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セレッソ大阪の山口蛍が
ハノーファー96(ドイツ)への移籍を発表

 香川真司(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)、乾 貴士(エイバル/スペイン)、南野拓実(レッドブル・ザルツブルク/オーストリア)、柿谷曜一朗(FCバーゼル/スイス)ら、多数の選手が海外に羽ばたいているセレッソ大阪。今回、新たに山口 蛍のハノーファー96(ドイツ)への移籍が発表され、23日に会見が行われた。

 山口といえば、2003年にセレッソ大阪U-15に入り、セレッソ大阪U-18を経て、2009年にトップ昇格。U-17、U-21、U-22、U-23、A代表という日本代表歴も持ち、昨シーズンからはセレッソで主将を務め、チームの主力として奮闘してきた。それだけに、「海外に行くのであれば、J1に昇格してから行きたいという思いがすごくあったので、このタイミングで行くというのはものすごく悩みました。J1に上げてから行きたいという気持ちもありましたが、自分の年齢も含めて、行けるチャンスとこのタイミングがベストかなと考えたので決断しました」と、プレーオフ決勝で敗れJ1に昇格できなかったこともあり、今回の移籍に対して複雑だったという。また、移籍先のハノーファーは現在18位中17位の降格圏内にあり、監督交代という厳しい状況に置かれているが、「かなり難しい状況にあるのは分かっていますが、自分は助っ人としていくので最初からレギュラーを取るつもりで全力でいって、しっかりチームに貢献したいと思う。一つでも上の順位にいけるように、自分の力をしっかり発揮したいと思います」と意気込みは強い。

 「キヨくん(清武)とのコンビで崩せる自信はあります。あとはボランチとして点を獲ることをやらなくちゃいけない」と語った山口。「ハノーファーに行ったらセレッソの名を汚さないよう、その名に恥じぬようにしっかりプレーしたいです」とセレッソ大阪の名を背負いながら、自身初の移籍で海外でのプレーに挑む。


取材・文:金子裕希



セレッソ大阪
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1年でのJ1復帰は叶わず、2016シーズンもJ2で戦うことが決まっているセレッソ大阪。来季に向けて、完全移籍で2年ぶりの復帰が決まったFW杉本健勇、DF中澤聡太(ともに川崎フロンターレ)の獲得が発表されている。山口が抜けた穴を誰が埋めるのか気になるところだが、「ポテンシャルを持った選手がたくさんいる」(山口)。若手選手たちの成長にも期待したいところだ。

(2015年12月24日更新)


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