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生誕150周年のシベリウス、コンチェルトの醍醐味に
溢れるラフマニノフ。日本センチュリー交響楽団が
地元神戸の俊英を迎え、松方ホールでコンサート

 1月31日(土)、神戸新聞松方ホールでは、岩村力指揮、日本センチュリー交響楽団を迎え「~生誕150年・シベリウスの魅惑&神戸の新星が奏でるラフマニノフ~」と題したコンサートを行う。日本センチュリー交響楽団の同ホールへの出演は2013年1月以来2年ぶり。プログラム前半には、2015年がアニバーサリーイヤーとなるシベリウスの作品を演奏。そして後半には神戸出身のピアニスト崎谷明弘が登場し、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』をセンチュリー響と競演する。
 
 公演に先立って服部緑地公園のセンチュリー・オーケストラハウスで行われた記者会見には、岩村力、崎谷明弘、日本センチュリー交響楽団楽団長の望月正樹の各氏が出席。公演への抱負を語った。1988年生まれの崎谷は、2013年、第59回「ブゾーニ国際ピアノコンクール」で日本人としては12年ぶりに第3位入賞を果たすなど、まさに地元・神戸が生んだ俊英。2011年には松方ホール音楽賞も受賞し、同ホールとの縁も深い。中学校の芸術鑑賞会の時、初めて生のオーケストラの響きに触れたのがセンチュリー響との出会いだと言う。

 「ラフマニノフの3番は非常に大きなロマンを描いていて、ピアノのパート自体がひとつのオーケストラのような作品。合わせるのがとても難しい作品でもあります。第1楽章ではピアノの可能性を追求したような“大きなカデンツァ”を弾こうと思っていますが、決してひとりで山を登るのではなく、全3楽章、オーケストラと一緒に最後の頂点のところまで演奏できればと思っています」と崎谷。また岩村力は「前半のシベリウスはしっかりとした起伏があって、この4曲でひとつの交響曲のようなプログラム。シベリウスの魅力を堪能していただけると思います。そして後半のラフマニノフ。崎谷さんとは初めてご一緒するんですが、お互いの表情を確認しながら、あのロマンチックなフレージングがどこへ流れ込むのかというコンチェルトの醍醐味を、しっかりと眼と耳で感じつつ音楽を作っていきたいと思います」と語った。

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(2014年12月25日更新)


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【指揮】岩村力(c)Naoyasu Uema      【ピアノ】崎谷明弘(c)Krasimir Dechev
日本センチュリー交響楽団 (c)s.yamamoto

日本センチュリー交響楽団

~生誕150周年・シベリウスの魅惑&
 神戸の新星が奏でるラフマニノフ~

●2015年1月31日(土)15:00 神戸新聞松方ホール
一般-4600円(指定)  チケット発売中 Pコード247-443

【指揮】岩村力
【ピアノ】崎谷明弘

【プログラム】
シベリウス:組曲「カレリア」
      祝祭アンダンテ
      悲しきワルツ、
      交響詩「フィンランディア」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 

【問い合わせ】
松方ホールチケットオフィス■078-362-7191