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テクノのオリジネイター、ジェフ・ミルズと
若きマエストロ、アンドレア・バッティストーニが
創造する新時代のクラシック「PLANETS」

 デトロイト・テクノのパイオニアであり、今や孤高とも言える表現領域に踏み込出しているDJ/プロデューサー、ジェフ・ミルズ。彼が東京フィルハーモニー交響楽団とともに壮大な音響に挑むコンサートが、2月22日(水)、フェスティバルホールで開催される。題して「クラシック体感系Ⅱ-宇宙と時間編-」。昨年3月、Bunkamuraオーチャードホールで開催された第1弾に続くもので、東京をベースに行われているクラシック音楽のトーク&リスニングイベント「爆クラ」(ばくくら)の一環だ。
 
 ジェフ・ミルズとオーケストラの共演歴は2005年に始まる。現在Youtubeなどにも公開されているモンペリエ交響楽団との共演は、ダンスフロアの熱狂が、クラシックの伝統と交錯する瞬間を捉えて衝撃的だ。だが、今回の東京フィルとの共演で演奏される、最新作「PLANETS」は、彼にとって初の純然たるオーケストラ作品。惑星を主題にその構造や質量、密度などのデータをマテリアルとしたという18のピースは、プログレッシヴな響きを湛えながらもむしろクラシックの伝統への深い敬意と洞察に満ちている。深く聴覚を揺さぶるサウンドは、フィジカルな高揚よりも意識の内奥へと働きかけ、テクノロジーとクラシック音楽の幸福なクロスオーバーを実現する。前作「WHERE LIGHT ENDS」(光の尽きる場所)では日本人として初めてスペースシャトルに搭乗した宇宙飛行士、毛利衛氏との対話をもとにコンセプトを創り上げるなど、宇宙へ傾倒を深めて来たジェフ・ミルズ。その深く研ぎ澄まされた音楽性が、聴く者に新しい感覚の扉を開く。
 
 そして正統的な(!)クラシックファンにも大きく響くであろう話題が、昨年10月、東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者に迎えられたアンドレア・バッティストーニの関西初登場。今年30歳、北イタリア、ヴェローナ生まれの若き巨匠である。ヨーロッパの伝統を身にまとい、稀有の歌心と現代感覚に溢れるマエストロが、テクノのオリジネイターとともに描き出す「宇宙と時間」。 ミニマル、チルアウト、さらにはドラッギーな酩酊を経て、宇宙へと向かう音響の星々にも似た輝きをを体感しよう。

<公演オフィシャルサイト>
 
<ジェフ・ミルズ/CD”Planets”>



(2017年1月25日更新)


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ジェフ・ミルズ
×東京フィルハーモ二ー交響楽団
×アンドレア・バッティストーニ

クラシック体感系Ⅱ -宇宙と時間編-

●2月22日(水)19:00
フェスティバルホール
SS席-8800円 S席-7800円 A席-6800円
チケット発売中 Pコード318-261

チケット情報はこちら


【プログラム】
ジョン・アダムス:Short Ride in a Fast Machine
ドビュッシー:月の光
リゲティ:
ポエム・サンフォニック(100台のメトロノームのための)
黛敏郎:BUGAKU(舞楽)より第二部
ジェフ・ミルズ:PLANETS

【DJ】ジェフ・ミルズ
【指揮】アンドレア・バッティストーニ
【演奏】東京フィルハーモニー交響楽団


【ナビゲーター】湯山玲子

【問い合わせ】
キョードーインフォメーション■0570-200-888