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この日、ホールは遊園地のような楽しさ!
ザ・シンフォニーホールが贈る「大阪交響楽団 
O歳児からの光と映像で楽しむオーケストラ」

 ステージの壁に映し出された星や雪の結晶が、色とりどりに舞い踊る。今、話題のプロジェクション・マッピングだ。投射される壁面の凹凸を読み取り、一瞬のうちに幻想的な光景を作り上げて行く。それを見る子どもたちは思わず歓声を上げ、オーケストラの演奏に乗せて一緒に歌い始める。音楽は『となりのトトロ』の“さんぽ”や『アナと雪の女王』。クラシックのコンサートでありながら、ホールはまるで遊園地のような賑やかさに包まれていく――11月26日(水)、ザ・シンフォニーホールで開催される「大阪交響楽団 0歳児からの光と映像で楽しむオーケストラvol.1」はそんなコンサートだ。

 
 「多くの子どもさんが、いろいろな情操が育まれる未就学期に初めて音楽に接します。しかしほとんどのホールでは、この時期の子どもさんは入場不可。同じくホールを運営する立場としては、これを変えて行きたいという思いがありました」。そう語るのはザ・シンフォニーホール音楽総監督の喜多弘悦氏。幼い頃に優れた生の演奏に接する中から、将来の聴衆が育ってくれればうれしい、と続ける。いっぽう大阪交響楽団はこれまで多くホールで「0歳児からのコンサート」を行い、そのノウハウを培ってきた。今回のザ・シンフォニーホール公演は、こうしたホールとオーケストラの取り組みが一致したかたちだ。”クラシックの殿堂”が初めて子どもたちを迎える。
 

 「お父さん、お母さん、きっとびっくりされますよ。子どもさんがどんな顔して音楽を聴いているかを見たら。すごく真剣に聴いてるから。それは吸い込まれるような表情です。ぜひ、見てあげてください」。そう語るのは歌のお兄さん、新井宗平氏。これまで大阪交響楽団と一緒に多くのステージを作り上げてきた。「赤ちゃんは会場で泣いたっていいんです。このコンサートではそれも音楽の一部。そしてわたしたちの仕事は子どもさんやお父さん、お母さんの心の中に音楽がすっと届くように、空気をふんわり、やわらかくしてあげることなんです」。同じく歌のお姉さん、山本かずみ氏も声を揃える。


 コンサート当日は授乳室、おむつ替室、ベビーカー置き場も準備。普段はアーティストルームとして使われる施設をこれに充てる。この日は会場だけでなく、ホール全体が親子の賑やかな笑い声に包まれるに違いない。オーケストラとクラシックの殿堂が本気で取り組む「0歳児からの光と映像で楽しむオーケストラvol.1」。ぜひ、来て、観て、参加して子ども達の笑顔と一緒に最高の時間を過ごしてほしい。




(2014年10月20日更新)


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イメージ・キャラクター『動物親子』

大阪交響楽団                   0歳児からの『光と映像で楽しむオーケストラ』vol.1


寺岡清高(C)飯島隆          新井宗平/山本かずみ


●11月26日(水)11:00/15:00
ザ・シンフォニーホール

S席おとな-2000円 S席こども-1000円(0歳児~小学生)
A席おとな-1500円 A席こども-500円(0歳児~小学生)
B席おとなのみ-1000円 
チケット発売中 Pコード 240-641

【指揮】寺岡清高
【出演】新井宗平/山本かずみ

【プログラム】
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」“スイス軍の行進”
〈楽器紹介コーナー〉
久石譲(青島広志編):映画「となりのトトロ」より”さんぽ”
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
アンダーソン:タイプライター
〈おんがくリズムあそびコーナー〉
ディズニー映画『アナと雪の女王』より
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より“花のワルツ”
…プロジェクション・マッピングつき
※チケットは膝上でも1人1枚必要になります。

【問い合わせ】
大阪交響楽団■072-226-5522(平日10時~17時)
ザ・シンフォニーチケットセンター
■06-6453-2333(10時~18時 火曜定休)