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ホーム > NEWS > フランス革命を背景に、運命に翻弄される恋人たち ウンベルト・ジョルダーノの傑作オペラ 『アンドレア・シェニエ』関西二期会が上演!


フランス革命を背景に、運命に翻弄される恋人たち
ウンベルト・ジョルダーノの傑作オペラ
『アンドレア・シェニエ』関西二期会が上演!

 オペラの魅力とは何でしょう?燃え上がる愛と戦い、主人公たちの運命を彩る輝かしい音楽。6月27日(土)、28日(日)、関西二期会が上演する『アンドレア・シェニエ』には、そのすべてがあります。タイトルロールは18世紀末のパリに実在した詩人、アンドレ・シェニエ。その生涯をモデルに、フランス革命の到来とともに、歴史の波に翻弄されてゆく人々の姿が描き出されて行きます。
貴族の身分を失いながらも、誇り高く生きるコワニー家の娘、マッダレーナ。運命的な愛で彼女と結ばれるアンドレア・シェニエ。そしてかつてコワニー家の従僕であり、マッダレーナに想いを寄せるジェラール。3人の思惑が絡み合い、やがて悲劇へと突き進みます。そして幕切れ、死を前にした主人公たちの愛の成就に、観る者は心を揺さぶられることでしょう。ウンベルト・ジョルダーノのこの作品がミラノ・スカラ座で初演されたのは1896年3月。激しい感情表現や歴史の影を描いた展開などからヴェリズモ・オペラのひとつに数えられますが、ロマンティックな香気にも欠けることはありません。全4幕、すべてにアリアを歌うシェニエの技巧。凛とした美しさを失わないマッダレーナの魅力。そして陰影に富んだジェラールの性格演技など、見どころ、聴きどころは満載。イタリア、国立ミラノ・ヴェルディ音楽院教授でもあるダニエーレ・アジマンを指揮に迎え、まさにオペラでしか描くことの出来ない愛のドラマが繰り広げられていきます!

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関西二期会 第83回オペラ公演
「アンドレア・シェニエ」〈全4幕 イタリア語上演・字幕付〉
作曲:ウンベルト・ジョルダーノ 台本:ルイージ・イッリカ
 
■6月27日(土)16:00/28日(日)14:00(各日・開演1時間前開場)
メイシアター(吹田市文化会館大ホール)

特S:12,000円 S:10,000円 A:8,000円 B:5,000円 
C:3,000円 D:1,000円(全席指定)

【指揮】ダニエーレ・アジマン 【演出】デジャン・プロシェフ

〔CAST〕 6月27日(土) 6月28日(日)
アンドレア・シェニエ 松本薫平  藤田卓也(藤原歌劇団)
ジェラール 大谷圭介 油井宏隆
マッダレーナ 泉 貴子 尾崎比佐子
ベルシ 西村 薫 山田愛子
コワニー伯爵夫人 阪上真知子 安本佳苗
マデロン 岸畑真由子 井上美和
ルーシェ 西田昭広 片桐直樹
フレヴィル/フーキエ・タンヴィル 大西信太郎 吉田昌樹
マチュー 鳥山浩詩 萩原次己
修道院長/密偵 山中幸治 藤田大輔
主人/裁判長/シュミット 黒田まさき 服部英生







 

                                          
 
【管弦楽】大阪交響楽団 
【合唱指揮】松浦修
【合唱】関西二期会合唱団
【舞台、衣裳デザイン】デジャン・プロシェフ
【照明プラン】西川佳孝
【音響プラン】小野隆浩
【舞台監督】青木一雄
【公演監督】米田哲二
 
主催:公益社団法人関西二期会  公益財団法人吹田市文化振興事業団
後援:イタリア文化会館-大阪 産経新聞社 サンテレビジョン FMOSAKA
   NPO法人日本音楽生涯学習振興協会
   「支援事業指定公演」♫みんなの音楽会♫
 
協力:学校法人上田学園 大阪総合デザイン専門学校
 
【チケット】
関西二期会チケットセンター 06-6360-4651
関西二期会ホームページ  http://kansai-nikikai.com/
メイシアタープレイガイド
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード 257-855) 
ローソンチケット 0570-084-005(Lコード 59224)
e+(イープラス) http://eplus.jp/
CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/
豊津ファミリー内 友化粧品
吹田市観光センター
 
【お問い合わせ】
公益社団法人関西二期会 06-6360-4649
公益財団法人吹田市文化振興事業団 メイシアター 06-6380-2221
 

(2015年4月17日更新)


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【あらすじ】

コワニー伯爵家のサロンでパーティが開かれている。召使のジェラールは、貴族階級への憎悪を歌う。パリ市内の不穏な雰囲気を招待客らが口々に語り合う中、伯爵夫人は詩人のアンドレア・シェニエに即興詩を求める。一度は断るシェニエだが、娘のマッダレーナの要求により、詩を朗唱(アリア「ある日青空を眺めて」)し、彼女に深い感銘を残すのだった。だがジェラールもまた、シェニエの詩に進むべき道を見出し、召使の制服を脱ぎ捨てて、パリの町に姿を消す。

時が流れた。今や革命政府が樹立され、フランス全土には恐怖政治の嵐が吹き荒れていた。ジェラールは革命政府で頭角を現し、穏健派であったシェニエには、密偵が張り付いている。人々の行き交うセーヌ河畔でシェニエとマッダレーナは再会し、あのパーティの夜以来の変わらぬ愛を打ち明け合う。激しい恋に落ちるふたり。だが、そこへ、密偵の報告を受けたジェラールが現れ、彼らを逮捕しようとする。ジェラールもまた子どもの頃からマッダレーナを愛しており、零落した彼女の行方を追っていたのだ。シェニエはマッダレーナを逃し、ジェラールとの決闘になる。ジェラールに深手を負わせたシェニエだが、結局逮捕され、すべての運命は悪名高い革命裁判所に委ねられることとなった…。