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能、狂言、文楽、そしてクラシック!
日本と世界の芸能を結集して贈るこれが本気の
関西の笑い『狂言風オペラ“フィガロの結婚”』

 本場ヨーロッパのクラシック奏者たちの演奏に乗せて、モーツァルトのオペラを狂言師たちが演じる。そんな斬新なスタイルで人気の狂言風オペラシリーズ。その最新作『狂言風オペラ“フィガロの結婚”モーツァルト・管楽八重奏版』が3月19日(月)、20日(火)の東京、観世能楽堂4公演を皮切りに京都、大阪で公演を行う。京都の大蔵流狂言師、故・茂山千之丞らを中心に2002年にスタートしたこのシリーズは『ドン・ジョヴァンニ』(02)『フィガロの結婚』(06)『魔笛』(09)『コジ・ファン・トゥッテ』(16)のタイトルで、これまで国内37公演を重ねて来た。2011年にはドイツ公演も成功させるなど、高い評価を収めている。
 
 オリジナルの『フィガロの結婚』は、スペイン、セビリヤ地方を舞台に浮気者の伯爵に仕える召使フィガロと、伯爵夫人に仕える小間使いスザンナの結婚式の1日を描いた喜劇オペラの傑作。若いスザンナに手を出そうとする伯爵に、伯爵夫人やスザンナらが協力して一泡吹かせるという物語だ。「狂言風オペラ」ではこの舞台を京の都に移し、伯爵を中将在原平平(ありわらのひらひら)、召使を随身、小間使いを女房などに置き換えて演じる。“平安時代、江戸時代、現代が混然としたある春の1日”という時代設定も何やら楽しい。
 
 今回は芸術監督として観世流能楽師、大槻文蔵(人間国宝)を新たに迎え、脚本・演出は藤田流笛方の藤田六郎兵衛が担当。桐竹勘十郎操る文楽人形が伯爵を、観世流シテ方、赤松禎友が女面、女装束で伯爵夫人を演じるなど、狂言に加えて能、文楽など日本の伝統芸能の多彩な要素を盛り込み、2006年版とは異なる、まったく新しい舞台を創るという。狂言には茂山あきら、茂山茂、野村又三郎、山本善之。文楽からは豊竹呂太夫(太夫)、鶴澤友之助(三味線)が出演。演奏をスイス、ルツェルン大学の教授陣によって結成されたクラングアート・アンサンブルが務める。あの軽快な序曲に乗せて幕(?)を開けるクールジャパンな『フィガロの結婚』。日本と世界の芸能を結集して贈る、これが本気の関西の笑いだ。
 

《スタッフ・キャスト》
 

芸術監督:大槻文蔵
脚本・演出:藤田六郎兵衛
作:片山剛〔原案:小宮正安〕
音楽監修:木村俊光

作曲:W.A.モーツァルト〔編曲:ベント&タークマン〕


【出演】
中将 在原平平(アルマヴィーヴァ伯爵):桐竹勘十郎
北の方 橘の上(伯爵夫人ロジーナ):赤松禎友
随人 家路(フィガロ):野村又三郎
女房 梅が枝(スザンナ):茂山茂
小舎人童 光丸(ケルビーノ):山本善之
樋洗童 春菜(バルバリーナ):茂山あきら

【演奏】
太夫 豊竹呂太夫
三味線 鶴澤友之助

管楽アンサンブル:クラングアート・アンサンブル

★製作発表記者会見の模様はこちらから。

 




(2018年2月14日更新)


Check
■スイス、ルツェルンに拠点を置くクラングアート・アンサンブル
■2016年公演『狂言風オペラ“コジ・ファン・トゥッテ”』より

狂言風オペラ“フィガロの結婚”
モーツァルト・管楽八重奏版

チケット発売中 Pコード共通349-708

●3月19日(月)14:00/18:00
●3月20日(火)15:00/19:00
二十五世観世左近記念観世能楽堂
SS席-13000円 
S席-10000円 A席-8000円 

●3月22日(木)18:30
けいはんなプラザ メインホール
S席-10000円
A席-8000円 B席-6000円 

●3月23日(金)18:30
いずみホール
S席-10000円
A席-8000円 B席-6000円 

【問い合わせ】
ヴォイシング■06-6451-6263

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