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アメリカンフットボールのシーズンが到来!

アメリカンフットボールの秋シーズン開幕を前に、社会人リーグ・Xリーグ WEST、そして関西学生フットボール連盟による会見が先日開催。出席した監督、ヘッドコーチらが今シーズンへの抱負を語った。
 
『Xリーグ』は、現在の計18チーム3地区による変則的なリーグ戦(全6節)と社会人王者決定トーナメントのポストシーズン制から、来年は上位8チームから構成される『X1 Super』と下位12チームから成る『X1 Area(East/Central/West)』に再編。これには今シーズンの結果が適応されるため、例年以上の熱戦が期待できそうだ。
「パナソニックは自他ともに認めるXリーグのナンバー1チームだと思っているので、我々としてはあまり奇をてらうことなく、試合では最初から最後まで全力でぶつかっていくだけかなと思っています」(エレコム神戸・米倉ヘッドコーチ)。
「2016年の1月に立命館大学とライスボウルで戦わせていただいた時にも、(当時の立命館大の監督だった)米倉さんが『奇をてらわずに全力でぶつかっていきます』とおっしゃられたのですが、実際はとんでもないプレーばかりだったので、当日はそういう試合になるのかなと思いました(笑)。この初戦が極めて大事だとやってきましたし、真っ向勝負、全力でぶつかりたいと思います」(パナソニック・荒木ヘッドコーチ)と話したように、8月25日(土)に王子スタジアムで行われる初戦から、西地区1位のパナソニックインパルスと2位のエレコム神戸ファイニーズが激突するなど、開幕戦から目が離せない。
 
一方の関西学生アメリカンフットボールリーグは8月24日(金)に開幕。まずは関西学生王者を目指し、立命館大学パンサーズ、関西学院大学ファイターズ、京都大学ギャングスターズ、関西大学カイザーズ、龍谷大学シーホース、甲南大学レッドギャング、そして昨シーズンの入替戦に勝利した昇格組の近畿大学デビルズ、神戸大学レイバンズを加えた計8チームが総当たりリーグ戦で火花を散らす。その初戦を前に、各監督、ヘッドコーチはこう意気込む。
 
8月24日(金)に激突する立命館大学と神戸大学は、
「もちろん立命館大学が格上だということはチーム全員が分かっていますが、特に注意すべきというかやらないといけないことは、RB立川くんだったりWR廣吉くんだったりに対して、ディフェンスがしっかりタックルすることに尽きると思っています。オフェンスについては、日本代表のWR井上らが揃っているので、QB福嶋がいかに正確にプレーし続けるか」(神戸大学・矢野川ヘッドコーチ)
 
「昔の神戸大学さんはトリックプレーで隙あれば一発狙うというプレースタイルが多かったのですが、今は非常にベーシックなプレーをしてきて、厄介なプレーが多いなと思っています。OL藤川くんをはじめいいラインが揃っていますので、ランプレーをだされてくると、WRの井上くんへのパスも通ってくるだろうと思います。ということで、ディフェンスがいかに神戸大学さんのオフェンスを止めるのかが課題になってくると思います」(立命館大学・古橋監督)。
 
8月25日(土)に激突する関西大学と龍谷大学は、
「龍谷大学はスピードの速いスキルポジションの子たちが波に乗ると厄介というか手が付けられなくなってくるので、できるだけ向こうのテンポを作らせないように、ディフェンスで止めていく必要があるのかなと。QBの子たちに気持ちよくプレーさせないように、警戒しながらやる必要があるのかなと思っています。ディフェンスはすごく安定していると思うので、そこをうちのオフェンスのメンバーがどうやって攻略していくのかになると思います」(関西大学・松浦監督)
 
「なんとかディフェンスでリズムを作って、オフェンスはなかなか得点力がないんですけど、チャンスをしっかり得点に結び付けて、なんとか勝ちたいなと思っています。関大はQBの入佐くんが非常に上手で、彼を波に乗らせてしまうと本当にパスもバンバン決められて止められないような形になるので、入佐くんを自由にさせないような形でしっかり止めていきたいなと思います」(龍谷大学・吉田監督)。
 
同日2戦目にある関西学院大学と近畿大学は、
「立ち上がりがオフェンス、ディフェンスのどちらになるのか分かりませんけど、春以降、ゲームから離れているので、立ち上がりを一番心配しています」(関西学院大学・鳥内監督)
 
「立ち上がりからあの手、この手で可能な限りの力を尽くしたいと思っています。関学さんは隙のないチーム。自分らはチャレンジャーなので、あらゆることを準備して、あらゆることを試して取り組みたいなと思っています」(近畿大学・時本監督)。
 
8月26日(日)に試合が行われる甲南大学と京都大学は、
「我々の持ち味はオプションで進んでいってボールコントロールをして、ワンチャンスで得点に持っていくというチーム作りを昔からしています。ランプレー合戦になるのかもしれないですけど、キッキングゲームを含めて、フィールドポジションをよくして優位にとっていきたいなと思います」(甲南大学・堀田監督)
 
「QBがどれだけパッシング・ゲームができ、どこまで通じるか、それと同時にランがどこまで通用するのかにかかってくると思います。守備のほうではアサイメント(各ポジションに割り当てられた役割)を1つ間違えると一発でもっていかれる怖さを常に持っているのできちっと止められるように準備をしている状況です」(京都大学・三輪ヘッドコーチ)。
 
今シーズンも、リーグ2連覇を狙う立命館大学パンサーズと2年ぶりの優勝を目指す関西学院大学ファイターズの2チームが中心になりそうだが、時には予想もつかない出来事が起こる関西学生リーグ。どんな展開が待つのか、学生アメフトにも注目を!

取材・文:金子裕希



(2018年8月24日更新)


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写真左より、京都大学・三輪ヘッドコーチ、甲南大学・堀田監督、近畿大学・時本監督、関西学院大学・鳥内監督、龍谷大学・吉田監督、関西大学・松浦監督、立命館大学・古橋監督、神戸大学・矢野川ヘッドコーチ

『Xリーグ 2018 レギュラーシーズン』

Pコード675-420 発売中
「第1節」
▼8月25日(土)17:00
〈パナソニックインパルス vs エレコム神戸ファイニーズ〉
王子スタジアム
▼8月26日(日)
14:30〈アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ vs サイドワインダーズ〉
17:30〈アズワンブラックイーグルス vs 名古屋サイクロンズ〉
エキスポフラッシュフィールド

チケット情報はこちら

『Xリーグ』オフィシャルサイト

そのほかの日程は下記公式サイトを参照

http://www.xleague.com/

『2018 関西学生アメリカンフットボールリーグ』

Pコード675-424 発売中
「DIVISION I WEEK1」
▼8月24日(金)18:45
〈立命館大学パンサーズ vs 神戸大学レイバンズ〉
エキスポフラッシュフィールド
▼8月25日(土)
16:30〈龍谷大学シーホース vs 関西大学カイザーズ〉
19:10〈近畿大学デビルズ vs 関西学院大学ファイターズ〉
エキスポフラッシュフィールド
▼8月26日(日)17:00〈甲南大学レッドギャング vs 京都大学ギャングスターズ〉
王子スタジアム

チケット情報はこちら

『関西学生アメリカンフットボール連盟』
オフィシャルサイト

そのほかの日程は下記公式サイトを参照

http://www.kansai-football.jp/wp/