セレッソ大阪のフォルランが
代表引退を表明
今シーズン、J2で戦うセレッソ大阪に所属するウルグアイ代表のディエゴ・フォルランが12日、代表引退会見を行った。
フォルランはウルグアイ代表として歴代最多の通算112試合に出場し、同代表歴代2位となる36得点をマーク。2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会とワールドカップを3度戦い、2010年南アフリカ大会ではウルグアイをベスト4に導き、自身は得点王タイとMVPに輝いた。その彼が今回、代表引退を決意したのは、南米選手権「コパ・アメリカ」の開催に加え、2018年W杯ロシア大会の予選も始まることから「新しい世代に道を譲るときがきたのではないかと思っています。2006年に私と多くの代表のチームメートが世代交代のプロセスを経験したのですが、今まさしくそれと同じように代表が新たな道を歩み始めるときが来たのではないかと思い、今回の決断に至りました」。代表は引退するが、選手としての引退は正直まったく考えてなく、1日でも多くできる限り選手としてプレーを続けていきたいとのことだった。
契約のこともあり今後どうなるのか分からないとしながらも、「セレッソ大阪でプレーしながら昇格に貢献することが今の目標」と語った背番号10。J2開幕戦となった東京ヴェルディ戦では1-1の引き分けに持ち込む直接FKを決めており、3月15日(日)に迎える大宮アルディージャとのホーム開幕戦でも活躍が期待される。
取材・文:金子裕希
(2015年3月13日更新)
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