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しっかりと音楽が鑑賞できるようになった
年齢の子どもたちのために。親子で満足できる
本格的なコンサート。関西フィル「親子定期演奏会」

 8月24日(月)、ザ・シンフォニーホールでは、関西フィルハーモニー管弦楽団による「親子定期演奏会」が開催される。この「親子定期」は4歳児以上の子どもたちが対象。みんなで名前を呼び合ったり、一緒に歌ったりを楽しむ年齢から少し成長して、しっかりと音楽が鑑賞できるようになった子どもたちとその家族に向けて、親子で満足できる本格的なコンサートを届けていこうという狙いだ。
 
 指揮とお話は関西フィル首席指揮者の藤岡幸夫。BSジャパンの音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」(毎週火/23:00~)で司会を務めるなど、現在最も多忙な指揮者のひとりだ。関西フィルとの一体感溢れる演奏は、多くのファンに支持されている。そして今回、彼らがソリストに迎えるのが、2004年兵庫県生まれ、現在11歳のチェリスト北村陽。フォーレの『チェロと管弦楽のためのエレジー』、エルガーの『愛の挨拶』の2曲で鮮やかなチェロの演奏を披露する。
 
 曲目は他にムソルグスキーの交響詩『禿山の一夜』、エルガーの行進曲『威風堂々』第1番、ヴィヴァルディの『四季』より“夏”第3楽章ほか、親しみやすい中にも、本格的なクラシックのエッセンスが詰まったプログラム。子どもたちと一緒に、これから音楽に親しんでみようというお父さん、お母さんの世代にもぴったりの内容となっている。ホールで音楽を聴く、という体験を通して、演奏への理解やマナーを深めることが、やがて本物の感動に出会うきっかけとなる。その素敵な第1歩を、この「親子定期演奏会」から始めてみてはいかがだろう。

僕の気持ちが一番表現できるのが、チェロだと思います----北村陽
 
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■フォーレの『チェロと管弦楽のためのエレジー』はピアノの伴奏で弾いたことはあるのですが、オーケストラと合わせるのは2曲とも初めてなので、とても楽しみです。本番が一番楽しい!本番の前はすごく緊張しますが、舞台に出ると藤岡さんやオケの人たちがいつもにこにこしてくれるので、僕も楽しく演奏することができます。僕は4歳7か月の時、宝塚のギア・ケオシヴィリ先生の教室で、チェロを弾き始めました。僕の気持ちが一番表現できるのが、チェロだと思います。弾く時はどんな曲なのか、自分で調べて弾くようにしています。『エレジー』は悲しい曲なので、ギア先生が亡くなった時の気持ちを思い出しながら、『愛の挨拶』はエルガーが結婚する時に奥さんに贈った曲なので、幸せいっぱいいっぱいな気持ちを想像しながら弾こうと思います。
 
 



(2015年7月24日更新)


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【指揮・お話】藤岡幸夫(C)青柳聡     【チェロ】北村陽

関西フィルハーモニー管弦楽団〈親子定期演奏会〉

●8月24日(月)14:00 ザ・シンフォニーホール
チケット発売中 Pコード 265-324

大人A席-4000円(指定) 小人A席-1500円(指定、4歳~中学生)
大人B席-3000円(指定) 小人B席-1500円(指定、4歳~中学生)
※4歳未満は入場不可。

チケット情報はこちら


【指揮】藤岡幸夫
【チェロ】北村陽

【プログラム】
《第1部》
アンダーソン:プロムナード
ムソルグスキー:交響詩『禿山の一夜』
フォーレ:チェロと管弦楽のためのエレジー
エルガー:愛の挨拶
エルガー:行進曲『威風堂々』
《第2部》
ヴィヴァルディ:『四季』より“夏”第3楽章
ドリーブ:バレエ組曲『コッペリア』より~前奏曲とマズルカ~
指揮者体験コーナー/ハンガリー舞曲第5番
チャイコフスキー:弦楽セレナーデより“ワルツ”
スメタナ:交響詩『モルダウ』

【問い合わせ】
関西フィルハーモニー管弦楽団■06-6577-1381