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この夏、新たな装いで幕を開ける
フランツ・レハールの喜歌劇『メリー・ウィドウ』
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021

兵庫県立芸術文化センターは７月16日（金）より、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021として、フランツ・レハールによるオペレッタの傑作『メリー・ウィドウ』を上演する。20世紀前半におけるオペレッタの隆盛期、いわゆる“銀の時代”を代表する作品。佐渡裕プロデュースオペラでは2008年にもこの作品を上演しており、同オペラシリーズの人気を決定づけた１作でもある。今回は新たなスタッフ・キャストを迎えた「改訂新制作」版を、芸文センターならではの日本語上演で贈る。
 

YB7S6111480.jpg　　　　　　▲2008年の公演より（C）飯島隆／兵庫県立芸術文化センター

舞台は19世紀パリ。東欧の小国ポンテヴェドロの公使館で、公使のツェータ男爵が悩んでいる。夫の莫大な財産を相続した未亡人ハンナ・クラヴェリが、もしも外国人と結婚したら？ポンテヴェドロの財産が国外へ流れ、国は破産してしまうだろう。おりしも今夜は国王の誕生日を祝う夜会。ツェータ男爵はハンナと昔の恋人のダニロをもとの鞘へ納めることで、国家を救おうとするのだが…。素直になれないハンナとダニロ。そこへツェータ男爵の妻、ヴァランシエンヌの浮気？が絡み物語はあらぬ方向へ。かくて国家の存亡を賭けた恋のさやあてが始まる…。『唇は黙しても』や『ヴィリアの歌』など、甘美な憂愁に満ちた歌曲の数々、そして当時パリで大流行したフレンチカンカンなど、随所に織り込まれる華麗なダンスに乗せて、抱腹絶倒の笑いと大人の色香に溢れた物語が繰り広げられてゆく。
 

YB7S6261480.jpg　　　　　▲2008年の公演より（C）飯島隆／兵庫県立芸術文化センター

恒例となったダブルキャストはヒロイン、ハンナに新鋭、高野百合絵と関西を代表するプリマドンナ、並河寿美。ダニロにはこれまた注目のバリトン、⿊⽥祐貴と、2008年の上演で同役を好演した大山大輔という顔ぶれ。佐渡裕プロデュースオペラにおなじみの面々から期待の初登場組まで充実の布陣に加え、上方落語の重鎮、桂文枝と元宝塚トップスターの香寿たつきが全日出演で華を添える。佐渡裕自身がプロデュースオペラ15年の歴史を振り返って、「最も誇りに思える作品だった」と語る喜歌劇『メリー・ウィドウ』。その充実の作品がこの夏、新たな装いで幕を開ける。



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（2021年3月 8日更新）


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佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021
喜歌劇『メリー・ウィドウ』

（全3 幕／⽇本語上演・⽇本語字幕付／改訂新制作）

【⾳楽】フランツ・レハール
【台本】ヴィクトル・レオン／レオ・シュタイン
【指揮】佐渡裕
【演出／⽇本語台本】広渡勲
【装置】サイモン・ホルズワース
【⾐裳】スティーヴ・アルメリーギ
【照明】沢⽥祐⼆
【振付】川⻄清彦
【合唱指揮】⽮澤定明
【訳詞】森島英⼦
【⾐裳補】⼩栗菜代⼦
【演出助⼿】飯塚励⽣
【振付助⼿】⼤畑浩恵
【映像】三浦景⼠
【舞台監督】幸泉浩司
【プロデューサー】⼩栗哲家

【出演／ダブルキャスト】〔7/16･18･21･24 〕
【ハンナ・グラヴァリ】⾼野百合絵
【ミルコ・ツェータ男爵】折江忠道
【ヴァランシエンヌ】⾼橋維
【ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵】⿊⽥祐貴
【カミーユ・ド・ロシヨン】⼩堀勇介
【カスカーダ⼦爵】⼩貫岩夫
【ラウール・ド・サンブリオッシュ】⼤沼徹
【ボグダノヴィッチ】泉良平
【プリチッチュ】志村⽂彦
【プラスコヴィア】押⾒朋⼦
【クロモウ】森雅史
【オルガ】鈴⽊純⼦

【出演／ダブルキャスト】〔7/17･20･22･25〕
【ハンナ・グラヴァリ】並河寿美
【ミルコ・ツェータ男爵】⽚桐直樹
【ヴァランシエンヌ】市原愛
【ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵】⼤⼭⼤輔
【カミーユ・ド・ロシヨン】樋⼝達哉
【カスカーダ⼦爵】⽔⼝健次
【ラウール・ド・サンブリオッシュ】晴雅彦
【ボグダノヴィッチ】ジョン ハオ
【プリチッチュ】三⼾⼤久
【プラスコヴィア】清⽔華澄
【クロモウ】河野鉄平
【オルガ】板波利加

【全日出演】
【シルヴィアーヌ】⾹寿たつき
【ニエグシュ】桂⽂枝
【エマニュエル】⿃居かほり

【舞踊】ダンサー16 名
【合唱】ひょうごプロデュースオペラ合唱団
【管弦楽】兵庫芸術⽂化センター管弦楽団

【公演日程／料金】
7 ⽉16 ⽇（⾦）･17 ⽇（⼟）･ 18 ⽇（⽇）･ 20 ⽇（⽕）
21 ⽇（⽔）･22 ⽇（⽊・祝）･ 24 ⽇（⼟）･ 25 ⽇（⽇）
各⽇2:00PM開演

Ａ席-12,000円 Ｂ席-9,000円 Ｃ席-7,000円
Ｄ席-5,000円 Ｅ席-3,000円（消費税込）

■チケット発売⽇︓3 ⽉12 ⽇（⾦）＝B､ C､ D､ E 席
　　　　　　　　：3 ⽉13 ⽇（⼟）＝A 席

【問い合わせ】
芸術⽂化センターチケットオフィス　0798-68-0255

　佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021
▶喜歌劇『メリー・ウィドウ』公式ウェブサイト