2007年以来となるナビスコ制覇へ
ガンバ大阪がタイトル獲得に挑む!!
サッカー国内3大タイトルの1つ、ヤマザキナビスコカップ。J1の18クラブが火花を散らしてきたこの戦いが、ついにファイナルを迎える。
11月8日(土)に埼玉スタジアム2002で開催される決勝に駒を進めたのは、昨季のJ1リーグ王者のサンフレッチェ広島。そして、現在リーグ2位につけるガンバ大阪だ。
リーグ戦再開後、破竹の勢いで白星を量産してきたガンバだが、前半はエース・宇佐美貴史の負傷離脱などもありJ2降格圏内の16位に低迷。それでもナビスコカップでは、日本代表で遠藤保仁、今野泰幸を欠きながらも、出番を与えられた選手たちの活躍もあり予選リーグをAグループ首位で通過した。そして、決勝トーナメントでは準々決勝でヴィッセル神戸、準決勝では川崎フロンターレを撃破。駒を進めた決勝の舞台で、2007年以来となる同大会制覇と今季初のタイトル獲得に挑む。対戦相手の広島とは、今季はリーグ戦だけでなく天皇杯でも対戦し、2勝1分0敗と勝ち越している。とはいえ、今季4度目の対戦で互いに手の内を分かっていることに加え、決勝の重圧もかかるだけに難しい試合になることは間違いないが、「全員でJリーグ王者に立ち向かっていきます」(長谷川監督)と一丸での勝利を目指す。先日、今月に行われるホンジュラス戦(14日・豊田スタジアム)、オーストラリア戦(18日・ヤンマースタジアム長居)を戦う日本代表メンバー入りし、代表復帰を果たした遠藤と今野も「今はナビスコに集中している」と語っていた。
今後も、浦和レッズとの首位決戦や天皇杯準決勝と負けられない試合が続くガンバ。そこに勢い付ける優勝を手にすることができるのか。注目の決戦は11月8日(土)埼玉スタジアム2002で13時05分キックオフ!!
取材・文:金子裕希
今年のニューヒーロー賞は宇佐美が受賞!
23歳以下の選手を対象に、予選リーグから準決勝までの各会場における報道関係者の投票をもとに、Jリーグチェアマンを含む選考委員会において選出されるニューヒーロー賞。今年は予選、決勝トーナメントを含め6試合で5得点を挙げた宇佐美が受賞した。会見では、「こういう賞を取れたというのはチームメートの助けもあり、監督、サポーター、色んな人のおかげだと思う。色んな人に感謝したいと思います」と感謝を述べていたエース。「決勝まで来て負けてしまえばサポーターの方みんながガッカリすると思いますし、ここまで来たら絶対に優勝しないと意味がないと思う。そういう熱い気持ちを持って戦いたいし、決勝までくることができたのもファン、サポーターの方々のおかげであって、そういう人たちに恩返しするためにも、なんとしても決勝で勝ちたいなと思います」。決勝での爆発に期待したい。
(2014年11月 7日更新)
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