愛されるクラブ作りとタイトル獲得を目指すセレッソ大阪が、2019シーズンに向けた新加入会見を開催

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愛されるクラブ作りとタイトル獲得を目指す
セレッソ大阪が、2019シーズンに向けた
新加入会見を開催

昨年末にOBの森島寛晃氏が代表取締役社長に就任したセレッソ大阪が、先日、『新加入記者会見およびサポーターズコンベンション』を開催した。

｢監督をはじめ、スタッフ、選手と本当にいい顔をしていて、やるぞという思いがすごく伝わってきてワクワクしております。今シーズン、セレッソ大阪は活動して25周年を迎える記念すべき年です。ロティーナ新監督のもと、選手たちも新しく加わります。クラブが、チームが一丸となって、いいスタートを切ってタイトルを目指して頑張っていければと思っています｣。そう森島社長が話したように、25周年を迎えるチームは新指揮官にJ2の東京ヴェルディを2年間率いたロティーナ新監督を招聘。今オフには2017シーズンの二冠獲得に貢献した主力のFW杉本健勇、MF山口蛍、MF山村和也らが他クラブに流出したが、｢尹晶煥前監督が培ってくれた戦う気持ち、きちっと守備をすることも踏襲しながら、さらに皆さんとともに夢を叶えられるような補強をしようと動いてきました｣(大熊清チーム統括部長)。その結果、新戦力として5名が加入。｢受けた評価だったりオファーをもらった時のワクワクした気持ちに嘘はつけなかった｣と北海道コンサドーレ札幌からの移籍を決断したFW都倉賢をはじめ、｢チームとしての目標はタイトルを獲ることで、そこにチャレンジしたいという強い気持ちで来ました｣と話したMF藤田直之、｢しっかりとチームのために戦い、タイトルを獲れるように頑張っていきたいと思います｣と意気込んだMF奥埜博亮という経験ある選手、｢このユニフォームを着て、タイトルを獲りたいです｣と笑顔を見せたブラジル人FWブルーノメンデス、｢アルゼンチン国籍で1対1の勝負にこだわる｣(大熊チーム統括部長)MFレアンドロデサバトというJ初挑戦の新助っ人がチームの一員になった。

｢スーツケースは希望でいっぱいになっています。ただ、希望、ワクワクした気持ちだけではなく、責任感も一緒に持ってきています｣と話したロティーナ監督は、J1で指揮をするのはこれが初になるが、｢日本の1部(J1)で指揮を執るのは初めてですが、スペインの1部で12年間指揮を執っていました。スペインの1部で12年間、指揮を執るということはとても簡単なことではありません｣。そうプライドを覗かせた指揮官が目指すサッカーは、｢ファンの皆さんに楽しんでもらえるサッカーです。ただ、それは勝利につながっているものです。いいプレーをするけど勝てないチーム、負けるチームは、私は好きではありません。たくさん勝つけど、観客を楽しませることができないサッカーも、私は好きではありません。ですから、この2つのことを目指しながらチーム作りを進めていきたいと思います｣。

2月22日(金)に行われるJ1リーグ開幕戦では、山口が移籍したヴィッセル神戸と激突することが明らかになったC大阪。注目の開幕戦、新シーズンに向けて、タイ、そして宮崎でのキャンプを通じて、どのようにチームを作り上げ、どんな成績を収めるのか。目が離せないシーズンになりそうだ。

取材・文：金子裕希

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試合日程

｢プレシーズンマッチ｣

1月17日(木)一般発売　Pコード592-550

▼2月17日(日)14:00

〈vs レノファ山口〉

維新みらいふスタジアム

｢J1リーグ開幕戦｣

2月13日(水)一般発売　※2月9日(土)チケットぴあ先行販売あり

▼2月22日(金)時間未定

〈vs ヴィッセル神戸〉

ヤンマースタジアム長居

（2019年1月16日更新）

Check

(左)FW都倉賢｢FWなのでもちろんゴールを取ることが仕事ですけど、それ以外にも前線からの守備や諦めない泥臭いプレーで、チームメートを背中で引っ張っていけたらと思っています｣

(右)MF藤田直之｢ボランチとして攻撃、守備、それ以外でもバランスを取ること、より味方を生かすこと、そういうことを常に意識してやってきたので、それをセレッソでも出したいと思います｣

(左)MF奥埜博亮
｢僕はFWからボランチまでいろんなポジションを経験してきて、どのポジションでも自分はできると思っていますし、それが自分の特長だと思います｣

(右)MFレアンドロデサバト
｢自分はボールをパスすることも奪うこともうまい選手だと思います。シンプルにプレーする選手で、回復もすごく早いです｣