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J1昇格を目指す京都サンガが
2016シーズンの新戦力をお披露目

 2016シーズンのJ1、J2の開幕カードが発表されたJリーグ。各クラブが開幕に向けて動き出す中、1月14日に京都サンガが新体制発表会見を行った。
 
 昨季はあわやJ3落ちの危機にも瀕し、最終的に22チーム中17位という成績で終了。今オフにはユース出身の生え抜きだった駒井善成(浦和レッズ)、宮吉拓実(サンフレッチェ広島)、原川力(川崎フロンターレ)をはじめ、多数の選手がチームを離脱した。大幅に顔ぶれが変わることになったが、柏レイソルから菅野孝憲、名古屋グランパスから牟田雄祐、本多勇喜、ヴァンフォーレ甲府から掘米勇輝、セレッソ大阪から3年ぶりに復帰した染谷悠太、ジェフ千葉から佐藤健太郎らを獲得。「今年は想定外の移籍をした選手がいましたが、それを補ってあまりある良い選手が来てくれたと思っています(野口強化部長)」と補強に手応えを感じている。
 
 昨季途中にヘッドコーチから指揮官に就任し、今季も指揮を執ることになった石丸清隆監督は、「今年はかなり選手が入れ替わってしまったので、既存の選手とうまく融合させることが仕事かなと考えます。まずは一体感を持って、チームを作りたいと思います」とまずはチームの立て直しに着手。その上で、「攻守両面で主導権を取れるように全員にハードワークを求め、アクションサッカーを目指していきます。観ているファンやサポーターのみなさんに『もう1度京都サンガのサッカーが観たい』と思ってもらえるようなアグレッシブな試合を展開していきたいと思っています」と、全員がハードワークするアクションサッカーでJ1自動昇格の目安となる勝ち点84を目指すことを明言した。新加入選手たちも、「J1昇格のためにがんばっていきたい」(本多)、「京都サンガのJ1昇格のために自分の全てを捧げたいと思います」(堀米)と意気込みは十分。横浜FC、柏レイソル時代にJ1昇格を経験した菅野は、「絶対に必要なことは選手全員が疑いなく監督の考えについていく。その中で違う方向を向いちゃう選手もいるかもしれないですけど、それをどれだけ選手の中で同じ方向に向けられるかがいちばん大事なことだと思います。目の前の1年にかける気持ちは大事だと思うんですけど、もっともっと高いところを見て、日々常に目標を失わずに24時間すべてをJ1昇格のため、J1に上がったあとのことのためにかけることができれば、間違いなく昇格できると思う」とJ1昇格に必要なことを経験から力説した。
 
 『一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)』という2016スローガンのもと、2010シーズン以来となるJ1を目指す京都サンガ。2月28日(日)にホーム・西京極(vs水戸ホーリーホック)で今季のJ2開幕戦を迎える。

取材・文:金子裕希
 



(2016年1月18日更新)


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(上段左より)岩沼選手、染谷選手、菅野選手、石丸監督、堀米選手、佐藤選手、アンドレ選手
(下段左より)本多選手、牟田選手、沼 選手、荻野選手
(左)引き続き指揮を執ることになった石丸監督
(中)堀米選手は愛媛時代に石丸監督のもとでプレーした経験を持つ
(右)「J1でも常に上位争いをしていかなくちゃいけないチームだと思うので、それを叶えるためにこのチームに来たつもりです」とも語っていた菅野選手

京都サンガF.C.

明治安田生命J2リーグ 第1節
<京都サンガF.C. vs 水戸ホーリーホック>

▼2月28日(日) 時間未定
西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

オフィシャルサイト
http://www.sanga-fc.jp/

2016新加入選手

GK菅野孝憲(柏レイソル)/DF染谷悠太(セレッソ大阪)/DF牟田雄祐(名古屋グランパス)/DF本多勇喜(名古屋グランパス)/MF岩沼俊介(松本山雅FC)/MFアンドレイ(パルメイラス)/MF佐藤健太郎(ジェフ千葉)/MF堀米勇輝(ヴァンフォーレ甲府)/MF荻野広大(京都サンガU-18)/FW矢島卓郎(横浜F・マリノス)/FW イ ヨンジェ(V・ファーレン長崎)/FW沼 大希(京都サンガU-18)