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アメリカンフットボール大学日本一決定戦
『甲子園ボウル』での関西勢10連覇に関学が挑む

12月18日(日)に開催されるアメリカンフットボールの大学日本一を決める『甲子園ボウル』。今年は、西日本代表決定戦を勝ち抜き2年ぶり50回目の出場を決めた関西学院大学ファイターズと、東日本代表校として2年連続4回目の出場権を掴んだ早稲田大学ビッグベアーズが対戦する。
 
開催71回目という歴史ある甲子園ボウルの中で初対決となるこのカード。決戦を前にした15日、甲子園球場で関学が公開練習と記者会見を行った。
 

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ここまで9年連続で関西勢が勝利を飾り、そのうち4連覇を含む6度の優勝(通算では27回優勝)を誇る関学だが、「分析すればするほどレベルが高い。早稲田大学さんのビデオを観たら毎試合どこかで色んなところでスペシャルプレーをしている。うちのチームとしては向こうのディフェンスが色々な仕掛けをしてくるので、その対策がちゃんとできなければ苦戦するであろう、と思う」(鳥内秀晃監督)と早大を警戒。
 
会見に出席したほかの主力選手たちも、「オフェンス、ディフェンス共にすごく多彩なプレーをしてくるチームだという印象があります」(DL安田 拓)。その中でも「非常に複雑。守り方が関西のチームにない守り方をしてくるので、いつもと目が慣れないというか、そういうところが苦労しています」(RB橋本誠司) 、「今までの大学と(ディフェンスが)全然違った印象で、より考えてプレーしないとパスは通らないと思います」(WR松井理己)と、攻撃陣は特に早大の変則守備とのやりにくさを口にしていた。
 

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エースQBとして攻撃を牽引する伊豆充浩も、「(立命館大学と比べて、早大ディフェンスのレベルは)同じか上くらい、個人能力が高いと思います。特殊な隊形の相手と僕自身やったことがなくて不安もあります」と不安な気持ちを正直に吐露したが、「4年間やってきたことをぶつけるだけなので。相手はすごい強敵ですが、まずは自分のプレーをしっかりしようと思います。パスでもランでもしっかり仕事をしないといけない。勝つためには、まずミスをなくすことが前提。ミスをしないことが試合を作ることになると思うので、まずはしっかりミスのないプレーを心掛けていきたいです」。
 
主将としてチームを牽引し、関西学生リーグの最優秀選手に選ばれたLB山岸明生は、「早稲田大学さんはオフェンスもディフェンスもしっかりとした戦術を持っていて、スペシャルプレーを含めたすごく精度の高いプレーをしている印象。早稲田さんのオフェンスはパスでもランでもタッチダウンを狙えるような力を持っているので、そういうプレーに全部対応して仕留めていくことが大事。RBの須貝選手、北條選手を止められるかっていうところで、自分たちのリズムを作れると思っています」とディフェンス陣からの視点で、注意ポイントと選手を挙げ、気を引き締めていた。
 
ライバルの立命館大学パンサーズをリーグ戦、西日本代表決定戦で2度退けた関学が強さを見せるのか。それとも、昨年、立命大に27-28で敗れ涙を飲んだ早大が雪辱を果たすのか。決戦は12月18日(日)13時05分キックオフ!

取材・文:金子裕希



(2016年12月16日更新)


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公開練習を行った関学

『第71回 毎日甲子園ボウル』

発売中 Pコード834-312
▼12月18日(日)13:05
〈早稲田大学(東日本代表) vs 関西学院大学(西日本代表)〉
阪神甲子園球場

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