなと。ランプレーを通せるかどうかが鍵かなと思っています。一方、オフェンスは確実に我々のディフェンス・システムの嫌なところを毎年突かれていますので、今年はいろんなことをして、目先を変えてわからないようにしようかなと思っています」(立命大・古橋監督)。
対する龍谷大学は、「これまでずっと勝ったことがない立命館さんに思い切って力を発揮できるように頑張ろうということで、ずっとこの夏やってきました。立命さんはどの選手もうまいというレベルではなく、全体がすごく強い。なんとかして、去年、長浜でやらせて頂いた時にけっこう大雨が降っていたんですけど、その試合が今までの中ではかなりまともな試合ができたので、今週末も雨の予報もあるので、なんとか思い切って頑張っていきたいと思います」(龍谷大・吉田監督)。
 
昨季3位の関西大学は、5位タイだった京都大学と激突。
「2年続けて負けましたので、正直、苦手意識がないというのは嘘になります。学生も我々も含め、打倒・京大さんということでやってきました。力強いランプレー、小気味いいパスっていうのは伝統的に持っていますし、何よりも当たったら痛いっていう(笑)。学生もそう言っていますので、その痛いチームに勝つために、筋トレもずっとやってきましたから、今年はここを乗り越えるっていうのを今シーズンの最大の目標でやっています。ここで躓くと、今年のタイトなスケジュールを乗り切る気力がめげてしまうので。それくらいの気持ちで、挑むつもりでやっています」(関大・高田監督)。
この言葉を受け、京都大学側は、「お手柔らかにお願いします(笑)。京大もこの初戦は出だしの1歩というこで、非常に大事な試合。そこで当たるのが関大さん。ある意味、リーグのトップ3に入っている大学なので、我々ももちろんチャレンジャーとして当たっていくつもりです。今言われたように、痛いタックル、ブロックを練習していますので、よろしくお願いします」(京大・相原監督)と打倒・関大に向けて、武器を磨いているようだ。
 
4位だった近畿大学は、5位タイの神戸大学と初戦を迎える。
「近畿大学さんには、去年の最終戦で悔しい負け方をしましたので、ぜひという思いはチーム一同強く持っています。近大さんはすごく思い切ったディフェンスをしてこられるので、そこをなんとかごまかせるように、ちょこまか動いて攻撃したいなと思っています。一方、こちらのディフェンスから見ると、近大さん(のオフェンス)は1対1で勝負しないといけない場面が多く出てくるかなと思っています。うちのLB、DBがどれだけタックルできるかにかかっていると思うので、そこを頑張っていきたいなと思っています」(神戸大・矢野川ヘッドコーチ)。
「昨年、僅差で我々が勝たせて頂いたということで、学生のみんなには受けて立つようではアカンということでやっています。春の試合も、我々が負けた2チームに神戸大学さんは勝っていますので、去年勝ったことはまったく関係ないと準備しています。最初のキックオフから何か絶対に仕掛けてくるだろうと思ってやっていますので、気は抜けないというか、8月は初戦にかけているので、そこを目指してやっています」(近大・大城監督)。

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そして、鳥内監督の今季限りでの勇退が決まっている王者・関学は、入れ替え戦で8位の甲南大学を倒し、2年ぶりにDiv.1に戻ってきた同志社大学との初戦になる。
王者に挑むことになる同大は、「2年前も昇格した時の第1戦(の相手)は関学さんでした。我々はチャレンジャーとして、真っ向勝負で挑む、それしかない。それだけです」(同大・藤原監督)。連覇を目指す関学は、「同志社さんとやる時はいつもスペシャルを含めて、いろいろとやられるんですね。それは選手に言って、スペシャルに全部対応しています。やらない方がエエと思いますよ。あとは、QB、RBと非常にスキルが高くて、厄介な印象があります。向こうのディフェンスですが、ブリッツ、スタンティングと非常に複雑で、我々のオフェンスラインがうまく対応しなければ。なんとかできるように準備しています」(関学・鳥内監督)。

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(C)P-TALK
関学・鳥内監督が注目選手に挙げたエースQB奥野耕世。昨季、MVPとチャックミルズ杯を受賞した
 
総合力がより問われることになる今季のリーグ戦。火花散る初戦から注目を!

取材・文:金子裕希



(2019年8月29日更新)


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「関西学生アメリカンフットボールリーグ Div.1」

発売中 Pコード675-842
『第1節』
▼8月30日(金)19:00
〈龍谷大学 vs 立命館大学〉
▼8月31日(土)
16:30〈京都大学 vs 関西大学〉
19:00〈近畿大学 vs 神戸大学〉
EXPO FLASH FIELD
▼9月1日(日)17:00
〈関西学院大学 vs 同志社大学〉
王子スタジアム

そのほかの日程は下記参照
関西学生アメリカンフットボール連盟

http://www.kansai-football.jp/

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