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ホーム > NEWS > 多彩な“のだめワールド”を届けて祝100回超! 楽しさ溢れるクラシック音楽への誘い 『生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』


多彩な“のだめワールド”を届けて祝100回超!
楽しさ溢れるクラシック音楽への誘い
『生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』 (2/2)

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こんなに盛りだくさんなプログラムは「のだめ」だけだと思います。ーピアニスト 酒井有彩
 
今回『のだめカンタービレの音楽会』に初めて出演します。もちろん、このコンサートのことは昔からよく知っていて、これまで素晴らしいピアニストの方たちが演奏されているので私も出演が決まってうれしく思っています。私はドラマ版で「のだめ」を知りました。登場人物のキャラが濃くて、とても個性的。素直に自分の気持ちを表に出すキャラクターが多いじゃないですか。それが留学時代の私の生活と重なる部分があって、すごく共感できるんです。ヨーロッパではみなさんはっきり自分の意見を言うんですね。何か意見を求められて黙っていると、え、何も考えてないの?意見はないの?って訊かれることさえあります。だからみんなが素直に自分を表現する。そういう部分が「のだめ」にもあって舞台は日本なんだけど私自身の体験と重なって、とても懐かしく感じられたりもするんです。
 
私の出演する2日目はオール・モーツァルト・プログラムです。ピアノ・ソロを聴いて、ピアノ・デュオを聴いて、オーボエ・コンチェルトを聴いて交響曲が聴けるっていうような盛りだくさんなプログラムは、他にはちょっとないんじゃないでしょうか。「のだめ」ならではのいろんな作品の魅力を感じていただけるプログラムになっていると思います。「特別企画 わかりやすい解説コーナー『モーツァルトの人生』(実演つき)」では、モーツァルトの足跡を小さい頃に書かれた交響曲第1番から未完に終わった『レクイエム』まで、少しずつ音楽を聴きながらたどります。子どもさんから大人までどんな方にも親しんでもらえるような構成を、茂木さんが今いろいろと考えていらっしゃるようです。
 
太田糸音さんと演奏する『2台のピアノのためのソナタ』は「のだめ」と言えばこの曲、というほどの作品。「たった2小節で間違えるな!」って、のだめが千秋に怒られる場面です。モーツァルトを知らない人でも、きっと楽しんでいただけると思います。『きらきら星変奏曲』は、モーツァルトがパリ滞在中に聴いた『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』という歌のメロディを元に作ったと言われている作品ですね。モーツァルトのお母さんはこのパリ滞在中に亡くなっていて母親への思いを重ね合わせたのかな、という話もあります。有名なメロディですけど、こうした背景を知ることで音楽がより新鮮に聴こえてくると思います。
 
「のだめ」がきっかけで、今までクラシックを聴かなかった方にもクラシックに興味を持ってもらえるというのはほんとにうれしいですね。1日目と2日目でまったく違うプログラムなので、ぜひ2日とも聴いていただきたいと思います。会場で皆さまとご一緒できるのを楽しみにしています。
 
■酒井有彩〔さかい・ありさ〕文化庁新進芸術家在外研修員。ベルリン芸術大学を最優秀で卒業。国家演奏家資格取得。国内外のコンクールにて多数入賞。CHANEL Pygmalion Days Artist、地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティストとしてソロ、室内楽と幅広く活動している。2019年オクタヴィア・レコードよりデビューアルバム「ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調」(飯森範親氏指揮・日本センチュリー交響楽団)をリリース。



(2019年6月17日更新)


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生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会

S席-6800円 A席-5800円 B席-4800円 
S席2公演セット券-12800円 
Pコード 143-976 チケット発売中
※S席2公演セット券は8/3(土)・8/4(日)共通のお席にご着席頂く
チケットです。お求めの際は8/3(土)公演を選択の上、ご購入下さい。

チケット情報はこちら


《のだめカンタービレと管弦楽の魔術師たち》

●8月3日(土)15:00
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

【プログラム】
ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』作品9
R.シュトラウス:
交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』作品28
リムスキー・コルサコフ:
交響組曲『シェエラザード』作品35より第3楽章『若い王子と王女』
バルトーク:『舞踏組曲』Sz.77より第1曲、終曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』

【指揮】茂木大輔(企画・おはなし)
【管弦楽】兵庫芸術文化センター管弦楽団

《のだめカンタービレのモーツァルト》

●8月4日(日)15:00
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

【プログラム】
-オール・モーツァルト・プログラム-
歌劇『後宮からの逃走』 K.384序曲
2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448より第1楽章
キラキラ星変奏曲 ハ長調 K.265(『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』の主題による12の変奏曲)
『トルコ行進曲』ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331より第3楽章
オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
セレナーデ第13番『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』 ト長調 K.525より第1楽章
-特別企画:わかりやすい解説コーナー「モーツァルトの人生」
(実演付き)-
◆幼少期に書かれた交響曲第1番から未完の「レクイエム」 まで少しずつ音楽を聴きながらモーツァルトの足跡をたどる内容です。
交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』

【指揮】茂木大輔(企画・おはなし)
【ピアノ】酒井有彩
【オーボエ】浅原由香
【ピアノ】太田糸音
【管弦楽】兵庫芸術文化センター管弦楽団

【問い合わせ】
リバティ・コンサーツ■06-7732-8771