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音楽の楽しみを広げる新しいコンサート・シリーズ
日本センチュリー交響楽団×ザ・シンフォニーホール
VOL.1はベートーヴェンの『皇帝』&『運命』

 オーケストラと音楽をより自由に楽しみたい。そんなニーズに応えるコンサートが4月、スタートする。《日本センチュリー交響楽団×ザ・シンフォニーホール》。これは日本センチュリー交響楽団首席指揮者・飯森範親と日本センチュリー交響楽団、そしてザ・シンフォニーホールが手がける新たなコンサートシリーズ。第1回はクラシックの王道的な作品からベートーヴェンの作品を代表するふたつの5番、交響曲『運命』とピアノ協奏曲『皇帝』を演奏する。
 
 1802年、聴力の障害による絶望から「ハイリゲンシュタットの遺書」を残したベートーヴェンは、不屈の精神力によってこれを克服。1804年の交響曲第3番『英雄』をはじめとして、その後10年にわたって音楽史上に残る数々の作品を創り出してゆく。後にフランスの小説家ロマン・ロランによって「傑作の森」と呼ばれた、ベートーヴェンの中期の始まりである。ピアノ協奏曲第5番『皇帝』(1811)、交響曲第5番『運命』(1808)はこのような時期に書かれている。華やかさと革新の気概に満ちた『皇帝』と、苦悩から歓喜へというベートーヴェンのモットーが余すところなく繰り広げられた『運命』。その題名はベートーヴェンによるものではないにしろ、作品の在り様を鮮やかに言い当てている。ピアノに迎えるのは、1981年、弱冠20歳でパリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門に優勝を果した名手、清水和音。その力強く輝かしい響きは多くの人を魅了している。限りない運命との戦いを経て、希望の光へ、そして唯一無二の高みへと駆け上るふたつの5番から、ベートーヴェンならではの圧倒的なエネルギーを感じ取りたい演奏会だ。
 
 本格的なクラシックからジャンルを超えたアーティストとの共演、またはゲストとのトークをまじえてお届けする思い出の音楽など、さまざまな切り口からオーケストラの魅力に迫るこのシリーズ。第2回には日本を代表するソプラノ、中丸三千繪を迎えることが決定している。飯森範親&センチュリー、そして世界の歌劇場を賑わせる歌姫が織り成す魅惑の「クラシック&ポップスVOCALIST」の世界。こちらも要注目だ。



(2018年4月 2日更新)


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日本センチュリー交響楽団×ザ・シンフォニーホール

【指揮】飯森範親(C)Yuki Hasuimoto  【ピアノ】清水和音(C)Mana-Miki

VOL.1『皇帝』&『運命』

●4月7日(土)14:00
ザ・シンフォニーホール
S席-5940円 A席-4860円 
チケット発売中 Pコード 347-587

【プログラム】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 op.67「運命」
 
【指揮】飯森範親
【ピアノ】清水和音

【問い合わせ】
ザ・シンフォニーホール チケットセンター■06-6453-2333
センチュリー・チケットサービス■06-6868-0591

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