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ミュージック・アドバイザー、外山雄三を迎え、
新たなステージに踏み出した大阪交響楽団
その成果を伝える、秋の2公演

 今年4月、ミュージック・アドバイザーに就任した外山雄三とともに、新しいステージに踏み出した大阪交響楽団。その外山の今シーズン2度目の定期登場となる第205回定期演奏会が、10月27日(木)、ザ・シンフォニーホールで行われる。演目は「ショスタコーヴィチ生誕110年」に因んだオール・ショスタコーヴィチ・プログラム。大阪交響楽団の新しい表情を感じさせてくれそうな内容だ。「前奏曲とスケルツォ」(弦楽合奏版)からショスタコーヴィチ独特の、謎めいた響きが現れる。それを引き継ぎつつ、前半の大きなクライマックスを形作るのがヴァイオリン協奏曲第1番。4楽章の大規模な構造を持ち、緊張感と巨大な熱量の持続する作品だ。独奏はサラサーテ、パガニーニの両コンクールで栄冠に輝く有希 マヌエラ・ヤンケ。社会主義ソビエトの複雑な社会状況の中に生まれた、音のドラマを聴き取りたい。メインプログラムとなるのは交響曲第5番「革命」。20世紀屈指のシンフォニスト(交響曲作曲家)、ショスタコーヴィチを代表する1曲である。外山の老練なタクトが大阪交響楽団からどのような演奏を引き出すか、注目される。

 また、外山雄三は、11月24日(木)今シーズンより復活した第26回いずみホール定期演奏会にも登場する。「外山雄三の“世界音楽紀行”」と題された今回は、様々な国の作曲家たちの名品を集めたベスト・オブ・管弦楽とも言える内容。「演奏会ではなかなか聴くことのできない曲を集めた」と外山が語る通り
大阪交響楽団HPより)、スッペやアンダーソンの作品に触れる機会は実演では意外と少ないもの。もちろんシベリウスの交響詩「フィンランディア」やスメタナの交響詩「わが祖国」より“モルダウ”といったポピュラーな作品もまじえつつ、作曲家、外山雄三の代表作「管弦楽のためのラプソディー」も取り上げる。マエストロ自身の曲目解説もあるかも、とのことなのでご期待を。大阪交響楽団とミュージック・アドバイザー外山雄三の最新の成果を伝えるふたつの公演。秋の予定にはお忘れなく。




(2016年9月26日更新)


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大阪交響楽団 第205回定期演奏会

ショスタコーヴィチ生誕110年

●10月27日(木)19:00 ザ・シンフォニーホール
S席-6000円 A席-5000円 B席-3500円 
C席-2500円 オルガン席-2000円 
チケット発売中 Pコード300-288 

【プログラム】
ショスタコーヴィチ:「前奏曲とスケルツォ」 作品11〔弦楽合奏版〕
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 作品47「革命」

【ヴァイオリン】有希 マヌエラ・ヤンケ
【指揮】外山雄三 〔ミュージック・アドバイザー〕

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第26回 いずみホール定期演奏会

外山雄三の“世界音楽紀行”

●11月24日(木) 〔昼の部〕14:30〔夜の部〕19:00
いずみホール
S席-4000円 A席-2500円 
チケット発売中 Pコード 300-291

【プログラム】
スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲
スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲より
     “朝”“アニトラの踊り”“山の魔王の宮殿にて”
アンダーソン:フィドル・ファドル
アンダーソン:ブルー・タンゴ
アンダーソン:トランペット吹きの休日
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ビゼー:「カルメン」第1組曲
スメタナ:交響詩「わが祖国」より“モルダウ”
外山雄三:管弦楽のためのラプソディー

【指揮】外山雄三 〔ミュージック・アドバイザー〕

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【問い合わせ】
大阪交響楽団■072-226-5522