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ホーム > NEWS > 首席指揮者 井上道義復活!36年ぶりの 再演となるチャイコフスキー「交響曲第4番」 大阪フィル第482回定期演奏会

首席指揮者 井上道義復活!36年ぶりの
再演となるチャイコフスキー「交響曲第4番」
大阪フィル第482回定期演奏会

 大阪フィルハーモニー交響楽団は10月23日(木)、24日(金)に行われる第482回定期演奏会に、首席指揮者井上道義を迎える。就任披露演奏会以来6ヶ月、病気療養に専念していた井上の大阪フィル復帰公演となる。
 
 「この場に戻って来られたのは、たくさんの人たちの温かい応援があったから」。10月2日、東京芸術劇場で行われた復帰記者会見で井上道義はそのように語った。オーケストラやファン、友人から贈られた千羽鶴や寄せ書きを紹介しながら「どう生きていくか、改めて自分の使命について考えさせられた。これからはひとつひとつをもっと大切に考えたい」。治療の経過は良好で、7月の退院後はリハビリに務めていた。大阪フィルへの復帰は10月11日(鎌倉)、12日(上田)でのN響公演に続くものとなる。
 
 民族色豊かな『ロシアとキルギスの主題による序曲』、2010年、ショパン国際コンクールの覇者ユリアンナ・アヴデーエワとの初共演となるプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」など聴きどころの多い今回の定期だが、注目したいのがメインプログラムとなるチャイコフスキーの「交響曲4番」。1978年1月、井上道義と大阪フィルが旧フェスティバルホールで初めて共演した時に演奏された作品で、実に36年ぶりの再演となる。新生フェスティバルホールに改めて井上道義を迎える大阪フィルが、特別な思いのこもった演奏を聴かせてくれるに違いない。
 
 4月のショスタコーヴィチ「交響曲第4番」では、関西の聴衆に鮮烈な印象を残した井上道義。咽頭がんの克服という試練を経て、さらに深みを増した音楽を届けてくれることだろう。(写真下・東京芸術劇場にて)
 
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(2014年10月 8日更新)


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井上道義(c)加納典明            ユリアンナ・アヴデーエワ(c)Harald Hoffmann

大阪フィルハーモニー交響楽団

〈第482回定期演奏会〉

●10月23日(木)、24日(金)19:00
フェスティバルホール 

A席-6000円 B席-5000円 C席-4000円
チケット発売中  Pコード 219-199

【指揮】井上道義
【ピアノ】ユリアンナ・アヴデーエワ

【プログラム】
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲 作品115
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品26
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36

【問い合わせ】
大阪フィル・チケットセンター■06-6656-4890

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